JPS63389Y2 - - Google Patents

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JPS63389Y2
JPS63389Y2 JP1981147310U JP14731081U JPS63389Y2 JP S63389 Y2 JPS63389 Y2 JP S63389Y2 JP 1981147310 U JP1981147310 U JP 1981147310U JP 14731081 U JP14731081 U JP 14731081U JP S63389 Y2 JPS63389 Y2 JP S63389Y2
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advection
partition plate
chamber
tube
aeration
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JP1981147310U
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  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、分離曝気方式、分離接触曝気方式等
の浄化槽における移流管に関するものである。従
来強化プラスチツク製、所謂FRP製の浄化槽は、
2分割形成した上部槽と下部槽を上下に合着固定
し、この本槽内部を仕切板で左右に区画形成し、
その一方の汚水流入口側を汚水、汚物等の沈澱分
離室、他方を単なる曝気室(分離曝気方式の場
合)又は接触濾材との接触曝気室(分離接触曝気
方式の場合)となし、これにて汚水の浄化処理に
供している。斯る浄化槽において、沈澱分離室と
曝気室とを区画する仕切板の上半部には、第1図
a,bに示す如き移流通路Mが形成され、沈澱分
離室Aからの一次処理液を曝気室B側へ移流可能
としている。
斯る移流通路Mを形成するに、従来第1図aに
示す如く仕切板イの上部に通孔ロを穿設し、該通
孔ロを含む仕切板イ前部の沈澱分離室A側に、平
断面が凹状、半筒状の凹成板ハを当接し、該凹成
板ハの上部、両側部の鍔部ニと仕切板イとの間を
少数のリベツトホによつて固定していた。その
為、仕切板イと凹成板ハの鍔部ニへの穿孔作業、
リベツト打ち作業等を要し、しかも、此等の作業
が上部槽のマンホールから作業者が体を本槽内へ
潜らせて行なう槽内作業となる困難なものであつ
た。また、仕切板イに凹成板ハを少数のリベツト
ホによつて固定する為、仕切板イの水封性や仕切
板イと凹成板ハとの水封性をも損なうものであつ
た。その為、前記の取付リベツトに代えて接着方
式で仕切板イに凹成板ハを固着するも、仕切板
イ、凹成板ハは共に強化プラスチツク素材にて形
成されている為、仕切板イの被接着部分、鍔部ニ
の接着部分を夫々サンデイングし、その上で樹脂
混練物によつて接着固定せねばならない。また当
該各作業が前記と同様な槽内作業となる為、作業
環境や作業効率も悪いのみならず、製造コストの
軽減にも欠けるものであつた。
また、従来第1図bに示す如く移流通路Mに該
当する部分を、仕切板イの成形時に予じめ凹成し
ておき、当該凹成板ヘの周縁部に当て板トを接着
方式で固着している。その為、前記と同様に作業
者が槽内へ体を潜らせて不自然な姿勢でサンデイ
ング作業、接着作業せねばならないばかりか、本
来、仕切板には直接水圧がかかる為、所要の強度
を要求されるが、仕切板イの凹成板ヘに当て板ト
を重合接着し、仕切板イと当て板トとが不連続な
状態を形成し、仕切板イや当て板トの板厚を必要
以上に厚肉とせねばならないものであつた。この
ことは、接着方式に代えてリベツト打ち作業によ
つて当て板トを仕切板イに固定するも同様であ
る。
本考案は、斯様な前記諸点に鑑みて案出したも
ので、沈澱分離室と曝気室とを仕切板で区画形成
し、該仕切板の上部に通孔を設け、該通孔に移流
通路を形成した浄化槽において、前記移流通路を
上部後面に螺子筒部を突設した移流管にて形成
し、前記通孔に貫挿した螺子筒部にはナツトを螺
合固定せしめ、これにより仕切板への移流管の取
付固定作業を簡易迅速に可能ならしめ、製造コス
トの大幅な軽減や作業能率の向上に対処せんとし
たものである。
本考案の実施例を添付図面に従つて説明する
に、先ず、要部を示す第2図において、1は浄化
槽Tの沈澱分離室Aと曝気室Bとを区画する仕切
板、2は仕切板1の上部に穿設した通孔、3は仕
切板1前面の沈澱分離室A側に縦設した移流管で
あつて、第3図a,bに示すように台形断面の角
筒状、円筒状等の管形状とし、その下端部を移流
入口4として開口形成し、その上端部を傾設した
蓋部5にて閉成している。6は移流管3の上部後
面に分岐突設した螺子筒部であつて、前記通孔2
に貫挿支持される。7は螺子筒部6に嵌挿したパ
ツキンであつて、螺子筒部6の根元部分と仕切板
1の通孔2との間に介設される。8は通孔2に貫
挿した螺子筒部6に螺合したナツトであつて、こ
れて仕切板1に移流管3を締着固定する。9は螺
子筒部6の末端部に開口した移流出口であつて、
前記移流入口4と当該移流出口9との間が移流通
路Mを構成する。10は移流出口9の下半部に形
成した張出し突出部であつて、前記螺子筒部6の
下半部を曝気室B側へ張出した上で、当該突出部
10の後端を後上りに傾設している。尚、WL
1,WL2は、夫々沈澱分離室A側、曝気室B側
の水位線であつて、通常、水位線WL2が水位線
WL1より僅かに低くなるようにしている。
斯様な構成とすることにより、仕切板1への移
流管3の取付固定作業が簡易迅速に行ない得るの
で、従来手法に比して作業能率は著しく向上し、
ひいては製造コストの大幅な軽減に寄与する。
次に、前記構成を具備した分離曝気方式、分離
接触曝気方式の浄化槽のうち、分離接触曝気方式
のプラスチツク製浄化槽Tの諸構成を第4図に基
いて説明する。この方式の浄化槽Tの基本構成
は、本槽内を左側方より沈澱分離室A、接触曝気
室B(分離曝気方式の場合は単なる曝気室)、沈澱
室Cに夫々区画形成し、その内、沈澱室Cの上方
部に消毒室Dを内設している。11は浄化槽Tの
左側上部壁に貫挿固定した汚水流入管であつて、
沈澱分離室Aの左側方へ汚水を流し込み、当該分
離室A内で緩やかな循環流を形成する。沈澱分離
室Aと接触曝気室Bを区画する仕切板1には、第
2図に示す如く移流管3が取着固定される。12
は接触曝気室B内へ配管構成した送気管であつ
て、開閉バルブV1,V2を介して外部の送風機
(図示せず)と連結支持している。13は接触曝
気室Bに縦設した汚泥返送管であつて、該返送管
13の下部に前記送気管12を連結接続すると共
に傘状の汚泥吸込口14を開口形成し、その上部
に沈澱分離室Aへの汚泥吐出管15を延設してい
る。16は接触曝気室Bの仕切板1側に配管した
送気管であつて、その下端を空気吹出口16aと
している。17は接触曝気室Bの上下両端部に配
設した支持枠であつて、当該上下の支持枠17間
に合成樹脂素材にて成形され、多数個の鎖片18
a連鎖状に連結接続した接触濾材18を掛架支持
している。19は接触濾材18の直下に配設した
散気管、20は接触曝気室Bと沈澱室Cとを区画
する仕切板、21は沈澱室Cから消毒室Dへの移
流通路、22は消毒室Dから溢流する処理液の流
出管であつて、浄化槽Tの上部右側壁に連結固定
している。
而して、汚水流入管11から沈澱分離室A内へ
流入した汚水は、当該分離室Aで第4図矢視方向
の槽内対流が形成されて汚水の一次処理をし、そ
の上で移流管3の移流通路Mから接触曝気室Bへ
と越流する。該接触曝気室Bでは、開閉バルブV
1の開成によつて送気管16の吹出口16aから
空気が吹出し、仕切板1の後面壁に沿つて上昇流
が形成され、接触濾材18側を降流するとの一方
向の曝気循環対流が形成される。従つて、一次処
理された汚水は、接触濾材18である鎖片18a
群の隙間を降流する際に、当該濾材18表面に生
物膜を形成付着せしめ乍ら通過し、適度の付着力
が確保されて良好な接触曝気に供される。このと
き、接触濾材18の鎖片18aに必要以上の生物
膜が形成されるも、通常、接触曝気室Bの適度な
曝気循環対流によつて適宜に払い落されて常に適
度な付着力が確保されるが、時々一方の開閉バル
ブV2を開成し他方の開閉バルブV1を閉成せし
めて、散気管19から気泡状の空気を接触濾材1
8間を昇流せしめる。すると、この逆洗装置の働
きによつて接触濾材18の表面に生物膜を必要以
上に被膜した付着分を取り去り、再度の接触曝気
効を一層良好なものとしている。この接触曝気室
B内で二次処理された処理液は、仕切板20下部
を通過して次の沈澱室C側へ潜流して昇流し、そ
の表層部の上澄液が移流通路21から消毒室Dへ
流れ込み、所定の処理液として流出管22から外
部排出される。
尚、前記の場合に接触曝気室Bと沈澱室Cを沈
降し、その槽底部に集積される汚泥分の一部は、
開閉バルブV1の開成によつて送気管12の吹出
孔12aから吹出す空気によるエアーリフト作用
によつて、吸込口14から吹込まれ汚泥返送管1
3を昇流し、その吐出管15から沈澱分離室Aへ
と返送され、前記同様に再処理に供される。
本考案は、前記の如く沈澱分離室と曝気室とを
仕切板で区画形成し、該仕切板の上部に通孔を設
け、該通孔に移流通路を形成した浄化槽におい
て、前記移流通路を断面角筒状、円筒状等の移流
管にて形成し、該移流管の上部後面に螺子筒部を
突設し、該螺子筒部の下半部に突出部を張出し、
該突出部の後端を後上りに傾設し前記通孔に貫挿
した螺子筒部にナツトを螺合固定し得るように構
成した移流管としたので、仕切板への移流管の取
付固定作業が簡易迅速に行ない得る。その為、従
来手法に比して作業能率が著しく向上し、製品コ
ストの大幅な軽減に寄与することができる。ま
た、此等の構成も簡単である為市場に廉価に提供
し得る等の諸効果を発揮する。
殊に、張出し形成した突出部の存在によつて移
流水流の逆流を効果的に防止し、その上突出部の
後端を後上りに傾設したので、曝気水流の影響を
受けることなく移流水流が円滑に曝気室側へ越流
する効能をも満足せしめる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の移流通路を示す縦断面
図、第2図は本考案に係る移流管の取付状態を示
す縦断面図、第3図a,bは移流管の取付状態を
示す横断面図、第4図は分離接触曝気方式の浄化
槽の全体概要を示す縦断面図である。 符号表、T……浄化槽、M……移流通路、A…
…沈澱分離室、B……曝気室、C……沈澱室、D
……消毒室、1……仕切板、2……通孔、3……
移流管、4……移流入口、5……蓋板、6……螺
子筒部、7……パツキン、8……ナツト、9……
移流出口、WL……水位線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 沈澱分離室Aと曝気室Bとを仕切板1で区画形
    成し、該仕切板1の上部に通孔2を設け、該通孔
    2に移流通路Mを形成した浄化槽において、前記
    移流通路Mを断面角筒状、円筒状等の移流管3に
    て形成し、該移流管3の上部後面に螺子筒部6を
    突設し、該螺子筒部6の下半部に突出部10を張
    出し、該突出部10の後端を後上りに傾設し、前
    記通孔2に貫挿した螺子筒部6にナツト8を螺合
    固定し得るように構成したことを特徴とする浄化
    槽における移流管。
JP14731081U 1981-10-03 1981-10-03 浄化槽における移流管 Granted JPS5853295U (ja)

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JP5192011B2 (ja) * 2010-03-29 2013-05-08 アサヒグループホールディングス株式会社 処理槽の上蓋部に設けられる排水機構の構造、処理槽の上蓋部の構造、及び、処理槽
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JPS5626560A (en) * 1979-08-08 1981-03-14 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd Electric dust collector

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