JPS6338131Y2 - - Google Patents
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- JPS6338131Y2 JPS6338131Y2 JP3544981U JP3544981U JPS6338131Y2 JP S6338131 Y2 JPS6338131 Y2 JP S6338131Y2 JP 3544981 U JP3544981 U JP 3544981U JP 3544981 U JP3544981 U JP 3544981U JP S6338131 Y2 JPS6338131 Y2 JP S6338131Y2
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- Japan
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- actuator
- instrument
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- piston
- push rod
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 7
- 239000010721 machine oil Substances 0.000 description 6
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- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
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- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、計器を不要なときは格納しておき、
必要なときだけ上昇させる計器の格納装置に関す
るものである。
必要なときだけ上昇させる計器の格納装置に関す
るものである。
第1図は鉄道車両等の運転台の側面図を示し、
これらの車両等においては計器取付スペース上、
運転台2上面にも計器1aを取付けなければなら
ないことがある。しかし、この場合、前方の視野
は広い程よいので、必要な時に必要な計器だけ目
視可能とし不要時は格納しておくことが必要とな
る。なお、1bは前部側面に取付けられた計器で
ある。
これらの車両等においては計器取付スペース上、
運転台2上面にも計器1aを取付けなければなら
ないことがある。しかし、この場合、前方の視野
は広い程よいので、必要な時に必要な計器だけ目
視可能とし不要時は格納しておくことが必要とな
る。なお、1bは前部側面に取付けられた計器で
ある。
本考案は上記の状況に鑑みなされたものであ
り、計器の突出および格納を円滑に行うことがで
きる計器の格納装置を提供することを目的とした
ものである。
り、計器の突出および格納を円滑に行うことがで
きる計器の格納装置を提供することを目的とした
ものである。
本考案の計器の格納装置は、シリンダ内のピス
トンの前後に位置する上下部室内に油が充填され
るとともに上記上部室内に封入ガスが封入され、
上記ピストンに軸方向に摺動自在に設けられ押棒
上端を介し押し上げられることにより開くように
形成された滑動弁を上端に係合された上記押棒が
上記ピストンのピストン棒に遊嵌されてなるアク
チユエータと、このアクチユエータと並設されア
クチユエータの両端部の取付部分に連結されたコ
イルばねと、上記アクチユエータの上端に取付け
られた計器と、操作用押し金を操作する間中この
操作に連動し上記押棒を介し上記滑動弁を開くよ
うに形成された手段とを設けたものである。
トンの前後に位置する上下部室内に油が充填され
るとともに上記上部室内に封入ガスが封入され、
上記ピストンに軸方向に摺動自在に設けられ押棒
上端を介し押し上げられることにより開くように
形成された滑動弁を上端に係合された上記押棒が
上記ピストンのピストン棒に遊嵌されてなるアク
チユエータと、このアクチユエータと並設されア
クチユエータの両端部の取付部分に連結されたコ
イルばねと、上記アクチユエータの上端に取付け
られた計器と、操作用押し金を操作する間中この
操作に連動し上記押棒を介し上記滑動弁を開くよ
うに形成された手段とを設けたものである。
以下本考案の計器の格納装置の一実施例を第2
図ないし第8図により説明する。第2図は計器の
格納装置の側面縦断面図、第3図は正面図、第4
図はアクチユエータ支持機構の縦断面図、第5図
は押し金操作機構の側面図、第6図はロツク機構
付ガス圧利用アクチユエータの縦断面図、第7図
は計器上昇時の作用力の説明図、第8図は計器格
納時の作用力の説明図、第9図はアクチユエータ
およびコイルばねの作用力関係線図、第10図は
アクチユエータのみの場合の上昇距離と駆動力お
よび操作力関係線図、第11図はアクチユエータ
およびコイルばねの場合の上昇距離と駆動力およ
び操作力の関係線図である。
図ないし第8図により説明する。第2図は計器の
格納装置の側面縦断面図、第3図は正面図、第4
図はアクチユエータ支持機構の縦断面図、第5図
は押し金操作機構の側面図、第6図はロツク機構
付ガス圧利用アクチユエータの縦断面図、第7図
は計器上昇時の作用力の説明図、第8図は計器格
納時の作用力の説明図、第9図はアクチユエータ
およびコイルばねの作用力関係線図、第10図は
アクチユエータのみの場合の上昇距離と駆動力お
よび操作力関係線図、第11図はアクチユエータ
およびコイルばねの場合の上昇距離と駆動力およ
び操作力の関係線図である。
まず第2図、第3図において、運転台2の上面
には穴があけられ計器格納箱3が取付けられてい
る。該計器格納箱3には、アクチユエータ支持装
置を取付けるための支持金具6およびヒンジ7を
取付けており、計器取付金8はヒンジ7を介し計
器格納箱3に回転自在に取付けられている。計器
格納箱3にはヒンジ7取付部側の側面と反対側面
に計器1aが取付けられ、下端部には取付金9が
固定され取付金9の下端にアクチユエータ4の上
端および引張コイルばね5の一端がピン13を介
し回動自在に取付けられている。アクチユエータ
4およびコイルばね5の下端は、支持金12に回
動自在に取付けられた取付金11に取付けられて
おり、支持金12は支持金具6に取付けられてい
る。10は押棒操作金で、一端にワイヤーロープ
18がピン19を介して連結され、他端は取付金
11にピン14を介して回動自在に取付けられて
いる。また、押棒操作金10の一部は押棒22の
一端に接触しワイヤーロープ18が引かれ操作金
10が時計方向に回動することにより押棒22を
押し込むようになつている。ワイヤーロープ18
の他端は第5図に示すようにピン17に中間部分
を回動自在に支持されたリンク16の一端にピン
19を介し連結され、ワイヤロープ18の中間部
はターンバツクル20を取付けて長さを調整可能
に形成され、また、ころ21に案内されるように
なつている。リンク16の他端は運転台2上面に
突設された押し金15が固定され、押し金15の
上端は計器取付金8の下面に接触可能に形成され
ている。
には穴があけられ計器格納箱3が取付けられてい
る。該計器格納箱3には、アクチユエータ支持装
置を取付けるための支持金具6およびヒンジ7を
取付けており、計器取付金8はヒンジ7を介し計
器格納箱3に回転自在に取付けられている。計器
格納箱3にはヒンジ7取付部側の側面と反対側面
に計器1aが取付けられ、下端部には取付金9が
固定され取付金9の下端にアクチユエータ4の上
端および引張コイルばね5の一端がピン13を介
し回動自在に取付けられている。アクチユエータ
4およびコイルばね5の下端は、支持金12に回
動自在に取付けられた取付金11に取付けられて
おり、支持金12は支持金具6に取付けられてい
る。10は押棒操作金で、一端にワイヤーロープ
18がピン19を介して連結され、他端は取付金
11にピン14を介して回動自在に取付けられて
いる。また、押棒操作金10の一部は押棒22の
一端に接触しワイヤーロープ18が引かれ操作金
10が時計方向に回動することにより押棒22を
押し込むようになつている。ワイヤーロープ18
の他端は第5図に示すようにピン17に中間部分
を回動自在に支持されたリンク16の一端にピン
19を介し連結され、ワイヤロープ18の中間部
はターンバツクル20を取付けて長さを調整可能
に形成され、また、ころ21に案内されるように
なつている。リンク16の他端は運転台2上面に
突設された押し金15が固定され、押し金15の
上端は計器取付金8の下面に接触可能に形成され
ている。
ロツク機構付ガス圧利用のアクチユエータ4の
詳細を示す第6図において、アクチユエータ4は
任意の点に停止するロツク機構を有して高圧ガス
を圧力駆動としている。24はピストンでシリン
ダ25内に摺動自在に取付けられ23はピストン
24に一端を固定されたピストン棒である。26
は滑動弁でピストン24の軸方向に摺動自在に取
付けられ、中空状のピストン棒24に遊嵌された
押溝22を介して押し上げられることにより連通
穴28を介してピストン24の前後側の上部室3
0、下部室31を連通するようになつている。ま
た、上下部室30,31には機械油29が充填さ
れ、上部室30には更に高圧の封入ガス27が充
填されている。
詳細を示す第6図において、アクチユエータ4は
任意の点に停止するロツク機構を有して高圧ガス
を圧力駆動としている。24はピストンでシリン
ダ25内に摺動自在に取付けられ23はピストン
24に一端を固定されたピストン棒である。26
は滑動弁でピストン24の軸方向に摺動自在に取
付けられ、中空状のピストン棒24に遊嵌された
押溝22を介して押し上げられることにより連通
穴28を介してピストン24の前後側の上部室3
0、下部室31を連通するようになつている。ま
た、上下部室30,31には機械油29が充填さ
れ、上部室30には更に高圧の封入ガス27が充
填されている。
この計器の格納装置において、計器1aを運転
台2の上面に上昇させる場合は押し金15を押し
下げる。このため、リンク16、ワイヤロープ1
8、操作金10を介しアクチユエータ4の押棒2
2を押し上げる。したがつて滑動弁26が押し上
げられて開放される。このため、滑動弁26の軸
径とピストン24の滑動弁26遊嵌穴の内径との
径差による隙間と連通穴28とを通して上下部室
30,31を連通し、ピストン24には上部室3
0、下部室31両側より封入ガス27の圧力P0
に等しい圧力が加わる。この場合、上部室30側
と下部室31側とでは、圧力P0の加わる有効面
積が下部室31側はピストン棒23の断面積分だ
け少ないため、結果としてピストン24に加わる
作用力Fは上部室30側より下部室31側の方向
となりピストン棒23は押し出されることになり
アクチユエータ4の全長は伸びることになる。こ
のとき、下部室31側の機械油29は連通穴28
を通つて上部室30側に移ることになる。
台2の上面に上昇させる場合は押し金15を押し
下げる。このため、リンク16、ワイヤロープ1
8、操作金10を介しアクチユエータ4の押棒2
2を押し上げる。したがつて滑動弁26が押し上
げられて開放される。このため、滑動弁26の軸
径とピストン24の滑動弁26遊嵌穴の内径との
径差による隙間と連通穴28とを通して上下部室
30,31を連通し、ピストン24には上部室3
0、下部室31両側より封入ガス27の圧力P0
に等しい圧力が加わる。この場合、上部室30側
と下部室31側とでは、圧力P0の加わる有効面
積が下部室31側はピストン棒23の断面積分だ
け少ないため、結果としてピストン24に加わる
作用力Fは上部室30側より下部室31側の方向
となりピストン棒23は押し出されることになり
アクチユエータ4の全長は伸びることになる。こ
のとき、下部室31側の機械油29は連通穴28
を通つて上部室30側に移ることになる。
アクチユエータ4が伸びることにより、計器1
aを取付けた計器取付金8がヒンジ7を中心に回
転上昇する。そして、計器1aを上昇中に任意の
個所で固定させる場合には押し金15を手放す
と、押棒22の押し上げ力が解放されるので滑動
弁26には上部室30側から大気側に圧力P0が
加わつているため、下部室31側へ押し下げられ
ピストン24内に収納されて連通穴28を遮断す
ることになり、油流が止まる。この場合、下部室
31側の機械油29の圧力は、上部室30側の圧
力P0よりもピストン棒23の断面積相当分のみ
上昇してピストン24に加わる力がバランスして
任意点に停止し固定されることになる。そして、
計器1aの格納に際しては、押し金15を押し下
げアクチユエータ44の上下部室30,31を連
通した状態で作用力Fに抗して計器1aを入力
(格納操作時の操作力f2)で押し下げて行う。
aを取付けた計器取付金8がヒンジ7を中心に回
転上昇する。そして、計器1aを上昇中に任意の
個所で固定させる場合には押し金15を手放す
と、押棒22の押し上げ力が解放されるので滑動
弁26には上部室30側から大気側に圧力P0が
加わつているため、下部室31側へ押し下げられ
ピストン24内に収納されて連通穴28を遮断す
ることになり、油流が止まる。この場合、下部室
31側の機械油29の圧力は、上部室30側の圧
力P0よりもピストン棒23の断面積相当分のみ
上昇してピストン24に加わる力がバランスして
任意点に停止し固定されることになる。そして、
計器1aの格納に際しては、押し金15を押し下
げアクチユエータ44の上下部室30,31を連
通した状態で作用力Fに抗して計器1aを入力
(格納操作時の操作力f2)で押し下げて行う。
次に上記のような計器格納装置の作用力、駆動
力および操作力の関係について説明する。第7
図、第8図において、Fはアクチユエータ4によ
る作用力、Wは計器1aの質量による重力、f1は
計器取付金2の先端に等価的に作用すると考えら
れる駆動力とする。ヒンジ7と取付金11の回転
中心を結んだ直線を基準として、アクチユエータ
4となす角度をα1、垂直線となす角度をα2、ヒン
ジ7と取付金9の回転中心を結んだ直線となす角
度をδ、ヒンジ7と取付金9の回転中心を結んた
直線を基準として計器取付金8となす角度をβ、
ヒンジ7と計器1aの重心点を結んだ直線となす
角度をγとする。ヒンジ7を中心とする駆動力f1
の着力点までの回転腕の長さをL1、計器1aの
質量による重力の着力点までの回転腕の長さを
L2、アクチユエータ4の作用力Fの着力点まで
の回転腕の長さをL3とする。計器1aの質量に
よる重力Wの回転腕に直角な分力をW2、アクチ
ユエータ4の作用力Fの回転腕に直角な分力を
F2とすると、第7図に示すような分力線図とな
る。上記の関係値より、 (1)式を得る。
力および操作力の関係について説明する。第7
図、第8図において、Fはアクチユエータ4によ
る作用力、Wは計器1aの質量による重力、f1は
計器取付金2の先端に等価的に作用すると考えら
れる駆動力とする。ヒンジ7と取付金11の回転
中心を結んだ直線を基準として、アクチユエータ
4となす角度をα1、垂直線となす角度をα2、ヒン
ジ7と取付金9の回転中心を結んだ直線となす角
度をδ、ヒンジ7と取付金9の回転中心を結んた
直線を基準として計器取付金8となす角度をβ、
ヒンジ7と計器1aの重心点を結んだ直線となす
角度をγとする。ヒンジ7を中心とする駆動力f1
の着力点までの回転腕の長さをL1、計器1aの
質量による重力の着力点までの回転腕の長さを
L2、アクチユエータ4の作用力Fの着力点まで
の回転腕の長さをL3とする。計器1aの質量に
よる重力Wの回転腕に直角な分力をW2、アクチ
ユエータ4の作用力Fの回転腕に直角な分力を
F2とすると、第7図に示すような分力線図とな
る。上記の関係値より、 (1)式を得る。
f1=L1・F・sin(δ+α1)
−L2・W・sin(δ+γ−α2) ……(1)
アクチユエータ4の作用力Fは、f1>0の条件
から、 F>L2/L3W・sin(δ+γ−α2)/sin(δ+α1)
……(2) (2)式となるように作用力Fを決定すればよい。
但し、δおよびα1は上昇開始時の値とする。
から、 F>L2/L3W・sin(δ+γ−α2)/sin(δ+α1)
……(2) (2)式となるように作用力Fを決定すればよい。
但し、δおよびα1は上昇開始時の値とする。
次に、駆動力f1の変化特性を説明する。角度
α2,β,γは一定であるので、δ>0で順次大き
くなつて行くとf1は順次大きくなり、極大点を過
ぎた後小さくなる経過を示す。以上の駆動力f1の
変化を横軸に計器の上昇角度を取り、縦軸に駆動
力および操作力をとつて表わした第10図に示
す。アクチユエータの作用力Fは横軸にアクチユ
エータおよびコイルばねのストロークを取り縦軸
に作用力をとつて表わした第9図に曲線E,Dに
示すようにストロークの伸びと共に、内部の封入
ガス27の体積膨張により多少の低下傾向はある
が、ほぼ一定であり、駆動力f1は第10図に示す
ように上昇開始時と上昇終了時とでは相当大きな
差値となる。また、格納操作時の操作力f2はアク
チユエータ4の作用力Fが連通穴28を通過する
機械油29の粘性抵抗が伸びる場合と逆に加算さ
れるために、作用力は大きくなり第10図に示す
ように操作力f2も一段と大きくなる。
α2,β,γは一定であるので、δ>0で順次大き
くなつて行くとf1は順次大きくなり、極大点を過
ぎた後小さくなる経過を示す。以上の駆動力f1の
変化を横軸に計器の上昇角度を取り、縦軸に駆動
力および操作力をとつて表わした第10図に示
す。アクチユエータの作用力Fは横軸にアクチユ
エータおよびコイルばねのストロークを取り縦軸
に作用力をとつて表わした第9図に曲線E,Dに
示すようにストロークの伸びと共に、内部の封入
ガス27の体積膨張により多少の低下傾向はある
が、ほぼ一定であり、駆動力f1は第10図に示す
ように上昇開始時と上昇終了時とでは相当大きな
差値となる。また、格納操作時の操作力f2はアク
チユエータ4の作用力Fが連通穴28を通過する
機械油29の粘性抵抗が伸びる場合と逆に加算さ
れるために、作用力は大きくなり第10図に示す
ように操作力f2も一段と大きくなる。
そして、周囲温度が低下すると封入ガス27の
圧力が低下し、機械油27の粘性抵抗も増加する
ため、駆動力f1は低下し上昇開始時零以下となり
自動上昇しなくなることがある。これを補うため
にガス圧P0を増し作用力Fを大とすれば、操作
開始時の操作力f2が大となり、格納困難と云う不
具合を生じる。この不具合点を解決するには、ア
クチユエータ4の伸びと共に作用力Fが充分に低
下する特性を有すると共に、粘性抵抗を減ずるよ
うに連通穴28の直径を適切に選べば上昇終了時
の駆動力f1および格納開始時の操作力f2が減少
し、上昇開始時の駆動力f1を充分に確保するよう
にアクチユエータ4の伸びの初期における作用力
Fを大きくすることが可能となる。
圧力が低下し、機械油27の粘性抵抗も増加する
ため、駆動力f1は低下し上昇開始時零以下となり
自動上昇しなくなることがある。これを補うため
にガス圧P0を増し作用力Fを大とすれば、操作
開始時の操作力f2が大となり、格納困難と云う不
具合を生じる。この不具合点を解決するには、ア
クチユエータ4の伸びと共に作用力Fが充分に低
下する特性を有すると共に、粘性抵抗を減ずるよ
うに連通穴28の直径を適切に選べば上昇終了時
の駆動力f1および格納開始時の操作力f2が減少
し、上昇開始時の駆動力f1を充分に確保するよう
にアクチユエータ4の伸びの初期における作用力
Fを大きくすることが可能となる。
しかし、ガス圧利用のアクチユエータ4におい
ては先に述べたように、ストロークに対しほぼ一
定の作用力Fとなるので、これを補うために第3
図に示すように、コイルばね5をアクチユエータ
4に並設する。コイルばね5の作用力は第9図の
曲線Aのようにストロークに対し負の直線的特性
を有するので、アクチユエータ4とコイルばね5
の作用との合成値は第9図の破線の伸び時のアク
チユエータ4とコイルばね5との合成作用力の曲
線Bおよび縮み時のアクチユエータ4とコイルば
ね5との合成作用力の曲線Cのような特性とな
る。なお、曲線Dはアクチユエータ4の伸び時の
作用力、曲線Eはアクチユエータ4の縮み時の作
用力を示す。これらの合成の特性はアクチユエー
タ4のガス圧力P0、連通穴28の直径およびコ
イルばね5のばね常数を適切に選定することによ
り、横軸に計器の上昇角度をとり縦軸に駆動力お
よび操作力をとつて示した第11図のように、上
昇時の駆動力f′1と格納時の操作力f′2とが計器1
aの上昇回転角度に対して大きく変化しないよう
にすることが可能となり、充分な初期上昇駆動力
f′1を有し、かつ、格納操作力f′2の小さな計器装
置が得られる。
ては先に述べたように、ストロークに対しほぼ一
定の作用力Fとなるので、これを補うために第3
図に示すように、コイルばね5をアクチユエータ
4に並設する。コイルばね5の作用力は第9図の
曲線Aのようにストロークに対し負の直線的特性
を有するので、アクチユエータ4とコイルばね5
の作用との合成値は第9図の破線の伸び時のアク
チユエータ4とコイルばね5との合成作用力の曲
線Bおよび縮み時のアクチユエータ4とコイルば
ね5との合成作用力の曲線Cのような特性とな
る。なお、曲線Dはアクチユエータ4の伸び時の
作用力、曲線Eはアクチユエータ4の縮み時の作
用力を示す。これらの合成の特性はアクチユエー
タ4のガス圧力P0、連通穴28の直径およびコ
イルばね5のばね常数を適切に選定することによ
り、横軸に計器の上昇角度をとり縦軸に駆動力お
よび操作力をとつて示した第11図のように、上
昇時の駆動力f′1と格納時の操作力f′2とが計器1
aの上昇回転角度に対して大きく変化しないよう
にすることが可能となり、充分な初期上昇駆動力
f′1を有し、かつ、格納操作力f′2の小さな計器装
置が得られる。
このように本実施例の計器の格納装置は、ロツ
ク機構時ガス圧利用のアクチユエータとコイルば
ねとを並設した簡単な構造で、計器を任意の位置
に固定することができ、計器の突出および格納を
円滑に簡単な操作により行うことができる。
ク機構時ガス圧利用のアクチユエータとコイルば
ねとを並設した簡単な構造で、計器を任意の位置
に固定することができ、計器の突出および格納を
円滑に簡単な操作により行うことができる。
以上記述した如く本考案の計器の格納装置は、
簡単な構造で計器の突出および格納を円滑に行う
ことができる効果を有するものである。
簡単な構造で計器の突出および格納を円滑に行う
ことができる効果を有するものである。
第1図は本考案の計器の格納装置の一実施例の
取付状態の側面図、第2図は第1図の格納装置の
側面縦断面図、第3図は第2図の正面図、第4図
は第3図のアクチユエータ支持部の縦断面図、第
5図は第3図のアクチユエータの操作部分の正面
図、第6図は第3図のアクチユエータのシリンダ
の断面図、第7図は第2図の装置の計器上昇時の
作用力説明図、第8図は第2図の装置の計器収納
時の作用力説明図、第9図はアクチユエータおよ
びコイルばねのストロークとアクチユエータの作
用力との関係特性図、第10図は計器の上昇角度
とアクチユエータの作用力のみの場合の格納装置
の駆動力および格納に要する操作力の関係特性
図、第11図は計器の上昇角度とアクチユエータ
にコイルばねを併設した場合の格納装置の駆動力
および格納に要する操作力の関係特性図である。 1a……計器、3……計器格納箱、4……アク
チユエータ、5……コイルばね、15……押し
金、22……押棒、23……ピストン棒、24…
…ピストン、25……シリンダ、26……滑動
弁、27……封入ガス、29……機械油、30…
…上部室、31……下部室。
取付状態の側面図、第2図は第1図の格納装置の
側面縦断面図、第3図は第2図の正面図、第4図
は第3図のアクチユエータ支持部の縦断面図、第
5図は第3図のアクチユエータの操作部分の正面
図、第6図は第3図のアクチユエータのシリンダ
の断面図、第7図は第2図の装置の計器上昇時の
作用力説明図、第8図は第2図の装置の計器収納
時の作用力説明図、第9図はアクチユエータおよ
びコイルばねのストロークとアクチユエータの作
用力との関係特性図、第10図は計器の上昇角度
とアクチユエータの作用力のみの場合の格納装置
の駆動力および格納に要する操作力の関係特性
図、第11図は計器の上昇角度とアクチユエータ
にコイルばねを併設した場合の格納装置の駆動力
および格納に要する操作力の関係特性図である。 1a……計器、3……計器格納箱、4……アク
チユエータ、5……コイルばね、15……押し
金、22……押棒、23……ピストン棒、24…
…ピストン、25……シリンダ、26……滑動
弁、27……封入ガス、29……機械油、30…
…上部室、31……下部室。
Claims (1)
- シリンダ内のピストンの前後に位置する上下部
室内に油が充填されるとともに上記上部室内に封
入ガスが封入され、上記ピストンに軸方向に摺動
自在に設けられ押棒上端を介し押し上げられるこ
とにより開くように形成された滑動弁を上端に係
合された上記押棒が上記ピストンのピストン棒に
遊嵌されてなるアクチユエータと、上記アクチユ
エータに並設されアクチユエータの両端部の取付
部分に連結されたコイルばねと、上記アクチユエ
ータの上端に取付けられた計器と、操作用押し金
を操作する間中この操作に連動し上記押棒を介し
上記滑動弁を開くように形成された手段とを設け
たことを特徴とする計器の格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3544981U JPS6338131Y2 (ja) | 1981-03-16 | 1981-03-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3544981U JPS6338131Y2 (ja) | 1981-03-16 | 1981-03-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57148567U JPS57148567U (ja) | 1982-09-18 |
JPS6338131Y2 true JPS6338131Y2 (ja) | 1988-10-07 |
Family
ID=29832709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3544981U Expired JPS6338131Y2 (ja) | 1981-03-16 | 1981-03-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6338131Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-03-16 JP JP3544981U patent/JPS6338131Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57148567U (ja) | 1982-09-18 |
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