JPS6339465Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6339465Y2 JPS6339465Y2 JP1983130843U JP13084383U JPS6339465Y2 JP S6339465 Y2 JPS6339465 Y2 JP S6339465Y2 JP 1983130843 U JP1983130843 U JP 1983130843U JP 13084383 U JP13084383 U JP 13084383U JP S6339465 Y2 JPS6339465 Y2 JP S6339465Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- counterweight
- pin
- cylinder
- crank
- crankshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 13
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000009528 severe injury Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/22—Compensation of inertia forces
- F16F15/26—Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system
- F16F15/261—Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system where masses move linearly
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2173—Cranks and wrist pins
- Y10T74/2183—Counterbalanced
- Y10T74/2184—Vibration dampers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、往復動内燃機関のバランサ装置に係
り、特にシリンダの真下にカウンタウエイトを設
けた構造のバランサ装置の改良に関するものであ
る。
り、特にシリンダの真下にカウンタウエイトを設
けた構造のバランサ装置の改良に関するものであ
る。
近年、内燃機関を小型、軽量化する為、クラン
クシヤフト回転数を増大しているが、その結果と
してピストン等の往復運動量も増大し、慣性力が
慣性モーメントが大となり、そのままでは内燃機
関に激しい振動が生起して、種々の不具合が発生
する。
クシヤフト回転数を増大しているが、その結果と
してピストン等の往復運動量も増大し、慣性力が
慣性モーメントが大となり、そのままでは内燃機
関に激しい振動が生起して、種々の不具合が発生
する。
従来、この内燃機関の振動を防止する為に、
様々なバランサーが開発され、使用に供せられて
いる。その中で有効なものとして、ピストンの往
復動によるクランクシヤフトの回転によつて、歯
車伝動機構を介して前記クランクシヤフトと平行
に設けたバランスシヤフトのバランスウエイトを
回転する方式が挙げられるが、この方式ではクラ
ンクシヤフトとバランスシヤフト間でモーメント
が発生する。このモーメントを解消する為に、ク
ランクシヤフトを挾むように一対のバランスシヤ
フトを設け、両バランスシヤフトを歯車伝動機構
を介してクランクシヤフトと同一速度で反対方向
に回転するようになし、クランクシヤフトに装着
したクランクウエブにクランク系の往復質量の略
１／２を荷わしめ、各々のバランスウエイトに残り
の往復質量を荷わしめ且つ各々のバランスシヤフ
トとクランクシヤフトとの距離の比に反比例した
質量を分担させるようにした内燃機関の振動防止
用バランサ装置がある。（実公昭52−32802号） 然し、このバランサ装置は、クランクウエブの
両側に一対のバランサウエイトを配し、これらを
クランクケース内に収納しているのであるから、
クランクケースが大型化して重量増となり、且つ
内部構造が複雑となつてメンテナンス上不利であ
る。
様々なバランサーが開発され、使用に供せられて
いる。その中で有効なものとして、ピストンの往
復動によるクランクシヤフトの回転によつて、歯
車伝動機構を介して前記クランクシヤフトと平行
に設けたバランスシヤフトのバランスウエイトを
回転する方式が挙げられるが、この方式ではクラ
ンクシヤフトとバランスシヤフト間でモーメント
が発生する。このモーメントを解消する為に、ク
ランクシヤフトを挾むように一対のバランスシヤ
フトを設け、両バランスシヤフトを歯車伝動機構
を介してクランクシヤフトと同一速度で反対方向
に回転するようになし、クランクシヤフトに装着
したクランクウエブにクランク系の往復質量の略
１／２を荷わしめ、各々のバランスウエイトに残り
の往復質量を荷わしめ且つ各々のバランスシヤフ
トとクランクシヤフトとの距離の比に反比例した
質量を分担させるようにした内燃機関の振動防止
用バランサ装置がある。（実公昭52−32802号） 然し、このバランサ装置は、クランクウエブの
両側に一対のバランサウエイトを配し、これらを
クランクケース内に収納しているのであるから、
クランクケースが大型化して重量増となり、且つ
内部構造が複雑となつてメンテナンス上不利であ
る。
一方、シリンダの真下にカウンタウエイトを設
け、このカウンタウエイトのアームをクランクシ
ヤフトに設けられている偏心ジヤーナルに、クラ
ンクシヤフトがクランクピンの垂直下方に位置し
た状態に於いて吊垂し、カウンタウエイトの中間
凹部をクランクケースの下部側壁に軸支したリン
クの先端に支承した単シリンダ・エンジン用のカ
ウンタバランスがある。（米国特許第3457804号） このカウンタバランスは、クランクケース内の
スペースを有効に利用し得てその上構造が簡素化
されているが、クランクシヤフト上の偏心ジヤー
ナルに吊垂したカウンタウエイトがリンクの先端
に軸支されているので、ピストンの上下動により
コネクテイングロツドを介してクランクシヤフト
が回転すると、カウンタウエイトはシリンダの軸
線方向と直交する方向に移動しながら上下動し、
完全にシリンダの軸線に沿つて上下動できない。
従つて、カウンタウエイトにピストン等の往復部
の質量分を超える力が発生して、往復部慣性力が
アンバランスとなつてシリンダの軸線方向ならび
にこれと直交する方向の振動を減少できず、所期
の目的を達成できないものである。
け、このカウンタウエイトのアームをクランクシ
ヤフトに設けられている偏心ジヤーナルに、クラ
ンクシヤフトがクランクピンの垂直下方に位置し
た状態に於いて吊垂し、カウンタウエイトの中間
凹部をクランクケースの下部側壁に軸支したリン
クの先端に支承した単シリンダ・エンジン用のカ
ウンタバランスがある。（米国特許第3457804号） このカウンタバランスは、クランクケース内の
スペースを有効に利用し得てその上構造が簡素化
されているが、クランクシヤフト上の偏心ジヤー
ナルに吊垂したカウンタウエイトがリンクの先端
に軸支されているので、ピストンの上下動により
コネクテイングロツドを介してクランクシヤフト
が回転すると、カウンタウエイトはシリンダの軸
線方向と直交する方向に移動しながら上下動し、
完全にシリンダの軸線に沿つて上下動できない。
従つて、カウンタウエイトにピストン等の往復部
の質量分を超える力が発生して、往復部慣性力が
アンバランスとなつてシリンダの軸線方向ならび
にこれと直交する方向の振動を減少できず、所期
の目的を達成できないものである。
本考案は斯かる問題を解消すべくなされたもの
であり、シリンダの真下にカウンタウエイトを、
シリンダの軸線に沿つて垂直に上下動するように
設けて、ピストン等の往復部慣性力をバランスさ
せた往復動内燃機関のバランサ装置を提供せんと
するものである。
であり、シリンダの真下にカウンタウエイトを、
シリンダの軸線に沿つて垂直に上下動するように
設けて、ピストン等の往復部慣性力をバランスさ
せた往復動内燃機関のバランサ装置を提供せんと
するものである。
以下本考案による往復動内燃機関のバランサ装
置の一実施例を図によつて説明すると、１はクラ
ンクケース、２はシリンダ、３はシリンダ２内を
上下動するピストン（図示省略）とクランクシヤ
フト４のクランクピン５とを連結したコネクテイ
ングロツドである。６はクランクアームで、クラ
ンクピン５と相対する側に延長されていて、ここ
に後述するカウンタウエイト１１を具備する拡大
部７が形成されている。この拡大部７はクランク
シヤフト４の中心でクランクピン５部の回転モー
メントとつり合う様に構成され、シリンダ２の軸
芯を中心に左右対称に配置されている。左右のク
ランクアーム６の外側にてクランクシヤフト４上
には偏心ジヤーナル８が装着されてピン９にてク
ランクアーム６に固定されている。この偏心ジヤ
ーナル８の軸芯はクランクシヤフト４の軸心の垂
直下方に位置してクランクピン５と相対する側に
偏心している。左右の偏心ジヤーナル８上には
夫々連結アーム１０が回転可能に支持され、連結
アーム１０の下端にはシリンダ２の真下の左右の
クランクアーム６の下側に配したカウンタウエイ
ト１１がピン１２にて吊垂されている。このカウ
ンタウエイト１１は平面略方形で、上面のクラン
クピン５に対向する部分にコネクテイングロツド
３の大端部（下端部）を避ける凹部１３が設けら
れ、下面中央にシリンダ１の軸芯を中心とする円
形のガイド穴１４が垂直に設けられている。クラ
ンクケース１の底壁からクランクケース１内には
垂直にシリンダ１の軸芯を中心とする円形のカウ
ンタウエイトガイドピン１５が突設され、このカ
ウンタウエイトガイドピン１５に前記カウンタウ
エイト１１のガイド穴１４が嵌合されて、カウン
タウエイト１１が垂直に上下動するようになつて
いる。カウンタウエイト１１の一側端にはクラン
クケース１の側壁に取付けた係止プレート１６が
当接されてガイドピン１５を中心とするカウンタ
ウエイトの回転が防止されるようになつている。
尚図中１７はクランクシヤフト４上に固着したク
ランクギヤ、１８はこのクランクギヤ１７に噛合
うカムシヤフト１９上のタイミングギヤ、２０は
カムシヤフト１９上に設けたカムで、クランクシ
ヤフト４の回転によりクランクギヤ１７、タイミ
ングギヤ１８、カムシヤフト１９を介して回転さ
れることにより図示せぬバルブが開閉されるよう
になつている。
置の一実施例を図によつて説明すると、１はクラ
ンクケース、２はシリンダ、３はシリンダ２内を
上下動するピストン（図示省略）とクランクシヤ
フト４のクランクピン５とを連結したコネクテイ
ングロツドである。６はクランクアームで、クラ
ンクピン５と相対する側に延長されていて、ここ
に後述するカウンタウエイト１１を具備する拡大
部７が形成されている。この拡大部７はクランク
シヤフト４の中心でクランクピン５部の回転モー
メントとつり合う様に構成され、シリンダ２の軸
芯を中心に左右対称に配置されている。左右のク
ランクアーム６の外側にてクランクシヤフト４上
には偏心ジヤーナル８が装着されてピン９にてク
ランクアーム６に固定されている。この偏心ジヤ
ーナル８の軸芯はクランクシヤフト４の軸心の垂
直下方に位置してクランクピン５と相対する側に
偏心している。左右の偏心ジヤーナル８上には
夫々連結アーム１０が回転可能に支持され、連結
アーム１０の下端にはシリンダ２の真下の左右の
クランクアーム６の下側に配したカウンタウエイ
ト１１がピン１２にて吊垂されている。このカウ
ンタウエイト１１は平面略方形で、上面のクラン
クピン５に対向する部分にコネクテイングロツド
３の大端部（下端部）を避ける凹部１３が設けら
れ、下面中央にシリンダ１の軸芯を中心とする円
形のガイド穴１４が垂直に設けられている。クラ
ンクケース１の底壁からクランクケース１内には
垂直にシリンダ１の軸芯を中心とする円形のカウ
ンタウエイトガイドピン１５が突設され、このカ
ウンタウエイトガイドピン１５に前記カウンタウ
エイト１１のガイド穴１４が嵌合されて、カウン
タウエイト１１が垂直に上下動するようになつて
いる。カウンタウエイト１１の一側端にはクラン
クケース１の側壁に取付けた係止プレート１６が
当接されてガイドピン１５を中心とするカウンタ
ウエイトの回転が防止されるようになつている。
尚図中１７はクランクシヤフト４上に固着したク
ランクギヤ、１８はこのクランクギヤ１７に噛合
うカムシヤフト１９上のタイミングギヤ、２０は
カムシヤフト１９上に設けたカムで、クランクシ
ヤフト４の回転によりクランクギヤ１７、タイミ
ングギヤ１８、カムシヤフト１９を介して回転さ
れることにより図示せぬバルブが開閉されるよう
になつている。
次に上述の如く構成された本考案のバランサ装
置の作用について説明する。往復動内燃機関が駆
動されると、シリンダ２内のピストン（図示省
略）が上下動し、ピストンとクランクピン５を連
結したコネクテイングロツド３を介してクランク
シヤフト４が回転する。このクランクシヤフト４
の回転によりクランクアーム６と一体の偏心ジヤ
ーナル８が偏心回転し、該偏心ジヤーナル８上に
支持された連結アーム１０がカウンタウエイト１
１をクランクケース１の底壁から突設されたカウ
ンタウエイトガイドピン１５に沿つて垂直に上下
動することになる。このピストンの上下動による
カウンタウエイト１１の上下動に於いて、ピスト
ンが上死点に位置した時つまりクランクピン５が
上限に来た時、偏心ジヤーナル８の軸芯がクラン
クピン５の反対側の下方に最大限遠のくので、偏
心ジヤーナル８上に支持された連結アーム１０は
下限位置にあり、カウンタウエイト１１も下限位
置にある。逆にピストンが下死点に位置した時つ
まりクランクピン５が下限に来た時、偏心ジヤー
ナル８の軸芯がクランクシヤフト４の軸芯の上方
に遠のくので、偏心ジヤーナル８上に支持された
連結アーム１０は上限位置にあり、カウンタウエ
イト１１も上限位置にある。このようにしてピス
トンが上昇すると、カウンタウエイト１１がシリ
ンダ２の真下でシリンダ２の軸線に沿つて垂直に
下降し、ピストンが下降すると、カウンタウエイ
ト１１がシリンダ２の真下でシリンダ２の軸線に
沿つて垂直に上昇するので、カウンタウエイト１
１はピストンの動きと180゜ずれた慣性力が生じ、
この慣性力がシリンダ２の軸線と直交する方向に
振動を生じさせることなく、ピストン等の往復部
の質量分と見合う結果、ピストン等の往復部慣性
力はバランスしたものとなる。従つてシリンダ２
の軸線方向に振動が生じることがなく、無振動の
ピストン等の往復動を実現できる。またカウンタ
ウエイト１１はシリンダ２の軸線上にあり、且つ
クランクシヤフト４と直交する面を中心として左
右対称であるので、カウンタウエイト１１の慣性
力はシリンダ２の軸線の周りでバランスを保つて
いて、振動の原因となる偶力が全く生じないもの
である。
置の作用について説明する。往復動内燃機関が駆
動されると、シリンダ２内のピストン（図示省
略）が上下動し、ピストンとクランクピン５を連
結したコネクテイングロツド３を介してクランク
シヤフト４が回転する。このクランクシヤフト４
の回転によりクランクアーム６と一体の偏心ジヤ
ーナル８が偏心回転し、該偏心ジヤーナル８上に
支持された連結アーム１０がカウンタウエイト１
１をクランクケース１の底壁から突設されたカウ
ンタウエイトガイドピン１５に沿つて垂直に上下
動することになる。このピストンの上下動による
カウンタウエイト１１の上下動に於いて、ピスト
ンが上死点に位置した時つまりクランクピン５が
上限に来た時、偏心ジヤーナル８の軸芯がクラン
クピン５の反対側の下方に最大限遠のくので、偏
心ジヤーナル８上に支持された連結アーム１０は
下限位置にあり、カウンタウエイト１１も下限位
置にある。逆にピストンが下死点に位置した時つ
まりクランクピン５が下限に来た時、偏心ジヤー
ナル８の軸芯がクランクシヤフト４の軸芯の上方
に遠のくので、偏心ジヤーナル８上に支持された
連結アーム１０は上限位置にあり、カウンタウエ
イト１１も上限位置にある。このようにしてピス
トンが上昇すると、カウンタウエイト１１がシリ
ンダ２の真下でシリンダ２の軸線に沿つて垂直に
下降し、ピストンが下降すると、カウンタウエイ
ト１１がシリンダ２の真下でシリンダ２の軸線に
沿つて垂直に上昇するので、カウンタウエイト１
１はピストンの動きと180゜ずれた慣性力が生じ、
この慣性力がシリンダ２の軸線と直交する方向に
振動を生じさせることなく、ピストン等の往復部
の質量分と見合う結果、ピストン等の往復部慣性
力はバランスしたものとなる。従つてシリンダ２
の軸線方向に振動が生じることがなく、無振動の
ピストン等の往復動を実現できる。またカウンタ
ウエイト１１はシリンダ２の軸線上にあり、且つ
クランクシヤフト４と直交する面を中心として左
右対称であるので、カウンタウエイト１１の慣性
力はシリンダ２の軸線の周りでバランスを保つて
いて、振動の原因となる偶力が全く生じないもの
である。
以上の説明で判るように本考案による往復動内
燃機関のバランサ装置は、シリンダの真下にカウ
ンタウエイトを設け、このカウンタウエイトをピ
ストンが上昇する時シリンダの軸線に沿つて垂直
に下降するようにし、ピストンが下降する時シリ
ンダの軸線に沿つて垂直に上昇するように成され
ているので、カウンタウエイトはピストンの動き
と180゜ずれた慣性力が生じる。従つて、カウンタ
ウエイトは、ピストンの往復部の質量分と見合う
結果、ピストン等の往復部慣性力は完全にバラン
スしたものとなり、ピストンの往復動が無振動と
なつて、往復動内燃機関の振動、騒音レベルが著
しく低減され、且つ可動部材の摩耗も著しく減少
される等の優れた効果がある。
燃機関のバランサ装置は、シリンダの真下にカウ
ンタウエイトを設け、このカウンタウエイトをピ
ストンが上昇する時シリンダの軸線に沿つて垂直
に下降するようにし、ピストンが下降する時シリ
ンダの軸線に沿つて垂直に上昇するように成され
ているので、カウンタウエイトはピストンの動き
と180゜ずれた慣性力が生じる。従つて、カウンタ
ウエイトは、ピストンの往復部の質量分と見合う
結果、ピストン等の往復部慣性力は完全にバラン
スしたものとなり、ピストンの往復動が無振動と
なつて、往復動内燃機関の振動、騒音レベルが著
しく低減され、且つ可動部材の摩耗も著しく減少
される等の優れた効果がある。
第１図は本考案による往復動内燃機関のバラン
サ装置の一実施例を示す第２図のＡ−Ａ線断面矢
視図、第２図は第１図のＢ−Ｂ線断面矢視図、第
３図は第１図のＣ−Ｃ線断面矢視図である。 １……クランクケース、２……シリンダ、３…
…コネクテイングロツド、４……クランクシヤフ
ト、５……クランクピン、６……クランクアー
ム、７……拡大部、８……偏心ジヤーナル、９…
…ピン、１０……連結アーム、１１……カウンタ
ウエイト、１２……ピン、１３……凹部、１４…
…ガイド穴、１５……カウンタウエイトガイドピ
ン、１６……係止プレート、１７……クランクギ
ヤ、１８……タイミングギヤ、１９……カムシヤ
フト、２０……カム。
サ装置の一実施例を示す第２図のＡ−Ａ線断面矢
視図、第２図は第１図のＢ−Ｂ線断面矢視図、第
３図は第１図のＣ−Ｃ線断面矢視図である。 １……クランクケース、２……シリンダ、３…
…コネクテイングロツド、４……クランクシヤフ
ト、５……クランクピン、６……クランクアー
ム、７……拡大部、８……偏心ジヤーナル、９…
…ピン、１０……連結アーム、１１……カウンタ
ウエイト、１２……ピン、１３……凹部、１４…
…ガイド穴、１５……カウンタウエイトガイドピ
ン、１６……係止プレート、１７……クランクギ
ヤ、１８……タイミングギヤ、１９……カムシヤ
フト、２０……カム。
Claims (1)
- 往復動内燃機関に於いて、左右のクランクアー
ムのクランクピンと相対する側を延長して、クラ
ンクシヤフトの中心で前記クランクピン部の回転
モーメントと釣り合う拡大部を形成し、左右のク
ランクアームの外側にてクランクシヤフト上にそ
の軸心の垂直下方に位置してクランクピンと相対
する側に偏心させた偏心ジヤーナルを装着してピ
ンにてクランクアームに固定し、左右の偏心ジヤ
ーナル上には夫々連結アームを回転可能に支持
し、左右の連結アームの下端にはシリンダの真下
で左右のクランクアームの下側に配され下面中央
にシリンダの軸芯を中心とするガイド穴を垂直に
設けたカウンタウエイトをピンにて吊垂し、クラ
ンクケース底壁からクランクケース内にカウンタ
ウエイトガイドピンをシリンダの軸芯を中心とし
て垂直に突設し、このカウンタウエイトガイドピ
ンに前記カウンタウエイトのガイド穴を嵌合し
て、カウンタウエイトをピストンが上昇する時下
降しピストンが下降する時上昇するようにしたこ
とを特徴とする往復動内燃機関のバランサ装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983130843U JPS6037645U (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 往復動内燃機関のバランサ装置 |
| US06/810,230 US4656981A (en) | 1983-08-24 | 1985-12-18 | Balancing mechanism for reciprocating piston engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983130843U JPS6037645U (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 往復動内燃機関のバランサ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6037645U JPS6037645U (ja) | 1985-03-15 |
| JPS6339465Y2 true JPS6339465Y2 (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=15043992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983130843U Granted JPS6037645U (ja) | 1983-08-24 | 1983-08-24 | 往復動内燃機関のバランサ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4656981A (ja) |
| JP (1) | JPS6037645U (ja) |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4819593A (en) * | 1988-04-28 | 1989-04-11 | Briggs & Stratton Corporation | Pivoting balancer system |
| US5282444A (en) * | 1990-07-23 | 1994-02-01 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Power transmitting system of small boat |
| US5927242A (en) * | 1997-03-25 | 1999-07-27 | Brunswick Corporation | Marine engine with reciprocating force balancer |
| WO2001036798A1 (en) * | 1999-11-12 | 2001-05-25 | Edward Charles Mendler | Rigid crankshaft cradle and actuator |
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