JPS6341552B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は業務用に用いるジユーサーに関するも
のである。

従来の技術 従来、この種のジユーサーでは、ケースと、投
入するオレンジ等の果実を半截する手段と、前記
の半截した果実をつかむ保持具と、ケース内に設
けた回転力伝達機構により回転し且つ前記保持具
を設けたアームを取り付けた回転軸と、前記保持
具の軌跡上に設けた絞りコーンとで構成したもの
が一般的であつた。

発明が解決しようとする問題点 従来の構成では果実（たとえばオレンジ）を絞
つた際に果汁がケース内面等に広範囲に飛散し、
収集が困難で、果汁及び果肉の収集効率が非常に
悪いという問題があつた。本発明はこのような問
題点を解消し、果肉と果汁の収集効率を向上する
ことのできるジユーサーを提供しようとするもの
である。

(2) 発明の構成 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明によるジユ
ーサーは本体ケースの側壁面凹部に回転自在に設
けた回転軸と、一端を前記回転軸に接続したアー
ムの他端に設けた果実保持具と、前記保持具の軌
跡上に設けた絞りコーンとを備え、本体ケースの
凹部壁面と接触した掃除具の一端を前記回転軸に
接続して設けたものである。

作 用 ジユーサーに供給された果実を、回転軸を回転
させて保持具及びコーンにより果汁を絞ると、前
記回転軸の回転に伴つて回転軸に設けた掃除具が
前記ケース凹部の壁面を摺動し壁に付着している
果肉と果汁を収集するものである。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を用いて説
明する。

第１図〜第３図において、１は本体ケースで、
上部に果実投入口２を有し、内面底部に電動機３
を有する。４は本体ケース１の両側面に設けた略
円形の凹部、５は凹部４の略中央部に設けた回転
軸で、ケース内に設けた動力伝達機構を介して前
記電動機３の回転力により回転する。６は一端を
回転軸５に固定したアームで、他端部に果実保持
具７が設けられている。８は２個の保持具７，７
間の中間部に設けたカツターで、果実投入口２よ
り投入された果実を二分し、それぞれ両側の保持
具６，６に納める。９は電動機３の回転力により
果実を絞るコーンで、保持具７が回転する軌跡上
に保持具７の内面と嵌合するように設けられてい
る。１０は回転軸５に内蔵した円筒カム、１１は
アーム６内に設けたカム従動子で、このカム従動
子１１及び円筒カム１０は前記保持具７が凹部４
内を回転してコーン９と嵌合したときに、保持具
７の内面がコーン９に押し付けられるように配設
されている。１２は円筒カム１０の外周に設けら
れたカム溝、１３は果実保持用の一対の爪で、保
持具７内面に突出して形成されている。１４は一
端をカム溝１２に嵌合し常時はコイルバネ１５に
よつて円筒カム１０側へ付勢されているピンで、
他端は爪１３と当接し、カム溝１２に従つて往復
運動により保持具７内の爪１３を開閉する。１６
は軸部１７の一端にブラシ１８を固定して成る掃
除具で、この掃除具１６は回転軸５回転時にコー
ンと当接しない位置に軸部１７を着脱自在に固定
し且つブラシ１８は凹部４の壁面と当接してい
る。１９は果汁果肉収集孔で、凹部４の壁面下端
部に設けられている。

次に動作について説明する。

使用者がオレンジ等の果実を丸ごと前記本体ケ
ース１の上部に設けられた投入口２より投入する
と、この果実はカツター８により半分に切られ、
回転軸５と共にアーム６および円筒カム１０が回
転しカム溝１２を摺動するピン１４により、保持
具７の爪１３を開閉して果実を保持具７に保持す
る。アーム６は凹部４内をさらに回転し、電動機
３の回転力で回転するコーン９に果実を押しつけ
るようにして保持具７が回転する。このときに果
実はコーン９により絞られ、果汁や果肉が凹部４
内に飛散し、凹部４内の最下端壁面に設けられて
いる収集口１９より外部へ導かれる。その後絞ら
れた果実の皮などのカスは、所定の位置で保持具
７の爪１３が開いて放棄される。アーム６はさら
に回転して次の果実を受けとり、上記した動作を
繰り返して、短時間に多くの果汁を得ることがで
きる。このとき回転軸５に設けられた掃除具１６
が回転軸５の回転と共に凹部壁面を摺動し凹部４
の側壁及び周壁に付着した果汁や果肉を収集口１
９へ移動させることができる。

なお、前記掃除具１６の軸部１７を回転軸５に
固着しても良いが、ネジ固定等、着脱自在に取り
付けることにより、機器使用後には取り外し、洗
浄時に洗浄ブラシとして用いることもできる。

上記実施例では掃除具としてブラシ状のものを
用いたが、弾性体よりなるワイパー状のものなど
凹部４の側壁又は周壁等に当接摺動するものであ
れば同様の効果を得ることができる。

(3) 発明の効果 本発明は上記のような構成を採つたので、ジユ
ーサーの回転軸に設けた掃除具が壁面に付着した
果肉果汁を収集口へと強制的に運び、高い収集効
率で果汁果肉を収集することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるジユーサーの一実施例を
示す斜視図、第２図は同要部分解斜視図、第３図
は同ジユーサーの保持具部の断面図である。 １…本体ケース、５…回転軸、６…アーム、７
…保持具、９…絞りコーン、１６…掃除具。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 本体ケースの側壁面凹部に回転自在に設けた
   回転軸と、一端を前記回転軸に接続したアームの
   他端に設けた果実保持具と、前記保持具の軌跡上
   に設けた絞りコーンとを備え、本体ケースの凹部
   壁面と接触した掃除具の一端を前記回転軸に接続
   して設けたことを特徴とするジユーサー。 ２ 回転軸に設けた掃除具を着脱自在に形成した
   特許請求の範囲第１項記載のジユーサー。 ３ 掃除具として一端にブラシを有する軸を回転
   軸に接続した特許請求の範囲第１項記載のジユー
   サー。