JPS6337760Y2 - - Google Patents

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JPS6337760Y2
JPS6337760Y2 JP1980055241U JP5524180U JPS6337760Y2 JP S6337760 Y2 JPS6337760 Y2 JP S6337760Y2 JP 1980055241 U JP1980055241 U JP 1980055241U JP 5524180 U JP5524180 U JP 5524180U JP S6337760 Y2 JPS6337760 Y2 JP S6337760Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、X線撮影装置において被写体を投過
しI,Iを介して写真フイルムに到達するX線の
強さを光電流信号として検出し、その検出した光
電流信号の積分値が設定基準値に達した時点でX
線照射を断とする方式のフイルム黒化度自動制御
回路を備えたX線撮影装置に関するものである。
胃などの消化器診断をするX線装置は、臓器の
動きによるぼけのない写真を得るためできるだけ
短い撮影時間で撮影を終了する必要がある。コン
デンサ式X線装置を使用したI,I間接撮影は、
撮影時のX線被曝の少ないこともあつて集団検診
用として多く用いられているX線撮影診断法であ
る。この方法においても診断能率向上の点などか
ら良好なフイルム黒化度の自動制御装置が要求さ
れる。
第1図は一般に知られているこの種のX線撮影
装置の全体的な回路構成図であつて、1は交流電
源、2はAC/DCの変換の充電回路、3は充電回
路2により充電される高圧コンデンサで、X線撮
影する場合は、交流電源1は外され、コンデンサ
3による充電容量でもつて同装置は駆動される。
4は放電回路に設けた保護抵抗、5はX線管、6
はX線管5のグリツド制御回路で、X線発生のオ
ン、オフを制御するものである。7は被検体、8
はI,I(イメージインテンスフアイヤー)、9は
写光レンズ、10はプリズム、11は間接撮影カ
メラ、12はプリズム10による反射光を光電流
信号に変換するフオトマルチユーブ、12aはフ
オトマルチユーブ12の高圧電源、13はフオト
マルチユーブ12の出力電流を積分する積分回
路、14は積分回路13の出力電圧を入力とし、
グリツド制御回路6の制御信号を出力する黒化度
自動制御回路である。同回路構成によれば、コン
デンサ3の充電電圧をX線管5に印加し、被検体
7の透過X線をI,I8を介して光に変換し、それ
を写光レンズ9、プリズム10を介してカメラ1
1にて撮影する。それと同時にフオトマルチユー
ブ12によりその光の一部を検知し、積分回路1
3および黒化度制御回路14において、所定の信
号入力が得られた点でグリツド制御回路6をオフ
制御し、X線照射を遮断するものである。
第1図の回路構成において問題となるのは、黒
化度制御機能を設けてあるにもかかわらず被写体
の厚さにより黒化度が変わる点である。これをフ
オトタイマ特性で示すと第2図に示す如くであ
る。すなわち、最近のX線制御装置では制御回路
に半導体素子を使用しているためX線の遮断遅れ
時間は大きくても数百μs以下である。しかしなが
ら、フオトタイマ特性は第2図の破線Aで示すよ
うに被写体が薄くなる程フイルム黒化度が増加す
る。これは、I,Iの残光特性が第3図に示す如
くとなり、撮影が終了した後も残光による露光が
あるためで、実際にフオトタイマ特性として望ま
しいのは第2図の破線Bで示すように被写体厚に
かかわらず、常に一定である。即ち、第3図は
I,IへのX線入射の停止時点を時間ゼロとし、
この停止時点からの経過時間を横軸とし、縦軸
は、対数表示とし且つ停止時点の入射X線量を1
としてその後の時間経過での残光量がどれだけあ
るかの特性を示した。この図から、数msの間に
あつては残光量が無視できない程存在することが
わかる。この残光特性の故に、被写体が薄くなる
程、黒化度が増加し、第2図の特性Aの如くな
る。これでは因る。実線の特性Bの如く被写体の
厚みに関係なく一定の黒化度になることが望まし
い。このことを第4図で説明する。
第4図は黒化度0.8〜1.0を得るため被写体厚に
対する撮影時間の傾向を示したものである。具体
的な例を述べると、アクリルの被写体6cm(第4
図のa)での撮影時間t2は5ms、被写体24cm(第
4図のb)での撮影時間t1は約200msである。即
ち、被写体が薄い程撮影時間は短い。従つて、例
えば被写体厚6cmでの撮影時間t2は第4図から
5msとなるが、かかる被写体厚のもとでの残光特
性をみてみると、1ms後で約0.35、2ms後で0.2、
3ms後で約1.0弱といつた具合となり、5msの撮影
時間に比して無視できない時間帯(1ms,2ms,
3ms)で残光が発生していることがわかる。従つ
て、被写体が薄いとその残光が悪影響を及ぼし、
フイルム黒化度を増す。
一方、被写体厚24cmの例では、撮影時間が
200msとなるのに対し、残光量の生ずる時間は数
msとなり、事実上無視できる。従つて、被写体
が厚いと残光の影響は少ないとみることができ
る。被写体が薄いとI,Iの残光による影響が強
いことがこれで説明できた。しかも、このI,I
の残光の程度はI,Iの種類、および同種であつ
ても各々によつて残光程度にばらつきがある。
上述したように、I,Iを備えた間接撮影のX
線装置においては、黒化度自動制御回路により黒
化度を自動制御しても,の残光が影響し、し
かもその残光にばらつきがあるため均一で良好な
黒化度でフイルム撮影ができなかつた。
本考案は、前述の欠点に鑑み、その目的とする
ところは、I,Iによる残光の影響を補正し、フ
オトタイマ特性の良好なI,I間接用黒化度自動
制御装置を提供するにある。
本考案は、黒化度自動制御回路を構成している
積分回路の入力部にI,Iの残光による過露光を
補正する回路を設けると共に、該積分回路の積分
電圧比較回路出力部に時遅れ回路を設け、X線照
射停止後におけるI,Iの残光による過露光を補
正すると共に、前記補正回路の過補償分を補正す
ることによつて上記目的を達成したものである。
以下、第5図および第6図にその具体的な一実
施例を示し説明する。
第5図は黒化度自動制御回路をブロツク図で示
したもので、説明を簡単にするため他の回路は省
略してある。第5図において、15は第1図に示
すフオトマルチユーブ12よりの光電流が入力さ
れる入力端子であり、21はグリツド制御回路6
に対しX線遮断信号を出力する出力端子である。
また、16はI,Iの残光による過露光を補正す
る残光補正回路、17は積分回路、18は比較
器、19は基準電圧発生回路、20は比較器18
の出力部に設けた時遅れ回路であつて、フオトマ
ルチユーブ12より得たI,Iの残光による過露
光分を含む光電流を残光補正回路16により補正
し、積分した後、比較器18に入力する。比較器
18は基準電圧発生回路19よりの電圧と比較
し、一致したところで時遅れ回路20に出力す
る。この時遅れ回路20は前記補正回路16によ
り過補正分を補正するため、比較器18の出力を
時遅れさせる。これによつて、第2図の破線A、
2点鎖線Cを補正し、実線Bで示す理想的なフオ
トタイマ特性を得ることができる。
第6図は第5図のブロツク図をさらに具体化し
た回路構成図であつて、入力端子15と接地間に
は可変抵抗22とコンデンサ23を直列接続して
成る残光補正を行なうための積分回路が設けてあ
り、第5図の符号16,17に対応する。24,
25は基準電圧発生回路を構成する抵抗並びにツ
エナーダイオードで、この積分回路出力と基準電
圧出力は比較器26に入力され、第1の積分回路
出力となる。また、可変抵抗27,コンデンサ2
8で成る積分回路抵抗29、ツエナーダイオー
ド、30で成る基準電圧発生回路並びに比較器3
1は、第5図の時遅れ回路20すなわち、第2の
積分回路を構成するもので、前述第1の積分回路
出力よりは時定数の短かいものとしてある。
第6図の回路によれば、ホトマルチユーブ12
よりの光電流ipは可変抵抗22を通してコンデン
サ23に充電される。この場合の比較器26の一
方の端子電圧V1は、 V1=ipR+1/C∫ipdt となる。ここでipRはI,Iの残光による過露光
分の補正電圧であり、この値は被写体が薄くなる
程ipが大きくなるため、増加する。前記(式)で
ipRが補正項であり、1/C∫ipdtが本来の遮断信号 を発生するための積分項である。また、比較器2
6の他方の端子には抵抗24とツエナーダイオー
ド25によつて発生した基準電圧V2が印加され
ており、V1≧V2となつたとき比較器26より信
号出力がなされる。この第1段の積分回路によつ
て第2図の破線曲線Aは実線Bのうち被写体厚ロ
−ハ間において補正される。なお、被写体厚イ〜
ハは予想される被写体の厚さ分であり、この範囲
において良好なフオトタイマ特性を得ようとする
ものである。
しかしながら、被写体厚が極端に薄くなるとフ
オトマルチユーブ特性の非直線性のため前述第1
段の積分回路(IPR)による補正が過補償とな
り、第2図の2点鎖線Cで示すようにフイルム黒
化度が急激に低下してくる。この特性の補正をす
るのが、第2段の積分回路を含む時遅れ回路で、
第2図の被写体厚イ−ロを補正する。すなわち、
時遅れ回路で成る第2の補正回路は、前記第1の
補正回路でのipRの過補償分をX線遮断信号の発
生を若干遅らせる(固定時間を設ける。この固定
時間によつて補償する)ことにより補償するので
ある。
この具体的な回路構成を第6図で示すと、可変
抵抗27、コンデンサ28から成る積分回路、抵
抗29、ツエナーダイオード30から成る基準電
圧発生回路、並びに比較器31である。
同回路によれば、比較器26において入力電圧
の比較がなされ、入力電圧が基準電圧に達したな
らば、比較器26の出力は“L”レベルから
“H”レベルに変化する。これを可変抵抗27、
コンデンサ28で積分し、比較器31でその電圧
を検出する。比較器31は入力電圧の関係がV3
≧V4になつたとき“H”レベルの出力がX線遮
断信号として出力される。したがつて、第1段の
積分回路部においてI,Iの残光による過露光分
に相当する補正電圧を発生し、第2図曲線Aで示
す部分を補正し、第2段の積分回路で第1段の積
分回路で過補償した第2図の曲線Cで示す範囲を
時遅れ回路により補正し、第2図の直線Bに示す
ように理想的なフオトタイマ特性を得ることがで
きる。
なお、上記の実施例ではI,Iの残光による過
露光分を補正するものとして、X線撮影条件のう
ちの1つである被写体厚との関係を説明したが、
これの他、撮影管電圧を高くしたときも、撮影管
電流を大きめに設定したときも被写体厚が薄くな
つたと同じ特性が生じる。このような場合の特性
補償も本考案では可能である。
上述したように本考案はX線撮影装置を構成す
るI,Iの残光による過露光分を補正する第1の
補正手段と、光検出器特性の非直線性による前記
第1の補正手段による過補償を補正する第2の補
正手段を設け、フオトタイマ特性の非直線性を補
正するようにしたものであるから、X線撮影条件
にかかわらず、常に均一なフイルム黒化度が得ら
れ、しかもフオトタイマが使用できるX線撮影条
件の範囲を広げることができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はフイルム黒化度自動制御回路を備えた
公知のX線撮影装置の全体的構成図、第2図はフ
オトタイマ特性を示す図、第3図はI,I残光特
性を示す図、第4図は被写体厚に対するフイルム
撮影時間の関係を示す図、第5図は本考案の一実
施例を示す黒化度自動制御回路のブロツク構成
図、第6図はその具体的な回路構成図である。 16………残光補正回路、17……積分回路、
18,26,31……比較器、19……基準電圧
発生回路、20……時遅れ回路、22,27……
可変抵抗、23,28……コンデンサ、24,2
9……抵抗、25,30……ツエナーダイオー
ド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被写体を透過したX線量を光信号に変換する
    I,Iと、該I,Iから放出した光信号を受光し
    撮影するフイルムとより成るX線撮影装置におい
    て、 上記I,Iの放出光信号の一部を取込み電流と
    して検出する光検出器と、該検出電流の積分値を
    I,Iの残光による過露光分で補正する第1の補
    正手段と、該補正後の値が基準電圧よりも大きく
    なつた時に出力信号を発生する比較手段と、該比
    較器の出力信号を入力とし、上記光検出器の非直
    線性補正用の遅延を行う第2の補正手段と、該遅
    延手段の出力によつて上記X線の放射の遮断を行
    う制御手段と、より成るX線撮影装置におけるフ
    イルム黒化度自動制御回路。
JP1980055241U 1980-04-24 1980-04-24 Expired JPS6337760Y2 (ja)

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JP1980055241U JPS6337760Y2 (ja) 1980-04-24 1980-04-24

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JPS56158213U JPS56158213U (ja) 1981-11-26
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5483387A (en) * 1977-12-16 1979-07-03 Toshiba Corp X-ray automatic exposure controller
JPS54129893A (en) * 1978-03-31 1979-10-08 Toshiba Corp Control unit for x-ray automatic exposure

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5483387A (en) * 1977-12-16 1979-07-03 Toshiba Corp X-ray automatic exposure controller
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JPS56158213U (ja) 1981-11-26

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