JPS6340776A - ライナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、射出成形機やエンジンのシリンダブロックな
ど高温雰囲気の中で用いられるライナに関するものであ
る。

（従来の技術） 一般に、射出成形機は成形材料をライナ内に投入した後
材料を加熱溶融させ、プランジャにて型内に圧入するこ
とで所望の形状に成形するものである。

このような射出成形機にてＩＣパッケージを成形すると
きは材料が酸化珪素（Ｓ　ｉ　０２）等を用いる関係上
、ライナは耐摩耗性及び耐食性が要求される。

このため、従来よりセラミックス製内筒を外筒体に対し
焼ばめあるいは圧入させてライナを二重構造とし、耐摩
耗性及び耐食性を向上させたものが知られている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、前述したように成形材料を溶融するためライ
ナを２００〜３００℃に加熱すると、前記セラミックス
製内筒体はほとんど膨張しないのに対し外筒体は著しく
、膨張する結果、内筒体が外筒体より抜は出ることがあ
り、故障の原因となっていた。

本発明はこのような点Ｖζ鑑みてなされたもので、耐摩
耗性及び耐食性に浸れると同時に故障の少ないライナを
提供するものである。

（問題を解決するための手段） 本発明は、外筒体を鋼製金属とし、この金属の内側に高
線膨張係数の金属を介在してセラミックス製内筒体とこ
れらを′相互に拡散接合あるいはろう接させ之構成を有
するものである。

（作　用） 本発明は、外筒体と内筒体とを中間筒体で拡散接合ある
いはろう接させ之ことにより、内筒体は外筒体に強固に
保持さ、れる。

（実施例） 図面は、射出成形機のライナＡを示すものであり、Ｓ　
ｉＣ（線膨張係数；　４　Ｘ　１　ｏ−６／℃）製内筒
体１を純Ａｌ　（線膨張係数；２４Ｘ１０／℃）の中間
筒体２を介在してＦｅ−Ｎｉ−Ｃｏ系合金（、ｖ３！膨
張係数；　５　Ｘ　１０＝／℃）型外筒体３に拡散接合
あるいはろう接させたものである。

前記外筒体３はボルト４にょクポルダ本体５に固定され
ている。

次に、この拡散接合又けろう接の方法について説明する
。

鋼製の外筒体３に、高線膨張係数の金属よりなる中間筒
体２を介してセラミックス製内筒体１を焼ばめあるいは
圧入しに後、ライナＡ両端部より中間筒体２が熱膨張に
よりはみ出ることを防止する様にして適当の加圧が作用
するようにした後、接合に適した高温雰囲気中に所定時
間放置しておこなう。又、この加圧は他の手段でおこな
ってもよい。

接合温度は、高線膨張係数の金属がＡｌあるいはＡｌ合
金のとき５００〜６６０℃の融点をこえない範囲が望ま
しい。又、ＣｕあるいはＣｕ合金のときは８００〜１０
８５℃の融点をこえない範囲が望ましい。しかしながら
いずれにおいても融点をこえてもＭ′的は達成される。

７−１・力Ｑ　／Ｌ　ｔ　作帛丸し衿て　ξにらｔ１％
令ぐ寸又も１い。

又、前記高線膨張係数の金属内外表面層にろ５材の箔を
介在させたり、あるいはろう材成分をメツキ、物理的化
学的方法によるコーティングを行い接合の効率を向上さ
せてもよい。

当然ではあるが、前記メツキ、コーティングは金属外筒
体の内面、あるいはセラミックス製内筒体の表面に行っ
てもよい。

又、高線膨張係数の中間筒体は長手方向に数段に分割さ
れて圧入あるいは焼ばめされていてもよい０ 尚、本発明の実施例ではセラミックスをＳｉＣとしてい
るが、セラミックスはＳ　ｉ３Ｎ４　、　Ａ　７２０３
　。

Ｚ　ｒ　０２ｉサイアロン等であってもよく、また高線
膨張係数の金属である中間筒体は純Ａｌ以外に、Ａｌ合
金、例えばＡｌ−８ｉ　−Ｍｇ　、　Ａｌ−３ｉＣｕ　
＋　Ａ　ｔＺ　ｎ　＋　Ａ　ｔＣＬｌ　＋　Ａ　ｔＭ　
ｎ　＋Ａｌ−Ｍｇ　、Ａｌ−８ｉ等、純Ｃｕ　、Ｃｕ合
金。

純Ｚｎ、Ｚｎ合金、純Ｎｉ　、Ｎｉ合金、純ｐｂあるい
はｐｂ金合金あってもよいほか、これら純金属と合金の
クラツド板、繊維強化金属であってもよい。又ろう材は
Ａｌ合金ろう材＋　Ａ　ｇ　　Ｃｕ　＋Ａｇ−Ｃｕ−Ｚ
ｎ　＋　Ａｇ−Ｃｕ−Ｔ　ｉ等のものであってよい。

金属外筒体は一般の鋼製若しくはＴ１及びＴｉ合金又は
低線膨張係数の金属、例えばＦｅ−Ｎｉ系合金、Ｆｅ−
Ｎｉ−Ｃｏ系合金、Ｆｅ−Ｎｉ　−Ｃｒ系合金あるいは
Ｗ、超硬合金等であってもよい。そして、低膨張係数金
属のとき特に効果的である。

また、本実施例においては、射出成形機に採用されたラ
イナについて説明したが、シリンダブロックなどにも利
用できるものであり、その用途を限定するものではない
。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、ライナ自身が高温となっ
ても外筒体と内筒体は中間筒体を介して強固に接合して
いる几めセラミックス製内筒体が外筒体より抜は出ると
いったことを未然に防止できるものである。又、ライナ
の裏作方法も簡単となり、経済的なライナとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示するもので、射出成形機
のライナの断面図である。 １・・・内筒体、２・・・中間筒体、３・・・外筒体、
Ａ・・・ライナ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）鋼製の外筒体に、高線膨張係数の金属よりなる中
   間筒体を介在してセラミックス製内筒体とこれらを拡散
   接合あるいはろう接させたことを特徴とするライナ。
2. （２）前記高線膨張係数の金属は、純ＡｌあるいはＡｌ
   合金である特許請求の範囲第１項記載のライナ。
3. （３）前記高線膨張係数の金属は、純ＣｕあるいはＣｕ
   合金である特許請求の範囲第１項記載のライナ。
4. （４）前記セラミックス製内筒体は、ＳｉＣ、Ｓｉ＿３
   Ｎ＿４、Ａｌ＿２Ｏ＿３、ＺｒＯ＿２あるいはサイアロ
   ンのいずれかで成形された特許請求の範囲第１項記載の
   ライナ。