JPS6339648A - 強化プラスチツクの粉砕方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、産業廃棄物として投棄処分され、公害の元
凶となっているガラス繊維入り強化プラスチック（以下
強化プラスチックという）を微粉末状に粉砕する方法及
びその装置に関する。

〔従来の技術〕

従来廃棄される強化プラスチックの処理は、切断などに
よりある程度の大きさに裁所して焼却又は埋置てするに
とどまり、有効な再利用は佑んど行われておらず、部所
するにもいろいろ問題があってその処理は大きな社会８
頭となっている。

即ちＩ５？！棄強化プラスチックの処理は、その形状寸
法、物性、材質の不均一性、木材や金属などの異物混入
など、その対象となる強化プラスチック自体にもいろい
ろな条件があり、一方例えば埋立て処理の場合には法規
上１５１以下に粗粉砕しなければならないので、圧縮破
砕ｎ、　ＷＩｓ破砕機や低速回転式せん断破砕機などを
用いる必要があり若し、この処理したものを再生利用し
ようとすれば、更に高速回転式せん断破砕機やボールミ
ルなどを使用しなければならず、しかもそれらの機械的
な処理の前後には、廃棄強化プラスチックの中に混入し
ている金属などを分離する必要も生じる。

その他、それらの処理をする際には騒音、振動。

粉塵の発生が大きな問題になる。例えば置部破砕機では
騒音、振動と共に飛散するガラス繊維の処理が問題にな
り、高速回転式のせん断破砕機では騒音、粉−の他に刃
先のＩＩＩ耗による工具身命の低下が問題になる。又シ
ュレッダ型破砕機の場合には、回転するローターにナイ
フ状、歯車状などの打馨子を多数取付け、相対する本体
の内面に突起を有した固定刃を設け、打繋子と固定刃と
の間で被破砕物の破砕をするが、強化プラスチックに適
用した場合の一実験例では、次の表のようになり、粉末
の粒度サイズは大きく、シかもその粒度分布は不均一で
騒音、振動も激しかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は、以上のような従来技術がもってし）だ問題
点を解決したもので、廃棄強化プラスチ・ツクを１車な
工程によって騒音、振動９等の発生も抑えて、均一な粒
度分布ををする微粉末に能率よく処理することを目的と
している。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、多数の超硬合金粒子を外周に固着した加工
工具を高速回転させ、その加工工具の回転表面にガラス
繊維入り強化プラスチックを押付けて強化プラスチック
を粉砕することによって、前期の・問題点を解決し、均
一な粒度分布をもった微粉末に処理することを達成した
。

〔作用〕

この発明の粉砕方法によれば、ガラス繊維入り強化プラ
スチックを容易にかつ迅速に１００μｍ程度の均一な粒
度の細粉に処理することができ、騒音、振動も発生せず
、わずかに飛散する微粉も簡単な集塵装置で回収でき、
作業環境も良好に保つことができる。

〔実施例〕

この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図は全体説明図、第２図は回転加工工具の正面図、
第３図は第２図に示す工具の分解説明斜視図であって、
この実施例における加工工具（１）は、多数のタングス
テンカーバイドを主体とした超硬合金製の切削粒子（３
）（以下超硬合金粒子という）を電子ビーム溶接によっ
て粒子の一部を埋設するように外周に固着した複数の鋼
製円板（２）を、各調製円板（２）の間に円板（２）よ
りも小径の金属製ワッシャー（４）を介在させて、回転
軸（５）上に一体に固着したものである。超硬合金粒子
（３）は尖銑な尖縁を有する径０．８７程度の細粒子で
電子ビームにより円板（２）の厚さ１．２″′程の母材
である銅の外周縁部を溶融し、その溶融池に前記細粒子
を落下させて粒子の一部を埋設させ、埋設固着して製作
したものが円板（２）として特に有効である。

又ワッシャー（４）はその厚さを１．５〜２　位とし加
工工具の粉砕加工中の摩擦熱等の蓄熱を防止するため、
熱伝導率の高い銅やアルミ等を使うとよく、その外周面
は高速回転による放熱、空冷をよくするため表面積を大
きクシ、空気流を起させるよう図示のような適宜な形状
にするとよい。加工工具（１）をこのように構成すると
、処理するために押付ける強化プラスチックの横曝寸法
に応じて、鋼製円板（２）とワッシャー（４）の枚数を
増減して適宜の槙晶寸法をもった加工工具（１）を任意
に作成することができると共に、鋼製円板（２）の一部
が破損あるいは摩損したときにも随時にその損傷した円
板のみを部品と交換することもでき、極めて有効である
。

又だ硬合金粒子の粒子の大きさ１粒度分布が同一なｍｓ
寸法をもった加工工具を（１）をユニットとすると、強
化プラスチックの材質の種間の変化に応じて適したユニ
ットに交換することも有益である。

例えばＢＭＣのように剛性の強い強化プラスチックには
粗粒のユニット、ＰＲＰにははん用の粒子のユニット、
ＦＲＵ（ウレタン）には細粒のユニット等に使い分ける
ことが出来る。

次に、この発明の粉砕方法を第１図について説明すると
、加工工具（１）を高速回転可能に設置し、その前部に
先端縁を工具（１）の外周表面に近接して支持台（６）
を設け、支持台（６）の上方には複数の硬質ゴム製の案
内ローラー（８）を回転自在に列設、垂下させたローラ
ホルダー（９）を設け、支持台（６）の両側端部には固
定ガード（７）を取付けである。そして適宜の大きさに
切断した強化プラスチックを支持台（６）の上にＳ置す
るが、その高さは図示のように加工工具（１）の直径以
下のものとし、上部を案内ローラ（８）に接触するよう
にする。

次に支持臼（６）上に積載した強化プラスチックを後方
から油圧専の適宜の動力源により押圧具（１０）により
押出し、加工工具（１）に対して押付ける。強化プラス
チックは加工工具（１）によって細粉に粉砕され、支持
台先端との間から落下し、収集袋に収集することができ
る。

なお前記固定ガード（７）は強化プラスチックが左右に
落下しないように設けたもので、左右の間隔は、加工工
具（１）の槙偏（軸長）より小さくシ、切断された強化
プラスチックの錫に応じて調節可能なものにすると有効
である。

又加工工具（１）としては図示した前記実流例のものに
は限らず、超硬合金粒子を鋼製工具母材の外周面に固着
した円筒形１円錐形等の適宜な形状をした回転工具を採
用しても差し支えない。

〔発明の効果〕

この発明は、以上のように構成されているので、外径１
５０団程度の加工工具（１）を毎分約９００回転程で回
転させて粉砕加工を実施し、強化プラスチックを約１０
０μの均一は細粒に粉砕処理することができる。

しかも騒音、振動も少なくわずかに飛散する微粉を適宜
間車な集塵機構で回収すれば、作業環境も極めて良好に
保つことができる。

又処理すべき廃棄強化プラスチックに釘などの金属や合
板などの異物が混入している場合にも、摺脂やガラス１
ｍ錐と共に瞬時に細粉化され、何等の支障を生じること
がなく長時間の連続処理作業を可能にした。

このように、この発明の粉砕方法とその装置によれば、
廃棄されたガラス繊維入り強化プラスチックを一工程で
容易に細粉化することが出来、産業廃棄物として公害の
元凶となっている強化プラスチックを今後、有用な資源
として再利用できる大きな端初を開くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の全体説明図、第２図は回
転加工工具の正面図、第３図は同工具の分解説明斜視図
である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数の超硬合金粒子を鋼材よりなる工具母材の外
   周に、電子ビーム溶接等により一部を埋設して固着して
   なる加工工具を高速回転させ、その加工工具の回転表面
   に対してガラス繊維入り強化プラスチックを押付け、均
   一な細粉に粉砕することを特徴とする強化プラスチック
   の粉砕方法。
2. （２）鋼材よりなる工具母材の外周に多数の超硬合金粒
   子を電子ビーム溶接等により一部を埋設して固着してな
   る回転加工工具と、先端縁をその回転加工工具の外周表
   面に近接して設けたガラス繊維入り強化プラスチック載
   置用の支持台と、支持台上の前記強化プラスチックを回
   転加工工具の外周表面に対して押付ける押圧機構とを有
   することを特徴とする強化プラスチックの粉砕装置。
3. （３）前記回転加工工具が、外周に多数の超硬合金粒子
   を固着した複数の鋼製円板と、各鋼製円板の間に介在さ
   れた鋼製円板よりも小径のワッシャーとを、回転軸上に
   一体に固着させた工具である特許請求の範囲第２項記載
   の強化プラスチックの粉砕装置。