JPS6336924Y2 - - Google Patents

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JPS6336924Y2
JPS6336924Y2 JP4145082U JP4145082U JPS6336924Y2 JP S6336924 Y2 JPS6336924 Y2 JP S6336924Y2 JP 4145082 U JP4145082 U JP 4145082U JP 4145082 U JP4145082 U JP 4145082U JP S6336924 Y2 JPS6336924 Y2 JP S6336924Y2
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JP
Japan
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sample moving
moving table
piezoelectric element
sample
ball screw
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JP4145082U
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JPS58144754U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子顕微鏡やその類似装置の試料移
動装置に関する。
従来のこの種の試料移動装置としては、第1,
2図に示すようなものがあり、試料移動台aが箱
状本体b内において矢印mで示す方向に移動でき
るようになつていて、更に試料移動台aを移動さ
せるために、微小ピツチのマイクロネジdから成
る精密微小送り機構が設けられている。
なお、図中、符号cはガタを除去するためのば
ね、dはマイクロネジdを操作するためのツマミ
を示している。
しかしながら、このような従来の試料移動装置
では、マイクロネジdの回転を直線運動に変換す
るときに生じるネジ面の固体摩擦により、変換効
率が悪く、又モータ等による高速送りを行なうこ
ともできないという問題点がある。
そこで、第3,4図に示すように、試料移動台
aを、ボール又はローラを有する案内機構fによ
り案内して、更にボールネジgによる送り機構を
用いて、この試料移動台aを矢印nで示す方向に
移動させることも考えられるが、このような従来
の試料移動装置では、試料移動台aを低摩擦で高
速移動させることができる半面、試料移動台aの
静止時に、その位置を保持しておくことが困難で
あるため、特に電子顕微鏡のような高倍率で観察
する装置においては、振動が拡大されて、試料像
がぶれてその観察を全く行なうことができないと
いう問題点がある。
そこで、更に予圧ネジhによつて、案内機構f
のボール又はローラあるいはボールネジgの接触
部に大きな予圧をかけておくことも考えられる
が、このような従来の手段では、試料移動台aと
の接触部に微小変形を生じさせることにより、静
止時の安定を得ているので、機械効率の低下を招
くとともに、寿命も短くなるという問題点があ
る。
本考案は、これらの問題点を一挙に解決しよう
とするもので、試料移動台を低摩擦で高速移動さ
せることができるとともに、試料移動台の静止時
にもその位置を確実に保持して安定性の向上をも
はかれるようにした試料移動装置を提供すること
を目的とする。
このため、本考案の試料移動装置は、移動可能
な試料移動台と、同試料移動台を案内すべく転が
り部材を有する案内機構とをそなえるとともに、
上記試料移動台を駆動すべく、同試料移動台に螺
合するボールネジと、同ボールネジを回転駆動す
るモータとを有する送り機構をそなえ、上記試料
移動台の静止時に、同試料移動台を所定の位置に
保持すべく、圧電素子を駆動源とする位置保持機
構が設けられたことを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としての試
料移動装置について説明すると、第5図はその平
面図、第6図は第5図の−矢視断面図、第7
図はその位置保持機構の作用を説明する模式図、
第8図はその変形例を第6図に対応させて示す断
面図である。
第5,6図に示すごとく、箱状本体4内には、
試料移動台1が案内機構2を介して矢印Cで示す
方向に移動可能に設けられている。
この案内機構2は、転がり部材としてのボール
又はローラをそなえて構成されており、これによ
り試料移動台1を低摩擦で移動させることができ
るため、移動の際に生じる機械的損失を小さくす
ることができる。
また、試料移動台1を移動させるための送り機
構8が設けられており、この送り機構8は、試料
移動台1付きのナツト3aに螺合するボールネジ
3bと、このボールネジ3bを回転駆動するモー
タ5とをそなえている。
これにより試料移動台1を無駄なく高速で移動
させることができる。
ところで、試料移動台1の下面には、サポート
9を介して予じめ曲げ加工を施されたバイモルフ
型圧電素子6がその一端を支持されている。
そして、圧電素子6の他端には、ブレーキシユ
ー7が取付けられている。
したがつて、この圧電素子6は、電圧を印加し
ない状態でブレーキシユー7が本体4の底面に押
さえ付けられ、さらにこの圧電素子6に電圧Vを
印加すると変形して、その他端付きのブレーキシ
ユー7が第6図に矢印Aおよび第7図に矢印Bで
それぞれ示すように回動して、ブレーキシユー7
が本体4の底面から離れるようになつている。
これにより試料移動台1は、その静止時にその
位置を確実に保持することができるとともに、移
動時には支障なく移動することができる。
このようにこれらの圧電素子6、ブレーキシユ
ー7等で、圧電素子6を駆動系とする位置保持機
構10が構成される。
上述の構成により、試料移動台1を移動させる
には、圧電素子6に電圧Vを印加した状態で、モ
ータ5を駆動させればよい。これによりブレーキ
が開放された状態で、ボールネジ3bが回転し
て、試料移動台1が案内機構2によつて低摩擦で
案内されながら高速で移動できるのである。
そして、所定の位置まで試料移動台1を移動さ
せたのちは、圧電素子6にかかつている電圧Vを
きればよく、これにより圧電素子6が曲がつた元
の状態になつて、ブレーキシユー7で本体4の底
面を押し付けることが行なわれ、その結果試料移
動台1はその静止時にその位置を確実に保持する
ことができ、試料移動台1上の試料に外乱が入ら
ない。
したがつて、電子顕微鏡での高倍率の観察も確
実に行なうことができる。
このとき、圧電素子6に電圧がかかつていない
ので、電子顕微鏡等の電子線に悪影響を全く与え
ない。
なお、第8図に示すように、円板状の圧電素子
6′の周縁部に環状のブレーキシユー7′をそなえ
てなる位置保持機構10′を設けて、平均的にブ
レーキをかけるようにしてもよく、この場合は、
試料移動台1の静止時のずれをなくすことができ
る。またブレーキを開放する場合は、圧電素子
6′に電圧をかけて、圧電素子6′を矢印D方向に
反らせばよい。
さらに、前述の各実施例において、圧電素子6
に電圧をかけたときに、ブレーキがかかるように
し、電圧をきると、ブレーキが解放されるように
してもよい。
なお、圧電素子6としては、軸方向変位型のも
のも使用することができる。
この場合は、ブレーキシユー7を本体4の内壁
面に押し付けるようにする。
以上詳述したように、本考案の試料移動装置に
よれば、次のような効果ないし利点が得られる。
(1) 試料移動台1を低摩擦で高速移動させること
ができるほか、試料移動台1の静止時に、その
位置を確実に保持することができる。
(2) 位置保持機構10が圧電素子6を駆動系とし
て構成されているので、構造が簡単で、しかも
電磁石装置やモータのように電子顕微鏡等の電
子線に悪影響を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は従来の試料移動装置を示すもの
で、第1図はその平面図、第2図は第1図の−
矢視断面図であり、第3,4図は従来の他の試
料移動装置を示すもので、第3図はその平面図、
第4図は第3図の−矢視断面図であり、第5
〜8図は本考案の一実施例としての試料移動装置
を示すもので、第5図はその平面図、第6図は第
5図の−矢視断面図、第7図はその位置保持
機構の作用を説明する模式図、第8図はその変形
例を第6図に対応させて示す断面図である。 1……試料移動台、2……案内機構、3a……
ナツト、3b……ボールネジ、4……本体、5…
…モータ、6,6′……圧電素子、7,7′……ブ
レーキシユー、8……送り機構、9……サポー
ト、10,10′……位置保持機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 移動可能な試料移動台と、同試料移動台を案内
    すべく転がり部材を有する案内機構とをそなえる
    とともに、上記試料移動台を駆動すべく、同試料
    移動台に螺合するボールネジと、同ボールネジを
    回転駆動するモータとを有する送り機構をそな
    え、上記試料移動台の静止時に、同試料移動台を
    所定の位置に保持すべく、圧電素子を駆動源とす
    る位置保持機構が設けられたことを特徴とする、
    試料移動装置。
JP4145082U 1982-03-24 1982-03-24 試料移動装置 Granted JPS58144754U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145082U JPS58144754U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 試料移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145082U JPS58144754U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 試料移動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58144754U JPS58144754U (ja) 1983-09-29
JPS6336924Y2 true JPS6336924Y2 (ja) 1988-09-29

Family

ID=30052634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4145082U Granted JPS58144754U (ja) 1982-03-24 1982-03-24 試料移動装置

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JP (1) JPS58144754U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60232654A (ja) * 1984-04-28 1985-11-19 Hitachi Ltd 走査形電子顕微鏡に於ける試料台装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58144754U (ja) 1983-09-29

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