JPS6338730A - 流体封入防振装置 - Google Patents

流体封入防振装置

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JPS6338730A
JPS6338730A JP18095386A JP18095386A JPS6338730A JP S6338730 A JPS6338730 A JP S6338730A JP 18095386 A JP18095386 A JP 18095386A JP 18095386 A JP18095386 A JP 18095386A JP S6338730 A JPS6338730 A JP S6338730A
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orifice
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vibration isolator
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、振動体に取り付けられる取付部材と振動体を
支持するための支持体側に取り付けられる支持部材との
間にこれら取付部材及び支持部材に一体的に接合した状
態で弾性材が介装され、この弾性材は振動体の振動に応
じて変形するようにして非圧縮性流体が密封された流体
室の室壁の少なくとも一部を形成しており、前記流体室
はオリフィスを備えた隔壁により2分されている流体封
入防振装置に関する。
(2)  従来の技術 第15図には従来の流体封入防振装置の一例が示されて
いる。第15図において、例えばエンジンのような振動
体に取り付けられる取付部材1は弾性材接合部2と取付
ボルト部3とを有し、取付ボルト部3を利用して取付部
材lが振動体側に取り付けられるように構成されている
。取付部材1と同心状に配設された環状の支持部材4は
、環状の胴部5と、この胴部5の端縁部から半径方向外
方へと延在する取付フランジに形成された取付孔6とを
有し、この取付孔6を利用して支持部材4が振動体を支
持するための支持体側に取り付けられるように構成され
ている。取付部材1の弾性材接合部2と支持部材4の肩
部との間には、環状の補強板8により補強された倒立す
り林状の例えばゴム材よりなる弾性材7が、取付部材1
及び支持、 部材4に一体的に接合した状態で介装され
ている。
支持部材4の胴部5の弾性材7が接合されていない側の
端縁部には、例えばゴム材よりなるダイヤフラム9の周
縁部が全周にわたって接合されている。そして、支持部
材4の胴部5、弾性材7及びダイヤフラム9は、内部に
非圧縮性流体が充満された流体室10を形成している。
この流体室lOは、周縁部が全周にわたって胴部5によ
り支持され、中心部にオリフィス12を有する隔壁11
により2分されている。
振動体が振動すると、この振動体と一体的に取付部材l
が振動し、それに伴って弾性材7が変v1するが、この
弾性材7の変動に応じて非圧縮性流体はオリフィス12
を流過する。
(3)発明が解決しようとする問題点 第15図に示された流体封入防振装置が例えばエンジン
マウントとして使用された場合には、取付部材1は主と
して矢印aの方向に振動するが、これに伴って弾性材7
は矢印す及び矢印Cの方向で共振する。このような弾性
材7の共振により、第16図に示されるように2次振動
領域すなわち周波数が略50〜200Hzの領域、及び
高周波数9I域において動ばね定数が高くなり、振動遮
断性能が悪化して、エンジンを搭載した車両の車内の静
粛性が損なわれることとなる。
そこで本発明は、略50〜200Hzの領域及び高周波
領域における動ばね定数の低下を防止し、2次振動領域
から高周波領域までのばね特性が改善された流体封入防
振装置を得ることを主な目的とするものである。
本発明は、更に振動体への取付部に大振幅変位が生じた
場合に、それに対応してダンピングが発生するような流
体封入防振装置を得ることをも目的とするものである。
B9発明の構成 (1)  問題点を解決するための手段本発明によれば
、振動体に取り付けられる取付部材と前記振動体を支持
するための支持体側に取り付けられる支持部材との間に
前記取付部材及び支持部材に一体的に接合した状態で弾
性材が介装され、前記弾性材は前記振動体の振動に応じ
て変形するようにして非圧縮性流体が密封された流体室
の室壁の少なくとも一部を形成しており、前記流体室は
オリフィスを備えた隔壁により2分されている流体封入
防振装置であって、前記オリフィスの有効通路面積を(
Sw) 、前記オリフィスの有効長さを(L)、前記流
体の密度を(ρ)、前記弾性材の共振周波数を(fl)
、前記弾性材の形状によるパラメータを(a)、前記共
振周波数における弾性材の動ばね定数を(k)、前記弾
性材の有効排液面積を(St )としたとき、前記オリ
フィスの有効長さくL)と有効通路面積との比が、 L        ak Sw    4πz rl ” St ” l)である
ことを特徴とする流体封入防振装置が得られる。
(2)作 用 振動体が振動すると、振動体と一体的に取付部材が振動
し、それに伴って弾性材が変動するが・弾性材に共振現
象が生じた場合、オリフィスの孔内とその近傍の流体の
振動の共振周波数が弾性材の共振周波数にほぼ等しい値
となるように設定されているため、流体の共振により弾
性材の共振がダイナミックダンパー的に抑えられ、その
結果動ばね性能の悪化が防止される。
(3)実施例 まず第17図のように、第15図の流体封入防振装置に
おいてオリフィス12を備えた隔壁11が無い場合につ
いて考える。この第17図の流体封入防振装置は第18
図に示されるように、少なくとも振幅の範囲内において
一定圧の非圧縮性の流体の圧力を振動方向に受けるπ量
m、0iff体かばね定数に、のばねと直列に連結され
、このばね定数に、のばねは、一端側が固定枠に連結さ
れたばね定数に2のばねと並列に連結され、更にばね定
数に1のばね及びばね定数に2のばねは共にばね定数に
、のばねを介して振動源に連結された状態の振動工学的
モデルにモデル化することができる。
ここで、tim+ は主として弾性材7の質量であって
、この質量m、とばね定数に、とにより、弾性材7の共
振周波数f、は、 k、+に、+k。
と表すことができる。この式の形は、振動工学における
方程式の解の形として良く知られているものである。弾
性材7によるダンピングを考慮すると、共振による弾性
材7の特性は、第19図に示されているように、通常の
ダイナミックダンパーのようになり、又第20図に示さ
れるように損失ばね定数は共振周波数f、で負となる・
次に、第15図に従ってオリフィス12を有する流体封
入防振装置について考える。この第15回の流体封入防
振装置は第21図に示されるように、一端側が固定枠に
連結されたばね定数にのばねと、密閉状態の流体室内の
非圧縮性流体を振動に伴って有効排液面積S!:の排液
面により排液しようとする物体に一端側が連結されたば
ね定数akのばねとが、相互に並列に連結されて共に振
動源に連結され、この振動源の振動により流体室内の流
体が有効通路面積Swの通路部において質■m4の質量
体の振動を生起する構成の振動工学的モデルにモデル化
することができる。
前記質Nm4は第15図において弾性材7の振動に伴っ
てオリフィス12内及びその近傍で流動する流体の質量
に対応する。第21図のモデルの振動方程式から得られ
る共振周波数f2は、であり、これを図示すると第22
図の通りとなる。
この場合、第23図に示されるように、損失ばね定数は
共振周波数f2で正となる。
さて、第15図の流体封入防振装置の共振を抑制してば
ね性能の低下を防止するためには、弾性材7の共振によ
る負の損失ばね定数の値とオリフィス12の孔内及びそ
の近傍の流体の共振による正の損失ばね定数の値とが互
いに打ち消し合うように、弾性材7の共振周波数f、と
オリフィス12の孔内及びその近傍の流体の共振周波数
r2とを一致させれば良い。そこで、 とお(と、 m4       ak □=             ・・・・・・・・・(
1+Sw”   (’lπr、)”  ・S%となる。
ここでオリフィス12の有効長さをし、流体の密度をρ
とすると、 m、=Sw−L・ρ であるから、(1)式は L            ak =□・・・・・・・・・川・・・(21Sw   4π
2  f、2 S% ρとなる。
(2)式において、ak、f、 、S、s ρの値はい
ずれも実験的に求めることができ、これらの実験値を(
2)式に代入することより最適のオリフィス12の有効
長さしとオリフィス12の有効通路面積3wとの関係が
求められる。
以下、前記ak、fl 、SEの値の求め方について説
明する。まずakの値の求め方について説明すると、第
24図に示されるように、第15図の流体封入防振装置
においてオリフィス12に栓13をして流体を密封した
場合の弾性材7のばね定数をKa、オリフィス12に栓
13をしない場合の弾性材7のばね定数をKsとすると
、Ks の関係がある。またばね定数には共振周波数f1におけ
る弾性材7の動ばね定数であって、ばね定数Ksに共振
周波数flにおける動倍率をかけた値である。この動ば
ね定数にと(3)式から得られるパラメータaとからa
kの値を求めることができる。
次に共振周波数【1の求め方について説明する。
第17図に示されるように、第15図において隔壁11
を取り除いた状態で弾性材7を加振しつつ弾性材7の動
ばね定数を測定し、弾性材7の共振が生起されて弾性材
7の動ばね定数が最高値に達したときの周波数をもって
共振周波数r、とする・次に弾性材7の有効排液面積S
tについて説明する。第25図に示されるように、第1
5図において弾性材7と隔壁11との間の流体室14内
の流体が弾性材7の変位に従ってオリフィス12から排
出されるとき、このオリフィス12から排出された流体
を導管dを通してメスシリンダeへ導くようにしておき
、取付部材1を矢印gの方向へ変位させたときの単位変
位量当りの流体の排出量をメスシリンダeにより測定し
、そのときの測定値を以て弾性材7の有効排液面積SE
とする。
又、オリフィス12の有効長さしについては、オリフィ
ス12の形状長さをLO、オリフィス12の形状直径を
D、オリフィス12の形状及び流体の種類により定まる
定数をαとしたとき、計算式 %式% により算出する。但し、α=0.5〜1.0である。
以上のようにして、(2)式に従って得られた有効長さ
しと有効通路面積SWとを有するオリフィスを備えた流
体封入防振装置の具体例について説明する。
第1図には、第15図に示された従来の流体封入防振装
置におけるオリフィス12を有する隔壁11に代えて、
本発明に基づくオリフィス16を有する隔壁15を備え
た流体封入防振装置が示されている。
第2図の流体封入防振装置においては、第1図のオリフ
ィス12に代えてオリフィスを複数のオリフィス18.
〜184に分散させた状態の隔壁17を備えている。こ
の場合、本発明の有効通路面積は、各オリフィス18.
〜184の有効通路面積の総和となる。
第3図の流体封入防振装置においては、第2図のオリフ
ィス18.〜184に代えてオリフィス20、〜204
を有する隔壁19を備えているとともに、各オリフィス
201〜204に対して直列に板状差圧応動部材23を
備えている。この板状差圧応動部材23は、その周辺部
において支持部材4内壁面側に配設された環状の保持体
21の環状溝22に遊嵌されており、流体圧の変動によ
り生じる表裏間の差圧に応動して環状溝22により規制
された範囲内で変位する。その結果、弾性材7に大振幅
の変位が生じたとき、流体封入防振装置のばね定数は高
くなり、弾性材7の小振幅時には弾性材7の共振を抑え
、弾性材7の大振幅時には弾性材7の動ばね定数は高く
なりその変位が抑制される。
第4図においては、第3図の板状差圧応動部材23に代
えてオリフィス25を有する板状差圧応動部材24を備
えた流体封入防振装置が示されている。この第4図の流
体封入防振装置においては、オリフィス25の存在によ
り、弾性材7の大振幅時にダンピングが発生する。
第5図においては、第3図の流体封入防振装置において
遊動板保持体21にオリフィス26が形成された流体封
入防振装置が示されている。この場合においても、オリ
フィス26の存在により、弾性材7の大振幅時にダンピ
ングが発生する。
第6図の流体封入防振装置においては、オリフィス28
を有する板状差圧応動部材27の周縁部に弾性材29が
接合されており、このようにすることにより、板状差圧
応動部材27と遊動板保持体21の環状溝22との間で
生じ易い打音の発生を未然に防止することができる。
第7図の流体封入防振装置においては、複数のオリフィ
ス311〜314を有する隔壁30と、この隔壁30と
平行に配設された受圧壁32とを備え、この受圧壁32
には中央部にオリフィス33が形成されているとともに
、複数の貫通孔341〜34.が各オリフィス31.〜
314と直列に形成され、これら各貫通孔341〜34
6を横断するようにして形成された複数の空隙部35゜
35′内にはそれぞれ対応する柔軟な板状差圧応動部材
36.36’が遊嵌されている。
板状差圧応動部材36.36’の変形は流体圧に対して
非線型性を有しているので、第7図の流体封入防振装置
においては、板状差圧応動部材36.36’の微小振幅
時には弾性材7に流体圧がほとんどかからず、板状差圧
応動部材36.36′の大振幅時には弾性材7に大きな
流体圧がかかり共振現象が防止される。
第8図の流体封入防振装置においては、複数のオリフィ
ス38.〜384を有する隔壁37と、この隔壁37と
平行に配設された受圧壁39とを備え、この受圧壁39
には中央部にオリフィス40が形成されているとともに
、複数の貫通孔411〜416が各オリフィス38.〜
384と直列に形成され、これら各貫通孔41.〜41
.を横断するようにしてたるみを持った柔軟な板状差圧
応動部材42が張設されている。この板状差圧応動部材
42は、第7図の板状差圧応動部材36゜36′とほぼ
同様な効果を生じる。
第9図の流体封入防振装置は、複数のオリフィス38.
〜384を有する隔壁37と、この隔壁37と平行に配
設された受圧壁43とを備え、この受圧壁43には、複
数の貫通孔44.〜44゜が各オリフィス38.〜38
4と直列に形成されているとともに、各貫通孔44.〜
44.を横断するようにして形成された空隙部45内に
は板状差圧応動部材46が遊嵌されている。そして受圧
壁43には、更に各オリフィス38+〜384と直列に
一対の弁口47,4.8が形成されており、弁口47に
はダイヤフラム9側から弾性材7側への流体の移動は許
容するが、その逆流は許容しない感圧弁49が配設され
ているとともに、弁孔48には弾性材7側からダイヤフ
ラム9側への流体の移動は許容するが、その逆流は許容
しない感圧弁50が配設されている。これら感圧弁49
,50の作用により、弾性材7のゆるやかで大きな変位
が生じて各感圧弁49,50の開度が比較的小さな状態
から、弾性材7の速くて大きな変位が生じて各感圧弁4
9.50の開度が比較的大きな状態まで、大きなダンピ
ングが発生する。感圧弁49.50としては、例えばリ
ードバルブやスライドバルブ等を採用することができる
第10図の流体封入防振装置は、第9図の流体封入防振
装置の受圧壁43に代えて受圧壁51を備え、この受圧
壁51には、複数の貫通孔52゜〜52.が各オリフィ
ス38.〜38.と直列に形成されているとともに、各
貫通孔52.〜52、を横断するようにして形成された
空隙部53内には板状差圧応動部材54が遊嵌されてい
る。そして受圧壁51には、更に各オリフィス38.〜
384と直列に貫通孔55が形成されており、この貫通
孔55内に向けて開口する側孔56内には、遠隔操作に
より貫通孔55の開度を調整するための開度調整弁57
が配設されている。開度調整弁57としては、例えば電
磁バルブとか、遠心重錘により作動する慣性バルブとか
、シフトレバ−にワイヤーを介して連動するシフトレバ
一連動バルブ等が考えられる。このような開度調整弁5
7の作動により、流体封入防振装置に例えば自動車の変
速ショックのような動的な大荷重が加わる際には、事前
に貫通孔55を閉塞するかその開度を小さくして大荷重
に備えることができる。
第11図には本発明の実施例に基づく別の流体封入防N
装置が示されている。弾性材接合部59と取付ボルト部
60とを有する取付部材58は、弾性材接合部59と対
向する他の弾性材接合部61と連結腕62により連結さ
れている。弾性材接合部59と支持部材63との間には
弾性材64が介装されているとともに、弾性材接合部6
1と支持部材63との間には弾性材65が介装されてお
り、これら弾性材64.65及び支持部材63により非
圧縮性流体が密封された流体室66が形成されている。
流体室66内においては、複数のオリフィス68.〜6
84を有する隔壁67と、環状の保持体69の内周側に
形成された環状溝70に弾性材73を介して周辺部が遊
嵌され、中央部には各オリフィス68.〜684と直列
にオリフィス72を有する板状差圧応動部材71とが配
設されている。
第12図には本発明の実施例に基づく更に別の流体封入
防振装置が示されている。取付部材74及び75は、相
互間に隔壁76を挟んで共通の取付孔77を形成しつつ
互いに一体的に連結され、取付部材74と支持部材78
との間には環状の弾性材79が、又取付部材75と支持
部材78との間には環状の弾性材80が、更に隔壁76
と支持部材78との間には環状の弾性材81がそれぞれ
介装されている。隔壁76には?jI数の貫通孔831
,83□が形成されており、貫通孔83.内においては
貫通孔831を横断するようにしてオリフィス85.を
有する板状差圧応動部材84.が、また貫通孔83z内
においてはこの貫通孔83□を横断するようにしてオリ
フィス85tを有する板状差圧応動部材84□がそれぞ
れ遊嵌されている。そして、一対の弾性部材79,80
、隔壁76及び支持部材78により形成された流体室8
2内には非圧縮性流体が充填されている・以上の実施例
において、流体室内にオリフィスと板状差圧応動部材と
が直列の関係で配設されている場合には、オリフィスと
板状差圧応動部材の位置関係を図示の位置関係とは逆に
しても、流体封入防振装置の性能はほとんど変らず、は
ぼ同等の効果が得られる。
又弾性材の共振を抑制するためのオリフィスの有効通路
面積を比較的小さ目にするか、あるいはオリフィスの有
効長さを比較的長目にすると、オリフィス部の流体の共
振周波数が多少低周波側へ移動し、第13図のように5
0〜200Hzの2次振動領域における流体封入防振装
置の動ばね定数を重点的に低下させることができる。こ
れとは逆に、オリフィスの有効通路面積を比較的太き目
にするか、あるいはオリフィスの有効長さを比較的短口
にすると、オリフィス部の流体の共振周波数が多少高周
波側へ移動し、第14図のように高周波領域における流
体封入防振装置の動ばね定数を重点的に低下させること
ができる。
C0発明の効果 以上のように本発明によれば、流体封入防振装置におい
て、流体室内に配設されたオリフィスの孔内とその近傍
の流体の共振周波数が流体室壁の少なくとも一部を形成
する弾性材の共振周波数にほぼ等しくなるように、オリ
フィスの有効長さと有効通路面積との比が設定されるの
で、はぼ50〜200Hzの2次振動領域及び高周波領
域における動ばね定数の低下が防止され、2次振動領域
から高周波ヤ■域までのばね特性が改善されるとともに
、大振幅変位が生じた場合には、それに対応してダンピ
ングが発生し、効果的に振動が戎衰される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に基づく流体封入防振装置の
縦断面図、第2図は第1図においてオリフィスを分散さ
せた場合の縦断面図、第3図は分散したオリフィスと直
列に板状差圧応動部材を配設した場合の縦断面図、第4
図は板状差圧応動部材にオリフィスを形成した場合の縦
断面図、第5図はオリフィス及び板状差圧応動部材と並
列にオリフィスを形成した場合の縦断面図、第6図は板
状差圧応動部材の周縁部に弾性材を接合した場合の縦断
面図、第7図は複数の板状差圧応動部材を備えた流体封
入防振装置の縦断面図、第8図は板状差圧応動部材にた
るみを持たせた場合の縦断面図、第9図は板状差圧応動
部材46と並列に感圧弁49.50を配設した場合の縦
断面図、第10図は板状差圧応動部材54と並列に開度
調整弁57を配設した場合の縦断面図、第11図は連結
腕により互いに連結された弾性材接合部と支持部材との
間にそれぞれ弾性材が介装された場合の流体封入防振装
置の縦断面図、第12図は一対の取付部材と支持部材と
の間に弾性材が介装されている外に、流体室内の隔壁と
支持部材との間にも弾性材が介装され、隔壁に形成され
た貫通孔内にオリフィスを有する板状差圧応動部材が遊
嵌されている流体封入防振装置の縦断面図、第13図は
2次振動領域の動ばね定数を重点的に低下させた場合の
流体封入防振装置の動ばね特性図、第14図は高周波領
域の動ばね定数を重点的に低下させた場合の流体封入防
振装置の動ばね特性図、第15図は従来の流体封入防振
装置の共振状態を示す縦断面図、第16図は第15図の
流体封入防振装置の動ばね特性図、第17図は第15図
の流体封入防振装置において隔壁を取り除いた場合の縦
断面図、第18図は第17図の流体封入防振装置を振動
工学的にモデル化したときのモデル図、第19図は第1
7図の流体封入防振装置の絶対ばね定数線図、第20図
は第17図の流体封入防振装置の損失ばね定数線図、第
21図は第15図の流体封入防振装置を振動工学的にモ
デル化したときのモデル図・第22図は第15図の流体
封入防振装置の絶対ばね定数線図、第23図は第15図
の流体封入防振装置の損失ばね定数線図、第24図は第
15図の流体封入防振装置においてオリフィスに栓をし
た場合の縦断面図、第25図は第15図の流体封入防振
装置のオリフィスから排出される流体をメスシリンダに
集めて排出量を測定するようにした場合の縦断面図であ
る。 1.58,74.75・・・取付部材、4.63・・・
支持部材、?、64,65,79.80・・・弾性材、
10.66.82・・・流体室、15.17.19゜3
0.37,67.76・・・隔壁、16+、IL3〜1
8..20.〜20.,311〜314゜381〜38
.,68. 〜684.85. 〜852・・・オリフ
ィス、23.24,27.36,42゜54.46,7
1,84.〜842・・・板状差圧応動部材 特 許 出 願 人  本田技研工業株式会社代理人 
  弁理士  落  合     健第11図 第13図 第14図 周涙数[Hz) 第16図 周展&  [)(幻 第18図 第21図 第19図 周′X数 周表枚

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]振動体に取り付けられる取付部材(1、58、7
    4、75)と前記振動体を支持するための支持体側に取
    り付けられる支持部材(4、63)との間に前記取付部
    材(1、58、74、75)及び支持部材(4、63)
    に一体的に接合した状態で弾性材(7、64、65、7
    9、80)が介装され、前記弾性材(7、64、65、
    79、80)は前記振動体の振動に応じて変形するよう
    にして非圧縮性流体が密封された流体室(10、66、
    82)の室壁の少なくとも一部を形成しており、前記流
    体室(10、66、82)はオリフィス(16、18_
    1…、20_1…、31_1…、38_1…、68_1
    …、85_1…)を備えた隔壁(15、17、19、3
    0、37、67、76)により2分されている流体封入
    防振装置であって、前記オリフィスの有効通路面積を(
    Sw)、前記オリフィスの有効長さを(L)、前記流体
    の密度を(ρ)、前記弾性材の共振周波数を(f_1)
    、前記弾性材の形状によるパラメータを(a)、前記共
    振周波数における弾性材の動ばね定数を(k)、前記弾
    性材の有効排液面積を(S_E)としたとき、前記オリ
    フィスの有効長さ(L)と有効通路面積との比が、 L/S_W≒ak/(4π^2f_1^2S_E^2ρ
    )であることを特徴とする流体封入防振装置。 [2]前記流体室(10、66、82)内には、前記隔
    壁(15、17、19、30、37、67、76)のオ
    リフィス(16、18_1…、20_1、…、31_1
    …、38_1…、68_1…)に対して直列に配設され
    、流体圧の変動により生じる表裏間の差圧に応動して規
    制された範囲内で変位する板状差圧応動部材(23、2
    4、27、36、42、46、54、71、84_1…
    )を備えている特許請求の範囲第1項記載の流体封入防
    振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234844U (ja) * 1988-08-30 1990-03-06
US4938463A (en) * 1988-06-06 1990-07-03 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Fluid-filled vibration damper

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60263736A (ja) * 1984-06-12 1985-12-27 Honda Motor Co Ltd 液体封入マウント

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