JPS6337451Y2 - - Google Patents

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JPS6337451Y2
JPS6337451Y2 JP1983045835U JP4583583U JPS6337451Y2 JP S6337451 Y2 JPS6337451 Y2 JP S6337451Y2 JP 1983045835 U JP1983045835 U JP 1983045835U JP 4583583 U JP4583583 U JP 4583583U JP S6337451 Y2 JPS6337451 Y2 JP S6337451Y2
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JP
Japan
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passage
blow
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gas recirculation
opening
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JP1983045835U
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JPS59152115U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案はブローバイガス還流装置に係り、特
にPCV(ポジテイブ・クランクケース・ベンチレ
ーシヨン)バルブにブローバイガス中に含有する
水分が流入してPCVバルブの作動不良を生じる
のを防止し得るブローバイガス還流装置に関す
る。
〔考案の技術的背景〕
エンジンにおいては、燃焼室からピストンとシ
リンダ壁の隙間を通つてクランクケース内に漏れ
出るブローバイガスが発生する。この主成分は未
燃焼ガスで多量のHCを含むので、再度燃焼室へ
導いて再燃焼させてやる必要がある。このため
に、ブローバイガス還流装置があり、一般に用い
られている方法としては、エンジンの吸入系統の
負圧を利用してエアクリーナあるいは吸気通路、
またはその両方に吸い込み、吸気中に還流して再
び燃焼室へ導き燃焼させている。そして、ブロー
バイガスの吸気系への還流量を調整すべく、
PCVバルブがブローバイガス還流装置に設けら
れている。
〔背景技術の問題点〕
ところで、従来、ブローバイガス還流通路途中
に使用されているスリーウエイホースにあつて
は、第4図に示す如く、液化して水滴となつたブ
ローバイガス中に含有する水分がスリーウエイホ
ース16内の底面である内壁面に沿つて流れ、こ
の水分がスリーウエイホース16より分岐して下
方側の分岐通路18に介設されたPCVバルブ2
6に容易に流入し、このため、流入した水分が底
温時に凍結してPCVバルブ26の作動不良を起
こす不都合があつた。また、PCVバルブ26の
作動不良により、PCVバルブ26よりも上流側
の分岐通路18中にエマルジヨンが発生し易くな
り、分岐通路18の導通性を不良にする不都合が
あり、その結果、ブローバイガスを円滑に吸気通
路4内に還流させることができない不都合があつ
た。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は上述の不都合を除去す
べく、ブローバイガス中に含有する水分がPCV
バルブに流入するのを阻止して、水分の凍結によ
るPCVバルブの作動不良を回避させ、また、
PCVバルブの作動不良に伴うエマルジヨンの発
生を未然に防止してブローバイガスを円滑に還流
させ得るブローバイガス還流装置を実現するにあ
る。
〔考案の構成〕
この目的を達成するためにこの考案は、ブロー
バイガスを吸気通路及びこの吸気通路上流側のエ
アクリーナに還流させるブローバイガス還流装置
において、ブローバイガスを前記エアクリーナに
還流するブローバイガス還流通路を設け、このブ
ローバイガス還流通路途中に分岐開口を開設し、
この分岐開口に始端開口するとともに前記エアク
リーナ下流側で且つ気化器下流側の前記吸気通路
途中に終端開口する分岐通路を設け、この分岐通
路の終端側にはPCVバルブを設けるとともに前
記分岐通路の始端側には前記ブローバイガス還流
通路内底面よりも上方に突出させて前記分岐通路
内への水分の流入を阻止すべく開口突出部を形成
したことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且
つ具体的に説明する。
第1,2図は、この考案の実施例を示すもので
ある。図において、2はブローバイガス還流通路
である。このブローバイガス還流通路2は、エン
ジン8に連通する吸気通路4の上流側に配置され
たエアクリーナ6にブローバイガスを導くもので
ある。このブローバイガス還流通路2は、エンジ
ン8の上部のロツカーカバー10上面に直接取着
したパイプ12と、前記エアクリーナ6に直接取
着したパイプ14と、及び前記両パイプ12,1
4間を連設するスリーウエイホース16とにより
構成される。18はブローバイガス還流通路2途
中から分岐した分岐通路である。この分岐通路1
8は、ブローバイガスをブローバイガス還流通路
2途中から気化器28下流側の吸気通路4内に導
くものである。分岐通路18は、前記ブローバイ
ガス還流通路2を構成するスリーウエイホース1
6内の底面である下内壁面16aに形成された分
岐開口20に挿入して接続される接続パイプ22
及び該接続パイプ22に一端が接続されたホース
24により構成される。分岐通路18の終端側で
あるホース24の他端には、PCVバルブ26が
連設されている。従つて、このPCVバルブ26
は、この実施例において気化器28下流側の吸気
通路4に臨んで設けられている。このPCVバル
ブ26は、既に述べたようにブローバイガスの還
流量を調整する機能を有するものである。なお、
第1図において、符号28は気化器である。
ところで、前記スリーウエイホース16に形成
された分岐開口20に接続する接続パイプ22の
始端開口部位である開口突出部22aは、スリー
ウエイホース16の下内壁面16aを流れる液化
して水滴となつたブローバイガス中に含有する水
分が接続パイプ22内に流入するのを阻止するた
めに、底面である下内壁面16aよりも上方に突
出させ、つまりブローバイガス還流通路2内に突
出して設ける。なお、下内壁面16aからの突出
を確実にする為に、接続パイプ22の中央に拡幅
部22bを形成し、この拡幅部22bから開口突
出部22aまでの距離を、拡幅部22bから分岐
開口20までの距離より長くなるようにすると効
果的である。また、接続パイプ22の開口突出部
22aを突出させるので、分岐開口20に形成さ
れ易いバリの影響を考慮しなくてよい利点があ
る。即ち、スリーウエイホース16を例えばゴム
製の部材で形成した場合に、分岐開口20内周面
にバリが生じ易いが、接続パイプ22の開口突出
部22aをこの分岐開口20内に挿通するので、
バリがブローバイガスの流通路を閉塞するような
不都合を解消できるものである。
また、この考案の他の実施例としては、第3図
に示す如く、スリーウエイホース16を製作する
段階で予め、下内壁面16aより分岐開口20の
先端20aを突出させ、開口突出部としてもよ
い。この他の実施例の場合には、接続パイプ22
の開口突出部22aを突出させることは不要とな
る。
この考案は上述の如く構成されているので、以
下の如く作用する。
エンジン8の稼動によつて発生したブローバイ
ガスは、ロツカーカバー10側で油分が分離され
た後にブローバイガス還流通路2を構成するパイ
プ12を経てスリーウエイホース16に流入す
る。スリーウエイホース16内に流入したブロー
バイガスの一部は分岐開口20から分岐通路18
内に流入する。分岐通路18内に流入するブロー
バイガス量は、分岐通路18の下流側で他端に設
けられているPCVバルブ26により制御される。
残りのブローバイガスはブローバイガス還流通路
2内を流れエアクリーナ6側へ送られる。このと
き、ブローバイガス還流通路2は、エアクリーナ
6側に向かうに従い冷温となる。これは、エンジ
ン8からの伝熱量が少なくなること及び走行風の
影響によるものである。このため、ブローバイガ
スもエアクリーナ6側に向うに従い冷却される。
その結果、ブローバイガス中に含有する水分は液
化して水滴となり、ブローバイガス還流通路2内
の壁面に付着する。壁面に付着した水滴は下方に
位置する分岐開口20側へ壁面に沿つて自然に流
れる。このとき、上内壁面16bに付着していた
水滴も、分岐開口20に到来するころには、下内
壁面16aに集まる。このようにして水滴が分岐
開口20に集まるが、分岐開口20に接続された
接続パイプ22の開口突出部22aが下内壁面1
6aよりも上方に突出して設けられているので、
水滴が接続パイプ22内に自然流入することがで
きない。これにより、水滴はさらに下方へ流れ、
エンジン8側に向かうが、エンジン8側のブロー
バイガス還流通路2はエンジン8の加熱によつて
高温となつているので、水滴は気化されて気体と
なり、ブローバイガス中に含まれることとなる。
そして、上述したと同様なことが繰り返されるこ
とになる。また、水滴が気化器28側に流入する
ことがないので、気化器28の機能が劣化するの
を未然に防止し得る。
また、スリーウエイホース16をゴム製の部材
で構成した場合には、分岐開口20の形成時に、
この分岐開口20にバリが発生し易いが、上述の
如く、分岐開口20に接続パイプ22を突出して
挿入させることにより、バリのために通路開口面
積が小さくなるのを防止し、ブローバイガスが分
岐通路18側に円滑に流れるのを確保することが
できる。
〔考案の効果〕
以上詳細な説明から明らかなようにこの考案に
よれば、ブローバイガス還流通路内で液化したブ
ローバイガス中に含有する水分は、ブローバイガ
ス還流通路の内壁面に沿つて流れて分岐開口に到
来するが、分岐開口にはブローバイガス還流通路
内に突出する開口突出部が形成されているので、
突出形成された開口突出部を超えて分岐通路内に
自然流入することができず、これにより分岐開口
下方の分岐通路に設けたPCVバルブへの水分の
流入を確実に阻止することが可能となる。そし
て、分岐通路への水分の流入を阻止することによ
り、PCVバルブの作動不良を回避できると共に、
PCVバルブの作動不良に伴うPCVバルブ上流側
の分岐通路内でのエマルジヨンの発生を未然に防
止し、ブローバイガスの還流を円滑に果し得る。
また、開口面積を減少させるバリが形成され易
いブローバイガス還流通路の分岐開口に開口突出
部を突出させるので、バリによる通路開口面積の
減少を確実に防ぐことができ、これにより、分岐
通路の導通性を良好に保持し得て、ブローバイガ
スを円滑に吸気通路内に還流させることができ、
実用的有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案の実施例を示し、第1図
はブローバイガス還流装置の概略図、第2図は第
1図におけるブローバイガス還流装置の要部拡大
図である。第3図はこの考案の他の実施例を示
し、ブローバイガス還流装置の要部拡大図であ
る。第4図は従来のブローバイガス還流装置の概
略図である。 図において、2はブローバイガ
ス、4は吸気通路、6はエアクリーナ、8はエン
ジン、10はロツカーカバー、12,14はパイ
プ、16はスリーウエイホース、18は分岐通
路、20は分岐開口、22は接続パイプ、22a
は開口突出部、24はホース、26はPCVバル
ブ、そして28は気化器である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブローバイガスを吸気通路及びこの吸気通路上
    流側のエアクリーナに還流させるブローバイガス
    還流装置において、ブローバイガスを前記エアク
    リーナに還流するブローバイガス還流通路を設
    け、このブローバイガス還流通路途中に分岐開口
    を開設し、この分岐開口に始端開口するとともに
    前記エアクリーナ下流側で且つ気化器下流側の前
    記吸気通路途中に終端開口する分岐通路を設け、
    この分岐通路の終端側にはPCVバルブを設ける
    とともに前記分岐通路の始端側には前記ブローバ
    イガス還流通路内底面よりも上方に突出させて前
    記分岐通路内への水分の流入を阻止すべく開口突
    出部を形成したことを特徴とするブローバイガス
    還流装置。
JP4583583U 1983-03-31 1983-03-31 ブロ−バイガス還流装置 Granted JPS59152115U (ja)

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JP4583583U JPS59152115U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 ブロ−バイガス還流装置

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JP4583583U JPS59152115U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 ブロ−バイガス還流装置

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JPS59152115U JPS59152115U (ja) 1984-10-12
JPS6337451Y2 true JPS6337451Y2 (ja) 1988-10-04

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JP4583583U Granted JPS59152115U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 ブロ−バイガス還流装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554512U (ja) * 1978-10-11 1980-04-12

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