JPS6341454Y2 - - Google Patents

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JPS6341454Y2
JPS6341454Y2 JP7423184U JP7423184U JPS6341454Y2 JP S6341454 Y2 JPS6341454 Y2 JP S6341454Y2 JP 7423184 U JP7423184 U JP 7423184U JP 7423184 U JP7423184 U JP 7423184U JP S6341454 Y2 JPS6341454 Y2 JP S6341454Y2
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JP
Japan
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pcaf
concrete
wall
joint
plate
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JP7423184U
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JPS60187211U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はプレキヤスト鉄筋コンクリート製の
外壁半加工品(以下PCaF版と呼ぶ)を用いた鉄
筋コンクリート(RC)耐震壁PCaF版ジヨイン
ト部の構造の改善に係わる。
「従来の技術」 近年、鉄筋コンクリート造建物の外壁にPCaF
版を用いる施工例(以後、PCaF壁と総称する)
が急増している。ここで、PCaF壁とは、外壁仕
上げを施したプレキヤスト板を外型枠として用
い、その内側に現場打コンクリートを打設して、
プレキヤスト板と後打ちコンクリート壁を一体化
した外壁であり、本工法の長所は、 1 外壁仕上げの品質向上(タイルの脱落防止
等) 2 密集市街地における外部作業の合理化と安全
性の向上 等があげられるが、PCaF壁を耐震壁とする場合
の構造設計では、PCaF版を構造要素とは考え
ず、耐震設計上必要とされる壁厚は、後打ちコン
クリート部分で確保する考えから壁筋配筋状態の
PCaF版と現場生産の鉄筋コンクリートを組合せ
て頑丈な構造体を構築してPCaF版を構造要素に
考えるようになつてきているが、この方法におい
ては、建物形状、又はPCaF版の運搬事情により
構造体として考慮した構造壁面にPCaF版のジヨ
イント部が設けられる場合がほとんどである。
すなわち、従来のPCaF版のジヨイント部は第
2図に示されるように、構造体と考える範囲a内
に断面欠損部bがある。その為、欠損部bのコン
クリート耐力に見合う鉄筋又は、プレート等c
で、耐力上置きかえて考えるか、又は、現場生産
コンクリート断面のみで考えるかの2通りで行な
われている。
尚、図中d,dはPCaF版、eはPCaF版ジヨ
イント部、fは現場生産鉄筋コンクリート、gは
PCaF版dの壁筋配筋レベルを示す。
「考案が解決しようとする問題点」 しかるに、現在通常取付けられているPCaF版
dの形状では、現場生産鉄筋コンクリートfと一
体となつた後も、ジヨイント部eのせん断剛性
は、その他の部分に比べ劣る部分とされている。
特にコンクリート断面に支配されると考えられる
初期せん断剛性に特徴的にあらわれる。その為に
必要以上の材料、設計荷重の増加、作業能率の低
下が余儀なくされる。
ちなみに、比較試験の結果では、第2図に示さ
れるものは、一体打壁のものに対して目地部に顕
著なひびわれを生じた点に於ける割線剛性は約90
%であり、又、最大耐力は約90%である。
「問題点を解決するための手段」 本案は叙上の実情に鑑み、従来のPCaF版のジ
ヨイント部に改良を加え、せん断剛性増加に寄与
させ、作業能率アツプ、コストダウン、品質確保
に貢献するべくなされたもので、その要旨とする
ところは、壁筋配筋状態のPCaF版の内面周縁を
予め工場で適宜の角度に面取りし、現場生産コン
クリートを当該レベルまで打設するとしてPCaF
版ジヨイント部に於いてもその他の部位と同等の
コンクリート断面を確保すると共に該面取り部に
部分的に欠き込みを入れて凹凸な面形成させたう
え、当該ジヨイント部に不足した鉄筋量に見合う
添え筋を取り付けるとした点にある。
「作用」、「実施例」 以下、これを図にもとづいて詳細に説明する。
第1図a,bは本案ジヨイント部の断面図、立
面図を夫々示し、図中1は内面周縁を予め工場で
適宜の角度にて面取り2した壁筋3配筋状態の
PCaF版で、当該面取り2部にはさらに部分的な
欠き込み4が斫られており、これはコンクリート
止め材5を組み込みながら立設され、この状態で
このPCaF版ジヨイント部に不足した鉄筋量に見
合う添え筋6を取り付け、さらに現場生産コンク
リート7内の壁筋8を組み立てて内側型枠(図示
省略)を建込み後、コンクリート7打設が行なわ
れる。
上述ジヨイント部に於いてその他の部位と同等
のコンクリート断面を確保した改良構成により、
鉄筋、コンクリート等の増加をせずに、従来ジヨ
イント部断面寸法を広げ、さらに欠き込み部の形
成によりPCaF版と後打ちコンクリートとの間の
せん断力伝達が確実になることが確認された。
すなわち、既述と同様の一体打壁との比較試験
の結果は、目地部に顕著なひびわれを生じた点に
於ける割線剛性は約95%以上であり、又最大耐力
は約98%以上であつた。
「考案の効果」 上述の如く本案構成によつて性能向上がなされ
た結果、本案にあつては、以下、列記の如き諸効
果を奏することができる。
従来の断面欠損部補強材が不用となり、作業
能率をアツプ、コストダウンが出来る。
PCaF版の断面(コンクリート)を有効に利
用出来、躯体重量の低減が出来る。
従来のコンクリート断面欠損を鉄筋等で置き
換えるという手法をとらずに、単純にコンクリ
ート断面確保が出来、構造手法上明快になる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本案ジヨイント部の断面図、立
面図、第2図は従来のジヨイント部の断面図であ
る。 符号の説明、a……構造体と考える範囲、b…
…断面欠損部、c……鉄筋、d……PCaF版、e
……PCaF版ジヨイント部、f……現場生産鉄筋
コンクリート、g……壁筋配筋レベル、1……
PCaF版、2……面取り、3……壁筋、4……欠
き込み、5……コンクリート止め材、6……添え
筋、7……現場生産コンクリート、8……壁筋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁筋配筋状態のPCaF版の内面周縁を予め工場
    で適宜の角度に面取りし、現場生産コンクリート
    を当該レベルまで打設するとしてPCaF版ジヨイ
    ント部に於いてもその他の部位と同等のコンクリ
    ート断面を確保すると共に該面取り部に部分的に
    欠き込みを入れて凹凸な面形成させたうえ、当該
    ジヨイント部に不足した鉄筋量に見合う添え筋を
    取り付けるとしたことを特徴とするプレキヤスト
    鉄筋コンクリート製の外壁半加工品を用いた鉄筋
    コンクリート耐震壁の当該半加工品ジヨイント部
    の構造。
JP7423184U 1984-05-21 1984-05-21 プレキヤスト鉄筋コンクリ−ト製の外壁半加工品を用いた鉄筋コンクリ−ト耐震壁の当該半加工品ジヨイント部の構造 Granted JPS60187211U (ja)

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JP7423184U JPS60187211U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 プレキヤスト鉄筋コンクリ−ト製の外壁半加工品を用いた鉄筋コンクリ−ト耐震壁の当該半加工品ジヨイント部の構造

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JP7423184U JPS60187211U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 プレキヤスト鉄筋コンクリ−ト製の外壁半加工品を用いた鉄筋コンクリ−ト耐震壁の当該半加工品ジヨイント部の構造

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Publication Number Publication Date
JPS60187211U JPS60187211U (ja) 1985-12-11
JPS6341454Y2 true JPS6341454Y2 (ja) 1988-10-31

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ID=30614333

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JP7423184U Granted JPS60187211U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 プレキヤスト鉄筋コンクリ−ト製の外壁半加工品を用いた鉄筋コンクリ−ト耐震壁の当該半加工品ジヨイント部の構造

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