JPS6337704B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6337704B2 JPS6337704B2 JP58249264A JP24926483A JPS6337704B2 JP S6337704 B2 JPS6337704 B2 JP S6337704B2 JP 58249264 A JP58249264 A JP 58249264A JP 24926483 A JP24926483 A JP 24926483A JP S6337704 B2 JPS6337704 B2 JP S6337704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- plasticizer
- opp film
- vinyl chloride
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は可塑剤ブロツキング処理シートの製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
可塑剤を含んだプラスチツクシート、特に軟質
塩化ビニルにおいては、時間の経過と共に可塑剤
がシート表面に滲出する結果、これに接触したあ
る種の物質（例えば、電子コピーのカーボン）を
融解し、これと附着する現象がしばしば発生す
る。
塩化ビニルにおいては、時間の経過と共に可塑剤
がシート表面に滲出する結果、これに接触したあ
る種の物質（例えば、電子コピーのカーボン）を
融解し、これと附着する現象がしばしば発生す
る。
このような現象を防止するために、従来各種の
方法が実施されているが、未だ十分な手段は得ら
れていない。
方法が実施されているが、未だ十分な手段は得ら
れていない。
また、たとえ何らかの処理層を形成するとして
も、実際の製造においてはその巻取りが困難であ
る等の問題があつた。
も、実際の製造においてはその巻取りが困難であ
る等の問題があつた。
そこで、この発明は上記の問題点を解決した可
塑剤ブロツキング処理シートの製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
塑剤ブロツキング処理シートの製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
この発明は、上記の目的を達成する製造方法と
しては、シートにウレタン系樹脂をコーテイング
して可塑剤ブロツク層を形成し、その溶剤を揮発
せしめたのち、OPP（延伸ポリプロピレン）フイ
ルムを介在してそのシートを巻取るようにしたも
のである。
しては、シートにウレタン系樹脂をコーテイング
して可塑剤ブロツク層を形成し、その溶剤を揮発
せしめたのち、OPP（延伸ポリプロピレン）フイ
ルムを介在してそのシートを巻取るようにしたも
のである。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
第１図はこの発明に係るシートの実施例であ
り、このシートは、軟質塩化ビニルシート１の表
面にウレタン系樹脂を2μ〜5μの厚さにコーテイ
ングして、可塑剤ブロツク層２を形成したもので
ある。
り、このシートは、軟質塩化ビニルシート１の表
面にウレタン系樹脂を2μ〜5μの厚さにコーテイ
ングして、可塑剤ブロツク層２を形成したもので
ある。
上記ブロツク層２は、シートを折曲げた際にシ
ワになつたり白化する現象を防止し、また剥離し
ないように、軟質塩化ビニルシート１と同程度の
柔軟さに形成される。
ワになつたり白化する現象を防止し、また剥離し
ないように、軟質塩化ビニルシート１と同程度の
柔軟さに形成される。
上記のごとき可塑剤ブロツク層２を形成する
と、塩化ビニルシート１から滲出する可塑剤が、
これに接触した他の物質に移行することが防止さ
れる。その結果、電子コピー紙上のカーボンや印
刷物等との附着が防止される。
と、塩化ビニルシート１から滲出する可塑剤が、
これに接触した他の物質に移行することが防止さ
れる。その結果、電子コピー紙上のカーボンや印
刷物等との附着が防止される。
なお、上記の熱可塑剤ブロツク層２は、塩化ビ
ニルシート１を保護し、その耐候性、耐摩擦性、
耐薬品性などの性能を向上させる効果もある。
ニルシート１を保護し、その耐候性、耐摩擦性、
耐薬品性などの性能を向上させる効果もある。
次に、上記の可塑剤ブロツキング処理シートの
製造は、第２図に示すように、軟質塩化ビニルシ
ート１を引出してこれにウレタン系樹脂３をコー
テイングして可塑剤ブロツク層２を形成する。そ
の後温風乾燥（矢印Ａ）および冷風乾燥（矢印
Ｂ）の各工程を経て溶剤を除去する。その後、巻
取り工程４において、合わせローラ５間を通過せ
しめ、同時にそのコーテイング側の面に重なるよ
うOPPフイルム６を合わせローラ５間に通し、
同ローラ５間で両者を重ね合わせ、その後重ね合
わせたまゝで巻取りローラ７によつて巻取る。
製造は、第２図に示すように、軟質塩化ビニルシ
ート１を引出してこれにウレタン系樹脂３をコー
テイングして可塑剤ブロツク層２を形成する。そ
の後温風乾燥（矢印Ａ）および冷風乾燥（矢印
Ｂ）の各工程を経て溶剤を除去する。その後、巻
取り工程４において、合わせローラ５間を通過せ
しめ、同時にそのコーテイング側の面に重なるよ
うOPPフイルム６を合わせローラ５間に通し、
同ローラ５間で両者を重ね合わせ、その後重ね合
わせたまゝで巻取りローラ７によつて巻取る。
上記のOPPフイルム６は、20μ程度のものが適
当であり、未処理のもの（粗面加工していないも
の）を使用する。
当であり、未処理のもの（粗面加工していないも
の）を使用する。
このようなOPPフイルム６を介在させない場
合は、コーテイング層が附着するのを防止するた
め数日間放置する必要があつたが、この発明の場
合はこのような時間を要せず、乾燥工程を経たの
ち直ちに巻取つても、OPPフイルム６が介在す
ることにより巻層間相互が附着することがない、
という著しい効果を発揮する。
合は、コーテイング層が附着するのを防止するた
め数日間放置する必要があつたが、この発明の場
合はこのような時間を要せず、乾燥工程を経たの
ち直ちに巻取つても、OPPフイルム６が介在す
ることにより巻層間相互が附着することがない、
という著しい効果を発揮する。
なお、OPPフイルムは剥離紙などに比べ薄く
またコストも低く、この点でも有利である。
またコストも低く、この点でも有利である。
第１図はこの発明に係るシートの一部拡大断面
図、第２図は製造方法の工程概略図、第３図は巻
取り状態の断面図である。 １…軟質塩化ビニルシート、２…可塑剤ブロツ
ク層、３…ウレタン系樹脂、４…巻取り工程、５
…合わせローラ、６…OPPフイルム。
図、第２図は製造方法の工程概略図、第３図は巻
取り状態の断面図である。 １…軟質塩化ビニルシート、２…可塑剤ブロツ
ク層、３…ウレタン系樹脂、４…巻取り工程、５
…合わせローラ、６…OPPフイルム。
Claims (1)
- １ 可塑剤を含んだプラスチツクシートにウレタ
ン系樹脂をコーテイングして可塑剤ブロツク層を
形成し、その溶剤を揮発せしめたのち、OPPフ
イルムを介在して上記シートを巻取ることを特微
とする可塑剤ブロツキング処理シートの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58249264A JPS60143956A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 可塑剤ブロツキング処理シ−トおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58249264A JPS60143956A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 可塑剤ブロツキング処理シ−トおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60143956A JPS60143956A (ja) | 1985-07-30 |
| JPS6337704B2 true JPS6337704B2 (ja) | 1988-07-26 |
Family
ID=17190372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58249264A Granted JPS60143956A (ja) | 1983-12-29 | 1983-12-29 | 可塑剤ブロツキング処理シ−トおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60143956A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4839597A (ja) * | 1971-09-20 | 1973-06-11 | ||
| JPS4839829A (ja) * | 1971-09-21 | 1973-06-12 | ||
| JPS499105A (ja) * | 1972-05-11 | 1974-01-26 |
-
1983
- 1983-12-29 JP JP58249264A patent/JPS60143956A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4839597A (ja) * | 1971-09-20 | 1973-06-11 | ||
| JPS4839829A (ja) * | 1971-09-21 | 1973-06-12 | ||
| JPS499105A (ja) * | 1972-05-11 | 1974-01-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60143956A (ja) | 1985-07-30 |
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