JPS6336748Y2 - - Google Patents

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JPS6336748Y2
JPS6336748Y2 JP2825580U JP2825580U JPS6336748Y2 JP S6336748 Y2 JPS6336748 Y2 JP S6336748Y2 JP 2825580 U JP2825580 U JP 2825580U JP 2825580 U JP2825580 U JP 2825580U JP S6336748 Y2 JPS6336748 Y2 JP S6336748Y2
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JP
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plate
crystal
crystal plate
mode
axis
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JP2825580U
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JPS56130340U (ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は2回回転Y板を使用した水晶振動子に
関するものである。
2回回転Y板を使用した水晶振動子において、
その主要な用途は水晶発振器への使用があるが、
この場合、その用いられる振動モードの等価直列
抵抗値が副振動の等価直列抵抗値よりも小さくな
ることが必要である。一般に、2回回転Y板水晶
振動子においては、3種類の厚み振動がすべて励
振されるが、その周波数の温度による変化の小さ
いCモードが利用される場合がほとんどである。
ところで、現在回転Y板、あるいは2回回転Y板
を使用した水晶振動子において、その水晶板の形
状は円形、もしくは正方形が用いられている。こ
のような形状の水晶板を有する2回回転Y板水晶
振動子においては、水晶板の長さ方向にx軸、厚
み方向にy軸、幅方向にz軸をとり、かつ第1図
に示すようにz軸の回りに゜回転したときの長さ
方向(X方向)をl,x軸の回りにθ゜回転したと
きの幅方向(Z方向)をwとするとき、IRE回転
表示(yxwl)/θであらわされる2回回転Y
板のが大きくなると、3種類の厚み振動のう
ち、CモードとBモードの主振動の等価直列抵抗
値が第2図に示すようにほぼ同じもしくは小さく
なるため、水晶発振器に使用する場合に、Bモー
ドの主振動の周波数で発振する可能性が大きく、
周波数ジヤンプ、異常発振等の原因となつてい
た。
又、水晶振動子を使用する発振回路として広く
一般に用いられるコルピツツ発振回路において、
発振強度が回路の非線型性に依存している発振回
路は回路構成が簡単であるが、使用される水晶振
動子が発振周波数の近傍に副振動モードを有し、
その等価直列抵抗が発振周波数を有する主振動モ
ードの等価直列抵抗の2倍以下であると主振動モ
ードの発振周波数で安定に発振しないために、2
回回転Y板水晶振動子を使用することができなか
つた。
本考案は従来の技術に内在する上記欠点を除去
する為になされたものであり、従つて本考案の目
的は、2回回転Y板水晶振動子において、Bモー
ドの主振動の等価直列抵抗値をCモードの主振動
の等価直列抵抗の2倍以上大きくすることによ
り、Bモードの主振動で発振する可能性を小さく
して、2回回転Y板水晶振動子の使用可能な発振
器を多くすると共に、周波数ジヤンプ、異常発振
等がなく安定に動作する新規な2回回転Y板水晶
振動子を提供することにある。
本考案の上記目的は、2回回転Y板水晶振動子
において、水晶板の長さ方向にx軸、厚み方向に
y軸、幅方向にz軸をとり、かつz軸の回りに゜
回転したときの長さ方向(X方向)をl,x軸の
回りにθ゜回転したときの幅方向(Z軸)をwとす
るときに、(yxwl)/θであらわされる截出角
の範囲が18゜≦≦24゜である水晶板の平面上に
質量付加のための1個以上の物質を有し、かかる
物質の位置が前記水晶板の中心を通るZ方向の中
心線とのなす角度が45゜以内で、かつ前記水晶板
の中心からの距離が水晶板の中心からの長さ/水
晶板の厚み≦22、である前記水晶板に電極膜を設
け、保持器に取付けたことを特徴とする2回回転
Y板水晶振動子、によつて達成される。
次に本考案をその良好な実施例について図面を
参照しながら詳細に説明しよう。
第3図a,bは本考案の一実施例を示す構成図
である。
第1図に示したIRE回転表示(yxwl)/θ
であらわされるz軸の回りの回転角が18゜≦
≦24゜であるような水晶板301の平面上に質量
付加のための1つ以上の物質302を有し、かか
る物質302の位置が水晶板301の中心を通る
Z方向の中心線とのなす角度が45゜以内で、かつ
素板中心からの距離が素板中心からの距離/厚み
≦22である水晶板301に電極膜303を設け、
保持器304に取付けた構造の水晶振動子を構成
する。
ところで、本考案者等の調べたところによる
と、2回回転Y板を用いた水晶振動子において、
水晶板の平面上のZ方向の位置に質量付加のため
の物質を付けると、Cモードの主振動よりもBモ
ードの主振動を抑圧することができ、又、水晶板
の平面上のX方向の位置に質量付加のための物質
を付けると、Bモードの主振動よりもCモードの
主振動が抑圧される。従つて、水晶板の平面上の
Z方向の位置に物質を付けることにより、Bモー
ドの主振動の等価直列抵抗値をCモードの主振動
の等価直列抵抗値よりも大きくすることができ
る。一例をあげると、截出角が(yxwl)22゜30′/
34゜13′、直径が14mm、厚みが0.206mmの水晶板を使
用し、その平面上のZ方向の中心線上に蒸着法を
用いて質量を付加し、かつ中心線上の位置を変化
させた場合に、Bモードの主振動とCモードの主
振動の等価直列抵抗との比と中心から質量を付加
した位置までの長さの関係を第4図に示す。この
結果から明らかなように、水晶板の平面上のZ方
向に質量を付加することにより、Bモードの主振
動の等価直列抵抗を大きくすることができ、特
に、中心から負荷を付けた位置までの長さを水晶
板の半径の0.62以下にすると、BモードとCモー
ドの主振動の等価直列抵抗値の比を2以上にする
ことができる。
従つて、この水晶振動子は、2回回転Y板水晶
振動子の使用可能な発振器の種類を多くし、また
Bモードの主振動で発振する可能性を小さくし
て、周波数ジヤンプ、異常発振等のない安定な水
晶振動子として使用できる。
ところで、第4図における中心から負荷を付け
た位置までの長さと水晶板の半径との比が0.62の
値は、中心から負荷を付けた位置までの長さと水
晶板の厚みとの比であらわすと、22であり、水晶
板の厚みが0.150mmで截出角が(yxwl)/
22゜30′/33゜54′の水晶振動子で行なつた実験でも、
水晶板の中心から負荷を付けた位置までの長さと
水晶板の厚みとの比を22以下にすると、Bモード
とCモードの主振動の等価直列抵抗値の比を2以
上にすることができた。
第5図a,b,cは本考案の他の実施例を示す
ものであり、そのうち、aは質量付加する物質を
6つ付けた例であり、bは水晶板501の両面に
それぞれ1つづつ物質502を付けた例を示して
いる。又、cは形状が矩形の水晶板511に本考
案を適用した実施例を示している。
以上説明したように、本考案は截出角が18゜
≦≦24゜である水晶板の平面上に、質量付加の
ための物質をそのZ方向に付けて水晶振動子を構
成することにより、Bモードの主振動を抑圧し
て、その等価直列抵抗値をCモードの主振動の等
価直列抵抗値の2倍以上にし、使用可能な水晶発
振器を多くすると共に、周波数ジヤンプ、異常発
振等のない、安定な水晶振動子を与えるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はIRE回転表示による2回回転Y板の截
出方位を示す図、第2図は水晶板の形状が円形の
2回回転Y板水晶振動子のCモードとBモードの
主振動の等価直列抵抗の比と截出角との関係を
示す図、第3図a,bは本考案における2回回転
Y板水晶振動子の説明図、第4図は本考案の効果
を示すグラフ、第5図a,b,cは本考案の他の
実施例を示す図である。 301,501,511……水晶板、302,
502……質量付加として付け加えた物質、30
3,503……電極膜、304……保持器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2回回転Y板水晶振動子において、水晶板の長
    さ方向にx軸、厚み方向にy軸、幅方向にz軸を
    とり、かつz軸の回りに゜回転したときの長さ方
    向(X方向)をl、x軸の回りにθ゜回転したとき
    の幅方向(z軸)をwとするときに、(yxwl)
    /θであらわされる截出角の範囲が18゜≦
    ≦24゜である水晶板の平面上に質量付加のための
    1個以上の物質を有し、かかる物質の位置が前記
    水晶板の中心を通るZ方向の中心線とのなす角度
    が45゜以内で、かつ前記水晶板の中心からの距離
    が、水晶板の中心からの長さ/水晶板の厚み≦
    22、である前記水晶板に電極膜を設け、保持器に
    取付けたことを特徴とする2回回転Y板水晶振動
    子。
JP2825580U 1980-03-06 1980-03-06 Expired JPS6336748Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2825580U JPS6336748Y2 (ja) 1980-03-06 1980-03-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2825580U JPS6336748Y2 (ja) 1980-03-06 1980-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56130340U JPS56130340U (ja) 1981-10-03
JPS6336748Y2 true JPS6336748Y2 (ja) 1988-09-29

Family

ID=29624183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2825580U Expired JPS6336748Y2 (ja) 1980-03-06 1980-03-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6336748Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10530299B2 (en) 2016-02-05 2020-01-07 Seiko Epson Corporation Resonator element, method of manufacturing resonator element, oscillator, electronic apparatus, moving object, and base station

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10530299B2 (en) 2016-02-05 2020-01-07 Seiko Epson Corporation Resonator element, method of manufacturing resonator element, oscillator, electronic apparatus, moving object, and base station

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56130340U (ja) 1981-10-03

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