JPS6338303Y2 - - Google Patents

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JPS6338303Y2
JPS6338303Y2 JP12463883U JP12463883U JPS6338303Y2 JP S6338303 Y2 JPS6338303 Y2 JP S6338303Y2 JP 12463883 U JP12463883 U JP 12463883U JP 12463883 U JP12463883 U JP 12463883U JP S6338303 Y2 JPS6338303 Y2 JP S6338303Y2
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JP12463883U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロータンク内に貯えられた水が凍結
するのを防いだ便器洗浄用ロータンクに関するも
のである。
冬期、寒冷地において、便器洗浄用ロータンク
内に貯えられた水やトラツプの溜水が凍結して、
ロータンクの使用が不可能となるだけでなく、凍
結がはなはだしくなると、凍結の際に生じる膨脹
現象が原因となり、陶器製である前記ロータンク
を破損してしまう恐れさえある。このような事態
を回避するために、従来、寒冷地にて使用される
大便器用ロータンクには、水抜方式と流動方式と
の2方式がある。
水抜方式とは、第1図に示す如く、水抜ハンド
ル1を操作して、凍結の要因であるロータンク2
内の水を抜くと共に、トラツプ3を地中の不凍帯
Aに埋設して地熱で保護し、トラツプ3内の水の
凍結を防ぎ、さらに、ロータンク2に至る配管4
中の水を、水抜栓5を開いて、排水口6から前記
不凍帯Aに排出するものである。このような水抜
方式にあつては、水抜き後に、ロータンク2内の
水が空になるので、ロータンク2を使用すること
ができなくなるばかりでなく、地中へ排水する為
の水抜操作部5aと地中に埋設されている三方弁
5bとが連結された水抜栓5を付設する必要があ
り、施工費用がかさむ欠点があつた。他方、流動
方式とは、第2図に示す如く、ロータンク7の流
動分岐栓8を適度に開いておくことにより、給水
管9から便器10へ常に一定量の水を放流してお
き、トラツプ11の溜水をたえず交換するこによ
つて、ロータンク7内及びトラツプ11内の水の
凍結を防止するものである。このような流動方式
にあつては、流動水量や断熱材の施工状況によつ
て、厳寒地では凍結の恐れがあり、また、常に給
水管9からロータンク7を経て便器10へ水を放
流する必要があり、水の無駄使いとなる欠点があ
つた。さらに、水抜方式及び流動方式の両方式に
共通した欠点として、水が凍結する気温になるか
どうかの予測が困難であり、その予測がはずれた
ために、ロータンク内の水を無意味に放流すると
いつた不経済なことをしたり、逆に水を凍結させ
る恐れがある。さらに、凍結状態となるのは、深
夜や不在中など、便器を使用しない時であるのが
ほとんどであり、このような時に、前述の如き水
抜き操作や流動分岐栓の開栓操作を行なうこと
は、極めて困難であるばかりか、不可能でさえも
ある。
前述の水抜方式及び流動方式の欠点の解消策と
して、ロータンク内の水温を感知して、該水温が
規定温度以下になると水の放流を開始するサーモ
スタツト式開閉弁の採用が考えられる。しかし、
このサーモスタツト式開閉弁の感温部の精度、感
知温度のバラツキを考慮すると、前記規定温度を
1〜2(℃)以上に設定する必要がある。また、
感温部のヒステリシスを考慮すると、前記サーモ
スタツト式開閉弁は、閉弁温度が開弁温度よりも
1〜3(℃)程度上昇するという特性を有してい
た。したがつて、ロータンクへの給水時の水温が
3〜5(℃)程度である場合には、前記サーモス
タツト式開閉弁が一旦開弁して、水を放流し始め
ると、たとえロータンク内の水が凍結しない状態
となつても、サーモスタツト式開閉弁が閉弁せず
に、水を放流しつ放しとなる恐れがあつた。
本考案は、前述の如き問題に鑑みてなされたも
のであり、ロータンク内の水及びトラツプの溜水
の凍結を防ぐと共に、凍結防止操作の手間を省
き、ロータンク内の水の放流を必要最小限に食い
とめ、放流の際のトラブルを防止した便器洗浄用
ロータンクを提供することを目的とする。
以下に本考案を、その実施例を示す図面に基づ
いて詳細に説明すると、次の通りである。
第3図に示す如く、水槽12の底壁12′の中
央に穿設された孔13にフロート弁14が、パツ
キン15によつて密封されてナツト16で螺合固
定されている。フロート弁14には、排水路17
が突出している。前記底壁12aの側壁12b近
くには、孔18が穿設され、該孔18に手動水抜
部材19が上方から下方へ挿入されていて、ナツ
ト20で締付け固定されている。なお、18aは
孔18を密封するパツキンである。そして、排水
路17と前記手動水抜部材19とが、第2導管B
を介して連結されている。自動水抜作動部材21
は、その流入孔22を水面へ向けて、水槽12の
側壁12b近くで、水中の略水面近くに位置付け
てある。さらに、自動水抜作動部材21は、動か
ないように、水槽12の側壁12bの上方に穿設
された孔24に通したねじ25によつて固定され
た支持金具26を介して支持されている。なお、
支持金具26の下端部26′は、直角に折り曲げ
られ、孔27が穿設されていて、自動水抜作動部
材21の上端に嵌入すると共に、ナツト28で固
定してある。自動水抜作動部材21と手動水抜部
材19とは、第1導管Aを介して連結されてい
る。なお、第1導管A,第2導管B共にビニール
管を用いてあるが、これに限るものではない。
自動水抜作動部材21は、第4図及び第5図に
示す如く、その内部が貫通状態となつていて、上
端部に流入孔22,下端部に放流孔29がそれぞ
れ設けられている。流入室30には、内部にワツ
クスを封入した感温部31が上下動し得るように
設けられている。感温部31内に封入されたワツ
クスは、水の温度変化に応じて膨脹したり収縮し
たりする物質であり、水温が上昇すると膨脹し、
降下すると収縮する。したがつて、このような性
質を有する物質であれば、前記ワツクスに限ら
ず、例えば形状記憶型合金等の他の物質でもよ
い。前記感温部31は、スプリング32によつて
下方へ付勢されている。係止部33は、感温部3
1の下方移動に対するストツパーの役目をするも
のである。感温部31の先端には、ピストン34
が設けられている。そして、ピストン34は、そ
の先端に切られているネジ部34′を、弁体36
の上方中央に切られているネジ部36′に螺合固
定されている。ピストン34は、感温部31に封
入されているワツクスの膨脹・収縮によつて上下
に進退自在となつている。弁体36の下方には、
弁座37が設けられている。該弁座37の中央に
は、弁孔38が穿設されていて、弁孔38は放流
孔29へ通じている。さらに、弁体36と弁座3
7との間には、スプリング35が設けられてい
て、該スプリング35が弁体36を上方へ付勢し
ている。なお、下方のスプリング35は、上方の
スプリング32よりも強い付勢力を有する。以上
のような構成部材を内蔵する雄部材39及び雌部
材40は、雌部材40内に雄部材39を一部挿入
し、雄部材39及び雌部材40の側面に穿設され
ている孔41にピン42を挿入して、相互に固定
されている。以上のような構成からなる自動水抜
作動部材21は、感温部31内に封入されたワツ
クスが収縮すると、ピストン34が上方へ後退す
ると共に、弁体36がスプリング35の付勢によ
つて後退し、第4図に示す如く、弁孔38が開い
て開弁状態となる。逆に、前記ワツクスが膨脹す
ると、ピストン34が前進すると共に、弁体36
がスプリング35の付勢に抗して前進し、第5図
に示す如く、弁孔38が閉じて閉弁状態となる。
この状態にあるにもかかわらず、前記ワツクスが
さらに膨脹すると、感温部31が、スプリング3
2を押圧して上方へ伸びる。
次に、手動水抜部材19について説明する。手
動水抜部材19は、第6図に示す如く、ケース4
3と突出管57と弁体軸44とからなり、弁体軸
44の先端にはパツキン50が嵌入され、ナツト
58で締付けられている。ケース43に弁体軸4
4をネジ部48で相互に螺合させて、ケース43
内に弁体軸44を設ける。そして、ケース43に
突出管57を取り付ける前に、孔58から工具等
を使つてパツキン50やナツト58をケース43
内に入れるようにして、弁体軸44の先端にパツ
キン50及びナツト58を取り付ける。その後
で、ケース43の先端に突出管57を螺合固定す
る。ケース43と弁体軸44とがネジ部48で相
互に螺合されているので、ツマミ49を回転させ
ると、弁体軸44が上下に移動し、弁体軸44の
先端に取り付けられている弁体50が弁座47を
塞いだり、開けたりすることにより開閉弁され
る。
次に、本考案に係る便器洗浄用ロータンク51
(以下、単にロータンク51と称す)の作用につ
いて、第3図に基づいて説明する。
外気温が寒冷状態となつて、ロータンク51内
に貯えられた水の温度が自動水抜作動部材21の
設定温度(本実施例では2℃)以下に降下する
と、自動水抜作動部材21は、この内部にあるワ
ツクスが収縮して、開弁状態となる。このとき、
水抜作動部材21の流入孔22より流入されたロ
ータンク51内の水が第1導管A内を流れて、手
動水抜部材19の流入孔45へ流れる。このと
き、手動水抜部材19を予め開弁状態にしておく
と、流入孔45へ流れ込んだ水は、弁孔52から
流出孔46へ流れて、第2導管B内を通つてフロ
ート弁14の弁孔53から便器(図示略)へと放
流される。すると、ロータンク51内の水の水位
が低下するので、水面に浮いている浮玉53が下
つて、ボールタツプ54が開弁状態となり、吐水
口55から水が所定量供給される。このとき、供
給された水の温度は、当初からロータンク51内
に貯えられていた水の温度よりも高いのが一般的
であり、給水後のロータンク51内の水温、とり
わけ水面近くの水温が上昇する。そして、上昇し
た水温が、自動水抜作動部材21の設定温度を越
えると、自動水抜作動部材21内のワツクスが膨
脹して、自動水抜作動部材21が開弁状態とな
る。したがつて、便器(図示略)への排水が停止
される。以下、ロータンク51内の水温が、前記
設定温度(2℃)以下になると排水され、設定温
度(2℃)を越えると排水が停止させる。しか
し、ロータンク51へ供給される水の温度が低
く、設定温度に近いと、自動水抜作動部材21が
閉弁しないことがある。このような場合には、手
動水抜部材19のツマミ49を回転させて、手動
水抜部材19を閉弁し、排水を停止する。
以上、詳説したように本考案によれば、水槽内
の水温が氷点に達する以前に感温部が作動して、
自動水抜作動部材が開弁状態となり、水槽内の水
が便器へ所定量排出されるので、水槽内の水及び
トラツプの溜水が凍結するのを防止できる。ま
た、水槽内への給水により水槽内の水温が上昇す
ると、自動的に排水が停止されるので、水槽内が
空になつて便器洗浄用ロータンクが使えなくなる
のを防止できると共に、水の無駄使いがなく、経
済的かつ有効な水の使い方ができる。さらに、水
槽内の水の温度変化に応じて自動的に排水した
り、排水を停止することが出来るので、便利であ
るだけでなく、深夜や不在中であつても凍結を防
止できる。また、給水温度自体が設定温度(2
℃)よりも低くて自動水抜作動部材が閉弁しない
といつたトラブルが生じても、手動水抜部材を閉
弁することにより、排水が停止されるので、自動
水抜作動部材と手動水抜部材との欠点を相互にカ
バーしあえる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の水抜方式を示す側面図、第2図
は従来の流動方式を示す側面図。第3図は本考案
の実施例を示す正面断面図、第4図は自動水抜作
動部材の開弁状態を示す正面断面図、第5図は自
動水抜作動部材の閉弁状態を示す正面断面図、第
6図は手動水抜部材を示す正面断面図である。 12……水槽、14……フロート弁、19……
手動水抜部材、21……自動水抜作動部材、31
……感温部、A……第1導管、B……第2導管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水槽内に貯えられた水の温度変化に応じて膨
    脹・収縮する物質を封入してなる感温部が作動す
    ることにより開閉弁する自動水抜作動部材を前記
    水槽内の所望位置に設けると共に、前記水槽の底
    壁に孔を穿設し、該孔に手動により開閉弁する手
    動水抜部材を設け、第1導管を介して前記自動水
    抜作動部材と前記手動水抜部材とを連結し、第2
    導管を介して前記水槽の底部に設けられているフ
    ロート弁の弁孔と前記手動水抜部材とを連結して
    なり、前記自動水抜作動部材及び前記手動水抜部
    材の双方が開弁状態となつた場合に、前記自動水
    抜作動部材から流入した前記水槽内の水が第1導
    管,手動水抜部材,第2導管及び前記弁孔を通つ
    て便器へ放流される如くなされていることを特徴
    とする便器洗浄用ロータンク。
JP12463883U 1983-08-10 1983-08-10 便器洗浄用ロ−タンク Granted JPS6032468U (ja)

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JP12463883U JPS6032468U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 便器洗浄用ロ−タンク

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JP12463883U JPS6032468U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 便器洗浄用ロ−タンク

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Publication Number Publication Date
JPS6032468U JPS6032468U (ja) 1985-03-05
JPS6338303Y2 true JPS6338303Y2 (ja) 1988-10-07

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JP12463883U Granted JPS6032468U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 便器洗浄用ロ−タンク

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JPS6032468U (ja) 1985-03-05

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