JPS6341600Y2 - - Google Patents

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JPS6341600Y2
JPS6341600Y2 JP1983006838U JP683883U JPS6341600Y2 JP S6341600 Y2 JPS6341600 Y2 JP S6341600Y2 JP 1983006838 U JP1983006838 U JP 1983006838U JP 683883 U JP683883 U JP 683883U JP S6341600 Y2 JPS6341600 Y2 JP S6341600Y2
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fan
mounting
packing
blower
mounting flange
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JP1983006838U
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JPS59114500U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用送風機に関する。
(従来の技術) 従来の車両用送風機においては、送風フアン径
の大型化に対し、第1図に示すうず巻状のフアン
ケーシング1の拡がり角は5゜〜7゜とほぼ一定であ
るためその輪郭が定まり、送風フアン3の大型化
に応じて送風フアンのモータ2の取付フランジ2
aの中心を送風フアン3の中心Aに一致させて2
点鎖線で示すように構成すると、取付フランジ2
aがフアンケーシング1からはみ出す部分(斜線
部分)ができて、取付フランジ2aのフアンケー
シング1への取付けおよび送風される風へのシー
ルが困難となる。従つてこのような取付フランジ
2aのはみ出しを防止するために、取付フランジ
2aの中心Bを送風フアン3およびフアンケーシ
ング1の中心Aから距離lだけ偏心させて取付フ
ランジ2aを実線で示すようにフアンケーシング
1の輪郭内におさまるように構成することによつ
て対応してきた。
(考案が解決しようとする問題点) このような偏心取付フランジを有する従来の送
風機は、以下のような欠点を有していた。すなわ
ち第2図に示すように、送風フアン3と取付フラ
ンジ2aが偏心しているため、フアンケーシング
1の送風フアン3より僅に大きい直径d1を有する
取付穴1a内にまづ送風フアン3を挿入し、つい
で取付フランジ2aをフアンケーシング1の取付
ボス部1bと合せるように横方向にずらしてシー
ル並びに防振用のパツキン5を介してタツピング
ねじ4によりフアンケーシング1に装着してい
た。このようにまつすぐにフアンケーシングの取
付穴1aに送風フアン3を挿入する工程と、取付
フランジ2aを取付ボス部1bに合せる工程との
二工程を必要とするため、従来の送風機は取付作
業性が悪かつた。特に、車両に送風機が既に取付
けてある状態でモータ2の交換が必要となつた場
合、例えば既に取付けてあるヒータの送風機を利
用して、クーラユニツトを追加する場合には、ク
ーラユニツトはヒータより大きな風量を必要とす
るためモータ2を出力の大きなものと交換するこ
とが必要となるが、このようなモータ2の交換作
業はきゆうくつな環境で行なわなければならない
ので、更に困難となる。すなわちタツピングねじ
4を取外した後、取付フランジ2aを横方向に移
動させて手さぐりで送風フアン3をフアンケーシ
ングの取付穴1aに合せてから、送風フアン3を
フアンケーシングから引抜き、ついでモータ2を
出力の大きなものと交換して送風フアン3に組付
けた後、送風フアン3をフアンケーシング1の取
付穴1aに合せて挿入し、次に取付フランジ2a
を横方向に移動させて取付ボス部1bに合せ、タ
ツピングねじ4をねじ込んではじめて作業が完了
することになる。このように取付及び取外しの作
業性が悪いのは問題であつた。
また従来のパツキン5は、フアンケーシング1
とパツキン5との当り面Cが第2図に示すように
一つの面のみであるため、風のシール及び防振性
を確保するために、パツキン5の当り面幅Sが第
3図に示すように必然的に大きくなつた。従つて
パツキン5を内側におさめる取付フランジ2aは
第1図及び第2図に示すように大型化せざるを得
ず、苦肉の策として上述した欠点を有する偏心取
付フランジの採用となつたものである。
本考案は、送風機のフアンケーシング、送風フ
アンのモータの取付フランジ、及びシール並びに
防振用のパツキンを改良して、送風フアンと同心
の取付フランジを有する送風機を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するために次の
ような手段を講じた。
すなわち、車両用送風機において、フアンケー
シングに設けた送風フアン取付穴の周縁に環状突
起を形成し、さらにこの取付穴の周縁に隣接し周
方向に互いに隔つた複数個の取付ボス部を形成す
る。フアンケーシングと送風フアンのモータ取付
フランジとの間にはパツキンを配し、このパツキ
ンの内周縁には環状突起の内周面に係合する舌状
部を備えた環状リブを形成する。さらに、このパ
ツキンの外周部には取付ボス部に係合する取付部
を形成し、パツキンを内側に納める取付フランジ
を取付穴及び送風フアンと同心に形成した。
(考案の効果) 本願考案によれば、パツキンをモータの取付フ
ランジに取付けたままでフアン及びモータを一緒
に着脱することができ、しかもパツキンはその舌
状部においてフアンケーシングの環状突起の内周
面に線接触に近い状態でシールを形成しているの
で、フアン及びモータの着脱を僅かな力で行うこ
とができて組付け作業性が良い。また、パツキン
の取付部がフアンケーシングの取付ボス部に係合
して位置決めを正確に行い、モータの組付け作業
性を更に高める。さらに、モータパツキンのシー
ルを舌状部と、同パツキンの内周縁と外周部の間
に設ける平担部の2個所で行うので、パツキンの
平担部の半径方向幅を小さくして小型化を可能と
するなどの格別の作用効果を奏するものである。
(実施例) 次に第4図乃至第8図の実施例について本考案
を説明する。
第4図及び第5図において、送風フアン3はモ
ータ2のシヤフト(図示せず)に固定され、この
モータによつて駆動される。モータ2の外側には
鉄板よりなる取付フランジ2aがスポツト溶接等
により固定され、この取付フランジは、ポリプロ
ピレン等の樹脂からなるうず巻状のフアンケーシ
ング1の取付ボス部1bに、風のシールおよびモ
ータの防振効果を持たせたゴム等の弾性材料から
なるパツキン5を介して、タツピングねじ4等に
より取付けられている。すなわち、この実施例で
は、フアンケーシング1は取付ボス部1bを三つ
備えており、それぞれの取付ボス部1bはフアン
ケーシング1の取付穴1aの周縁に隣接しかつ周
方向にほぼ等しい間隔をあけて配設されている。
同様に、パツキン5は後述する平担部5aの外周
縁に周方向へほぼ等しい間隔で隔たりかつそれぞ
れ半径方向外方へ突出した三つの取付部5dを一
体に形成しており、それぞれの取付部5dにフア
ンケーシング1の取付ボス部1bが適合する切欠
きを形成している。また、モータ2の取付フラン
ジ2aの外周部分にもパツキン5の取付部5dの
切欠きと整合する穴が形成されている。ケーシン
グ1の取付ボス部1bはフランジ2aの外周部分
のこれ等の穴に嵌合し、タツピンねじ4等による
締付けによつてパツキン5の平担部5a及びモー
タ2の取付フランジ2aの外周部分をフアンケー
シング1に対して強固に固定する。
モータ2の取付フランジ2aの取付部を拡大し
て示す第6図から明らかなように、フアンケーシ
ング1の取付穴1aの周縁にはフアンケーシング
の内方に延びる環状突起1cが設けてあり、また
パツキン5は平担部5aと、パツキン5の内周縁
から立上り次に外方に先細に延びて薄い舌状部5
bを形成している環状リブ5cとを一体に形成さ
れている。取付フランジ2aの凸部2a′の外径D2
はパツキン5の内径d5(第8図参照)よりも僅に
大きく形成されており、従つてゴム等の弾性材料
からなるパツキン5を取付フランジ2aの凸部2
a′にあらかじめ組付けてから送風フアン3をフア
ンケーシング1内に取付穴1aを通つて挿入する
と取付フランジ2aと組付けたパツキン5の舌状
部5bの先端はフアンケーシングの環状突起1c
の内周面Hと当つて5b1の位置から5b2の位置に
変形する。従つてフアンケーシング1はパツキン
5とのシール及び防振面としてC面とH面の2つ
の面を有することになり、風のシール及び防振性
が十分となりパツキン5の幅Sを小さく形成する
ことができ、これに応じてパツキン5をその内側
に組付ける取付フランジ2aの小型化が可能とな
り、フアンケーシング1の輪郭内におさめること
ができて、送風フアン3とモータ2の取付フラン
ジ2aとの同心化が達成される。従来の偏心取付
フランジ2aを有する送風機が、フアンケーシン
グ1への送風フアン3のモータ2の取付けに当
り、送風フアンのフアンケーシングの取付穴1a
を通しての挿入工程と、取付フランジ2aを横方
向にずらしてフアンケーシングの取付ボス部1b
に合す手数のかかる工程との二工程を必要とした
のに対し、同心取付フランジによれば単に送風フ
アンを取付穴1aを通して挿入する一工程のみで
取付作業を行うことができるので、従来の送風機
に比べ取付作業を格段に容易かつ簡単に行うこと
ができる。
更にパツキン5の環状リブ5cの舌状部5bは
薄くできているので、第8図に示すように、パツ
キン5をインジエクシヨン成形で製作した場合
に、環状リブ5cの薄い舌状部5bの弱い抵抗に
さからつて成形型をA方向に抜くことが可能とな
り、パツキンの製作が容易となる。
また第7図に示すようにパツキン5の取付部5
dの先端を一部切欠くことにより、パツキン5の
フアンケーシングの取付ボス部1bへの取付が容
易となるが、第5図及び第6図に切断面で示した
ように、取付部5dを切欠くことなく取付ボス部
1bを取囲むように形成してよいことは勿論であ
る。
上述したように本考案においては、フアンケー
シングの取付穴周縁に環状突起を設け、シール並
びに防振用のパツキンの内周縁にこの環状突起と
係合する舌状部を有する環状リブを形成し、この
パツキンを内側に納める送風フアンのモータの取
付フランジを取付穴及び送風フアンと同心に形成
したので、送風フアンを取付穴を通してフアンケ
ーシング内に挿入する一工程のみで取付作業を行
うことができ、従来の偏心取付フランジを有する
送風機の二工程を必要とした取付作業に比べ取付
作業が格段に簡単かつ容易にできる効果が得られ
る。
また取付フランジに凸部を設けこの凸部の外径
をパツキンの内径より僅に大きく形成したので、
取付作業に当りゴム等の弾性材料からなるパツキ
ンを取付フランジにあらかじめ容易に組付けるこ
とができる効果が得られる。またモータの取付フ
ランジが小型になるためモータ全体の軽量化およ
び小型化によるコストダウンも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の送風機を示す平面図、第2図は
第1図の送風機の断面図、第3図は第1図の送風
機に用いるパツキンの平面図、第4図は本考案の
送風機の一実施例を示す平面図、第5図は第4図
の−における断面図、第6図は第5図の部
分の拡大図、第7図はパツキンの変形例の平面
図、第8図は第7図の−における断面図であ
る。 1……フアンケーシング、1a……取付穴、2
……モータ、2a……取付フランジ、3……送風
フアン、5……パツキン、5b……舌状部、5c
……環状リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フアンケーシング1に送風フアン3を挿入す
    るための取付穴1aを設けると共に、この取付
    穴の周縁に環状突起1cを設け、さらにこの取
    付穴の周縁に隣接しかつ周方向に互いに隔つた
    複数個の取付ボス部1bを設け、フアンケーシ
    ングと送風フアンのモータ2の取付フランジ2
    aとの間のシール並びに防振用パツキン5の内
    周縁に、前記環状突起の内周面Hに係合する舌
    状部5bを有する環状リブ5cを形成し、かつ
    このパツキンの外周部分に前記フアンケーシン
    グの取付ボス部にそれぞれ係合する取付部5d
    を形成し、このパツキンを内側に納める取付フ
    ランジ2aを取付穴及び送風フアンと同心に形
    成したことを特徴とする車両用送風機。 (2) 取付フランジ2aに凸部2a′を設け、この凸
    部の外径D2をパツキン5の内径d5よりも僅に
    大きく形成したことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の車両用送風機。
JP683883U 1983-01-21 1983-01-21 車両用送風機 Granted JPS59114500U (ja)

Priority Applications (1)

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JP683883U JPS59114500U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 車両用送風機

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JP683883U JPS59114500U (ja) 1983-01-21 1983-01-21 車両用送風機

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JPS59114500U JPS59114500U (ja) 1984-08-02
JPS6341600Y2 true JPS6341600Y2 (ja) 1988-11-01

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ID=30138378

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064026A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Fulta Electric Machinery Co Ltd ブロア駆動部の脱落防止機構

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JPS59114500U (ja) 1984-08-02

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