JPS6338933B2 - - Google Patents

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JPS6338933B2
JPS6338933B2 JP55188945A JP18894580A JPS6338933B2 JP S6338933 B2 JPS6338933 B2 JP S6338933B2 JP 55188945 A JP55188945 A JP 55188945A JP 18894580 A JP18894580 A JP 18894580A JP S6338933 B2 JPS6338933 B2 JP S6338933B2
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circuit
trip
power supply
relay
detection
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Takayuki Matsuda
Akira Yoshida
Tokuo Ito
Kazuhiko Kudo
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力系統を保護する保護継電装置にお
いて、特に搬送保護継電装置の脱調検出回路の改
良に関するものである。
従来から、電力系統における送電線の保護リレ
ーとしては、方向比較リレー方式等の距離リレ
ー、不足電圧リレーを主体とした保護継電装置が
多く用いられている。そして、これらのリレー方
式は、保護区間内を脱調軌跡が通過した場合事故
モード的に3相短絡事故相当となるため、系統安
定上不要にしや断しない様に対処している。
以下、従来の方向比較リレー方式における応動
について、第1,2,3,4図を用いて説明す
る。第1図は、従来の方向比較リレー装置の概要
を示すもので、第1図においてA、B、Cは各電
気所、11は保護対象としての電力系統(送電
線)、12は電流変成器で12aはその出力、1
3は電圧変成器で、13aはその出力、14は各
電気所A、B、Cを連系するしや断器、15は各
電気所A、B、Cに設置される方向比較方式の保
護リレーで15aはこれからのしや断指令、16
aはA電気所の保護リレー15から相手電気所
B、Cの同リレー15へ送信されるトリツプ許容
信号、17aはB電気所の保護リレー15から相
手電気所A、Cの同リレー15へ送信されるトリ
ツプ許容信号、18aはC電気所の保護リレー1
5から相手電気所A、Bの同リレー15へ送信さ
れるトリツプ許容信号を夫々示すものである。
第2図は、第1図における保護リレーの従来の
脱調検出方式を示す図であり、図において第1図
と同一部分には同一符号を付して示す。第2図に
おいて、20は内部事故検出を行う距離リレー、
20a,20bは距離リレー20が動作した時閉
路、開路する接点、21は距離リレー20の出力
接点と組合せて脱調検出するための距離リレー、
21aは距離リレー21が動作した時閉路する接
点である。また、22は事故検出を行う不足電圧
リレー、22a,22bは不足電圧リレー22が
動作した時閉路、開路する接点、23は不足電圧
リレー22の出力接点と組合わせて脱調検出する
ための不足電圧リレー、23aは不足電圧リレー
23が動作した時閉路する接点、24は上記リレ
ー21または23が動作し且つリレー20および
22が共に不動作であることを条件に一定時限後
動作する限時リレーで、距離リレー方式及び不足
電圧リレー方式により脱調と判定する。脱調検出
回路である。更に、25は一旦限時リレー24に
て脱調と判定したらその条件を一定時限引延ばす
限時リレー、24a,24bは限時リレー24が
動作した時閉路、開路する接点、25a,25b
は限時リレー25が動作した時閉路、開路する接
点をそれぞれ示すものである。一方、第2図の1
6は受信回路17,18リレー20,21等の条
件で相手電気所へのトリツプ許容信号を構成する
送信回路であり、16aはその出力である。17
はB電気所からの信号17aを受信する受信回路
であり、17a′は信号17aの条件で閉路する接
点、18はC電気所からの信号18aを受信する
受信回路であり、18a′は信号18aの条件で閉
路する接点である。なお、これらの条件はA電気
所を例として述べたが、B、C電気所についても
信号17a,18aの相手端子を読み替えれば同
様である。
第3図は、第2図の20,21の距離リレーの
特性をR―X座標にて表わしたものであり、リレ
ー20の特性が20c,21の特性が21cで表
わされており、それぞれの円の内側が動作域であ
る。つまり、リレー21の動作後リレー20が動
作する迄の時限を第2図の限時リレー24で検出
して脱調と判定させるのが、距離リレー方式によ
る脱調検出回路である。
第4図は、第2図の22,23の不足電圧リレ
ーの特性を電圧の絶対値にて表わしたものであ
り、リレー22の特性が22c,23の特性が2
3cで表わされており、それぞれの円の内側が動
作域である。つまり、リレー23が動作後リレー
22が動作する迄の時限を第2図の限時リレー2
4で検出して脱調と判定させるのが、不足電圧リ
レー方式による脱調検出回路である。
次に、かかる構成の方向比較搬送保護継電装置
において、保護区間内を脱調軌跡が通過した時の
応動について第1図および第2図を用いて説明す
る。今、第1図における送電線11内を脱調軌跡
が通過すると、電源端であるA、B電気所では第
2図の距離リレー21が動作してその接点21a
が閉路する。そして、接点21aの閉路、20b
および22bの閉路している条件が限時リレー2
4の動作時間以上継続すると、これを検出して限
時リレー24が動作し、脱調と判定する。また、
限時リレー24が動作する前に距離リレー20が
動作してその接点20bが開路すると、脱調とは
判定しない。又相手電気所へは距離リレー20が
動作した事でトリツプ許容信号を与える。一方、
非電源端であるC電気所では第2図の不足電圧リ
レー23が動作してその接点23aが閉路する。
そして、接点23aの閉路、20bおよび22b
の閉路している条件が限時リレー24の動作時間
以上継続すると、限時リレー24が動作して、脱
調と判定する。また、限時リレー24が動作する
前に不足電圧リレー22が動作してその接点22
bが開路すると脱調とは判定しない。又相手電気
所へは不足電圧リレー22が動作しかつ1端子か
らでもトリツプ許容信号を受信している事でトリ
ツプ許容信号を与える。仮に接点24b,25b
がしや断指令15aの条件に入つていないとすれ
ば、電源端では20a,17b,18bの各接点
が閉路し電源トリツプ回路が形成され、また非電
源端では22a,17b,18bの各接点が閉路
し非電源トリツプ回路が形成され脱調時に不要に
しや断することになる。この為、従来の保護継電
装においては距離リレーによる脱調検出回路と、
不足電圧リレーによる脱調検出回路の双方を具備
し、保護区間11の内部を脱調軌跡が通過した場
合は全ての端子で脱調検出を可能とさせ、24
b,25bの接点によつて自端子のトリツプロツ
クを行う様に対処している。
しかし、3端子以上の多端子送電線では2端子
送電線に比べて分岐効果の影響、大電源端近傍に
重負荷端子が連系されている場合、従来の脱調検
出方式では次のような不具合がある。
(1) 第5図に示す系統でF1故障が発生すると、
大電源端子Aと弱小電源端子Bからそれぞれ1
61および162なる故障電流が故障点F1に
向かつて流れる。B端子の距離リレーの見る故
障点インピーダンスは、分岐効果により内部事
故であるにもかかわらず、第6図の63aとな
ることがあり脱調検出することになる。A端子
が方向比較方式とは別に設けた第1段要素等に
よりしや断後、分岐効果がなくなりB端子の距
離リレーの見るインピーダンスが第6図の63
bに移つても一旦63aにて脱調検出している
ので、B端子はトリツプ不能またはトリツプ時
間の大幅遅延を生じてしまう。
(2) 第7図に示す系統でF2故障が発生すると、
大電源端子Aの近傍の弱小電源端子Cでは電圧
降下が小さく第8図の65aとなることがあ
る。65aのレベルの電圧になるとC端子では
脱調検出を行い、A端子が何らかの方法でしや
断後65bの電圧になつてもC端子はトリツプ
ロツクが継続し、トリツプ不能またはトリツプ
時間の遅延を生じてしまう。この対策として、
非電源トリツプを企図する不足電圧要素22c
の整定を65aを含む整定に変えたとすると、
脱調検出のために22cに対して23cは一定
の差を設ける必要があるため、23cの整定値
が高くなり常時の電圧でも動作してしまう等の
不具合が生じる。
(3) 第8図の特性を有する脱調検出回路で第7図
のF2故障で脱調検出を行ない自端のトリツプ
回路を第2図の24bによりロツクしてしまう
場合、距離リレー20が動作可能でトリツプ企
図しても、接点24bによるロツクのためトリ
ツプ不可となつてしまう。距離リレーの感度と
不足電圧リレーの感度には当然差があるため、
こういつた現象が起こりうる。
本発明は上記のような不具合を解消するために
成されたもので、その目的は多端子送電線系統に
おける内部事故時に不要な脱調検出によるトリツ
プロツクがなされることなく確実に事故除去を行
なつて信頼度の向上を図ることができる搬送保護
継電装置を提供することにある。
まず、本発明は前記不具合点1および2が同一
端子で同時に発生することが極めて稀であること
に着目し、3端子以上の多端子送電線系統がある
場合自保護区間に脱調軌跡が通過した場合の脱調
検出回路によるトリツプロツク方法として、距離
リレー方式により脱調を検出した場合には電源ト
リツプ回路のロツクとし、不足電圧リレー方式に
より脱調を検出した場合には非電源トリツプ回路
のロツクとする事により、内部事故時に不要な脱
調を検出してトリツプ回路をすべてロツクさせず
に事故除去を優先させ、また脱調時には確実にト
リツプ回路をロツクして不要なしや断をロツクし
ようとするものである。
以下、本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。第9図は、本発明による方向比較搬
送保護継電装置を備えた電力系統の構成を示すも
のであり、第1図と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
て述べる。第9図において、19は本発明による
脱調時のトリツプロツク方式を具備した保護リレ
ーを示すものである。
次に、第10図は本発明よる保護リレーの脱調
時のトリツプロツク方式の具体的構成を示すもの
であり、第10図において第9図と同一部分には
同一符号を付して示す。第10図に於て30は前
記第2図における20,21の距離リレー方式に
よる脱調検出回路で30aはその出力、32は第
2図における、22,23の不足電圧リレー方式
による脱調検出回路で32aはその出力、31は
第2図における20,17,18の距離リレーに
よる電源トリツプ回路で31aはその出力、33
は第2図における22,17,18の不足電圧リ
レーによる非電源トリツプ回路で33aはその出
力である。34,35は信号30a,32aを
各々反転させるノツト回路、36はノツト回路3
4の出力、34aと電源トリツプ回路31の出力
31aを入力とするアンド回路、37はノツト回
路35の出力35aと非電源トリツプ回路33の
出力33aを入力とするアンド回路、38は各ア
ンド回路36,37の出力36a,37aを入力
とするオア回路で、その出力15aをしや断指令
として送出する。
かかる第10図の回路において、信号30aは
脱調検出回路30で脱調検出した時“1”レベル
が立ち、信号31aは電源トリツプ回路31で内
部事故と検出した時“1”レベルが立つ。また、
信号32aも脱調検出回路32で脱調検出した
時、“1”レベルが立ち、信号33aは非電源ト
リツプ回路33で内部事故と検出した時“1”レ
ベルが立つ。
次に、実際の脱調時の動作について説明する。
まず、第10図において、保護区間内を脱調軌跡
が通過した場合、電源端子では脱調検出回路30
と電源トリツプ回路31が動作しその出力30
a,31aとして“1”レベルが立つ。そして、
信号30aはノツト回路34によつて反転され信
号34aとしては“0”レベルになり、アンド回
路36の出力36aは“0”レベルとなる。よつ
てしや断指令15aは“0”レベルとなりしや断
器の引外し指令条件がロツクされる。また、非電
源端子では脱調検出回路32と非電源トリツプ回
路33が動作しその出力32a,33aとして
“1”レベルが立つ。そして、信号32aはノツ
ト回路35によつて反転され信号35aとしては
“0”レベルになり、アンド回路37の出力37
aは“0”レベルとなる。よつて、しや断指令1
5aは“0”レベルとなりしや断器の引外し指令
条件がロツクされる。
次に、通常の内部事故時には各脱調検出回路3
0,32共動作しない為、電源端、非電源端共信
号34a,35aとしては“1”レベルが立ちし
や断器に引外し指令条件が与えられる。なお、従
来の方式では信号34aと35aとをオア構成と
して信号15aとアンド構成としていた為、仮に
内部事故時に各脱調検出回路30,32で脱調検
出した場合はしや断器の引外し指令条件がすべて
ロツクされるが、第10図に示すロツク方式とす
ればいずれか一方のしや断指令条件は活かされて
いる為系統事故の除去が可能となる。
以上説明したように本構成とすれば、3端子送
電線における内部事故時に不要な脱調検出をした
としても、電源トリツプ回路、非電源トリツプ回
路のいずれか一方のトリツプ回路が活かされてい
る為系統事故の除去を優先させ、自保護区間を脱
調軌跡が通過した場合には確実にトリツプ回路を
ロツクする事が可能な機能を備えた信頼度の高い
方向比較搬送保護継電装置が得られるものであ
る。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、次のようにしても実施することができるも
のである。
第11図は、本発明の第2の実施例構成を示す
もので、図において第10図と同一部分には同一
符号を付して示す。第11図において、41,4
2は脱調検出回路30,32の出力信号30a,
32aをそれぞれ反転させるノツト回路、39は
脱調検出回路30の出力30aとノツト回路42
の出力42aとを入力とするアンド回路、40は
脱調検出回路32の出力32aとノツト回路41
の出力41aとを入力とするアンド回路をそれぞ
れ示す。第11図において、脱調検出回路30が
動作した場合はもう一方の脱調検出回路、つまり
32による検出回路を30a,41,41a,4
0の条件を用いてロツクしようとするものであ
る。又、32a,42,42a,39の条件は脱
調検出回路32が動作した場合は、同じく30に
よる検出回路をロツクするものである。その他の
機能は第10図と同一である。
かかる構成とする事により、双方のトリツプ回
路(電源トリツプ回路、非電源トリツプ回路)が
同時にロツクされる事はなくなり、より一層の系
統事故の除去能力の向上を図り得るものである。
なお、第11図の回路においては、脱調検出回
路30,32が同時に動作すると、脱調時にも引
外し指令がロツクされないように見えるが、この
回路の応動は実際には次の通りであり問題はな
い。
(a) 脱調時 電流、電圧は徐々に変化するので、脱調検出
回路30,32が同時に動作することはない。
特に、固定電源端では距離リレーによる脱調検
出回路30が先に動作し、不足電圧による脱調
検出回路32はその後で動作する。脱調検出
は、一旦動作したら限時復帰を持たせてリレー
トリツプ回路をロツクするので、脱調時には確
実にリレートリツプ回路がロツクされる。
(b) 内部事故時 電流、電圧は、常時潮流状態から瞬時に事故
点に移るので、脱調検出回路30,32は同時
に動作する。従つて、リレートリツプ回路はロ
ツクされず、トリツプ可能である。
次に、第12図は本発明の第3の実施例構成を
示すもので、図において第10図と同一部分には
同一符号を付して示す。第12図において、51
は固定電源端子が休止した事を電力線搬送等の条
件または別途手段により検出する休止端検出回路
であり、その出力信号51aは固定電源端が休止
の時“1”レベルが立つ。また、53は各信号3
0a,51aを入力とするアンド回路で53aは
その出力、54は同じく信号32aと51aを入
力とするアンド回路で54aはその出力をそれぞ
れ示すものである。
かかる第12図に示す回路は、脱調検出を固定
電源端でのみ行ない、固定電源端で脱調検出した
ら自端のトリツプ指令をロツクするとともに相手
端へはトリツプ阻止信号の送出を行ない、相手端
子では脱調検出を行なわないような構成とした方
式に適用可能な回路である。固定電源端並用時は
信号51aに“0”レベルが立ち、信号30a,
32aの条件をトリツプ回路の条件に無関係にさ
せる。そうすると、信号34a,35aとしては
常時“1”レベルが立つため、信号36a,37
aの条件は信号31aと33aの出力のみにより
制御されることになる。また、固定電源端休止時
は51aに“1”レベルが立ち信号30a,32
aの条件が活かされる事になる。その他の機能は
第10図と同一である。
本発明を適用することにより、確実に脱調検出
可な固定電源端からのみ脱調時トリツプロツク信
号が与えられる為、内部事故時に不要な脱調ロツ
クがかかることはなく、また固定電源端が休止し
た場合は残りの端子の脱調検出回路を使用して脱
調ロツクを行ない得るように切替えられるため、
系統事故等に対する装置の信頼度および系統安定
度の向上を図ることができまた、固定電源端での
み脱調検出を行なわせるため、非電源端の脱調検
出回路を省略することが可能である。
ここで、固定電源端とは、系統の変化があつて
も背後電源の状態が常に十分大きく、距離リレー
が完全動作し得るに足る事故電流が確保される端
子をいう。特に、各端子の場合、背後電源容量が
大きければ遠方事故においても分岐効果による影
響度合が小さい。また、固定電源端でのみ脱調検
出を行なうことにより、特に多端子送電線におけ
る内部事故による第5図、第7図にて説明した分
岐効果の影響や、電圧が十分に低下せずに内部事
故であるにもかかわらず誤つて脱調と検出するこ
とが防止でき、極めて信頼性の高い装置とするこ
とができる。すなわち、背後容量の大きな電源端
子が多端子系統の一端に接続されていると、他の
端子では分岐効果の影響が著しく大きく出るの
で、背後容量の大きな電源端子でのみ代表して脱
調検出を行なうことはその効果が極めて大であ
る。
上記においては、3端子送電線系統について述
べたが、2端子送電線或いは4端子以上の送電線
系統についても同様に本発明を適用することが可
能であり、その他その要旨を変更しない範囲内で
種々に変形して実施できることは言うまでもな
い。
以上説明したように本発明によれば、多端子送
電線系統における内部事故時に不要な脱調検出に
よるトリツプロツクがなされる事なく事故除去が
可能となり系統事故に対する事故除去の信頼度向
上を図ることができる搬送保護継電装置が提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方向比較搬送保護継電装置を示
す構成図、第2図は従来の脱調検出方式を説明す
る為の装置構成図、第3図は従来の距離リレー方
式による脱調検出リレーの特性をR―X座標化し
た図、第4図は従来の不足電圧リレー方式による
脱調検出リレーの特性を電圧の絶対値表現した
図、第5図は従来の不具合を説明するための系統
図、第6図は第5図を説明するためのリレー特性
図、第7図は従来の他の不具合を説明するための
系統図、第8図は第7図を説明するためのリレー
特性図、第9図は本発明を適用する概略系統構成
図、第10図は本発明の一実施例を示す構成図、
第11図及び第12図は本発明の他の実施例を示
す構成図である。 19…保護リレー、30,32…脱調検出回
路、31,33…電源、非電源トリツプ回路、5
1…休止端検出回路、34,35,41,42…
ノツト回路、36,37,39,40,53,5
4…アンド回路、38…オア回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電力系統の送電線を保護する距離リレー、不
    足電圧リレーを主体とした方向比較搬送保護継電
    装置において、距離リレーの組合せにより脱調を
    検出する第1の脱調検出回路と、不足電圧リレー
    の組合せにより脱調を検出する第2の脱調検出回
    路と、方向比較搬送保護方式での距離リレーの動
    作によりしや断器引外しを企図する電源トリツプ
    回路と、不足電圧リレーの動作によりしや断器引
    外しを企図する非電源トリツプ回路と、前記第1
    の脱調検出回路による脱調非検出と、前記電源ト
    リツプ回路の動作との論理積条件を求める第1の
    論理積回路と、前記第2の脱調検出回路による脱
    調非検出と、前記非電源トリツプ回路の動作との
    論理積条件を求める第2の論理積回路と、前記第
    1の論理積回路出力と第2の論理積回路出力との
    論理和条件を求め、その論理和出力をしや断器引
    き外し指令として送出する論理和回路とを備えて
    成ることを特徴とする搬送保護継電装置。 2 電力系統の送電線を保護する距離リレー、不
    足電圧リレーを主体とした方向比較搬送保護継電
    装置において、距離リレーの組合せにより脱調を
    検出する第1の脱調検出回路と、不足電圧リレー
    の組合せにより脱調を検出する第2の脱調検出回
    路と、方向比較搬送保護方式での距離リレーの動
    作によりしや断器引外しを企図する電源トリツプ
    回路と、不足電圧リレーの動作によりしや断器引
    外しを企図する非電源トリツプ回路と、前記第1
    の脱調検出回路による脱調検出と、第2の脱調検
    出回路による脱調非検出との論理積条件を求める
    第1の論理積回路と、この第1の論理積回路の反
    転出力と、前記電源トリツプ回路の動作との論理
    積条件を求める第2の論理積回路と、前記第2の
    脱調検出回路による脱調検出と、第1の脱調検出
    回路による脱調非検出との論理積条件を求める第
    3の論理積回路と、この第3の論理積回路の反転
    出力と、前記非電源トリツプ回路の動作との論理
    積条件を求める第4の論理積回路と、前記第2の
    論理積回路出力と第4の論理積回路出力との論理
    和条件を求め、その論理和出力をしや断器引き外
    し指令として送出する論理和回路とを備えて成る
    ことを特徴とする搬送保護継電装置。 3 電力系統の送電線を保護する距離リレー、不
    足電圧リレーを主体とした方向比較搬送保護継電
    装置において、距離リレーの組合せにより脱調を
    検出する第1の脱調検出回路と、不足電圧リレー
    の組合せにより脱調を検出する第2の脱調検出回
    路と、方向比較搬送保護方式での距離リレーの動
    作によりしや断器引外しを企図する電源トリツプ
    回路と、不足電圧リレーの動作によりしや断器引
    外しを企図する非電源トリツプ回路と、固定電源
    端子が休止したことを検出する休止端検出回路
    と、前記第1の脱調検出回路による脱調検出と、
    休止端検出回路による固定電源端子の休止検出と
    の論理積条件を求める第1の論理積回路と、この
    第1の論理積回路の反転出力と、前記電源トリツ
    プ回路の動作との論理積条件を求める第2の論理
    積回路と、前記第2の脱調検出回路による脱調検
    出と、休止端検出回路による固定電源端子の休止
    検出との論理積条件を求める第3の論理積回路
    と、この第3の論理積回路の反転出力と、前記非
    電源トリツプ回路の動作との論理積条件を求める
    第4の論理積回路と、前記第2の論理積回路出力
    と第4の論理積回路出力との論理和条件を求め、
    その論理和出力をしや断器引き外し指令として送
    出する論理和回路とを備えて成ることを特徴とす
    る搬送保護継電装置。
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