JPS634103B2 - - Google Patents

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JPS634103B2
JPS634103B2 JP16083181A JP16083181A JPS634103B2 JP S634103 B2 JPS634103 B2 JP S634103B2 JP 16083181 A JP16083181 A JP 16083181A JP 16083181 A JP16083181 A JP 16083181A JP S634103 B2 JPS634103 B2 JP S634103B2
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JP
Japan
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refrigerant
heat exchanger
boiling point
indoor heat
low
Prior art date
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Application number
JP16083181A
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English (en)
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JPS5862464A (ja
Inventor
Takeshi Imaida
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS5862464A publication Critical patent/JPS5862464A/ja
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高沸点冷媒と低沸点冷媒との非共沸
混合冷媒を用いたヒートポンプ式冷凍装置に関す
るものである。
第1図に従来のヒートポンプ式冷凍装置を示
す。
101は圧縮機、102は四方切換弁、103
は室内側熱交換器、104は締り装置、105は
室外側熱交換器、106は低圧側の受液器であ
り、冷房時の冷媒の流れは実線矢印、暖房時の冷
媒の流れは破線矢印で示されている通りである。
上記のようなヒートポンプ式冷凍装置において
は、暖房時に室外熱交換器103内の冷媒が沸
騰、蒸発するために外気温度が低下するにつれて
蒸発器温度が低下し、圧縮機の吸込圧力が低下す
る。
この時、吸込圧力の低下により冷媒ガスの比容
積が増大するため、圧縮機から吐出される冷媒循
環量(重量流量)が減少し、暖房能力の低下を起
こしている。
また、このような低外気温時には建物の熱負荷
は増大するため装置の容量と建物の熱負荷の平衡
点温度以下の外気温では、不足する熱量を効率の
悪い電気ヒータ等で補なう必要があつた。
これらの関係を示したものが第2図である。
一方、夏期の冷房時には、冬期に比較して高い
蒸発温度で冷媒が蒸発するため吸入圧力も高く、
圧縮機へ吸込まれる冷媒ガスの比容積は暖房時よ
り小さい。
このため暖房を考慮して選定された圧縮機で
は、冷房時に必要以上の冷媒循環量(重量流量)
が得られ、圧縮機の動力が増大するだけでなく、
圧縮機が建物の熱負荷と見合うようにサーモスタ
ツト等により始動および運転停止の過渡状態を繰
返すため、効率低下を来たしていた。
本発明は、上記した点に鑑み提案されたもので
その目的とするところは、暖房時の低外気温時、
蒸発器温度が低い時に容量を大きくし、暖房時の
外気温が前記した平衡点温度より高い時、又は冷
房時などの蒸発器温度が高い時に容量を小さくで
きる改良されたヒートポンプ式冷凍装置を提供す
ることにある。
本発明は、高沸点冷媒と低沸点冷媒との非共沸
混合冷媒を用いたヒートポンプ式冷凍装置におい
て、室内側熱交換器中の冷媒回路と、室内側熱交
換器と絞り装置を結ぶ冷媒回路との間に冷媒回収
容器と開閉弁を備えた冷媒回路を接続したことを
特徴とするもので、非共沸混合冷媒の特性を利用
して高沸点冷媒を暖房の熱負荷の大きな時に、開
閉弁を閉じて冷媒回収容器に回収し、冷媒回路中
を循環する冷媒の組成を低沸点冷媒が多くなるよ
うにすることにより、圧縮機に吸込まれる冷媒の
密度が大きくなり(比容積は減少)冷媒循環量が
増大するため容量が大きくなつて暖房能力が向上
する。
一方、開閉弁を開いておけば冷媒回収容器中に
ほとんど冷媒が溜ることがなく、冷房時などの蒸
発器温度が高い時、初期に設定した高沸点冷媒と
低沸点冷媒の混合冷媒が循環し、圧縮機に吸込ま
れる冷媒の比容積は増大して冷媒循環量(重量流
量)は減少するため容量は小さくなる。
従つて冷暖房能力比の大きなヒートポンプ式冷
凍装置が得られる。
以下、本発明を実施例に基いて説明する。
第3図において201は圧縮機、202は四方
切換弁、203aは第1室内側熱交換器、203
bは第2室内側熱交換器、204は絞り装置、2
05は室外側熱交換器、206は低圧側受液器、
207は三方の出口を有する接手管、208は冷
媒回収容器、209は電磁開閉弁、210乃至2
15は冷媒配管を示し、第1室内側熱交換器20
3aと第2室内側熱交換器203bの間に接手管
207を設けて、配管215との間に冷媒回収容
器208と電磁開閉弁209を備えた冷媒配管と
接続している。
そして、上記構成の冷凍サイクル中に高沸点冷
媒と低沸点冷媒との非共沸混合冷媒が封入されて
いる。
つぎに作用を説明する。
暖房運転時の冷媒の流れを破線矢印で示す。比
較的外気温が高い場合、電磁開閉弁209は開い
ている。
高沸点冷媒と低沸点冷媒とからなる非共沸混合
冷媒は、圧縮機201で圧縮されて、高温、高圧
の冷媒となり、四方切換弁202を経て室内側熱
交換器に到る。
非共沸混合冷媒の特性上、同一圧力条件のもと
では、凝縮液化の過程は、高沸点冷媒が相対的に
高い温度でも凝縮するが、低沸点冷媒は相対的に
低い温度まで冷却されないと凝縮しにくい。
したがつて凝縮の前期過程を担う第1室内側熱
交換器203aでは高沸点冷媒の成分を多く含ん
だ冷媒が液化し、凝縮の後期過程を担う第2室内
側熱交換器203bでは、低沸点冷媒の成分を多
く含んだ冷媒が液化する。
この場合、第1室内側熱交換器203aで凝縮
した液冷媒は、接手管207の下部に接続した配
管212を介して冷媒回収容器208に入り、配
管213、電磁開閉弁209、配管214を経て
絞り装置204に到る。
また、第1室内側熱交換器203aで未凝縮の
冷媒は、接手管207より、配管211を経て第
2室内側熱交換器203bに入り、ここで凝縮液
化し配管215を経て絞り装置204に到る。
配管214と配管215の両者からの冷媒は絞
り装置204の前で混合し、さらに絞りにより減
圧されて、低温低圧の冷媒となる。これらは室外
側熱交換器205で蒸発気化して周囲の外気より
吸熱作用をすると共に、四方切換弁202を経
て、低圧側受液器206から圧縮機201に吸込
まれる。
低外気温になり、暖房負荷が増大すると電磁開
閉弁209は閉じられる。
この場合に、冷媒回収容器208中には、第1
室内側熱交換器203aで凝縮した高沸点冷媒の
成分を多く含んだ冷媒が回収される。
このため冷媒回路中には低沸点冷媒の成分が多
くなり、圧縮機の吸入圧力が増大し、圧縮機に吸
込まれる冷媒ガスの比容積が減少するため圧縮機
から吐出される冷媒循環量(重量流量)が増大
し、装置の容量を変え、暖房能力が増大される。
一方、冷房運転時の冷媒の流れを実線矢印で示
す。
冷房運転時電磁開閉弁209は閉じている。
高沸点冷媒と低沸点冷媒とからなる非共沸混合
冷媒は、圧縮機201で圧縮されて、高温、高圧
の冷媒となり、四方切換弁202を経て室外側熱
交換器205に到る。
ここで凝縮液化した冷媒は、絞り装置204に
より減圧されて低温低圧の冷媒となる。
さらに冷媒は、第2室内側熱交換器203bで
一部が蒸発気化し、配管211、接手管207、
配管210を経て、第1室内側熱交換器203a
で残りが蒸発気化する。
この場合に冷媒回収容器208内の冷媒は低圧
状態のため、冷媒の露点温度は、冷媒回収容器周
囲の温度に比較して十分低いので、冷媒回収容器
内で冷媒が液化することはなくガス状で存在す
る。
このため実質的に冷媒回収容器に冷媒がほとん
ど溜ることがなく、冷媒回路中を初期に設定した
高沸点冷媒と低沸点冷媒の混合冷媒が循環、し、
圧縮機に吸込まれる冷媒ガスの比容積は増大し、
冷媒循環量(重量流量)は減少する。
以上のように、暖房の低外気温時には、室内側
熱交換器の途中から冷媒回収容器に高沸点冷媒の
成分を多く含んだ冷媒が回収されるため、冷媒回
路中を循環する冷媒は低沸点成分が多くなり、圧
縮機に吸込まれる冷媒の密度が大きくなり(比容
積は減少)冷媒循環量が増大するため、容量を大
きくしたヒートポンプとなり、暖房能力が従来の
ものより大きくなる。
また、暖房時の建物の熱負荷と装置の容量の釣
合う平衡点温度より外気温が高い時に、第1室内
側熱交換器で凝縮液化した冷媒は第2室内側熱交
換器203bを通らずに冷媒回収容器208、電
磁開閉弁209を通つて直接絞り装置204に到
る。このため第2室内側熱交換器には、未凝縮の
ガスのみが送られるので、熱交換効率が向上す
る。
これは凝縮過程で、先に液化した冷媒が熱抵抗
となつて、未凝縮のガスの液化を妨げることがな
くなるためである。
特に非共沸混合冷媒を用いた場合、凝縮器出口
部分で低沸点冷媒が凝縮するため、未凝縮ガス液
化を妨げる傾向が強かつたが、上記の通りこの点
の不具合を解消することが出来、暖房時の高圧上
昇を防止して暖房時の運転範囲の拡大に寄与する
ことができる。
さらに冷房時の蒸発器温度の高い時には、容量
を小さくしたヒートポンプとなり、従来機よりも
冷暖房能力比の大きなヒートポンプが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のものを示す構成図、第2図は従
来のものにおける暖房時の蒸発器温度と相対的な
熱量の関係を示す図、第3図は本発明の一実施例
を示す構成図である。 201:圧縮機、202:四方切換弁、203
a:第1室内側熱交換器、203b:第2室内側
熱交換器、204:絞り装置、205:室外側熱
交換器、206:低圧側受液器、207:接手
管、208:冷媒回収容器、209:電磁開閉
弁、210乃至215:配管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高沸点冷媒と低沸点冷媒との非共沸混合冷媒
    を用いたヒートポンプ式冷凍装置において、室内
    側熱交換器中の冷媒回路と、室内側熱交換器と絞
    り装置を結ぶ冷媒回路との間に冷媒回収容器と開
    閉弁を備えた冷媒回路を接続したことを特徴とす
    るヒートポンプ式冷凍装置。
JP16083181A 1981-10-08 1981-10-08 ヒ−トポンプ式冷凍装置 Granted JPS5862464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16083181A JPS5862464A (ja) 1981-10-08 1981-10-08 ヒ−トポンプ式冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16083181A JPS5862464A (ja) 1981-10-08 1981-10-08 ヒ−トポンプ式冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5862464A JPS5862464A (ja) 1983-04-13
JPS634103B2 true JPS634103B2 (ja) 1988-01-27

Family

ID=15723347

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JP16083181A Granted JPS5862464A (ja) 1981-10-08 1981-10-08 ヒ−トポンプ式冷凍装置

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JPS5862464A (ja) 1983-04-13

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