JPS6338608Y2 - - Google Patents

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JPS6338608Y2
JPS6338608Y2 JP1980180431U JP18043180U JPS6338608Y2 JP S6338608 Y2 JPS6338608 Y2 JP S6338608Y2 JP 1980180431 U JP1980180431 U JP 1980180431U JP 18043180 U JP18043180 U JP 18043180U JP S6338608 Y2 JPS6338608 Y2 JP S6338608Y2
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JP
Japan
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line filter
discharge
filter coil
commercial power
antenna
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JP1980180431U
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JPS57102267U (ja
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジヨン受像機においてアンテ
ナから加えられた異常電圧を商用電源線路に逃す
ための構成に関し、商用電源供給路に密閉構造に
したラインフイルターコイル素子を設け、その素
子内にアース端子を設けてそのアース端子と上記
素子の一対の商用電源入力端子との間に放電ギヤ
ツプを設けることによつて、誘導雷などのアンテ
ナから加えられる異常電圧を有効に商用電源に逃
すことができるようにして、受像機の回路の破壊
を防止することのできるものを提供することを目
的とする。
従来のテレビジヨン受像機の構成は、第1図に
示すようなものである。すなわち、商用電源入力
端子1とブリツジ結合した整流ダイオード2との
間に雑音の侵入防止及び漏洩電波防止のためのラ
インフイルターコイル3を直列に接続し、そのラ
インフイルター3の整流ダイオード2側にコンデ
ンサ4を並列に接続しいるものであり、この整流
ダイオード2の整流出力をテレビジヨン受像回路
5に供給し、交流電源入力端子1とラインフイル
ターコイル3との間の線路とシヤーシ等のアース
回路8との間に誘導電雷等の異常電圧による電流
を側路させるために、第2図に示すように、プリ
ント基板15上に交流電源線路11,12とアー
ス側導体13,14とを相対向した導電箔で形成
された放電ギヤツプ9,10を設け、アース側導
体13,14をシヤシ等のアース回路8に接続す
るようにしている。なお、6は受像用のアンテ
ナ、7は同調コイル、8はアース回路である。
テレビジヨン受像回路5においては、一般にア
ンテナ6が同調コイル7を介してアース回路8に
接続されるか、あるいはアンテナ6の接続端子と
アース回路8との間に放電ギヤツプが設けられる
かして、アンテナ6に誘導雷などによつて異常に
高い電圧が加えられた場合にはこれをアース回路
8に逃がすようになつている。また、アンテナ回
路におけるアース回路8と整流回路におけるアー
ス回路8とは共通に接続されている。
このような従来のものでは、ラインフイルター
コイル3のインピーダンスが十分に大きいときに
は、誘電雷によりアンテナ6に発出した異常高圧
による電流はアンテナ6から同調コイルもしくは
放電ギヤツプ、アース回路8、放電ギヤツプ9,
10、商用電源入力端子1を介して流して商用電
源線路に逃すことができる。
ところが、年々ラインフイルターコイル3のイ
ンピーダンスは小さくなされてきており、よつて
ラインフイルターコイル3のインピーダンスが小
さい場合には、アンテナ6に発生した異常高圧に
よる電流を放電ギヤツプ9,10を介して商用電
源線路へ逃すことができず、アンテナ6から同調
コイル7、もしくは放電ギヤツプ、アース回路
8、ダイオード2−1、コンデンサ4、ラインフ
イルターコイル3、商用電源入力端子1を介して
実線矢印のように商用電源線路に逃される。この
とき、コンデンサ4は充電され、この充電電荷が
整流ダイオード2−2に逆電圧として加わり、整
流ダイオード2−2を破壊してしまうことが多
い。
このように放電ギヤツプ9,10を介して異常
高圧を逃せない理由は次の如くである。すなわ
ち、第2図に示すようにプリント基板15上に導
電箔で形成された放電ギヤツプ9,10を設ける
場合には、そのギヤツプ間隔をある程度以上大き
くしなければならず、放電開始電圧が大きくなつ
てしまうからである。なぜなら、プリント基板1
5上では放電ギヤツプ9,10の部分の導体が露
出しているためギヤツプ間の絶縁特性が大気中の
水分やプリント基板15上に付着する塵埃等によ
り劣化したりあるいは絶縁不良になることから所
定ギヤツプ間隔より小さくできなかつたり、ま
た、交流商用電源が流れる導体は他の導体、特に
アース導体からは一定距離以上離さなければなら
ないというプリント基板の安全規格上の制限を受
けたりするため、この放電ギヤツプ9,10のギ
ヤツプ長を小さくすることができないためであ
る。このように、ラインフイルターコイルのイン
ピーダンスの低下にもかかわらず放電ギヤツプ
9,10のギヤツプ長を小さくすることができな
いために、放電ギヤツプ9,10を介した放電経
路が成立せず上述のような整流ダイオードの破壊
という不都合が生じるわけである。
そこで、本考案はラインフイルターコイルのイ
ンピーダンスが小さい場合であつても破壊の恐れ
のないテレビジヨン受像機を提供することを目的
とするものである。
本考案の具体的な一実施例を第3図、第4図に
示す。なお第3図において従来と同様の部分につ
いては第1図中と同一の符号を付して説明を省略
する。
本受像機においては、ラインフイルターコイル
素子内の、交両電源入力端子18,20と、シヤ
ーシ等のアース回路8に接続されたアース端子1
9との間に、誘導雷等の電流を側路させる放電ギ
ヤツプ16,17を設ける。この放電ギヤツプ1
6,17は、密閉構造をもつラインフイルターコ
イル素子3の素子内に立体的に設ける。このよう
に密閉構造にしたラインフイルターコイル素子3
内に放電ギヤツプ16,17を設ける構成にする
と、素子3内への塵埃の混入や水分の混入等によ
る絶縁の劣化がなく、しかも、このような密閉構
造の素子内であればプリント基板上の露出した導
体のように他の導体との間隔の最小値が制限され
ることもないことから放電ギヤツプのギヤツプ長
さを従来のプリント基板上に導電箔で形成した放
電ギヤツプのギヤツプ長よりも小さく設定するこ
とができ、放電開始電圧の低い放電ギヤツプを実
現することが可能となる。そこで、ラインフイル
ターコイル素子3のラインフイルターコイルのイ
ンピーダンスの低下に対応して放電ギヤツプ1
6,17のギヤツプ長さを小さく設定することに
より、アンテナから入来した異常高圧を確実に放
電ギヤツプ16,17で放電させることができ
る。
よつて、ラインフイルターコイル素子3のイン
ピーダンスが小さい場合であつても、誘導雷等の
電流をこの放電ギヤツプ16,17を介して商用
電源の線路に逃すことができるものである。
以上のように本考案によれば、誘導雷などによ
つてアンテナに異常電圧が発出しても受像機の回
路が破損されることのない信頼性の高い機器を得
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のテレビジヨン受像機の要部の回
路図、第2図はその放電ギヤツプの平面図、第3
図は本考案の一実施例におけるテレビジヨン受像
機の回路図、第4図はそのテレビジヨン受像機の
ラインフイルターコイル内に設けられた放電ギヤ
ツプの一例を示す断面図である。 1……交流電源入力端子、2……整流ダイオー
ド、3……ラインフイルターコイル素子、8……
アース回路、11,12……交流電源線路、1
6,17……放電ギヤツプ、18,20……ライ
ンフイルターコイル交流電源入力端子、19……
ラインフイルターコイル内のアース端子、21…
…ラインフイルターコイル素子ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉構造にしたラインフイルターコイル素子内
    にアース端子を設け、その素子の一対の商用電源
    線路に接続されている入力端子と上記アース端子
    との間に放電ギヤツプを設けてアンテナからシヤ
    ーシのアース回路に加えられた異常電圧を上記放
    電ギヤツプを介して商用電源の電源線路に逃すよ
    うにしたテレビジヨン受像機。
JP1980180431U 1980-12-15 1980-12-15 Expired JPS6338608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980180431U JPS6338608Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980180431U JPS6338608Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57102267U JPS57102267U (ja) 1982-06-23
JPS6338608Y2 true JPS6338608Y2 (ja) 1988-10-12

Family

ID=29977016

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JP1980180431U Expired JPS6338608Y2 (ja) 1980-12-15 1980-12-15

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JPS57102267U (ja) 1982-06-23

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