JPS6336413B2 - - Google Patents

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JPS6336413B2
JPS6336413B2 JP55077230A JP7723080A JPS6336413B2 JP S6336413 B2 JPS6336413 B2 JP S6336413B2 JP 55077230 A JP55077230 A JP 55077230A JP 7723080 A JP7723080 A JP 7723080A JP S6336413 B2 JPS6336413 B2 JP S6336413B2
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JP
Japan
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rotation speed
output
internal combustion
combustion engine
rotational speed
Prior art date
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JP55077230A
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JPS575523A (en
Inventor
Yukio Aoyanagi
Katsuro Abe
Eiki Izumi
Hiroshi Watanabe
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7723080A priority Critical patent/JPS575523A/ja
Publication of JPS575523A publication Critical patent/JPS575523A/ja
Publication of JPS6336413B2 publication Critical patent/JPS6336413B2/ja
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は油圧回路を作動する油圧ポンプを駆
動する内燃機関の制御方法に関するものである。
〔従来の技術〕 第1図は内燃機関により油圧プンプを駆動する
装置を示す図、第2図は第1図に示した装置の制
御構成を示すブロツク図である。図において、1
は内燃機関、13は内燃機関1の燃焼系、8は内
燃機関1の出力回転数Nを検出する出力回転数検
出器、5は内燃機関1に燃料を噴射する燃料噴射
ポンプ、5aは燃料噴射ポンプ本体で、燃料噴射
ポンプ本体5aはラツク(図示せず)の変位Yに
応じた量の燃料を燃焼系13に噴射する。9は燃
料噴射ポンプ5のラツク変位Yを検出するラツク
変位検出器、10は燃料噴射ポンプ5のラツク変
位Yを制御する制御装置、6は制御装置10に制
御の開始を指令するためのスタータスイツチ、7
は制御装置10に目標回転数Nrを指示するため
のアクセルレバー、11は制御装置10のラツク
変位目標値発生回路で、ラツク変位目標値発生回
路11は目標回転数Nrと出力回転数Nの差であ
る回転数偏差ΔNおよび目標回転数Nrからラツク
変位目標値Mを求め、ラツク変位目標値Mを出力
し、制御装置10がラツク変位目標値Mとラツク
変位Yとの差ΔYを求め、差ΔYを出力する。1
2は燃料噴射ポンプ5のラツクを差ΔYに応じて
駆動するラツク駆動手段、2は内燃機関1によつ
て駆動される可変容量形油圧ポンプ、4は油圧ポ
ンプ2の傾転角を制御するレギユレータ、3は油
圧ポンプ2によつて作動される油圧閉回路であ
る。
つぎに、第1図、第2図に示した装置における
従来の内燃機関の制御方法を第6図により説明す
る。まず、制御装置10で状態量すなわち目標回
転数Nr、出力回転数N、ラツク変位Yを読み込
み記憶する。つぎに、制御装置10でスタータス
イツチ6がオンかどうかを判断し、オンでない場
合には、ラツク変位目標値Mを零としたのち、制
御装置10で差ΔYを求め、制御装置10から差
ΔYを出力するが、この場合にはラツク変位Yが
零に保持されるから、燃料噴射ポンプ本体5aか
ら燃料が噴射されないので、内燃機関1は回転し
ない。また、スタータスイツチ6がオンである場
合には、制御装置10で出力回転数Nがあらかじ
め設定された最低回転数N0より小さいかどうか
を判断し、小さい場合には制御装置10からラツ
ク変位Yを最大とする指令を出力する。これらは
始動時に必要な処理である。一方、出力回転数N
が最低回転数N0より大きい場合には、制御装置
10で回転数偏差ΔNを算出し、ラツク変位目標
値発生回路11であらかじめ設定された目標回転
数Nr、回転数偏差ΔNとラツク変位目標値Mとの
関数関係によりラツク変位目標値Mを求める。す
なわち、たとえば目標回転数NrがNrhであるとき
には、第3図に示した線B1によつて回転数偏差
ΔNに対応したラツク変位目標値Mを求める。こ
の場合、目標回転数Nrが一定の場合には、出力
回転数Nが増加すると、回転数偏差ΔNが減少す
るから、出力回転数Nとラツク変位目標値Mとの
関係は第5図の線E1で示すようになり、出力回
転数Nが増加すると、ラツク変位目標値Mが減少
する。つぎに、制御装置10で差ΔYを求め、制
御装置10から差ΔYを出力し、ラツク駆動手段
12が差ΔYに応じてラツクを駆動するから、ラ
ツク変位Yがラツク変位目標値Mに応じた値とな
り、燃料噴射ポンプ本体5aから燃焼系13にラ
ツク変位目標値Mに応じた量の燃料が噴射され
る。そして、燃料噴射ポンプ本体5aから噴射さ
れた燃料は燃焼系13で爆発燃焼して、トルクT
を発生し、トルクTと燃料噴射量が0のときに内
燃機関1の出力軸を外部から駆動するのに必要な
トルクすなわち内燃機関1の軸受部等における摩
擦によるトルクなどの内燃機関1内部の摩擦トル
クTFとの差が内燃機関1の出力トルクTeとなり、
内燃機関1の外部から内燃機関1に作用する負荷
トルクTPが出力トルクTeより大きくなると、出
力回転数Nが小さくなり、また負荷トルクTP
出力トルクTeより小さくなると、出力回転数N
が大きくなる。
このため、たとえば目標回転数NrがNrhであり
かつ回転数偏差ΔNが第3図に示す回転数偏差
ΔN0より小さい場合には、負荷トルクTPが出力
トルクTeより大きくなり、出力回転数Nが小さ
くなつて、回転数偏差ΔNが大きくなると、ラツ
ク変位目標値Mが大きくなるから、燃料噴射ポン
プ本体5aの燃料噴射量が多くなるので、出力ト
ルクTeが増加し、一方負荷トトルクTPが出力ト
ルクTeより小さくなり、出力回転数Nが大きく
なつて、回転数偏差ΔNが小さくなると、ラツク
変位目標値Mが小さくなるから、燃料噴射ポンプ
本体5aの燃料噴射量が少なくなるので、出力ト
ルクTeが減少する。このように、負荷トルクTP
が増加し、回転数Nが小さくなると、出力トルク
Teが増加し、一方負荷トルクTPが減少し、出力
回転数Nが大きくなると、出力トルクTeが減少
するから、出力回転数Nと出力トルクTeとの関
係は第4図の線A1で示すようになり、また出力
トルクTeと負荷トルクTPとが平衡したところで
出力回転数Nが定まる。このことは目標回転数
NrがNrh以外の場合たとえば目標回転数Nr
Nrp、Nri等の場合でも同様である。
さらに、第4図において、線Cは出力回転数N
と油圧ポンプ2に負荷が作用していないときに油
圧ポンプ2の入力軸を外部から駆動するのに必要
なトルクすなわち油圧ポンプ2の軸受部等におけ
る摩擦によるトルクなどの油圧ポンプ2の摩擦ト
ルクとの関係を示す。この線Cから明らかなよう
に、出力回転数Nが増加すると、油圧ポンプ2の
摩擦トルクが増加する。また、線Dは出力回転数
Nと摩擦トルクTFとの関係を示す。この線Dか
ら明らかなように、出力回転数Nが増加すると、
摩擦トルクTFの絶対値が増加する。そして、目
標回転数NrがNrhである場合においては、たとえ
ば油圧閉回路3の起動時、加速時のように、出力
トルクTeが線A1と線Cとの交点Xの値より大き
いときには、内燃機関1が摩擦トルクTF、油圧
ポンプ2の摩擦トルクに打ち勝つて油圧ポンプ2
を駆動しており、一方たとえば油圧閉回路3の停
止時、減速時のように、出力トルクTeが交点X
の値より小さいときには、油圧閉回路3によつて
作動される部材の慣性力、油圧閉回路3によつて
作動される部材に作用する外力により油圧ポンプ
2が駆動されている。すなわち、慣性力、外力が
大きくなると、負荷トルクTPが減少し、出力回
転数Nが増加するので、回転数偏差ΔNが小さく
なり、ラツク変位目標値Mが小さくなるから、燃
料噴射ポンプ5の燃料噴射量が減少し、内燃機関
1の出力トルクTeが小さくなり、油圧ポンプ2
は内燃機関1によつては駆動されず、油圧ポンプ
2は慣性力、外力によつて駆動される。このこと
は目標回転数NrがNrh以外の場合たとえば目標回
転数NrがNrp、Nri等の場合でも同様である。
このように、この内燃機関の制御方法において
は、負荷トルクTPが減少すると、燃料噴射ポン
プ5の燃料噴射量が減少するから、省エネルギー
効果を得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような内燃機関の制御方法におい
ては、目標回転数Nrを一定にしている場合にお
いても、油圧ポンプ2が慣性力、外力により駆動
されているときには、出力トルクTeが小さくな
り、出力回転数Nが大きくなるから、摩擦トルク
TF、油圧ポンプ2の摩擦トルクが大きくなるの
で、慣性エネルギー等が大きくとも出力回転数N
がすぐに減少し、慣性エネルギー等を有効に回収
することができず、この結果回転数偏差ΔNが増
加し、ラツク変位目標値Mが増加して、燃料噴射
ポンプ5の燃料噴射量が増加するから、燃料噴射
ポンプ5の燃料噴射量をあまり減少することがで
きず、省エネルギー効果が低下するとともに、出
力回転数Nが過大(いわゆるオーバーラン)にな
ると、内燃機関1、油圧ポンプ2の構成部材に大
きな力が作用するから、内燃機関1、油圧ポンプ
2の構成部材に破損が生ずるおそれがある。
このため、第5図の線E2で示すように、出力
回転数Nに対するラツク変位目標値Mの勾配を大
きくすることが考えられ、この場合には出力回転
数Nがわずかに増大しても、燃料噴射量が大幅に
低下するから、第4図の線A2で示すように、負
荷トルクTPが減少したときの出力回転数Nの増
加が抑えられ、摩擦トルクTF、油圧ポンプ2の
摩擦トルクが大きくなるのを防止することができ
るので、省エネルギー効果が低下せず、また内燃
機関1、油圧ポンプ2の構成部材の破損を仰止す
ることができる。
ところが、出力回転数Nに対するラツク変位目
標値Mの勾配を大きくすると、第4図の線A2
示すように、出力トルクTeが線Cより大きい領
域においても、出力回転数Nに対する出力トルク
Teの勾配が大きくなるから、たとえば負荷トル
クTPがわずかに減少すると、出力回転数Nがわ
ずかに増大するが、この場合にも燃料噴射量が大
幅に減少するので、出力トルクTeが負荷トルク
TPより小さくなつて、出力回転数Nが減少し過
ぎ、このため今度は燃料噴射量が大幅に増加する
から、出力トルクTeが負荷トルクTPより大きく
なつて、出力回転数Nが増加し過ぎるというよう
に、出力トルクTeと負荷トルクTPとが平衡せず、
出力トルクTeおよび出力回転数Nが周期的に変
動するいわゆるハンチング現象が生ずる。
この発明は上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、内燃機関が摩擦トルクTF、油圧ポ
ンプの摩擦トルクに打ち勝つて油圧ポンプを駆動
しているときにハンチング現象が生ずることがな
く、しかも油圧ポンプが慣性力、外力により駆動
されているときの省エネルギー効果が低下するこ
とがなく、また内燃機関、油圧ポンプの構成部材
の破損を抑止することができる内燃機関の制御方
法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、この発明において
は、油圧回路を作動する油圧ポンプを駆動する内
燃機関の目標回転数と出力回転数との差である回
転数偏差を求め、上記回転数偏差が小さい範囲で
上記回転数偏差と所定の勾配で比例するラツク位
置目標値を求め、上記ラツク位置目標値により燃
料噴射ポンプのラツク位置を制御し、上記燃料噴
射ポンプから上記ラツク位置に応じた量の燃料を
上記内燃機関の燃焼系に噴射する内燃機関の制御
方法において、上記内燃機関の出力トルクが上記
油圧ポンプの摩擦トルクとほぼ等しくなつたとき
の上記回転数偏差を所定回転数偏差としたとき、
上記回転数偏差が上記所定回転数偏差より小さい
ときの上記勾配を上記回転数偏差が上記所定回転
数偏差より大きいときの上記勾配より大きくす
る。
〔作用〕
この内燃機関の制御方法においては、内燃機関
の出力トルクが油圧ポンプの摩擦トルクより大き
いときには、出力回転数に対する内燃機関の出力
トルクの勾配が大きくなることはなく、しかも内
燃機関の出力トルクが油圧ポンプの摩擦トルクよ
り小さいときには、出力回転数に対する内燃機関
の出力トルクの勾配が大きくなる。
〔実施例〕
この発明に係る内燃機関の制御方法において
は、たとえば目標回転数NrがNrhであるときに
は、回転数偏差ΔNとラツク変位目標値Mとの関
係を第3図の線B3で示すようにする。すなわち、
出力トルクTeが油圧ポンプ2の摩擦トルクとほ
ぼ等しくなつたときの回転数偏差ΔNを所定回転
数偏差ΔN1としたとき、回転数偏差ΔNが所定回
転数偏差ΔN1より大きいときの回転数偏差ΔNに
対するラツク変位目標値Mの勾配を従来と同様と
し、一方回転数偏差ΔNが所定回転数偏差ΔN1
り小さいときの回転数偏差ΔNに対するラツク変
位目標値Mの勾配を、回転数偏差ΔNが所定回転
数偏差ΔN1より大きいときの回転数偏差ΔNに対
するラツク変位目標値Mの勾配より大きくする。
ここで、出力回転数Nと油圧ポンプ2の摩擦トル
クとの関係は第4図の線Cに示されるようにな
り、線A1と線Cとの交点の出力回転数Nは一つ
の値に定まり、しかも回転数偏差ΔNは目標回転
数Nrhと出力回転数Nとの差であるから、出力ト
ルクTeが油圧ポンプ2の摩擦トルクと等しくな
つたときの回転数偏差ΔNは一つの値に定まる。
そして、目標回転数NrがNrh以外の場合たとえば
目標回転数NrがNrp、Nri等の場合でも同様とし、
第4図の線Cで示すように、油圧ポンプ2の摩擦
トルクは出力回転数Nに応じて変化するから、所
定回転数偏差は目標回転数Nrに応じて変化させ
る。
この内燃機関の制御方法においては、目標回転
数NrがNrhであるときには、出力回転数Nとラツ
ク位置目標値Mとの関係は第5図の線E3で示し
たようになる。すなわち、目標回転数Nrが一定
であれば、回転数偏差ΔNが増加すると、出力回
転数Nが減少するから、出力回転数Nが(Nrh
ΔN1)より小さいときには、出力回転数Nに対
するラツク変位目標値Mの勾配は従来と同様であ
り、一方出力回転数Nが(Nrh−ΔN1)より大き
いときには、出力回転数Nに対するラツク変位目
標値Mの勾配は出力回転数Nが(Nrh−ΔN1)よ
り小さいときの出力回転数Nに対するラツク変位
目標値Mの勾配より大きくなる。また、出力回転
数Nと出力トルクTeとの関係は第4図の線A3
示したようになる。すなわち、回転数偏差ΔNが
所定回転数偏差ΔN1より大きいとき、つまり出
力回転数Nが(Nrh−ΔN1)より小さいときに
は、回転数偏差ΔNに対するラツク変位目標値M
の勾配は従来と同様であるから、出力回転数Nと
出力トルクTeとの関係は従来と同様となり、一
方回転数偏差ΔNが所定回数偏差ΔN1より小さい
とき、つまり出力回転数Nが(Nrh−ΔN1)より
大きいときには、回転数偏差ΔNに対するラツク
変位目標値Mの勾配が出力回転数Nが(Nrh
ΔN1)より小さいときの出力回転数Nに対する
ラツク変位目標値Mの勾配より大きいから、出力
回転数Nがわずかに変動しても、ラツク変位目標
値Mが大幅に変動するので、出力トルクTeが大
幅に変動するから、出力回転数Nに対する出力ト
ルクTeの勾配が大きくなる。
このように、回転数偏差ΔNが所定回転数偏差
ΔN1より大きいときつまり出力回転数Nが(Nrh
−ΔN1)より小さいとき、すなわち内燃機関1
が摩擦トルクTF、油圧ポンプ2の摩擦トルクに
打ち勝つて油圧ポンプ2を駆動しているときに
は、出力回転数Nに対する出力トルクTeの勾配
が大きくなることはないから、ハンチング現象が
生ずることはない。そして、回転数偏差ΔNが所
定回転数偏差ΔN1より小さいときつまり出力回
転数Nが(Nrh−ΔN1)より大きいとき、すなわ
ち油圧ポンプ2が慣性力、外力により駆動されて
いるときには、出力回転数Nに対する出力トルク
Teの勾配が大きくなるから、出力トルクTeが小
さくなつたとしても、出力回転数Nが大きくなる
ことはないので、摩擦トルクTF、油圧ポンプ2
の摩擦トルクを小さくすることができるため、出
力回転数Nがすぐには減少せず、慣性エネルギー
等を有効に回収することができ、この結果回転数
偏差ΔNがすぐには増加せず、ラツク変位目標値
Mがすぐには増加しないから、燃料噴射ポンプ5
の燃料噴射量がすぐには増加しないので、燃料噴
射ポンプ5の燃料噴射量を減少することができ、
省エネルギー効果が低下することがないととも
に、出力回転数Nが大きくならないので、内燃機
関1、油圧ポンプ2の構成部材に大きな力が作用
することはないから、内燃機関1、油圧ポンプ2
の構成部材の破損を抑止することができる。ここ
で、出力回転数Nが(Nrh−ΔN1)より大きいと
きには、出力回転数Nに対する出力トルクTe
勾配が大きいから、ハンチング現象が生ずること
があるが、油圧ポンプ2が慣性力、外力により駆
動されている状態は通常短時間しか継続しないこ
とが多く、しかも出力回転数Nの狭い範囲に限ら
れる現象であるので、ハンチング現象が発生した
としても、実用上はほとんど問題にならない。以
上のことは目標回転数NrがNrh以外の場合たとえ
ば目標回転数NrがNrp、Nri等の場合でも同様で
ある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明に係る内燃機関
の制御方法においては、内燃機関の出力トルクが
油圧ポンプの摩擦トルクより大きいときには、出
力回転数に対する内燃機関の出力トルクの勾配が
大きくなることはないから、内燃機関が内燃機関
の摩擦トルク、油圧ポンプの摩擦トルクに打ち勝
つて油圧ポンプを駆動しているときにハンチング
現象が生ずることがなく、しかも内燃機関の出力
トルクが油圧ポンプの摩擦トルクより小さいとき
には、出力回転数に対する内燃機関の出力トルク
の勾配が大きくなるから、内燃機関の出力トルク
が小さくなつたとしても、出力回転数が大きくな
ることはないので、内燃機関の摩擦トルク、油圧
ポンプの摩擦トルクを小さくすることができるた
め、油圧ポンプが慣性力、外力により駆動されて
いるときの省エネルギー効果が低下することがな
く、また内燃機関、油圧ポンプの構成部材の破損
を抑止することができる。このように、この発明
の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は内燃機関により油圧ポンプを駆動する
装置を示す図、第2図は第1図に示した装置の制
御構成を示すブロツク図、第3図は回転数偏差
ΔNとラツク変位目標値Mとの関係を示すグラ
フ、第4図は出力回転数Nと出力トルクTeとの
関係を示すグラフ、第5図は出力回転数Nとラツ
ク変位目標値Mとの関係を示すグラフ、第6図は
内燃機関の制御方法を説明するためのフローチヤ
ートである。 1……内燃機関、2……可変容量形油圧ポン
プ、3……油圧閉回路、5……燃料噴射ポンプ、
7……アクセルレバー、8……出力回転数検出
器、9……ラツク変位検出器、10……制御装
置、11……ラツク変位目標値発生回路、12…
…ラツク駆動手段、13……燃焼系。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油圧回路を作動する油圧ポンプを駆動する内
    燃機関の目標回転数と出力回転数との差である回
    転数偏差を求め、上記回転数偏差が小さい範囲で
    上記回転数偏差と所定の勾配で比例するラツク位
    置目標値を求め、上記ラツク位置目標値により燃
    料噴射ポンプのラツク位置を制御し、上記燃料噴
    射ポンプから上記ラツク位置に応じた量の燃料を
    上記内燃機関の燃焼系に噴射する内燃機関の制御
    方法において、上記内燃機関の出力トルクが上記
    油圧ポンプの摩擦トルクとほぼ等しくなつたとき
    の上記回転数偏差を所定回転数偏差としたとき、
    上記回転数偏差が上記所定回転数偏差より小さい
    ときの上記勾配を上記回転数偏差が上記所定回転
    数偏差より大きいときの上記勾配より大きくした
    ことを特徴とする内燃機関の制御方法。
JP7723080A 1980-06-10 1980-06-10 Method of controlling international combustion engine Granted JPS575523A (en)

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JPS60150456A (ja) * 1984-01-19 1985-08-08 Diesel Kiki Co Ltd 内燃機関用燃料噴射装置
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