JP2000021345A - 走査型電子顕微鏡 - Google Patents

走査型電子顕微鏡

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JP2000021345A
JP2000021345A JP10190775A JP19077598A JP2000021345A JP 2000021345 A JP2000021345 A JP 2000021345A JP 10190775 A JP10190775 A JP 10190775A JP 19077598 A JP19077598 A JP 19077598A JP 2000021345 A JP2000021345 A JP 2000021345A
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lock
tilt
stage
electron microscope
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Eiichi Hazaki
栄市 羽崎
Masaki Kurihara
雅樹 栗原
Kaname Takahashi
要 高橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/20Means for supporting or positioning the objects or the material; Means for adjusting diaphragms or lenses associated with the support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/02Details
    • H01J2237/0216Means for avoiding or correcting vibration effects
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/26Electron or ion microscopes
    • H01J2237/28Scanning microscopes

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、試料移動ステ−ジの耐振性を
向上して分解能を高めることのできる走査型電子顕微鏡
を提供することにある。 【解決手段】往復動式油圧シリンダ103内にポート1
06aを通して油圧源(図示せず)から油を導入し、そ
の油圧により、ロック軸105をロック板107に押し
当てチルトテーブル108の動きを拘束する。ロック軸
105の先端にはロック板107との間の摩擦係数が大
きい材質で作られた円柱部109が取付けられ、ロック
板107と面接触するようになっている。ステージロッ
クの解除は往復動式油圧シリンダ103内にポート10
6b通して油を導入し、その油圧によりロック軸105
を引き戻して行う。これにより、x方向の剛性が大とな
り、かつy、z方向の摩擦力も大となり、効果的にチル
トテーブル108のx、yおよびz方向の振動を押さえ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査型電子顕微鏡、
特に耐振試料移動ステージを有する走査型電子顕微鏡に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の走査型電子顕微鏡(SEM)を図
1〜4を参照して説明するに、電子銃1で発生した電子
ビームはコンデンサレンズ2、対物レンズ3を通して試
料室4内の試料移動ステージ5の上に取り付けられた試
料6の表面を照射し、かつ走査する。それによって試料
6から出てくる2次電子は2次電子検出器7でとらえら
れて像表示装置に導入され、試料表面の像が表示され
る。
【0003】ここ以後の説明において、xおよびy方向
は互いに直交する方向を示し、z方向はxy平面に直角
な方向、言い換えればx方向およびy方向の双方に直角
な方向を示すものとし、更にz方向は試料を照射する電
子ビ−ムの軸方向を示すものとする。
【0004】図1の9〜13は試料室4、電子銃室8等
を真空に引く真空ポンプである。試料室4にはステージ
ケース14が取り付けられ、zテーブル15はクロスロ
ーラ軸受16a、16bを介してステージケース14に
連結されている。zテーブル15はばね17で上方向に
引っ張られ、つまみ18を回してz移動軸19を上下さ
せることによりクロスローラ軸受16a、16bに案内
されてz方向に移動し、試料6をz方向に移動する。z
移動軸19の上下移動はつまみ18に備えられたねじの
作用で行われる。
【0005】チルトテーブル20の一端にはチルト軸2
1が取り付けられ、チルト軸21は玉軸受22、23を
介して回転自在にzテーブル15に連結されている。チ
ルトテーブル20の他端はロック板24が取り付けら
れ、試料室4に取り付けられたステージロック機構25
により押されている。チルト軸21にはウォームホィー
ル26aが取り付けられ、これと組み合わされるウォー
ムギヤ26bは玉軸受27、28で支持され、軸受ハウ
ジング29、30でzテーブル15に取り付けられてい
る。ウォームホィール26aとウォームギヤ26bを回
転させるつまみ31はスプライン軸32a、32bによ
って連結され、zテ−ブル15のz方向移動に追随可能
となっている。つまみ31を回すことによりチルト軸2
1が回転し試料6を傾斜させ、一定の傾斜角に保持す
る。
【0006】試料6をx方向に移動するxテーブル33
はクロスローラ軸受34を介してチルトテーブル20に
取り付けられている。xテーブル33はxボールねじ3
5とxボールねじナット36の送り作用で駆動される。
xボールねじナット36はxテーブル33に固定されて
いる。xボールねじ35は両端を玉軸受37、38で支
持され、軸受ハウジング39、40でチルトテーブル2
0に取り付けられている。xボールねじ35とこれを回
転させるDCモータ41はxステージジョイント42で
連結されている。xステージジョイント42は角度追随
用の一対のジョイント部42a、42bおよび角パイプ
に角棒を挿入した長さ調整用の伸縮部42cからなる。
xテーブル33はDCモータ41を駆動してxステージ
ジョイント42を介してxボールねじ35を回転させて
xボールねじナット36を移送することによりx方向に
移動し、試料をx方向に移動させる。
【0007】yテーブル43はクロスローラ軸受44
a、44bを介してxテーブル33に取り付けられてい
る。yテーブル43はyボールめねじ45とyボールね
じナット46の送り作用で駆動される。yボールねじナ
ット46はyテーブル43に固定されている。yボール
ねじ45は両端を玉軸受47、48で支持され、軸受ハ
ウジング49、50でxテーブル33に取り付けられて
いる。yボールねじ46の一端には傘歯車51aが取り
付けられ、これと噛み合う傘歯車51bは玉軸受52で
支持され、軸受ハウジング53でxテーブルに固定され
ている。傘歯車51bとyボールねじ45を回転させる
DCモータ54はyステージジョイント55で連結され
ている。yステージジョイント55は角度追随用の一対
のジョイント部55a、55bおよび角パイプに角棒を
挿入した長さ調整用の伸縮部55cからなる。yテーブ
ル43はDCモータ54を駆動しyステージジョイント
55を介して傘歯車51a、51b、yボールねじ45
を回転させてyボールネねじナット46を移送すること
によりy方向に移動し、試料をy方向に移動させる。ロ
ーテーションテーブル56にはウォームホィール57a
が取り付けられ、玉軸受58によってyテーブル43に
回転自在に結合されている。ウォームギヤ57bは両端
を玉軸受59、60で支持され、軸受ハウジング61、
62でyテーブル43に取り付けられている。ウォーム
ギヤ57bとこれを回転させるつまみ63はRステージ
ジョイント64で連結されている。Rステージジョイン
ト64は角度追随用の一対のジョイント部64a、64
bおよび角パイプに角棒を挿入した長さ調整用の伸縮部
64cからなる。ローテーションテーブル56はつまみ
63を回しRステージジョイント64を介してウォーム
ギヤ57b、ウォームホィール57aを回転させること
により回転し、試料を回転させる。試料6は試料ホルダ
65に接着され、試料ホルダ65はローテーションテー
ブル56に取り付けられたホルダ台66に挿入、固定さ
れている。
【0008】ステージロック機構25の動作を図5を参
照して説明する。ロック軸受70が試料室4に固定さ
れ、ロックフランジ71がロック軸受70に取り付けら
れ、往復動式空気圧シリンダ72がロックフランジ71
に取り付けられている。往復動式空気圧シリンダ72の
出力軸73にロック軸74が結合され、往復動式空気圧
シリンダ72内にポート75a通して圧縮された空気を
導入することにより、ロック軸74をロック板24に押
し当てステージ5の動きを拘束する。このようにステー
ジ5をロック状態にするとステージ5の振動が減少し、
SEM像観察時に振動による像障害の少ない観察ができ
る。これは特に高分解能、高倍率での観察に適する。ス
テージロックの解除は往復動式空気圧シリンダ72内に
ポート75bを通して圧縮された空気を導入することに
よりロック軸74を引き戻して行う。ステージロックを
解除することによりステージ5を傾斜させ、またz方向
移動を行わせることができる。
【0009】ガイド板76、77とロック軸74の隙間
はロック軸74とロック軸受70の穴部70aの隙間よ
り小さく設定され、ガイド板76、77はロック軸74
の往復動を案内し、またy、z方向の動きを拘束する。
Oリング78、79、80は試料室4内の真空と大気を
遮断する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した通常の技術に
おいては床の振動や音によって引き起こされる試料移動
ステージ5の振動を確実に押さえる配慮がなされていな
い。これを図6〜9を参照して説明する。床振動や音に
よる振動が試料室4を通してステージ5に伝わると、チ
ルトテーブル20にはxテーブル33、yテーブル4
3、ローテーションテーブル56が載せられ、またベー
ス部20aはx方向に長いため、チルトテーブル20の
ベース部20aがベース部20bを起点としたz方向の
曲げ振動が生じやすい。このような振動をすると試料6
は図に示すように円弧状に変位するためx方向の変位成
分が生じ、その結果電子ビーム81と試料6の間にx方
向の相対的な変位が生じることになり、SEM像に像障
害が生じることになる。
【0011】チルトテーブル20のベース部20aがz
方向に振動すると破線のように変位し、それに伴いロッ
ク板24も破線のように、すなわちz方向とともにx方
向にも変位する。このときロック軸74をロック板24
に押付けるとロック軸74とロック板24との接触部に
摩擦力が生じ、この力によりロック板24のz方向の変
位を拘束するようになっている。しかし、往復動式空気
圧シリンダ72は0.5Mpa程度の空気圧で動作され
るため、ロック軸74のロック板24への適切な押付け
力を得ることができず、z方向の変位を拘束するのに充
分な摩擦力がとれない。また、往復動式空気圧シリンダ
72内には圧縮性の空気が導入されるのでx方向の剛性
が弱く、ロック軸74はx方向に容易に変位するためロ
ック板24のx方向の変位を拘束することが困難であ
る。その結果電子ビーム81と試料6の間にx方向の相
対的な変位が残り、SEM像に像障害が発生する。
【0012】また、図7に示すように床の振動や音によ
る振動によりチルト軸21あるいは玉軸受22、23を
起点としたチルトテーブル20のy方向の振動が生じ
る。これにより試料は図に示すように円弧状に変位する
ためy方向およびx方向の変位が生じ、その結果電子ビ
ーム81と試料6の間にy、x方向の相対的な変位が生
じることになり、SEM像に像障害が生じることにな
る。チルトテーブル20がチルト軸21あるいは玉軸受
22、23を起点としてy方向に振動すると破線のよう
に変位し、それに伴いロック板24も破線のように、す
なわちy方向とともにx方向にも変位する。この場合も
前述したチルトテーブル20のベース部20aのz方向
の振動と同じように、y方向の変位を拘束するのに充分
なロック軸74とロック板24の間の摩擦力がとれず、
またロック板24のx方向の変位を拘束することが困難
である。その結果電子ビーム81と試料6の間にy、x
方向の相対的な変位が残り、SEM像に像障害が発生す
る。
【0013】図8、9を参照してチルトテーブル20が
チルト軸21回りの回転方向振動をする場合について説
明する。図9は図8のC−C線矢視図を示したものであ
る。図9において一点鎖線で囲まれた領域が試料移動ス
テージ5のチルト動作とz移動によりロック板24が移
動するため、ロック軸74がロック板24を押す領域と
なる。床の振動や音による振動により、ウォームホイル
26aとウォームギヤ21bの接触部を固定点とするチ
ルト軸21のねじり振動やウォームギヤ26bを支える
玉軸受27、28の軸方向の振動等により、チルトテー
ブル20はチルト軸21回りの回転方向振動をする。試
料6上で電子ビームが照射される点は実際にはチルト軸
21の軸中心と一致せず、そのためチルトテーブル20
がチルト軸21回りの回転方向振動をすると、試料はy
方向の変位成分が生じ、その結果電子ビーム81と試料
6の間にy方向の相対的な変位が生じることになり、S
EM像に像障害が生じることになる。
【0014】チルトテーブル20がチルト軸21回りの
回転方向振動をするとチルトテーブル20は破線のよう
に変位し、それに伴いロック板24も破線のように、す
なわちy方向とともにz方向にも変位する。このときロ
ック軸74をロック板24に押付けるとロック軸74と
ロック板24との接触部に摩擦力が生じ、この力により
ロック板24のチルト軸21回りの回転方向の変位を拘
束するようになっている。しかし、チルト軸21の回転
中心とロック軸74とロック板24との接触部との距離
d1が短いため、振動によるチルトテーブル20のチル
ト軸21回りの回転力を止めるのに充分な摩擦力による
反回転トルクが得られず、電子ビーム81と試料6の間
にy方向の相対的な変位が残り、SEM像に像障害が発
生する。このように通常の技術では床の振動や音による
チルトテーブル20の振動をロック機構25により確実
に押さえることができず、その結果試料6と電子ビーム
81間の相対変位が残り、像障害を生ぜしめ走査型電子
顕微鏡の分解能向上が妨げられる。
【0015】本発明の目的は、試料移動ステ−ジの耐振
性を向上して分解能を高めることのできる走査型電子顕
微鏡を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料室内に配
置された試料を移動する試料移動ステージが前記試料を
x方向に移動するためのxテーブルと、前記試料を前記
x方向と直角をなすy方向に移動するためのyテーブル
と、前記試料に傾斜動作を与えるための、前記xテ−ブ
ルおよびyテ−ブルを支持しているチルトテーブルとを
含み、前記試料をxy平面と直角なz方向の軸をもつ電
子ビームで走査し、それによって前記試料から発生する
信号を検出して前記試料の像を表示する走査型電子顕微
鏡において、前記チルトテーブルを前記x、yおよびz
方向に耐振動的に固定して前記チルトテ−ブルを押さえ
るステージロック機構を備えていることを特徴とする。
【0017】
【実施例】本発明にもとづく走査型電子顕微鏡の基本的
な部分は図1と同じであるので、本発明のポイント部分
を中心に詳細説明を行うことにする。図10は本発明に
もとづく走査型電子顕微鏡のステ−ジロック機構の第一
の実施例を示す。ロック軸受100が試料室101に固
定され、ロックフランジ102がロック軸受100に取
り付けられ、往復動式油圧シリンダ103がロックフラ
ンジ102に取り付けられている。往復動式油圧シリン
ダ103の出力軸104にロック軸105が結合され、
往復動式油圧シリンダ103内にポート106aを通し
て油圧源(図示せず)から油を導入し、その油圧によ
り、ロック軸105をロック板107に押し当てチルト
テーブル108の動きを拘束する。ロック軸105の先
端にはロック板107との間の摩擦係数がロック軸10
5との間のそれよりも大きい材質で作られた円柱部10
9が取付けられ、ロック板107と面接触するようにな
っている。ステージロックの解除は往復動式油圧シリン
ダ103内にポート106b通して油を導入し、その油
圧によりロック軸105を引き戻して行う。ガイド板1
10、111はロック軸105のを往復動を案内し、ま
たy、z方向の動きを拘束する。Oリング112、11
3、114は試料室101内の真空と大気を遮断する。
【0018】本実施例によれば、往復動式油圧シリンダ
103内には非圧縮性の油が導入されるのでx方向の剛
性が大となり、効果的にチルトテーブル108のx方向
の振動を押さえることができるとともに、ロック板10
7とロック軸105の先端の円柱部109とは面接触と
なり、また摩擦係数の大きな部材で接触するためy、z
方向の摩擦力が大となり、効果的にチルトテーブル10
8のy、z方向の振動をも押さえることができる。その
結果電子ビームと試料の間の相対的な変位が小さくな
り、床の振動や音の振動によるSEM像障害が大きく減
少し、走査型電子顕微鏡の分解能を向上させることがで
きる。
【0019】図11は本発明にもとづく走査型電子顕微
鏡のステ−ジロック機構の第二の実施例を示す。図12
は図11のDーD線矢視図である。チルトテーブル11
5にはxテーブル116、yテーブル117、ローテー
ションテーブル118が載せられ、xテーブル116は
クロスローラ軸受119でx方向に、yテーブル117
はクロスローラ軸受120でy方向に、ローテーション
テーブル118は玉軸受121で回転方向にそれぞれ案
内される。試料122はローテーションテーブル118
に取付けられたホルダ台123に挿入された試料ホルダ
124上に接着され、試料122はx、y方向に移動
し、また回転される。
【0020】チルトテーブル115はチルト軸125を
介してzテーブル126に装着された2個の玉軸受12
7、128で支えられ、チルトテーブル115をチルト
軸125回りに回転させて試料122の傾斜動作が可能
になっている。zテーブル126はクロスローラ軸受1
29でz方向に案内され、試料122をz方向に移動す
る。各テーブルのx、y、z移動および回転、傾斜動作
をさせる駆動系は通常の例と同じである。チルトテーブ
ル115の端部にはロック板130が固定され、ロック
板130を試料室131に取付けられたロック機構13
2のロック軸133が押し、床の振動や音による振動を
押さえる作用をする。ロック軸133がロック板130
を押す領域は一点鎖線で囲まれた部分になる。一点鎖線
の円弧状の部分はチルト軸125の軸中心を中心とした
チルトテーブル115のチルト動作によるものであり、
半径方向の直線部はz移動によるものである。ロック板
130の位置は、チルト軸125の軸中心との距離を長
くすためロック軸133がロック板130を押す領域の
一部としてチルトテーブル115のベース部115a
(端部)が含まれるように設定されている。
【0021】本実施例によれば、チルト軸125の軸中
心とロック軸133がロック板130を押す点との距離
d2が長くなり、振動によるチルトテーブル115のチ
ルト軸125回りの回転力に対し、ロック軸133とロ
ック板130間の摩擦力とd2の積の反回転トルクを充
分大きくすることができる。その結果電子ビームと試料
の間の相対的な変位が小さくなり、床の振動や音の振動
によるSEM像障害が大きく減少し、分解能を大幅に向
上させることができる。
【0022】図13は図11に第二の実施例として示さ
れるステ−ジロック機構132の詳細を示す。ロック軸
受134が試料室131に固定され、ロックフランジ1
35がロック軸受134に取り付けられ、ロータリ式空
気圧アクチュエータ136がロックフランジ135に取
り付けられている。ロータリ式空気圧アクチュエータ1
36の出力軸137に止めねじ138で継手139が結
合される。ロック軸133のねじ部133aはロック軸
受134のめねじ部134aに組み合わされ、ねじ部の
片側には溝を有するカップリング部133bが設けら
れ、溝部133cにはロータリ式空気圧アクチュエータ
136の出力軸137に固定された継手139が挿入さ
れる。
【0023】ロック軸133のネジ部133aのもう一
方の側には先端が半球状の押付け部133dが設けられ
ている。継手139はロータリ式空気圧アクチュエータ
136の回転トルクをカップリング部133bの溝部1
33cを通してロック軸133に伝える。ロック軸13
3の軸方向の動きに対しては溝部133c内で継手13
9が摺動可能となっている。ロータリ式空気圧アクチュ
エータ内にポート140aを通して圧縮された空気を導
入することにより、継手139を介してロック軸133
は時計方向の回転が与えられ、ロック軸133のねじ部
133aがロック軸受134のめねじ部134aにより
軸方向に進み、ロック軸133の押付け部133d先端
をロック板130に押し当てチルトテーブル115の動
きを拘束する。ステージロックの解除はロータリ式空気
圧アクチュエータ140内にポート140bを通して圧
縮された空気を導入することによりロック軸133を反
時計方向に回転させ、引き戻して行う。ロック軸133
の押付け部133dとカップリング部133bはそれぞ
れガイド板141、142によりロック軸の回転、往復
運動を案内され、またy、z方向の動きを拘束する。O
リング143、144は試料室131内の真空と大気を
遮断する。
【0024】本実施例のロック機構に用いるロータリ式
空気圧アクチュエータ136は通常用いられるロック機
構の往復動式空気圧シリンダと同程度の大きさを有し、
また同程度の空気圧で発生した回転トルクでも、ロック
軸133のねじ部133aとロック軸受134のめねじ
部134aの作用によりロック軸133の先端が大きな
力でロック板130を押すことができるので、ロック軸
133の先端とロック板130間のy、z方向の摩擦力
が大となり、効果的にチルトテーブル115のy、z方
向の振動を押さえることができる。さらにロック軸13
3はねじ部133aに作用するx方向の力をロック軸受
134のめねじ部134aで受けることができるのでx
方向の大きな剛性を有し、効果的にチルトテーブル11
5のx方向の振動を押さえることができる。その結果電
子ビームと試料の間の相対的な変位が小さくなり、床の
振動や音の振動によるSEM像障害が大きく減少し、分
解能を大幅に向上させることができる。
【0025】図13ではロック軸133に回転運動を与
えるためにロータリ式空気圧アクチュエータ136を用
いたが、小形で高トルクが出る減速機付DCモータを用
いても同じ機能を持たせることができる。
【0026】図14は本発明にもとづく走査型電子顕微
鏡のステ−ジロック機構の第三の実施例を示す。図15
は図11のEーE線矢視図である。
【0027】ロック軸受145が試料室146の底部に
固定され、ロックフランジ147がロック軸受145に
取付けられ、減速機付DCモータ148がロックフラン
ジ147に取付けられている。減速機付DCモータ14
8の出力軸149に継手150が結合される。ロック軸
151のねじ部151aはロック軸受145のめねじ部
145aに組み合わされ、ねじ部の片側には溝を有する
カップリング部151bが設けられ、溝部151cには
減速機付DCモータ148の出力軸149に固定された
継手150が挿入される。ロック軸151のねじ部15
1aのもう一方の側には先端が半球状の押付け部151
dが設けられている。継手150は減速機付DCモータ
148の回転トルクをカップリング部151bの溝部1
51cを通してロック軸151に伝える。ロック軸15
1の軸方向の動きに対しては溝部151c内で継手14
9が摺動可能となっている。
【0028】減速機付DCモータに電圧を印加して継手
150を介してロック軸151に時計方向の回転を与え
ることにより、ロック軸151のねじ部151aがロッ
ク軸受145のめねじ部145aにより軸方向に進み、
ロック軸151の押付け部151d先端をロック板15
2に設けられたV溝152aに押し当て、チルトテーブ
ル153の動きを拘束する。ステージロックの解除は減
速機付DCモータ148を反対方向に回転させることに
よりロック軸151を反時計方向に回転させ、引き戻し
て行う。減速機付DCモータ148を使ったのは、チル
トテーブル153のz方向移動、すなわちロック板15
2のz方向移動に対応してロック軸151を長ストロー
クとさせるためである。ロック軸151の押付け部15
1dとカップリング部151bはそれぞれガイド板15
4、155によりロック軸151の回転、往復運動を案
内され、またy、z方向の動きを拘束する。Oリング1
56、157は試料室146内の真空と大気を遮断す
る。
【0029】本実施例によれば、ロック板152のV溝
152aにロック軸151を押し込むようにしたので、
チルトテーブル153のx方向の両方の向きの振動を効
果的に押さえることができ、またロック軸151はねじ
部151aに作用するz方向の力をロック軸受145の
めねじ部145aで受けることができるのでz方向の大
きな剛性を有し、効果的にチルトテーブル153のz方
向の振動を押さえることができ、さらにチルトテーブル
153のy方向の振動に対してはロック板152のV溝
152aとロック軸151の押付け部151d先端との
2点の摩擦力で効果的に押さえることができる。その結
果電子ビームと試料の間の相対的な変位が小さくなり、
床の振動や音の振動によるSEM像障害が大きく減少
し、分解能を大幅に向上させることができる。本実施例
は床の振動や音の振動が大きな環境で使われる場合に好
適である。
【0030】図16は本発明にもとづく走査型電子顕微
鏡のステ−ジロック機構の第四の実施例を示す。チルト
テーブル158にはxテーブル159、yテーブル16
0、ローテーションテーブル161が載せられ、試料1
62はローテーションテーブル161に取り付けられた
ホルダ台163に挿入された試料ホルダ164上に接着
され、試料162はx、y方向に移動し、また回転され
る。チルトテーブル158はチルト軸165を介してz
テーブル166に回転自在に装着され、試料122はz
方向移動および傾斜動作が可能になっている。各テーブ
ルのx、y、z移動および回転、傾斜動作をさせる駆動
系は通常の例と同じである。チルトテーブル158の端
部にはロック板167が固定され、ロック板167を試
料室168に取付けられたロック機構169のロック軸
170が押し、チルトテーブル158の垂直部158a
をステージケース171に取付けられたロック機構17
2のロック軸173がロック機構169のロック軸17
0と反対方向に押し、床の振動や音による振動を押さえ
る作用をする。
【0031】本実施例によれば、ロック軸170、17
3がチルトテーブル158をx方向両側から押すためチ
ルトテーブル158のx方向の振動を効果的に押さえる
ことができ、チルト機構の信頼性を向上させることもで
きる。また、チルトテーブル158のyおよびz方向の
振動に対してはロック軸173とチルトテーブル158
の垂直部158a、ロック軸170とロック板167と
の2箇所に摩擦力を作用させることができるので効果的
にy、z方向の振動を押さえることができる。その結果
電子ビームと試料の間の相対的な変位が小さくなり、床
や音の振動によるSEM像障害が大きく減少し、分解能
を大幅に向上させることができる。本実施例は床の振動
や音の振動が大きな環境で使われる場合、高い分解能を
要求される場合に好適である。
【0032】上述した本発明の実施例では試料移動ステ
ージの構成は通常の例と同じようにzテーブルにチルト
テーブルが取り付けられ、チルトテーブルの上にxテー
ブル、yテーブル、ローテーションテーブルが乗せられ
ているが、チルトテーブルの上にxテーブル、yテーブ
ルが、あるいはチルトテーブルの上にxテーブル、yテ
ーブル、ローテーションテーブルが乗せられている場合
でも同じ効果が得られる。また各テーブルの駆動につい
ては、zテーブルはステージケースに取付けられたつま
みを回転させ、つまみ内に備えられたネジの作用により
z方向に駆動され、チルトテーブルはつまみを回転させ
ウォームギヤ、ウォームホイルを介してチルト軸を回転
させることにより傾斜動作を与えられ、x、yテーブル
はそれぞれステージケースに取り付けられたDCモータ
によりステージジョイント、ボールねじ、ボールねじナ
ットを介して駆動され、ローテーションテーブルはつま
みを回し、ウォームギヤ、ウォームホイルにより回転さ
れるようになっている。この他にローテーションテーブ
ル、zテーブル、チルトテーブルをもDCモータで駆動
する構成、あるいはxテーブル、yテーブル、ローテー
ションテーブルを試料室内に配置したDCモータで駆動
する構成、あるいはこれらの組合せを変えても同様の効
果が得られる。
【0033】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、試料移
動ステージの耐振性が向上し、試料観察時に床の振動や
音の振動によるSEM像障害を防止できるので、高い分
解能を有する走査型電子顕微鏡を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の走査型電子顕微鏡の一実施例の縦断面側
面図。
【図2】通常の走査型電子顕微鏡の通常の試料移動ステ
ージの一実施例を示す縦断面側面図。
【図3】図2のA−A線矢視図。
【図4】図2のB−B線矢視図。
【図5】通常のステージロック機構の縦断面側面図。
【図6】チルトテーブルの振動と試料と電子ビームとの
関係を示す図。
【図7】チルトテーブルの振動と試料と電子ビームとの
関係を示す図。
【図8】チルトテーブルの振動と試料と電子ビームとの
関係を示す図。
【図9】図8のC−C線矢視図。
【図10】本発明にもとづく走査型電子顕微鏡のステ−
ジロック機構の第一の実施例を示す縦断面側面図。
【図11】本発明にもとづく走査型電子顕微鏡のステ−
ジロック機構の第二の実施例を示す、一部断面で示す側
面図。
【図12】図11のD−D線矢視図。
【図13】図11に示す本発明にもとづく第二の実施例
のステージロック機構の詳細縦断面側面図。
【図14】本発明にもとづく走査型電子顕微鏡のステ−
ジロック機構の第三の実施例を示す縦断面側面図。
【図15】図14のE−E線矢視図。
【図16】本発明にもとづく走査型電子顕微鏡のステ−
ジロック機構の第四の実施例を示す、一部断面で示す側
面図。
【符号の説明】
4…試料室、5…試料移動ステージ、6…試料、14…
ステージケース、15…zテーブル、20…チルトテー
ブル、21…チルト軸、24…ロック板、25…ステー
ジロック機構、33…xテーブル、43…yテーブル、
56…ローテーションテーブル、70…ロック軸受、7
1…ロックフランジ、72…往復動式空気圧シリンダ、
74…ロック軸、81…電子ビーム、100…ロック軸
受、101…試料室、102…ロックフランジ、103
…往復動式油圧シリンダ、105…ロック軸、107…
ロック板、108…チルトテーブル、109…円柱部、
115…チルトテーブル、116…xテーブル、117
…yテーブル、118…ローテーションテーブル、12
2…試料、125…チルト軸、126…zテーブル、1
30…ロック板、131…試料室、132…ステージロ
ック機構、133…ロック軸、134…ロック軸受、1
35…ロックフランジ、136…ロータリ式空気圧アク
チュエータ、139…継手、146…試料室、148…
減速機付DCモータ、151…ロック軸、152…ロッ
ク板、153…チルトテーブル、158…チルトテーブ
ル、167…ロック板、168…試料室、169…ステ
ージロック機構、171…ステージケース、172…ス
テージロック機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 要 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 Fターム(参考) 5C001 AA03 AA05 AA08 CC04 DD03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料室内に配置された試料を移動する試料
    移動ステージが前記試料をx方向に移動するためのxテ
    ーブルと、前記試料を前記x方向と直角をなすy方向に
    移動するためのyテーブルと、前記試料に傾斜動作を与
    えるための、前記xテ−ブルおよびyテ−ブルを支持し
    ているチルトテーブルとを含み、前記試料をxy平面と
    直角をなすz方向の軸をもつ電子ビームで走査し、それ
    によって前記試料から発生する信号を検出して前記試料
    の像を表示する走査型電子顕微鏡において、前記チルト
    テーブルを前記x、yおよびz方向において耐振動的に
    固定するステージロック機構を備えていることを特徴と
    する走査型電子顕微鏡。
  2. 【請求項2】試料室内に配置された試料を移動する試料
    移動ステージが前記試料をx方向に移動するためのxテ
    ーブルと、前記試料を前記x方向と直角をなすy方向に
    移動するためのyテーブルと、前記試料をxy平面とを
    なすz方向に移動させるためのzテ−ブルと、前記試料
    を前記xy平面と平行な平面において回転させるための
    ロ−テ−ションテ−ブルと、前記試料に傾斜動作を与え
    るための、前記xテ−ブル、yテ−ブルおよびロ−テ−
    ションテ−ブルを支持しているチルトテーブルとを含
    み、前記試料を前記z方向の軸をもつ電子ビームで走査
    し、それによって前記試料から発生する信号を検出して
    前記試料の像を表示する走査型電子顕微鏡において、前
    記チルトテーブルを前記x、yおよびz方向において耐
    振動的に固定するステージロック機構を備えていること
    を特徴とする走査型電子顕微鏡。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記チルトテ−ブルは
    前記zテ−ブルに該zテ−ブルとともに移動するように
    取り付けられ、前記xテ−ブルは前記チルトテ−ブルに
    該チルトテ−ブルとともに移動するように取り付けら
    れ、前記yテ−ブルは前記xテ−ブルに該xテ−ブルと
    ともに移動するように取り付けられ、前記ロ−テ−ショ
    ンテ−ブルは前記yテ−ブルに該yテ−ブルとともに移
    動するように取り付けられていることを特徴とする走査
    型電子顕微鏡。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、前記ス
    テ−ジロック機構は往復動式油圧シリンダと、該往復動
    式油圧シリンダの推力により移動するロック軸とを含
    み、該ロック軸で前記チルトテ−ブルを押圧するように
    したことを特徴とする走査型電子顕微鏡。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記ロック軸は該ロッ
    ク軸よりも摩擦係数の大きい部材をその先端に有し、そ
    の部材が前記チルトテ−ブルを押圧するようにしたこと
    を特徴とする走査型電子顕微鏡。
  6. 【請求項6】請求項1〜3において、前記試料室に取り
    付けられたロック軸受と該ロック軸受に螺合されたロッ
    ク軸とを有し、該ロック軸を回転させることを通じて該
    ロック軸により前記チルトテ−ブルを押圧するようにし
    たことを特徴とする走査型電子顕微鏡。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記ロック軸を回転さ
    せる手段を含み、該回転手段は電動モ−タ又は空気式ロ
    −タリアクチュエ−タを含むことを特徴とする走査型電
    子顕微鏡。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかにおいて、前記チ
    ルトテ−ブルの、前記試料に与えられる傾斜動作の軸側
    とは反対側の端部が、前記ステ−ジロック機構による前
    記チルトテ−ブルの押圧領域の一部として含まれるよう
    にしたことを特徴とする走査型電子顕微鏡。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかにおいて、前記ス
    テ−ジロック機構は前記チルトテ−ブルを前記x方向に
    おいて両側から押圧するように構成されていることを特
    徴とする走査型電子顕微鏡。
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