JPH103874A - 試料位置決め装置 - Google Patents

試料位置決め装置

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JPH103874A
JPH103874A JP8154448A JP15444896A JPH103874A JP H103874 A JPH103874 A JP H103874A JP 8154448 A JP8154448 A JP 8154448A JP 15444896 A JP15444896 A JP 15444896A JP H103874 A JPH103874 A JP H103874A
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sample
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shaped slide
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Takashi Sato
隆 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試料位置決め装置に関し、剛性が高く、振動の
発生を防止でき、Z方向の位置決めを精密かつ容易にで
きるものとする。 【解決手段】RXYTステージ2〜5を載置したZステ
ージ6を、Zステージベース12と、RXYTステージ
及びZステージベース12の間に互いに反対方向に向け
配置された同一形状の2つの楔形スライド部材13と、
楔形スライド部材13を同期させて互いに逆向きにに移
動させる駆動手段と構成し、楔形スライド部材13の斜
面を利用してRXYTステージを上下に駆動するものと
して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試料位置決め装置に
係り、特に走査型電子顕微鏡等を使用したウエハの表面
検査装置に使用され、試料であるウエハを回転するRス
テージと、試料を平面移動するXステージ及びYステー
ジと、試料を傾斜させるTステージと、試料を焦点方向
に移動するZステージとを備えた5自由度の試料位置決
め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning E
lectron Microscope)を供えたウエハの表面検査装置に
おいて、試料であるシリコンウエハを載置して、試料の
観察位置及び試料の姿勢を決める試料位置決め装置は、
試料のあらゆる平面位置で所望の角度位置、及び傾斜位
置で観察できるように、試料を電子光軸に対して回転さ
せる回転移動R(Rotation)、電子光軸に対して垂直な
XY平面上での平面移動X,Y、試料を電子光軸に対し
て傾斜させる傾斜T(Tilt)、及びフォーカスの位置決
めのための電子光軸に沿う方向の軸方向移動Zの5軸
(X,Y,Z,R,T)の自由度を有するものとして、
各軸の移動機構を有して構成される。
【0003】そして、これらの各軸の移動機構(ステー
ジ)は、確定した試料の回転位置(r)、平面位置
(x,y)、傾斜移動位置(t)に対して、像の移動や
焦点の変化に対応できるように、例えば図4に示すよう
に装置の基部(試料と反対側)からの接続順でZステー
ジ45→Tステージ44→Xステージ43→Yステージ
42→Rステージ41の順に配置されている。
【0004】このように各ステージを配置することによ
り、試料上の所望の位置(x,y)と所望の回転位置
(r)とを設定し、さらに所望の傾斜角(t)を得た
後、最終的に、軸方向の試料位置(z)を設定すること
ができる。
【0005】従来、このような試料位置決め装置とし
て、図4に示すものがある。この試料位置決め装置40
は、R,Y,Xの各ステージ41,42,43をXステ
ージ43を移動させる基盤であるXステージベース44
上に配置し、このXステージベース44をTステージ4
5に傾動できるように取り付けたものである。
【0006】Tステージ45は、Tステージ傾動部46
とTステージベース47とからなり、Tステージ傾動部
46は、上記Xステージ43のXステージベース44の
一端から上方に向け延設されて形成されており、上端部
に軸48が水平方向外側に延設され、この軸48がTス
テージベース47に設けられた軸受49に軸支されてい
る。
【0007】このTステージベース47は、レール52
及びレール52に沿って移動するブロック53からなる
直線案内部材50を介して上下動可能にZステージベー
ス51に取り付けられている。
【0008】この例でTステージ45は、Zステージベ
ース51に片持ち梁構造で取り付けられている。そし
て、このTステージベース47には、Tステージベース
47を上下方向(Z方向)に駆動させる駆動装置55が
設けられている。この駆動装置は55は、制御装置(図
示していない)からの指令に基づいて作動する。
【0009】駆動装置55は、ステップモータ56で回
転駆動されるボルト部57と、このボルト部57に螺合
されるナット部58とからなるボールネジ60で構成さ
れる。ボルト部57は軸受59で回転自在に顕微鏡に取
り付けられ、ナット部58は上記Tステージベース47
に梁部材61を介して取り付けられている。
【0010】上記ステップモータ56を回転動させる
と、ボルト部57が回転して、ナット部58を上下動さ
せ、Tステージベース47をZテーブル51に沿って上
下動させ、Rステージ41、Yステージ42、Xステー
ジ43、Tステージ45の全てをZ方向に移動させて焦
点合わせをおこなうことができる。
【0011】この例に係る試料位置決め装置は、構造を
簡単にすることができる。しかし、片持ち形式のため、
剛性が低く、振動し易くなるという欠点がある。
【0012】そこで、振動を防止するため、Xステージ
ベース44の端部の内上記Tステージ傾動部46を取り
付けていない端部にクランプ部62としてクランプベー
ス部63とクランプ軸64とを設け、さらに試料室内に
クランプ装置(図示していない)を設け、位置決め装置
での位置設定をおこなった後、ククランプ装置でクラン
プ軸64をZ方向の所定位置で固定するものとしてい
る。
【0013】また、他の試料位置決め装置として、図5
に示すものがある。この試料位置決め装置70は、上述
した第1の例の試料位置決め装置40と同様の構造を有
するR,Y,X各ステージ41,42,43をXステー
ジベース44上に載置し、Tステージ71に傾動できる
ように取り付けたものである。
【0014】Tステージ71は、Tステージ傾動部72
とTステージベース73とからなり、Tステージ傾動部
72は、上記Xステージベース44の両端から上方に向
け延設されて形成され、両Tステージ傾動部72の上部
からは軸74がそれぞれ水平方向外側に延設される。そ
して、Tステージベース73は両端に立ち上り部75を
形成した全体コ字状の部材で、上記軸74がこのTステ
ージベース73の立上り部75に設けられた2つの軸受
76に軸支されている。
【0015】また、Tステージベース73は、その両立
上り部75の両外側で、レール76及びブロック77か
らなる直線移動軸受78を介して上下動可能にZステー
ジベース80に取り付けられている。
【0016】Zステージベース80は、両端部に立上り
部81を形成した全体コ字状部材で、両立上り部81の
内側面に沿って上記直線移動軸受78を介してTステー
ジベース73を上下方向に案内する。
【0017】そして、このTステージベース73には、
Tステージベース73を上下方向(Z方向)に駆動させ
る駆動装置85が設けられ、駆動装置85は制御装置
(図示していない)からの指令に基づいて作動する。
【0018】本例では、駆動装置85は、ステップモー
タ86で駆動される2組のボールねじ87,88で構成
され、両ボールネジ87,88はプーリ89,90とベ
ルト91とで連結されている。ボールねじ87、88
は、ボールねじ87に取り付けられたステップモータ8
6で同期回転駆動される。
【0019】なお、両ボールねじ87,88は、ボルト
部94,95と、このボルト部94,95に螺合される
ナット部96,97とからなり、両ボルト部96、97
は軸受98で回転自在に顕微鏡に取り付けられ、両ナッ
ト部96,97は連結部材99,99を介して上記Tス
テージベース73に取り付けられている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の試料位置決め装置には、次のような問題がある。
【0021】まず、片持ち型の試料位置決め装置にあっ
ては、位置決定の後にクランプ機構を作動させて、Tス
テージベースをクランプすると、このクランプ動作を行
なうことによりZ方向を含めて試料の位置がずれてしま
う。
【0022】また、後に述べた両持ち型の試料位置決め
装置にあっては、TXYRステージ部の全重量が下向き
に働き、これをボールねじ87,88で支承しているた
め、Tステージベースの両端において動きの同期が取り
にくくなり、RXYTステージがふらつきながら移動す
ることがあり、焦点合わせ(フォーカス)が難しくな
る。
【0023】これらの問題は、試料としてシリコンウエ
ハを観察するような場合において、シリコンウエハの大
径化に伴い、位置決め装置も大型化し、質量も増加する
ため顕著に現れる。
【0024】そこで本発明は、剛性が高く、振動の発生
を防止できるとともに、Z方向の位置決めを精密かつ容
易にすることができる試料位置決め装置を提供すること
を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係る試料位置決
め装置は、上記の課題を解決するため、試料1を回転さ
せて試料1の回転角度位置を定めるRステージ2と、電
子光学軸に垂直な平面上の交差する2方向に沿って試料
を平面直線移動させ試料の平面位置を定めるXステージ
3及びYステージ4と、試料1を電子光学軸に対して傾
斜させるTステージ5と、これらのRステージ2、Xス
テージ3、Yステージ4及びTステージ5を載置して電
子光学軸に沿って移動させ、試料の焦点方向の位置決め
を行なうZステージ6とからなり、上記Tステージ5は
顕微鏡鏡筒に対して傾斜しないTステージベース7と、
上記Rステージ2、Xステージ3及びYステージを載置
し上記Tステージベース7に対して傾斜駆動されるTス
テージ傾動部8とから構成した5自由度の試料位置決め
装置において、上記Zステージ6は、上面に水平案内面
11を備えたZステージベース12と、この水平案内面
11上にその先端を反対側に向けて直線移動可能に取り
付けらるれとともに、上側面を上記Tステージベース7
の下側両端にスライド可能に取り付けられ、同傾斜角を
なす2つの楔形スライド部材13と、楔形スライド部材
13を互いに反対に方向に向け、同期して移動させる駆
動手段14とを備えたものとした。
【0026】本発明では、Zステージベース12と上記
楔形スライド部材13との間には、直線運動軸受15を
配置することが好ましい。
【0027】また、本発明では、上記楔形スライド部材
13と上記Tステージベース7との間には直線運動軸受
16を配置することが好ましい。
【0028】さらに、本発明では、上記駆動手段14
は、両端に互いに逆ピッチをなすボルト部18,19及
びナット部21,22からなるボールねじ部24,25
を設けた送りボルト20を備え、 両端に設けたナット
部21,22はそれぞれ上記両楔形スライド部材13に
取り付けられ、上記送りボルト20を回転駆動するモー
タ23を備えて構成することが好ましい。
【0029】本発明によれば、Zステージ6をZ方向に
駆動するには、楔形スライド部材13を駆動手段14
で、互いに同期して水平案内面11上で水平移動させ
る。すると、Tステージベース7は2つの楔形スライド
部材13の斜面で両端部を支持され水平状態を保ちつ
つ、楔形スライド部材13の楔作用でZ方向に上下動す
る。
【0030】このとき、Zステージベース12と上記楔
形スライド部材13との間には、直線運動軸受15を、
また、楔形スライド部材13と上記Tステージベース7
との間には直線運動軸受16を配置しておけば、Zステ
ージベース12、楔片スライド部材13、Tステージベ
ースの間の移動を少ない抵抗でかつ円滑に行なうことが
できる。
【0031】また、駆動手段14として両端に互いに逆
ピッチをなすボールねじ部24,25を設けた送りボル
ト20を使用すると、楔形スライド部材13の送りを円
滑かつ精密に行なうことができるので、Zステージの駆
動を円滑かつ精密に行なうことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る試料位置決め
装置の実施の形態を説明する。図1乃至図3は本発明に
係る試料位置決め装置の実施の形態を示すものである。
【0033】本形態に係る位置決め装置は、図1及び図
2に示すように、試料1を電子光軸に対して回転させる
回転移動R、電子光軸に対して垂直なXY平面上での平
面移動X,Y、試料を電子光軸に対して傾斜させる傾斜
T、及び電子光軸に沿う方向の軸方向移動Zの5軸
(X,Y,Z,R,T)の自由度を有するものである。
【0034】即ち、試料位置決め装置は、試料1を回転
させるRステージ2と、試料を平面直線移動させるXス
テージ3及びYステージ4と、試料1を傾斜させるTス
テージ5と、これらのRステージ2、Yステージ4、X
ステージ3及びTステージ5を載置して試料の焦点方向
の位置決めを行なうZステージ6とからなる。
【0035】そして、本例では、Rステージ2、Yステ
ージ4、Xステージ3は従来例として説明したものと同
一である。また、Tステージ5は、顕微鏡に対して傾斜
しないTステージベース7と、上記Rステージ2、Xス
テージ3及びYステージ4を載置し、上記Tステージベ
ース7に対して傾斜駆動されるTステージ傾動部8とか
ら構成される。
【0036】Tステージ傾動部8は、Xステージ3のX
ステージベース3aの両端から上方に向け延設されて形
成され、両傾動部8の上部から軸28がそれぞれ水平方
向外側に延設される。そして、Tステージベース7は両
端に立ち上り部7aを形成した全体コ字状の部材で、上
記軸28がこの立上り部7aに設けられた2つの軸受2
8に軸支されている。
【0037】そして、Zステージ6は、上面に水平案内
面11を備えたZステージベース12(図1では12
a,12bに分割して示してある)と、2つの楔形スラ
イド部材13を備える。Zステージベース12の水平案
内面11上には、2組のボール循環型の直線運動軸受1
5を平行に設けて、上記2つの楔形スライド部材13が
上記水平案内面11の沿って直線移動できるものとして
いる。
【0038】ここで、1組の直線運動軸受15は上記水
平案内面11に取り付けられた1本のレール部材15a
と、4つのベアリングブロック15bとから構成され、
2つのベアリングブロック15bが一組として一方の楔
形スライド部材13の下面に接続される。これにより、
両楔形スライド部材13はZステージベース12上を低
い抵抗で円滑に直線運動できる。
【0039】2つの楔形スライド部材13は、同一の傾
斜角α(例えば15°)を有する部材でであり、その先
端をともに内側にむけて、上記電子光学軸に対して対称
位置に取り付けられるとともに、上側面を上記Tステー
ジベース7の下側両端にボール循環型の直線運動軸受1
6を介してスライド可能に取り付けられる。
【0040】この例では、この直線運動軸受16は4組
使用され、1つの楔形スライド部材13の上面には2組
の直線運動軸受16が上記水平案内面11上の直線運動
軸受と同方向に取り付けられる。そして、楔形スライド
部材13の上面には2つのスライドレール13aが平行
に取り付けられ、各スライドレール13aにはTステー
ジベース7の下面隅部に固定された2つのベアリングブ
ロック13bがスライド可能に取付られる。なお、この
例では、Tステージベースの下面はベアリングブロック
取付用に傾斜面が形成されている。
【0041】そして、2つの楔形スライド部材13は、
これらを同期して移動させる駆動手段14に接続され
る。
【0042】駆動手段14は、両端に互いに逆ピッチ
(例えば図1において右側を左巻き、左側を右巻き)と
するボルト部18,19及びナット部21,22からな
るボールねじ部24,25を設けた送りボルト20と、
この送りボルト20を回転駆動するステップモータ23
とを備えている。このボールねじ部24,25は公知の
ボールねじであり、ボルト部の雄ねじとナット部の雌ね
じとを同一位置に合わせ、それで生じた螺旋状溝の中に
ボールを入れ、そのボールが循環できるようにナット部
に戻り溝を形成したものであり、摩擦が小さく、効率が
良いものである。
【0043】そして、この送りボルト20のボルト部1
8,19に螺入された2つのナット部21,22は、上
記両楔形スライド部材13に接続部材31を介して接続
される。なお、符号29、30は送りボルトを軸支する
軸受であり、上記ステップモータ23と共にZステージ
ベースに固定される。
【0044】従って、本例に係る試料位置決め装置のZ
ステージ6において、駆動手段14のステップモータ2
3を右廻り(図1中矢印Aに示した)に回転させると、
両ナット部21,22は、光軸に向かって同期を取りな
がら移動する。この両ナット部21,22の移動に伴
い、両楔形スライド部材13もZステージベース12上
の直線運動軸受15に沿って光軸に向け移動する。
【0045】両楔形スライド部材13上のTステージベ
ース7は、両楔形スライド部材との間の直線運動軸受1
6に案内されて、楔形スライド部材13の斜面を登るよ
うに、斜面に沿って上昇する。このとき、両楔形スライ
ド部材13は両側から同期して移動するため、Tステー
ジベース7は、左右とも均等に上昇し、水平状態を保ち
ながら上昇する。一方、ステップモータ23を逆に左廻
りに回転させるとTステージベース7は両楔形スライド
部材13の斜面に沿って下降する。そして、所望の個所
にTステージベースが移動したなら、ステップモータ2
3の駆動を停止し、この停止状態を保持する。
【0046】ここで、図3に示すように、Tステージベ
ースの移動量zは、αを楔形スライド部材13の傾斜角
度、xを楔形スライド部材13のX方向の移動量とする
と、 z=x tanα となる。
【0047】従って、試料位置決め装置に求められるZ
方向への調整性能が、例えば、Z方向の移動範囲0≦z
≦5mm、移動量zの分解能1μmとすると、傾斜角度α
=15°として、両楔形スライド部材の移動量の分解能
が3.732μm(=1μm/tan 15°)となるよう
に、各ボールねじ24,25のリードと、ステップモー
タ23のステップ回転の関係を調整すればよい。このよ
うにすれば、両ナット部21,22の1ステップの移動
につき、RXYTステージ2〜5がz方向に1μm移動
させることができ、両ナット部21,22の5000ス
テップの移動でRXYTステージ2〜5mm移動すること
ができる。
【0048】なお、これらの総移動量、分解能は、楔形
スライド部材13の傾斜角α、ボールねじ24,25の
リード、ステップモータ23の駆動量により変更するこ
とができる。
【0049】このように、本例に係る試料位置決め装置
によれば、Rステージ2、Xステージ3、Yステージ4
及びTステージ5を容易に高精度でZ方向に移動し位置
決めさせることができる。そして、この試料位置決め装
置と電子光学系との間に制御系を介在させることによ
り、容易に電子顕微鏡をオートフォーカスにすることが
できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る試料
位置決め装置によれば、RXYTステージを載置したZ
ステージを、Zステージベースと、RXYTステージ及
びZステージベースの間に互いに反対方向に向け配置さ
れた同一傾斜角の2つの楔形スライド部材と、この楔形
スライド部材を同期させて互いに逆向きに移動させる駆
動手段と構成し、楔形スライド部材の斜面を利用してR
XYTステージを上下に駆動するものとしたので、試料
位置決め装置を剛性が高く振動の発生を防止できるもの
とでき、さらに、試料のZ方向の位置決めを精密かつ容
易にすることができるいう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る試料位置決め装置の実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】図1に示した試料位置決め装置を示す正面図で
ある。
【図3】図1に示した試料位置決め装置の上下方向の位
置を調整た場合を示す正面図である。
【図4】従来の試料位置決め装置を示す正面図である。
【図5】従来の他の試料位置決め装置を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 試料 2 Rステージ 3 Xステージ 4 Yステージ 5 Tステージ 6 Zステージ 7 Tステージベース 8 Tステージ傾動部 11 水平案内面 12 Zステージベース 13 楔形スライド部材 14 駆動手段 15 直線運動軸受 16 直線運動軸受 18 ボルト部 19 ボルト部 20 送りボルト 21 ナット部 22 ナット部 24 ボールねじ部 25 ボールねじ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料(1)を回転させて試料(1)の回
    転角度位置を定めるRステージ(2)と、電子光学軸に
    垂直な平面上の交差する2方向に沿って試料を平面直線
    移動させ試料の平面位置を定めるXステージ(3)及び
    Yステージ(4)と、試料(1)を電子光学軸に対して
    傾斜させるTステージ(5)と、これらのRステージ
    (2)、Xステージ(3)、Yステージ(4)及びTス
    テージ(5)を載置して電子光学軸に沿って移動させ、
    試料の焦点方向の位置決めを行なうZステージ(6)と
    からなり、 上記Tステージ(5)は、顕微鏡鏡筒に対して傾斜しな
    いTステージベース(7)と、上記Rステージ(2)、
    Xステージ(3)及びYステージを載置し上記Tステー
    ジベース(7)に対して傾斜駆動されるTステージ傾動
    部(8)とから構成した5自由度の試料位置決め装置に
    おいて、 上記Zステージ(6)は、 上面に水平案内面(11)を備えたZステージベース
    (12)と、 この水平案内面(11)上にその先端を反対側に向けて
    直線移動可能に取り付けらるれとともに、上側面を上記
    Tステージベース(7)の下側両端にスライド可能に取
    り付けられ、同傾斜角をなす2つの楔形スライド部材
    (13)と、 楔形スライド部材(13)を互いに反対に方向に向け、
    同期して移動させる駆動手段(14)とを備えた試料位
    置決め装置。
  2. 【請求項2】 上記Zステージベース(12)と上記楔
    形スライド部材(13)との間には、直線運動軸受(1
    5)を配置した請求項1記載の試料位置決め装置。
  3. 【請求項3】 上記楔形スライド部材(13)と上記T
    ステージベース(7)との間には直線運動軸受(16)
    を配置した請求項1又は請求項2記載の試料位置決め装
    置。
  4. 【請求項4】 上記駆動手段(14)は、 両端に互いに逆ピッチをなすボルト部(18,19)及
    びナット部(21,22)からなるボールねじ部(2
    4,25)を設けた送りボルト(20)を備え、 両端に設けたナット部(21,22)はそれぞれ上記両
    楔形スライド部材(13)に取り付けられ、 上記送りボルト(20)を回転駆動するモータ(23)
    を備えて構成した請求項1、請求項2又は請求項3記載
    の試料位置決め装置。
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JP2012202778A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Olympus Corp 正立型イメージング装置
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