JPS6340637Y2 - - Google Patents

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JPS6340637Y2
JPS6340637Y2 JP16493182U JP16493182U JPS6340637Y2 JP S6340637 Y2 JPS6340637 Y2 JP S6340637Y2 JP 16493182 U JP16493182 U JP 16493182U JP 16493182 U JP16493182 U JP 16493182U JP S6340637 Y2 JPS6340637 Y2 JP S6340637Y2
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JP
Japan
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sound
insulating sheet
soundproof door
sound insulating
door
Prior art date
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JP16493182U
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JPS5969393U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、住宅用の防音扉に関するものであ
る。
上記防音扉は、優れた遮音能力を有すべきこと
は勿論、扉の開閉時の操作性が良好であるのが好
ましい。すなわち、操作性の面からは、防音扉は
できるだけ軽いのがよく、重いと取付け金具、ロ
ツク装置が破損し易く、吊金具等も特殊なもので
なければならない他、長時間使用するうちに防音
扉と扉枠との召し合せ部分に隙間が生じ遮音性が
低下するからである。
一方、従来第1図に示すように、芯材22間に
グラスウ−ルを用いた充填材7を配し、その両側
に遮音性下地材23を介して合板よりなる表面材
24を取付けてなる防音扉21が用いられてい
る。そして、遮音性下地材23として、遮音性シ
−トを用いて軽量化したもの、あるいは重量の大
きい石綿セメント硅酸カルシウム板を用いて遮音
性能を向上させたものがある。
しかしながら、上記軽量化したものでは充分な
遮音性能が得られず、また一方、重量の大きな下
地材を用いて遮音性能を向上させたものでは防音
扉21の重量が大きくなり(重量;防音扉のみで
40〜45Kg)、操作性が低下するという欠点を有し
ている。
一般的に、防音扉の遮音性能を向上させるため
には、すなわち透過損失を増大させるためには、
その単位面積当りの重量が大きいのがよいが、重
量が大きくなると上記のような欠点が生じる。
そこで、重い単一材料に代わり、重い材料と軽
い材料、例えば鉄板と空気のように比重の異なる
材料を交互に配して、透過する音の減衰を増大さ
せることにより、軽量かつ良好なる遮音性能を有
する多層材が防音扉に用いられているが、その製
造に手間を要し、価格が高くなるという欠点を有
している。
本考案は、上記従来の欠点に鑑みてなされたも
ので、表裏の表面材の板厚を異ならせ、かつ両表
面材間の中間層を、板厚の小なる表面材の方か
ら、第1遮音性シ−ト、グラスウ−ル等の充填
材、第2遮音性シ−トを、この順序で配するとと
もに、第2遮音性シ−ト上に空気層が形成される
ようにスペ−サを介して第3遮音性シ−トを配し
て形成することにより軽量かつ遮音性良好なる防
音扉を提供しようとするものである。
次に、本考案を一実施例である図面にしたがつ
て説明する。
第2図において、1は本考案に係る防音扉を示
し、桟木を組んで形成した枠体2および枠体2内
に設けた中間層3の両側に、板厚の異なる合板よ
りなる第1,第2表面材4,5を取付けて形成し
てある。そして、中間層3を、板厚の小さい方の
第1表面材4の方から、第1遮音性シ−ト6、グ
ラスウ−ルを用いた充填材7、第2遮音性シ−ト
8をこの順序で配するとともに、第2遮音性シ−
ト8上に、空気層9が形成されるように木製のス
ペ−サ10を介して第3遮音性シ−ト11を配す
ることにより形成してある。
以上のように、第1,第2表面材4,5の板厚
を異ならせることにより、両表面材の固有振動数
をずらせて透過音を弱めるとともに、コインシデ
ンス効果を最小限に抑え、第2表面材5の背後に
空気層9を形成することにより、第1,第2表面
材4,5が独立して振動し易くして、サウンドブ
リツジ現象が生じ難いようにしている。
また、中間層3内に充填材7を配することによ
り共鳴振動の振幅を小さくして、共鳴透過音を弱
めるとともに、遮音性シ−トを第1,第2,第3
遮音性シ−ト6,8,11と3層に配することに
より透過音の減衰効果を増大させている。ここ
で、第1,第2,第3遮音性シ−ト6,8,11
は塩ビシ−トに鉛、鉄の粉を混入させて密度を高
めたシ−ト材で、従来公知のものである。
さらに、防音扉1は、蝶番12により扉枠13
に回動自在に取付けてあり、防音扉1と扉枠13
との間に隙間が生じて扉部分の遮音性が低下する
のを防ぐために、防音扉1の第1表面材4の表面
縁部に薄板鋼板よりなる吸着板14を取付けると
ともに、扉枠13の戸当り部に、ゴム磁石15を
軟質塩ビ材16により被覆して形成した帯状のマ
グネツトパツキン17を取付け、防音扉1と扉枠
13とを密着させている。
なお、防音扉1の縁部端面には、外観を良くす
るために化粧材18が取付けてある。
また、上記空気層9は板厚の大きい第2表面材
5の側に設けてあるが、その理由は、第1,第2
表面材4,5の板厚が異なることにより生じる防
音扉1の反りを打消すためで、反りが生じにくい
板厚の大きい第2表面材5の側に設けたのであ
る。
ついで、本考案に係る防音扉1について行つた
遮音性能(音響透過損失)に関する実験結果を第
3図に示す。
第3図中、曲線はJISA4708(防音サツシ)に
規定する遮音等級30の曲線(30等級曲線)を示
し、一般に防音扉として要求される音響透過損失
の最低の水準を示すものである。ちなみに、通常
の室内扉の音響透過損失は遮音等級15程度であ
る。
曲線は、本考案に係る防音扉1(重量;防音
扉+扉枠で35Kg)の音響透過損失を示し、曲線
は、第1図において遮音性下地材23として遮音
性シ−トを用いた従来の防音扉21の音響透過損
失を示す。
図示するように、防音扉1は軽量であつても良
好なる遮音性能を有することが分かる。
以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、表裏の表面材を異ならせ、かつ両表面材間の
中間層を板厚の小なる表面材の方から、第1遮音
性シ−ト、グラスウ−ル等の充填材、第2遮音性
シ−トを、この順序で配するとともに、第2遮音
性シ−ト上に空気層が形成されるようにスペ−サ
を介して第3遮音性シ−トを配して形成してあ
る。
このため、上述のように防音扉内での共鳴現象
コインシデンス効果、サウンドブリツジ現象を最
小限に留め、3重に配した遮音性シ−トにより透
過音の減衰を強めるとともに、これらの効果を相
乗的に作用させて良好なる遮音性能を得ることが
できる。
また、重い材料を用いることなく遮音性能を向
上させているので防音扉の重量が増大することは
ない。
さらに、中間層を非対称構成にするという簡単
な方法により、表面材の板厚差により生じる反り
を打消すことができる等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の防音扉の横断面図、第2図は本
考案に係る防音扉の横断面図、第3図は第1図、
第2図の防音扉の音響透過損失の実測値を示すグ
ラフである。 1……防音扉、2……枠体、3……中間層、4
……第1表面材、5……第2表面材、6……第1
遮音性シ−ト、7……充填材、8……第2遮音性
シ−ト、9……空気層、10……スペ−サ、11
……第3遮音性シ−ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1表面材と、第1表面材上に桟木を組んで形
    成した枠体と、枠体内に第1表面材側より、第1
    遮音性シ−ト、グラスウ−ル等の充填材、第2遮
    音性シ−トを、この順序で配するとともに、第2
    遮音性シ−ト上に空気層を介在させて第3遮音性
    シ−トを配して形成した中間層と、枠体および中
    間層上に取付けた、第1表面材より板厚の大きい
    第2表面材とからなることを特徴とする防音扉。
JP16493182U 1982-10-30 1982-10-30 防音扉 Granted JPS5969393U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16493182U JPS5969393U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 防音扉

Applications Claiming Priority (1)

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JP16493182U JPS5969393U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 防音扉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5969393U JPS5969393U (ja) 1984-05-11
JPS6340637Y2 true JPS6340637Y2 (ja) 1988-10-24

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ID=30361462

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JP16493182U Granted JPS5969393U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 防音扉

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147834U (ja) * 1984-08-31 1986-03-31 大建工業株式会社 収納家具
JPH0535714Y2 (ja) * 1985-07-27 1993-09-09

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Publication number Publication date
JPS5969393U (ja) 1984-05-11

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