JPS6340789Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6340789Y2
JPS6340789Y2 JP7424985U JP7424985U JPS6340789Y2 JP S6340789 Y2 JPS6340789 Y2 JP S6340789Y2 JP 7424985 U JP7424985 U JP 7424985U JP 7424985 U JP7424985 U JP 7424985U JP S6340789 Y2 JPS6340789 Y2 JP S6340789Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
brick
furnace
bricks
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7424985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61192296U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7424985U priority Critical patent/JPS6340789Y2/ja
Publication of JPS61192296U publication Critical patent/JPS61192296U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6340789Y2 publication Critical patent/JPS6340789Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、鋼片加熱炉等の天井、側壁等を形成
する耐火物(キヤスタブル、プラスチツク等)を
支持するアンカーれんがに関するものである。 (従来の技術) アンカーれんがは、例えば冊子「窯炉工学」第
138頁以降(昭和58年4月30日、耐火物技術協会
発行)に記載されるように周知である。 第3図に加熱炉等天井壁を支持するアンカーれ
んが1を示す。2はステンレス鋼管等からなる支
持部であり、アンカーれんが1はこの支持部2に
鋼線3等により図示のよう固定支持されるのであ
る。 不定形耐火物は、上層のプラスチツク9、下層
のキヤスタブル10よりなり、アンカーれんがの
凸凹部にて強固に密着支持され同時に炉内ガス洩
抵抗性の向上がはかられる。 このようなアンカーれんがは、通常800〜1600
℃の範囲の高温炉で使用され、その材質は炉温に
応じ表に示すように使い分けられている。
【表】 (考案が解決しようとする問題点) 上記従来のアンカーれんが1は、例えば第3図
の加熱炉天井支持用アンカーれんがで説明する
と、長時間使用している内に炉内露出部R近傍の
下部1′が部分的に欠落し、そのままの状態で更
に使用を続けると次第に欠落部が上方に進行し終
いには、天井5を支持できなくなり、その周囲の
天井耐火物の破壊崩落をきたすことになるので、
早期に加熱を停止し補修を行なわなければならず
加熱炉の稼働率を低下させるのである。 このような加熱炉天井用アンカーれんがの欠落
は、近年の加熱炉における省エネルギー操業、す
なわち頻繁に炉を停止し急速加熱、冷却を操り返
すためアンカーれんがにとつて過酷な操業が行わ
れることによりおこるものと考えられるが、本考
案は、上記過酷な操業にも欠落が生じないアンカ
ーれんがを提供することも目的とするものであ
る。 上記アンカーれんがの欠落について本考案者が
実炉検査により確認した結果、長時間使用するう
ちに第3図に示すようにアンカーれんが1の下部
に天井面6と平行する方向に亀裂7が生じ、次い
で下部1′の欠落が生じることがわかつた。 アンカーれんがは、炉内に露出する露出部Rが
最高温度であり、急速加熱時にはれんが内部との
温度差が大きいので局部的に大きな熱応力を発生
する。この熱応力によりれんが内部に引張力が働
き亀裂7に到ると考えられる。 (問題点を解決するための手段) 本考案者は、露出部Rとれんが内部との温度差
を小さくすれば熱応力による引張力を小さくでき
る筈であるとの考えから、アンカーれんがの高温
部において急速加熱時に短時間で均熱化をはかり
熱応力を小さくする手段を考案したものであり、
その要旨は、炉内露出面の中央部かられんが内中
心部に向けて空洞を形成したアンカーれんがにあ
る。 (作用) 第1図は本考案を加熱炉天井用アンカーれんが
に適用した一例であるが、アンカーれんが1の炉
内露出面Rの中央部にれんが中央部に向かう空洞
11を設け、空洞11を炉内側に開放し、炉内の
高熱雰囲気をれんがの内部に導くようにしてい
る。 このようにすると、高温部となるアンカーれん
がの炉内側は急速加熱時には均一加熱されやす
く、加熱停止時も温度差ができにくくなる。温度
差が小さい程熱応力が小さいので、引張力も小さ
く亀裂が生じにくいのである。 この空洞11は、複数個設けてもよく、その断
面も第2図に図示する円形にかぎらず多角形でも
よく、奥行き、穴径もアンカーれんがの大きさ、
温度条件により適宜設定すればよい。 ちなみに実公昭50−20022号公報には、炉のア
ーチ形天井形成用アーチれんがを横方向に貫通す
る孔を設けたものが記載されているが、このアー
チれんがは、炉の内面側と外面側との熱膨脹−収
縮差を貫通孔で吸収し亀裂発生を防止するもので
あり、本考案のように空洞11に炉内雰囲気を導
入して均熱化により亀裂発生防止を行なうものと
は異なるものである。 本考案のアンカーれんがに横方向の貫通孔を設
けた場合には、例えば炉天井部においては不定形
耐火物により貫通孔が塞がれてしまい、炉内雰囲
気を導入することができないので所期の目的を達
成することができない。 (実施例) 本実施例は、通常の鋼片加熱炉の均熱帯天井の
アンカーれんがで実施したものである。 均熱帯天井のほぼ中央部のアンカーれんがを部
分的に取り外し、第4図に示すように新たに本考
案のアンカーれんが(白〇で示したもの)を中央
部に16個、周囲に従来のアンカーれんが(黒●で
示したもの)20個を設置し、不定形耐火物で天井
を形成し、14ケ月間の炉稼働後そつくり取外して
各アンカーれんがを検査した。加熱炉は最高炉内
温度1450℃,14ケ月間に点火、消火を各22回行な
つた。 アンカーれんがは、表に示した高アルミナ質れ
んが(SK37<)で通常一般の大きさのものであ
り、本考案のものは従来のれんがの炉内露出面に
4種類の穴(10mmφ,10mmφ×2並設、22mmφ,
33mmφ)を穿けて深さ150mmの空洞をつくり、各
穴径毎に4本ずつのアンカーれんがを使用した。 検査結果は、従来のアンカーれんがには20個中
19個に全てクラツクの発生が認められその19本の
内11本は取外し後欠落状態であつた。 一方本考案のアンカーれんがは、10mmφの穴1
本を穿けたもの4本のうち1本に小さな亀裂が認
められたが、他は全く亀裂が発生しておらず健全
なものであつた。 (考案の効果) 以上詳述したように、本考案のアンカーれんが
は、従来のアンカーれんがに比し短時間で亀裂が
発生することがないので、稼働、停止を頻繁に行
なう加熱炉等に使用しても天井、壁等の耐火物を
長時間にわたり支持できることから、アンカーれ
んがに起因する補修が減少し、稼働率を延長する
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案アンカーれんがを加熱天井に
適用した実施例を説明するための一部切欠断面側
面図、第2図は、第1図のA−A線の断面図、第
3図は、従来のアンカーれんがの亀裂発生、欠落
を説明するための側面図、第4図は、本考案実施
例における試験アンカーれんがの配置図である。 1はアンカーれんが、11は空洞、Rは炉内露
出面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不定形耐火物壁を支持するアンカーれんがにお
    いて、炉内露出面の中央部かられんが内中心部に
    向けて空洞を形成してなるアンカーれんが。
JP7424985U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPS6340789Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7424985U JPS6340789Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7424985U JPS6340789Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61192296U JPS61192296U (ja) 1986-11-29
JPS6340789Y2 true JPS6340789Y2 (ja) 1988-10-25

Family

ID=30614369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7424985U Expired JPS6340789Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6340789Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61192296U (ja) 1986-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6340789Y2 (ja)
KR101574777B1 (ko) 내화벽돌 라이너 유닛
JP2001219265A (ja) 溶湯容器用蓋のシール装置
JPH0125888Y2 (ja)
JPH07280456A (ja) 炉壁構造
JPH0344965Y2 (ja)
JPS6226442Y2 (ja)
CN214892607U (zh) 一种电石炉的炉盖
JPH09314286A (ja) 下注ぎ鋼塊用注入管
JPS6236847Y2 (ja)
JPS62246872A (ja) 焼成治具
JPH0144898Y2 (ja)
JPS62124216A (ja) 加熱炉による鋼片の加熱方法
US3387575A (en) Basic roof construction for a metallurgical furnace
KR0135341B1 (ko) 원통형 로체의 축조방법
JPH0548078Y2 (ja)
JPH0544714Y2 (ja)
RU26640U1 (ru) Футеровка нагревательной печи
JPH0144897Y2 (ja)
JPH0579399U (ja) 炉壁材
O’Shaughnessy et al. Tap-hole repair: the UCAR® V repair solution
JPH02638Y2 (ja)
JPH0619556Y2 (ja) 真空脱ガス装置用浸漬管
SU1267147A1 (ru) Нагревательна печь
JPS6217464Y2 (ja)