JPS6336306B2 - - Google Patents

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JPS6336306B2
JPS6336306B2 JP17054081A JP17054081A JPS6336306B2 JP S6336306 B2 JPS6336306 B2 JP S6336306B2 JP 17054081 A JP17054081 A JP 17054081A JP 17054081 A JP17054081 A JP 17054081A JP S6336306 B2 JPS6336306 B2 JP S6336306B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
parts
paint
color coating
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP17054081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5870866A (ja
Inventor
Masao Takeyama
Masataka Murata
Shinichi Yoshioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP17054081A priority Critical patent/JPS5870866A/ja
Publication of JPS5870866A publication Critical patent/JPS5870866A/ja
Publication of JPS6336306B2 publication Critical patent/JPS6336306B2/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は自動車車体の塗装方法に関する。さら
に詳しくは、本発明は自動車車体のツウ・トーン
(two tone)塗装において、2つの色の塗料塗膜
が重なり合う部分の第1色の塗膜の研磨の不要な
塗装方法に関する。 自動車車体の美観向上のための1つの方法とし
てツウ・トーン塗装が採用されている。ツウ・ト
ーン塗装とは、自動車車体のボデイー外板を2色
以上(通常は2色)の色彩に塗り分けることをい
う。 従来の自動車車体のツウ・トーン塗装方法は、
まずボデイー外板の全体に第1色塗料を塗布し、
焼付を行なつたのち、第2色の塗料を必要部分に
塗布して焼付を行なう方法が主流を占めている。
このばあい第1色の塗膜は通常2回焼付されるわ
けだが、さらにリペア時の焼付を含めると計3回
の焼付にさらされ、オーバーベイクとなるため、
とくに第2色の塗料が重ね塗りされている部分で
は第1色の塗膜と第2色の塗膜の間に密着不良に
よる剥離、ワレなどの問題が生じてくる。かかる
問題のため、第1色塗料をボデイー外板の必要部
分に塗布し、焼付を行なつたのち、第2色の塗料
を残りの部分に塗布する方法が採用されている
が、その方法は第1色と第2色の境界部において
若干の問題が残されている。たとえばメタリツク
カラータイプの塗料を用いるばあい、第1図に示
すように第1色ベースコート1aおよびクリヤー
コート1bからなる第1色塗膜と第2色ベースコ
ート2aおよびクリヤーコート2bからなる第2
色塗膜との間に生じる重なり部分は第1色クリヤ
ーコート1bと第2色ベースコートの間の密着性
が低い。密着性が低くなる原因は、つぎに(i)〜(iii)
などである。 (i) 第1色塗膜の硬化が過度に進行してしまう。 (ii) 塗膜の層間に付着障害物(たとえばスプレー
ダスト、エア中のゴミ、車体内部のゴミなど)
が存在する。 (iii) 第1色塗膜と第2色塗膜の相溶性がわるい。
すなわちベースコートとトツプコートとはたが
いに異なる樹脂が用いられるため両層間の差
(弾性率、膨張係数など)が生じている。 この密着性の問題を克服するために、従来は第
1色の塗膜を形成せしめ、境界部にサンドペーパ
ー研磨、コンパウンド研磨などの研磨を施し、第
1色と第2色の境界線を明確に出すためにテープ
でマスキングし、ついで第2色の塗膜を形成せし
める方法がとられてきている。しかし、研磨によ
つて実際の重なり部分のみを研磨することは現在
の技術ではかなり困難があり、実際には第1色塗
膜が第2色塗膜で覆われる部分(重なり部分)以
外までもが研磨されてしまうため、ツウ・トーン
塗装の色の境界部における外観品質の低下、層間
剥離、くずれ(みだれ)などを防ぐためにはマス
キングテープを除去後、極細コンパウンドによる
仕上げ研磨をするなどのきびしい研磨条件が課せ
られている。 同様な問題は、メタリツクカラータイプ(第1
色)−ソリツドカラータイプ(第2色)や一部の
ソリツド−メタリツク系またはソリツド−ソリツ
ド系のツウ・トーン塗装においてもみられる。 本発明はかかる従来の問題に鑑みなされたもの
であり、第1色トツプコートの境界部研磨を必要
とせず、第1色トツプコートと第2色トツプコー
トの重なり部分の密着性の高い自動車車体ツウ・
トーン塗装方法を提供することを目的とする。 すなわち本発明は、第1色塗膜のクリヤー塗料
の樹脂成分がアクリル樹脂およびアミノアルデヒ
ド樹脂であり、その重量比が70:30〜65:35から
なるものを用いてボデイーサイドに第1色塗膜を
形成せしめたのち、境界部の研磨を行なうことな
しに第2色塗膜を残りのボデイー外板および重な
り部分に形成せしめることを特徴とする自動車車
体のツウ・トーン塗装方法に関する。 クリヤー塗料の材料自体を改良して密着性を向
上させる方法は、従来クリヤー層の重要な性質で
ある耐候性が失なわれるため有効な手段ではない
と考えられがちであつた。ところが自動車車体に
おいて劣化の発生しやすい部分は太陽光線の照射
を長時間にわたつて受けるボデイー外板の水平部
(たとえばフードやルーフなど)に集中しており、
それにくらべてボデイーサイドのように太陽光線
の照射をうけることの比較的少ない部分では、塗
膜の劣化はあまりみられない。 そこでこのことに注目し、たとえば第2図に示
すように劣化の発生の少ないボデイーサイド部分
3には改良された高密着性のクリヤー層を有する
第1色塗膜を施し、ついで水平部を含む残りの部
分4に従来の耐候性を重視したクリヤー層を有す
る第2色の塗膜を施せば前述の問題点は解決でき
ると考えられる。 本発明に用いる第1色塗膜のクリヤー塗料は、
その樹脂成分がアクリル樹脂およびアミノアルデ
ヒド樹脂であり、それらを70:30〜65:35の重量
比で含有しているものが用いられる。 アクリル樹脂は、具体的には、n−ブチルメタ
クリレート、i−ブチルメタクリレート、t−ブ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ートなどの組成からなるものである。またアミノ
アルデヒド樹脂としては一般の塗料用のものが使
用可能であるが、耐候性の点からはメラミン−ホ
ルムアルデヒド樹脂がもつとも好ましい。 かかるクリヤー塗料は、さらに表面調整剤、硬
化促進用触媒、ハジキ防止剤、体質顔料などを必
要に応じて添加しているものであつてもよい。従
来の耐候性などを向上させるために加えられてい
たスチレンおよびスチレン系単量体の含有率が低
いため、促進耐候性試験(SWOM試験)による
耐候性は、たとえばワレ、ハガレ発生時間が2000
時間程度であり、従来のクリヤー塗料の場合にく
らべてやや劣るが、前述の理由から許容しうる範
囲内である。 一方、本発明に用いるクリヤー塗料を第1色の
クリヤーコートとして用いたばあい、第2色の塗
膜との密着性は研磨を施さなくとも充分に良好で
あつた。かかる理由については末だ充分な理論的
根拠をえていないが、おそらくアクリル樹脂が水
酸基、カルボニル基およびカルボキシル基などの
官能基を若干多く有しているためと考えられる。 本発明に用いるクリヤー塗料は前記の範囲から
なるものが好ましく、アミノアルデヒド樹脂の含
有量が前記の範囲よりも少なくなると耐候性が著
しく低下し、前記の範囲よりも多くなると充分な
密着性が確保できなくなるばかりでなく、機械的
性質がわるくなる。 つぎに実施例および比較例をあげて本発明に用
いるクリヤー塗料をより詳細に説明する。なお第
3図は以下の実施例および比較例で用いるダル鋼
板上に第1色塗膜および第2色塗膜を形成せしめ
たツウ・トーン塗装板の概略正面図である。 実施例 1 リン酸亜鉛化成処理を施した厚さ0.8mmのダル
鋼板上にポリブタジエン系電着塗料を乾燥塗膜約
20μとなるように電着塗装し、ついで170℃で20
分間焼付を行なつたのち、#400のサンドペーパ
ーで研磨した。 つぎに自動車用中塗りサーフエーサーを乾燥塗
膜約20μとなるように塗装し、ついで120℃で30
分間焼付を行なつたのち、#400のサンドペーパ
ーで水研磨し、さらに水切り乾燥した。 このものに50%アクリル樹脂200部(重量部、
以下同様)、60%メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂40部および顔料0.1部をトルエン40部、スワゾ
ール#1000(丸善石油(株)製)30部、酢酸ブチル20
部およびn−ブタノール10部からなる混合溶剤に
加えて粘度調整したメタリツク塗料を15μの膜厚
で塗布した。えられた塗膜を乾燥させないままで
その上にクリヤー塗料(50%アクリル樹脂140部
および60%メラミン−ホルムアルデヒド樹脂50部
からなる樹脂混合物をスワゾール#1000で粘度32
秒(フオードカツプ#4/20℃)に粘度調整した
もの)を25μの膜厚で塗布した。150℃で20分間
焼付を行ない全膜厚40μを有する第1色塗膜をえ
た。 つぎに85mm程度の重なり部分7ができるように
第1色塗膜上をマスキングテープでマスキングを
施し、ついで第1色に用いたものと同じ組成を有
するメタリツク塗料をダル鋼板の6の部分に塗布
し、えられた塗膜が乾燥しない状態のままでクリ
ヤー塗料(分散アクリル樹脂18部、可溶アクリル
樹脂18部、メラミン樹脂9部、ブタノール11部お
よびエチルシクロヘキサン44部からなるもの)を
塗布した。このものを140℃で20分間焼付を行な
い、最後にマスキングテープを除去してツウ・ト
ーン塗装されたダル鋼板をえた。 このものの塗膜の重なり部分の初期の密着性お
よび40℃の水に120時間放置しておいたときの耐
密着性を肉眼で観察したところ、いずれも良好で
あつた。 また促進耐候性試験(SWOM試験)を行なつ
たが、両方の塗膜にはまつたく変化はみられず良
好な耐候性を示した。 実施例 2および3 第1色の塗膜形成に用いるクリヤー塗料を第1
表に示す組成を有するものに代えたほかは実施例
1と同様に実験を行ない、ツウ・トーン塗装され
た板をえた。 えられた塗膜間の密着性および耐候性は実施例
1と同様にして試験を行なつた。えられた結果を
第1表に示す。
【表】 注:部は固形分の部数を示す。
比較例 1 第1色の塗膜形成に用いるクリヤー塗料を分散
アクリル樹脂18部、可溶アクリル樹脂18部、メラ
ミン樹脂9部、ブタノール11部、エチルシクロヘ
キサン44部からなる従来のクリヤー塗料に代えた
ほかは実施例1と同様にして操作を行ない、ツ
ウ・トーン塗装されたダル鋼板をえた。 実施例1と同様にして試験した塗膜間の初期密
着性および耐水密着性はいずれも不良であり、塗
膜間でのハガレなどが生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるツウ・トーン塗装の第1
色塗膜と第2色塗膜の境界部の概略断面図であ
る。第2図は自動車車体にツウ・トーン塗装を施
すばあいの一実施例を示す概略側面図である。第
3図はツウ・トーン塗装を施したダル鋼板の概略
正面図である。 (図面の主要符号)、1b:第1色クリヤーコ
ート、3:自動車車体のボデイーサイド部分、
5:第1色塗膜形成部分、6:第2色塗膜形成部
分、7:重なり部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1色塗膜のクリヤー塗料の樹脂成分がアク
    リル樹脂およびアミノアルデヒド樹脂であり、そ
    の重量比が70:30〜65:35からなるものを用いて
    ボデイーサイドに第1色塗膜を形成せしめたの
    ち、境界部の研磨を行なうことなしに第2色塗膜
    を残りのボデイー外板および重なり部分に形成せ
    しめることを特徴とする自動車車体のツウ・トー
    ン塗装方法。
JP17054081A 1981-10-23 1981-10-23 自動車車体のツウ・ト−ン塗装方法 Granted JPS5870866A (ja)

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JP17054081A JPS5870866A (ja) 1981-10-23 1981-10-23 自動車車体のツウ・ト−ン塗装方法

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JPS5870866A JPS5870866A (ja) 1983-04-27
JPS6336306B2 true JPS6336306B2 (ja) 1988-07-19

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