JPS6338173B2 - - Google Patents

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JPS6338173B2
JPS6338173B2 JP53065585A JP6558578A JPS6338173B2 JP S6338173 B2 JPS6338173 B2 JP S6338173B2 JP 53065585 A JP53065585 A JP 53065585A JP 6558578 A JP6558578 A JP 6558578A JP S6338173 B2 JPS6338173 B2 JP S6338173B2
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JP
Japan
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shank
motor
tool
axis
head
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JPS54138179A (en
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Esu Saizon Furoido
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Publication of JPS6338173B2 publication Critical patent/JPS6338173B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動力作動式の回転魚うろこ落し器に関
し、特に携帯式の手動取扱い用に作られ電池で作
動する構造の魚のうろこ落し器に関するものであ
る。
魚のうろこ落しは漁民にとつて常につきまとう
面倒な仕事であつた。したがつて、魚のうろこ落
しを簡単化するための多くの方法がこれまで提案
されてきた。
多くの方法はこすりとるか削り取る方式により
うろこを除去するモータ駆動回転ヘツドの使用を
試みてきた。これらの方法においては管状部材か
ら半径方向に突出する峰により形成された細長い
端部を与える工具が用いられた。部材は約1200〜
1400rpmの速度で回転させられ、前記端部は魚の
うろこを削り取るようにされる。
他の提案された方法においては、工具の回転軸
線のまわりに切断歯の円周列を提供するうろこ落
し工具が用いられた。この工具は電動ドリル内に
挿入されて歯を軸線のまわりにおいてかつ魚に向
かつて回転されるように用いられた。
別の提案された方法においては、前記部材中を
半径方向に貫通した穴を備えた円筒状ヘツドによ
り削り取り端部を提供することが試みられた。ヘ
ツドは電動ドリル内に挿入され、端部切刃が魚に
むけて回転された。
従来技術により提案された方法と装置は大量か
つ安価なうろこ落しの用途には適していない。電
動ドリルは通常低速度を高トルクモータにより作
動され、高価であるばかりでなく、比較的に重量
が大きく、使用者にとつては使用の際不便であ
る。さらに、電池作動のドリル以外のドリルを用
いた場合、工具の使用環境が湿つているので安全
性の問題も生じる。うろこ落し工具を回転させる
のに電動ドリルなどを用いるということは従来技
術においてうろこ落し工具を減速機を用いた動力
源に接続して比較的に高速度底トルクモータによ
り該工具をより低速度で回転させるということが
見逃されていたことに起因する。
従来技術においては回転軸線から等間隔配置さ
れた円筒状歯即ち峰を用いることも提案されてい
る。これらの工具の歯は作動回転中円を描く。こ
のような構造は魚のうろこと噛み合う比較的大き
な表面積を提供するが、この表面積に比例したよ
り大きな馬力が必要となるという不具合が生ず
る。また、このような円筒構造では円筒の直径が
十分小さくない限りは例えばひれであるとか腹の
部分のように手の届きにくい魚の部分からうろこ
を削り取りにくいということが考えられる。
また、従来のうろこ落し器はうろこ除去の過程
における飛散うろこの問題を考慮していないよう
に思われる。除去されたうろこは時として使用者
の身体内に入り込んで使用者を悩ますことがあ
る。一つの提案はうろこ落し工具の回転速度を制
御することにより飛散する除去うろこの飛散距離
を制御する方法を示唆している。しかしながら、
この解決策はうろこが使用者の身体内に飛び込む
のを防止するという点では完全に満足すべき方法
ではない。
従来技術において提案されてきた方法と装置は
一般に大量かつ経済的な生産方式としては採用さ
れていない。さらに、従来技術に係る魚うろこ落
し器に電池作動モータ以外のモータを使用するこ
とはうろこ落し器を湿つた環境において用いた時
回転部材とモータとの間に電気絶縁性が欠如する
ために安全性の問題を引き起す。
従来技術の前記の欠点および他の欠点は本発明
により克服される。即ち工具には互いに対して特
別に配設された切断端を備えた歯が画定されてい
る。うろこ落し工具の軸線に沿つて長円体形状の
周縁を提供するべく配設された削り取り端を備え
た歯をうろこ落し工具に設けることにより、うろ
こ落し器の作動中の馬力を少なくすることができ
る。本工具は接続具とヘツドを有し、接続具はヘ
ツドを駆動モータに接続するようヘツド内に配設
されている。前記ヘツドまたは接続具はモータと
の電気的絶縁性を得るために導電性にされてい
る。
本発明の1つの特徴によれば、手で持つ電動作
動式魚うろこ落し器は回転運動を与える電気的動
力源と魚のうろこと噛み合うよう回転させられる
うろこ落し工具とを含む。本発明の1つの実施例
においては、電気動力源は電線コードから交流電
流を受け取るが、電気動力源は再充電可能な又は
交換可能な電池でもよい。うろこ落し工具は、動
力源に着脱自在に取付けられたシヤンクを含み、
該シヤンクはその軸線のまわりに回転する。前記
うろこ落し工具は、前記シヤンクに取付けられた
ヘツドを含む。前記ヘツドは軸線の円周方向に配
置された歯列を備え、前記歯の配列は軸線の少な
くとも一部に沿つて長円形状の周縁を提供するよ
うに該軸線に関してかつ相互に関して配置された
削り取り端部を画定するように行なわれている。
前記削り取り端部の長円体周縁形状により魚のひ
れや下腹部のような手の届きにくい表面領域での
十分なうろこ落しが可能となる。
本発明の別の特徴によれば前記歯の各々は正面
壁、後面壁および一対の側壁によつて画定されて
いる。負又は正のレーキを与えるために、前記歯
の正面壁は軸線に関して非半径方向の平面内に存
在しており、かくてうろこ落し工具の一回転当り
の削り量を制御することができる。
別の実施例によると、前記ヘツドは接続具を介
してシヤンクに取付けられている。前記ヘツドは
全体としてヘツドの軸線に沿う接続空所を画定し
ており、接続具は前記接続空所内に少なくとも部
分的に配置されている。ヘツドまたは接続具は電
気的に非導通性の材料で作られており、かくてヘ
ツドはシヤフトから電気的に絶縁されている。
前記ヘツドまたは接続具は金属製であるのが好
ましい。前記ヘツドが金続製である場合には接続
具は非導電性材料で作られている。接続具が金属
製である場合にはヘツドは電気的に非導電性の材
料で作られているのが好ましい。
前記接続具はシヤフト収納通路を画定し、該シ
ヤフトを通路内に固定する装置を含むのが好まし
い。この装置はスナツプリングの形態をとるか又
はセツトねじの形態をとるか又はシヤフト及び通
路の表面にねじを切りシヤフトを通路内にねじ込
めるようにする。
本発明の別の特徴によれば、モータにはハウジ
ングが設けられている。このハウジングはヘツド
のシヤンクを収容する開口を画定している。前記
開口内にはシヤンクを支持し、ハウジングとシヤ
ンク間にシールを提供する軸受構造体が設けられ
ている。また、概ね透明な覆いがハウジングに取
付けられ、魚のうろこ落しの操作の間うろこを編
向させるようにヘツド上に位置している。モータ
が不意に作動するのを防止するために手動作動モ
ータスイツチがハウジング内に埋め込まれてい
る。
本発明のさらに別の特徴として、前記ヘツドは
硬化端部表面を提供する材料で構成されている。
前記硬化端部表面は陽極酸化アルミニウムから形
成されているのが好ましい。このような材料は削
り取り端部に対する比較的長い寿命を与えるばか
りでなく、比較的軽量のうろこ落し工具を提供す
る。
本発明の1つの主要な目的は、従つて改良され
た手持ち式の回転魚うろこ落し器を提供すること
であり、特に大量かつ安価に製造でき、効率が良
く安全な魚うろこ落しが可能なうろこ落し器を提
供することである。
以下本発明のより具体的な説明を添付図面を参
照して行なう。
第1図乃至第10図を参照すると、魚のうろこ
落し器10は魚12からうろこを落す操作中にお
ける状態が示されている。うろこ落し器10は動
力源14とこれに接続されて回転運動をするうろ
こ落し工具16とを含む。工具16は切断即ち削
り取り端部を提供する歯を画定している。本発明
の特徴によれば、これらの歯は特に相互に関する
配置がその削り取り端部によりうろこ落し工具の
少なくとも一部に沿つて長円形状の周縁が提供さ
れるようになされている。この長円形状によつ
て、例えばひれのまわりの領域18であるとか魚
の下側の域領20のような比較的に手の届きにく
に領域におけるうろこの除去が容易になる。第1
0図の破線で示す例示位置は、工具16の種々の
操作配置を示す。
前記動力源14はハウジング22内に支持され
た高速度モータ21を含むのが好ましい。モータ
21はゼネラルエレクトリツク社(General
Electric)とマクグロー・エデイソン社のトース
トマスタ事業部(Toastmaster Division of
Mcgraw−Edison)から市販されている比較的高
速度の低トルクモータである。このモータは0.57
〜2.29Kgcmのトルクを生じ、約4500rpmの負荷時
速度で850ミリアンペアの電流を消費する。この
ようなモータは他の用途として電気ナイフのよう
な重負荷でない用途にも使用される。
モータ21を作動させ、充電可能電池(第1図
と第10図には図示せず)を充電するために電力
用延長コード23が設けられている。この電池
は、また魚のうろこ落し器の操作中にモータ21
を作動させるものである。
充電可能な電池をモータ21に接続するために
スイツチ24が設けられている。スイツチ24
は、該スイツチを支持表面に隣接して即ちさかさ
まにしてうろこ落し器10を該支持表面上に置い
た時にモータ21が不意に作動するのを防止する
ためにハウジング22内に埋め込まれている。
ハウジング22は開口25を画定し、この開口
内に工具16が挿入されてモータと導通してい
る。環状構造体26(第10図)が開口25内に
挿入され、該構造体はうろこ落し工具16を軸支
するブツシユ26bと、ハウジング22と工具1
6間に水密シールを提供するリテーナ26aを含
む。うろこ落し工具は、ハウジング22から片持
ち梁式に支持されているので、うろこ落しの作業
中に存在するモーメント腕により開口25におい
て工具シヤンク上にはかなりの横断方向力が生じ
る。構造体26はこのモーメント腕の効果を最小
限に押える。ブツシユ26bはテフロンで作るの
が好ましい。
本発明の別の特徴として、減速機28がモータ
ハウジング22内に配置されている。この減速機
はうろこ落し工具16をモータに接続しかつ工具
16の回転速度をモータの回転速度以下に低下さ
せる作用を行なう。前記減速機28は適当な構造
の歯車減速機の形態をとりうる。図示のように、
減速機28は一連の歯車29a−29dを含み、
これらの歯車列においてモータ21の電機子に接
続された比較的小さな駆動歯車29bは比較的大
きな歯車29aを駆動する。歯車29aは比較的
小さな歯車29cと共通のシヤフト上に配置さ
れ、歯車29cは比較的大きな歯車29dを駆動
する。歯車29dはうろこ落し工具16に接続さ
れている。
本発明の特徴である減速機28は、うろこ落し
工具16を所望の十分低速な速度で回転させるの
に比較的に軽量の高速モータを利用するのを可能
にする。好適実施例においては、減速機28、モ
ータの駆動速度、と工具16の大きさはうろこ落
し工具16の切断即ち削り取り端部が毎分91〜
122メートルの範囲内で回転するように選ばれて
いる。公称速度が毎分107メートル(4200インチ)
で、工具16の直径が22.23mm(7/8インチ)の場
合には減速機28は工具16を約1500rpmで回転
させるように選ばれる。本発明はこの速度範囲外
でも満足に作動するが、この範囲が好ましい。
本発明においては高回転低トルクのモータを使
用しうるので、減速機28も安全な特徴を備えて
いる。低回転高トルクモータは比較的大きな、し
ばしば危険でさえある電流を誘起する。このよう
な高トルクモータの必要性を排除したことにより
減速機28は使用者に対する他の危険を排除した
ものとなる。
本発明の他の特徴として、覆い30がハウジン
グ22に取付けられ、該ハウジングから工具16
を覆い隔置された関係で延びている。覆い30は
魚12から除去されたうろこを偏向させ、うろこ
が使用者の身体内に飛散するのを防止するために
設けられている。前記覆い30は除去されたうろ
こが覆いと工具16との間に詰まらないようにす
るためうろこ落し工具16から十分な距離離して
配置されている。覆い30は好ましくは透明なプ
ラスチツク材料で構成されているが、工具16を
見られてしかも除去されたうろこを偏向させるこ
とのできる任意の透明な材料で構成するのが好ま
しい。
第2図を参照すると、うろこ落し工具16は部
材40とシヤンク42を画定する歯を含む。シヤ
ンク42は部材40に一体に固定され、また軸受
とシール構造体26内に配置され減速機28と導
通するようにされている。部材40とシヤンク4
2は軸線44のまわりに対称である。部材40は
軸線44のまわりに部材40(第3図乃至第7図
参照)を備えた歯48の円周方向列46を画定
し、工具16が回転すると、回転端部50は軸線
44を中心とする円を画定する。図示の実施例に
おいて、うろこ落し工具の最長直径は約19〜22mm
である。
本発明の特徴によれば、隣接の歯列46に対応
する円は軸線44の少なくとも一部に沿つて異な
る半径を有する。このような異なる半径の円は、
軸線44の少なくとも一部に沿つて長円体形の切
断即ち削り取り端部外周を提供する。第11図に
示す一実施例において、長円体部分はうろこ落し
工具16の端部に沿つてのみ存在しており、一方
第2図と第8図に示す実施例においては部材40
の軸線44に沿う全長が長円形をなしている。
第2図に示すように、歯列46の隣接の歯は空
間52によつて離隔し、この空間の存在により魚
のうろこは歯間につまることなく飛散することが
できる。
部材40は切削加工により円周方向の空間52
を適当な寸法の長円体形状素材に切り込んで内側
支持構造体54を形成することにより形成するの
が好ましい。前記内側支持構造体は中空形状にし
うるが、中実状とするのが好ましい。
空間52を形成する切削工程は第5図乃至第7
図による輪郭の空間が得られるように選んでよ
い。第5図において、切削工程は歯48の各々に
概ね平行な側壁56を提供する。第6図におい
て、切削工程により歯48の各々には平行でない
側壁が提供され、結果的には全体として長さが等
しい側壁56を有する台形形状の歯が提供され
る。第7図は、やはり切削工程により形成された
歯を示し、側壁56の一方が全体的に軸線44に
垂直をなし、側壁56の他方は軸線44と傾斜し
ている。
第6図に示す歯型輪郭は好適実施例であり、そ
の切削端部50は長円体形状に配設され、全体的
に等しい長さの部分から形成された平行でない側
壁56を有する。このような構造は、魚と接触す
る端部50の表面積を減らすことにより、モータ
21から引き出される馬力を最小にし、同時に空
間52が増大させて除去されたうろこが通過させ
る。
第3図と第4図を参照すると、空間52が形成
された後長手方向の割溝58が空間52を横切つ
て加工され、歯48が形成される。端部50の半
径方向の高さ(即ち歯48の寸法)と支持構造体
54の大きさはモータ21の回転数と減速機の仕
様に従つて選ばれる。歯列46の中心に最も近い
歯の表面速度は毎分91〜122メートル(3600〜
4800インチ)の範囲にあり、うろこ落し工具16
の大きさとモータ並びに減速機の回転特性はそれ
に応じて選択される。
第3図と第4図はうろこ落し工具16の軸線4
4に直交する断面図を示す。これらの実施例にお
いて、長手方向の割溝58を形成した切削工程
は、形成される正面壁60が軸線44の半径に沿
つて位置しないように行なわれている。正面壁6
0は半径方向平面に平行な平面内にある。
第3図の実施例は、魚に対して垂直な際に、工
具16の頂部の垂直線より左方に位置する。正面
壁60を示す。正面壁60が垂直線から片寄る距
離は、第3図に寸法Aで示す。このような輪郭は
正のレーキ角を画定し、比較的丈夫なうろこ落し
工具を大量削り落し工程に用いる時に有利であ
る。この実施例では、第4図に示す実施例の使用
馬力と同馬力で削り取り量はより少なくなる。
第4図に示す実施例において、割溝58を形成
した切削工程は正面壁60が魚と垂直をなす時に
工具16の頂部を通る垂直線の右側にあるように
なされる。正面壁60が垂直線から片寄る距離は
第4図において寸法Bとして示す。この輪郭は負
のレーキ角を画定し、軽重量のうろこ落し工具を
用い一回転当りの食込み量を多くする場合に有利
である。この実施例は所定の食込み量に対してモ
ータ21から多くの動力を必要とするが、工具が
軽量で操作性が良好であるので、モーメント腕の
作用により切断工具上にかかる抵抗力はモータに
過負荷のかからないよう容易に制御可能である。
正または負のレーキのいずれか、またはゼロレ
ーキの輪郭さえも使用可能であるが、第1図に示
す型式の魚うろこ落し作業には負のレーキが好ま
しい。第9図は、正又は負のレーキを有する非長
円体形の工具16を本発明により使用可能である
ことを示す。
第8図を参照すると、うろこ落し工具16の別
の実施例が示されている。この実施例において、
空間52を形成する切削工程は円周歯列46がら
せん形をなすようになされる。歯列46は工具1
6の一方の端部において一方向のらせんをなし、
工具16の他端において他方向のらせんをなす。
このように反対のらせん形状を備えることによ
り、除去されたうろこが軸線44に沿つて通過
し、うろこを取り除くための有効な掃引効果が得
られる。この実施例のレーキは前記のように正ま
たは負のいづれでもよい。
第11図を参照すると、うろこ落し工具16の
別な実施例が示されている。この実施例におい
て、割溝58は軸線44と同じ広がりを有しない
平面内における切削作業により形成される。例え
ば、割溝58は、正弦波または矩形波型式の輪郭
をなすか、図示のように鋸歯型式の輪郭を描いて
もよい。第11図において、切削輪郭の割溝によ
り形成される歯端部列は工具16の末部に近づく
につれて増大する。本発明によれば、これとは逆
の輪郭即ちシヤンク42に向けて高さが増大する
ような輪郭も可能である。
うろこ落し工具即ちヘツド16の前記の実施例
の1つを第12図、第14図、及び第17図に示
す。第12図、第14図及び第17図に示す特定
のヘツド16は、単に例示であると理解された
い。何故ならば、前記の任意の型式のヘツドを本
発明により利用することが可能であるからであ
る。
第12図、第14図及び第17図に示すヘツド
16は、前記の動力源と組合せて記載されてい
る。本発明の特徴によれば、ヘツド16は前記動
力源に接続され、回転され、動力源内のモータと
は電気的に絶縁されるよう設計されている。この
ことは、動力源を修整するのとは反対にヘツド1
6の特定の構造により達成される。
図示に示す実施例において、前にヘツド16の
一部として引用したシヤンク42が動力源の一部
として示され、該動力源により回転される。ヘツ
ド16はシヤンク42に取付けられ、シヤンク4
2といつしよに回転する。ヘツド16とシヤンク
42の接続は所望の電気絶縁を達成する本発明の
顕著な特徴である。
第12図において、ヘツド16はアルミニウム
のような金属から製造されている。このヘツドは
主軸に沿つてヘツドの一方の端に機械加工された
通路を有する。
このヘツド内には接続器乃至インサート116
が固定されている。インサート116はシヤンク
42をしつかりと収容しシヤンク42が回転する
とヘツド16も回転するように作られている。イ
ンサート116は所望ならヘツドを取換えること
なくインサート取換え可能とする通路内に着脱自
在に固定してもよい。
第13図に示すように、インサート116とヘ
ツド16の通路の各々はヘツド16の通路内でイ
ンサート116が回転するのを防止するために比
較的に平坦な区域を画定している。
第12図と第13図に示す実施例において、ヘ
ツド16は金属であり、インサート116はナイ
ロン、プラスチツク、テフロン(商品名)のよう
な非導電性の材料で形成されている。インサート
116はシヤンク42を収容する接続空洞乃至通
路118を内部に有し、通路118の内部壁には
ねじが切られている。シヤンク42の端部もねじ
が切られ、シヤンク42がインサート116内に
ねじ込まれるとヘツド16は動力源により回転さ
れ得るよう固定される。インサート116とシヤ
ンク42のねじは回転の際ヘツドがシヤンク42
上で締付けられるよう左ねじ又は右ねじを切られ
ている。
第14図乃至第16図に示す実施例において、
ヘツド16は金属であり、インサート116は第
12図の実施例で述べたように非導電性である。
しかしながら、第12図の実施例がヘツド16を
シヤンク42に取付けるねじ型式の機構を採用し
ているのに対して、第14図の実施例ははめ込み
接続の型式を用いている。
第14図のインサート116のシヤンク収容通
路は、シヤンク42の形状に特に適合している。
通路118は(第12図で左方に位置する)平坦
な区域122を除いては全体的に円形の区域を有
する。こうすることによつて、シヤンク42が通
路118内で回転して抜け出るのを防止してい
る。
割溝124を画定するスナツプリングを除いて
は、通路118の残りは全体的に円形の形状をな
す。
第14図の実施例のシヤンク42は、同図の通
路118と適合するように作られている。シヤン
ク42は、区域122と係合してシヤンク42が
通路118内で抜け出すのを防止する平坦な区域
を画定する末端部126を有する。シヤンク42
は、スナツプリングを有する全体的に円筒形状の
区域を画定する。前記スナツプリングはシヤンク
42の割溝内にゆるくはめ込まれ、ばね力により
外方に突出している。スナツプリング128は、
シヤンク42が通路118内に挿入された時に圧
縮されてスナツプリング用の割溝124内にはま
り、ヘツド16をシヤンク42上に固定する。
シヤンク42を通路118から除去するために
は、スナツプリング128をヘツド16とインサ
ート116の側壁内の穴(図示せず)を介して圧
縮すれば良い。
ヘツド16の別な実施例を第17図と第18図
に示す。この実施例において、インサート116
はヘツド16から片持ち状に突出している。通路
118はその平坦な区域122を除いて全体とし
て円形である。ヘツド16を越え、区域122に
かぶさる区域において、止めねじ(第17図には
図示せず)を収納するねじ穴130が配置されて
いる。
第17図の実施例のシヤンク42は、通路11
8の平坦な部分122と一致する平坦な部分12
6を有する。ねじ穴130にねじ込まれる止めね
じは部分126上に係合しインサート116をシ
ヤンク42に固定する。
第19図を参照すると、ヘツド16の別の実施
例が示されている。この実施例は非導電性材料と
導電性材料が互いに入れ換わつている点を除けば
第14図の実施例と等しい。さらに詳しくは、ヘ
ツド16はナイロン、プラスチツク、テフロン
(商品名)のような非導電性材料で作られ、イン
サート116が金属で作られている。
同様に、第12図と第17図に示すヘツド16
も非導電性材料から作り、対応するインサート1
16を導電性材料で作ることができる。
第12図乃至第19図に示す全てのヘツド16
はヘツド16を動力源から、詳しくはシヤンク4
2から電気的に絶縁することが認められる。前記
のようなヘツドの内部の少なくとも一部分内にイ
ンサート116を設けることによりヘツド16を
シヤンク42に固定する種々の接続機構を採用す
ることが可能である。
改良された携帯型の動力式魚うろこ落し器につ
いての説明を行なつた。経済的に作られ、使用も
安全な工具により効率的な操作が可能である。
特定の実施例を幾つか例示したが、単に一例で
あることを理解されたい。図示の構造及び説明し
た作動上の要件に対する種々の変更は、本発明の
精神または範囲のいずれからも逸脱することなく
当業者にとつて明らかである。
以上説明したように、本発明は、歯画成部材の
円周方向の歯の列の一つが実質的にシヤンクと反
対の歯画成部材の端部に配置され、端部の隣接の
列が軸線から異なる半径を有して切削端部の長円
体形の周辺部を形成し、列の隣接の歯が長手方向
割溝によつて分離されかつ隣接の列が実質的に長
円体形状に形成された溝底を有する横方向溝によ
つて分離され、隣接の溝が軸線から異なる半径で
それらそれぞれの底を有し、歯のそれぞれが正面
壁、後面壁、上方表面及び一対の側壁によつて画
定され、歯の正面壁が軸線に関して非半径方向平
面にあつて負又は正のレーキを与えるように構成
されており、このためうろこと噛み合う工具の表
面積が小さく、比較的小さい動力で工具を駆動す
ることができ、動力源として電池を有効に利用す
ることができ、魚のひれや腹の部分など手の届き
にくい魚の部分のうろこを切削することができ、
またうろこ落し工具の一回転当りの削り量すなわ
ち切削量を容易に制御することができるなどの効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による回転手持ち式
魚うろこ落し器の作動を示す斜視図、第2図は第
1図の魚うろこ落し器に用いられるうろこ落し工
具の側面図、第3図と第4図は第2図に示すうろ
こ落し工具の2つの実施例の端部断面図、第5図
乃至第7図は第2図のうろこ落し工具の歯を提供
する削り落し端部の端部断面図、第8図、第9図
と第11図はうろこ落し工具の別な実施例を示す
図、第10図は本発明の1つの実施例による魚う
ろこ落し器の作動を示す部分的に破断した概略
図、第12図、第14図、第17図は魚うろこ落
しヘツドとそのモータ駆動機構の部分的断面図、
第13図、第15図、第18図はそれぞれ第12
図、第14図、第17図に示すヘツドの断面図、
第16図は第14図のモータ駆動機構に用いられ
るロツク機構の断面図、および第19図は別の魚
うろこ落しヘツドの部分断面図である。 12:魚、14:動力源、16:うろこ落し工
具、21:モータ、22:モータハウジング、2
4:スイツチ、25:開口、26:環状構造体、
28:減速機、30:覆い、42:シヤンク、4
4:軸線、46:歯列、16:ヘツド、116:
接続器、118:接続空所。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手持ち式電動うろこ落し器において、 (a) 回転運動を与える電気モータであつて、手持
    ち操作し得る輪郭にされた電気モータと、 (b) 前記モータのハウジングと、 (c) 前記モータを作動するためのスイツチであつ
    て、その偶然の作動を防止するために前記ハウ
    ジングと関連した輪郭にされているスイツチ
    と、 (d) 前記モータによつて回転されて魚のうろこと
    噛み合ううろこ落し工具であつて、シヤンク
    と、該シヤンクに固定された歯画成部材とを有
    し、前記シヤンクが前記ハウジング中の開口を
    貫通しかつ前記モータに取外し可能に取付けら
    れて前記シヤンクの軸線の周りに回転すること
    ができ、かつ前記部材が前記軸線の円周方向の
    歯の列を設けて切削端部を設けるうろこ落し工
    具とを含み、 (e) 前記列の一つが実質的に前記シヤンクと反対
    の前記歯画成部材の端部に配置され、端部の隣
    接の列が前記軸線から異なる半径を有して切削
    端部の長円体形の周辺部を形成し、列の隣接の
    歯が長手方向割溝によつて分離されかつ隣接の
    列が実質的に前記長円体形状に形成された溝底
    を有する横方向溝によつて分離され、隣接の溝
    が前記軸線から異なる半径でそれらそれぞれの
    底を有し、 (f) 前記歯のそれぞれが正面壁、後面壁、上方表
    面及び一対の側壁によつて画定され、歯の前記
    正面壁が前記軸線に関して非半径方向平面にあ
    つて負又は正のレーキを与え、かつ更に、 (g) 前記ハウジングに固定されかつ前記開口内に
    配置されて前記シヤンクを軸受支持しかつ前記
    ハウジング及び前記シヤンクの間にシールを保
    持する環状構造体と、 (h) 前記うろこ落し工具に近接しかつ動力源に固
    定的に配置されてうろこ落し器の作動中うろこ
    をはね返す実質的に透明な覆いとを含む、 ことを特徴とするうろこ落し器。
JP6558578A 1978-04-10 1978-05-31 Scale removing tool Granted JPS54138179A (en)

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JPS54138179A JPS54138179A (en) 1979-10-26
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CA1101621A (en) 1981-05-26
JPS54138179A (en) 1979-10-26

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