JPS633625B2 - - Google Patents
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- JPS633625B2 JPS633625B2 JP56037727A JP3772781A JPS633625B2 JP S633625 B2 JPS633625 B2 JP S633625B2 JP 56037727 A JP56037727 A JP 56037727A JP 3772781 A JP3772781 A JP 3772781A JP S633625 B2 JPS633625 B2 JP S633625B2
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- JP
- Japan
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- blood vessel
- insertion tube
- tube
- curved
- blood
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Links
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3417—Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一端に斜め研削部を備え特に透析に適
した血管挿入筒に関す。一端に鋭く研削した部分
を備えた挿入筒は従来体内又は血管に挿入され薬
剤の注入又は血液の出入に利用されているが、人
工腎臓を使用する血液透析に使用される挿入筒の
構成に特殊の注意がはらわれている。これによる
と慢性の腎臓病患者の血管を人工腎臓に連結し、
浄化された血液を再び患者の血管へ還送するもの
で、人工腎臓を患者は毎週三回使用する。そして
血管に血液流出用と流入用の二個の挿入筒を挿入
する必要があり、これら挿入筒は手当前に有効な
ために充分注意して使用しなければならない。挿
入された挿入筒は毎回4乃至8時間持続して挿入
されたままになる。従つて挿入筒は患者の運動の
自由を妨げるのみならず血管に穿孔傷を残す危検
がある。特にこの危険は血液が体外で浄化された
後、又、体内へ返送されることを考慮すると極め
て大である。
した血管挿入筒に関す。一端に鋭く研削した部分
を備えた挿入筒は従来体内又は血管に挿入され薬
剤の注入又は血液の出入に利用されているが、人
工腎臓を使用する血液透析に使用される挿入筒の
構成に特殊の注意がはらわれている。これによる
と慢性の腎臓病患者の血管を人工腎臓に連結し、
浄化された血液を再び患者の血管へ還送するもの
で、人工腎臓を患者は毎週三回使用する。そして
血管に血液流出用と流入用の二個の挿入筒を挿入
する必要があり、これら挿入筒は手当前に有効な
ために充分注意して使用しなければならない。挿
入された挿入筒は毎回4乃至8時間持続して挿入
されたままになる。従つて挿入筒は患者の運動の
自由を妨げるのみならず血管に穿孔傷を残す危検
がある。特にこの危険は血液が体外で浄化された
後、又、体内へ返送されることを考慮すると極め
て大である。
透析用挿入筒は他の注射管に比し外径が16乃至
2.2mmの如く大である。そして今日では筒壁の厚
味が0.05乃至0.1mmの如く薄いものが製作されて
いるので同じ内径でも極めて外径の小なものが得
られるようになつた。
2.2mmの如く大である。そして今日では筒壁の厚
味が0.05乃至0.1mmの如く薄いものが製作されて
いるので同じ内径でも極めて外径の小なものが得
られるようになつた。
挿入筒をできるだけ鋭敏に研削して小さな力で
も血管へ挿入されるように形成される。
も血管へ挿入されるように形成される。
透析手当は医療中でも最も高価なものであるの
で、せめて挿入筒の製作費を安価にしなければな
らない。他の見地から見ると慢性腎臓病患者は透
析によつてのみ生命を保つているので挿入筒を血
管に挿入するのに充分注意を払うことが必要であ
つて、挿入時に血管に挿入筒が長時間にわたり持
続することを考慮しなければならない。
で、せめて挿入筒の製作費を安価にしなければな
らない。他の見地から見ると慢性腎臓病患者は透
析によつてのみ生命を保つているので挿入筒を血
管に挿入するのに充分注意を払うことが必要であ
つて、挿入時に血管に挿入筒が長時間にわたり持
続することを考慮しなければならない。
挿入筒の製作費を低くすべく他の注射筒の場合
と同じく連続自動操作で最初鋼板を以て筒壁の薄
い筒体を形成した後、一端を筒軸に対し斜めに研
削する。そして次の工程で前記斜め研削部の先端
を狭め挿入を容易とする。使用に際し斜め研削部
の作り出す卵形の開口を皮膚上に置き次に血管へ
挿入し長くこの状態に維持することが必要である
が、斜め研削部のため挿入筒先端の側面は不整形
楔の形状を呈し、血管へ突入させる場合、皮膚と
血管の別れ目の反力が挿入筒先端に作用し挿入筒
と血管の長さ方向軸が接近した状態となり、急に
血管内へ突入させると血管の穿孔又は切断の危険
が増すこととなるため、この作用を行う人は充分
注意しなければならないが、これは使用者の個人
的感覚に因り一定しない。
と同じく連続自動操作で最初鋼板を以て筒壁の薄
い筒体を形成した後、一端を筒軸に対し斜めに研
削する。そして次の工程で前記斜め研削部の先端
を狭め挿入を容易とする。使用に際し斜め研削部
の作り出す卵形の開口を皮膚上に置き次に血管へ
挿入し長くこの状態に維持することが必要である
が、斜め研削部のため挿入筒先端の側面は不整形
楔の形状を呈し、血管へ突入させる場合、皮膚と
血管の別れ目の反力が挿入筒先端に作用し挿入筒
と血管の長さ方向軸が接近した状態となり、急に
血管内へ突入させると血管の穿孔又は切断の危険
が増すこととなるため、この作用を行う人は充分
注意しなければならないが、これは使用者の個人
的感覚に因り一定しない。
通常の挿入筒の使用に際し筒の卵形の開口は皮
膚に面し、次に表皮、肉組織及び血管に突入する
時、半円状の挿入路を取り、その直径は略挿入筒
の外径に等しい。その際肉の切裂片は0.15乃至
0.2mmという厚い筒壁に接して滑動し筒軸に沿い
移動するに反し今日の極めて薄い筒壁(0.05乃至
0.1mm)の場合は裂片は挿入筒の内径内に留り筒
端の研削部の後方卵形開孔で切断されずに折り畳
まれるので挿入に際し患者は不快な衝撃を受けな
い。
膚に面し、次に表皮、肉組織及び血管に突入する
時、半円状の挿入路を取り、その直径は略挿入筒
の外径に等しい。その際肉の切裂片は0.15乃至
0.2mmという厚い筒壁に接して滑動し筒軸に沿い
移動するに反し今日の極めて薄い筒壁(0.05乃至
0.1mm)の場合は裂片は挿入筒の内径内に留り筒
端の研削部の後方卵形開孔で切断されずに折り畳
まれるので挿入に際し患者は不快な衝撃を受けな
い。
その外の欠点は皮膚と血管との間に多少の間隙
があるため挿入筒の長さ方向軸と血管が互いに鋭
い角度で隣接することである。即ち挿入筒の尖端
が血管壁と近接し切断の危険があることである。
これにより挿入時又は長く挿入している間に部分
的に血液の溢流が起り血管を穿孔する危険があ
る。
があるため挿入筒の長さ方向軸と血管が互いに鋭
い角度で隣接することである。即ち挿入筒の尖端
が血管壁と近接し切断の危険があることである。
これにより挿入時又は長く挿入している間に部分
的に血液の溢流が起り血管を穿孔する危険があ
る。
しばしば血管が表皮下で比較的厚い場合があ
り、この時は挿入筒の前端はすでに血管内にある
が後方の卵形間隙は尚、表皮上に位置することと
なり、血管と外界との間に挿入筒の内径を超えて
連結状態が生じ血管が人工的に強い内圧を受け血
液の流出が大となり人工腎臓の使用がこれら多く
の患者が血精肝炎患者であるためむしろ危険とな
ることがある。
り、この時は挿入筒の前端はすでに血管内にある
が後方の卵形間隙は尚、表皮上に位置することと
なり、血管と外界との間に挿入筒の内径を超えて
連結状態が生じ血管が人工的に強い内圧を受け血
液の流出が大となり人工腎臓の使用がこれら多く
の患者が血精肝炎患者であるためむしろ危険とな
ることがある。
本発明は以上の欠点を除去すべく案出されたも
ので、これによると従来品の如く挿入に先立ち予
め正しい位置に挿入筒を置く必要がなく長さ方向
に対し180度回動して筒の開孔を表皮に相対する
位置に置くことが可能であり、又、この位置で直
ちに血管に突入させることもなく筒先を弾性ある
血管の壁面に沿い滑動させることにより血管を破
る危険を防ぎ得て、表皮又は肉部を挿入筒開口に
浸入することを絶無とする。これにより挿入筒の
挿入を圧力を受けずに行い安全性と患者に対し苦
痛を与えない効果がある。又、これにより挿入筒
の鋭利な先端を血管から遠去け血管を傷つけるこ
とを防ぐ。更に挿入に際し、皮膚に鋭い開口を残
すのみで挿入後は自動的に該開口をふさぎ外界と
の連結を妨ぐ。このために極く少量の血液流出が
あるのみとなる。
ので、これによると従来品の如く挿入に先立ち予
め正しい位置に挿入筒を置く必要がなく長さ方向
に対し180度回動して筒の開孔を表皮に相対する
位置に置くことが可能であり、又、この位置で直
ちに血管に突入させることもなく筒先を弾性ある
血管の壁面に沿い滑動させることにより血管を破
る危険を防ぎ得て、表皮又は肉部を挿入筒開口に
浸入することを絶無とする。これにより挿入筒の
挿入を圧力を受けずに行い安全性と患者に対し苦
痛を与えない効果がある。又、これにより挿入筒
の鋭利な先端を血管から遠去け血管を傷つけるこ
とを防ぐ。更に挿入に際し、皮膚に鋭い開口を残
すのみで挿入後は自動的に該開口をふさぎ外界と
の連結を妨ぐ。このために極く少量の血液流出が
あるのみとなる。
上述の欠点は本発明により除去できる。即ち本
発明によると挿入筒の斜め研削部の先端を彎曲
し、これと他の斜め研削部とが成す角度を鈍角と
するのみならず該彎曲部を全斜め研削部の約三分
の一の長さとした。これによつて挿入筒が血管内
に挿入される時、彎曲先端に働く力が該彎曲端を
血管の壁面方向へ、又、これを通過するよう働く
と共に、彎曲端が血管内に入ると挿入筒の後部に
働く力が彎曲端が上方即ち血管壁から遠去けるよ
うに作動するので彎曲端は略S字状に動き挿入筒
軸方向に作用する力が中立状態となり、これによ
り挿入筒は血管に縫い付けられた状態となる。更
に鋭い彎曲部は血管の中間位置に達しこの彎曲部
と血管壁の接触を防止できる。
発明によると挿入筒の斜め研削部の先端を彎曲
し、これと他の斜め研削部とが成す角度を鈍角と
するのみならず該彎曲部を全斜め研削部の約三分
の一の長さとした。これによつて挿入筒が血管内
に挿入される時、彎曲先端に働く力が該彎曲端を
血管の壁面方向へ、又、これを通過するよう働く
と共に、彎曲端が血管内に入ると挿入筒の後部に
働く力が彎曲端が上方即ち血管壁から遠去けるよ
うに作動するので彎曲端は略S字状に動き挿入筒
軸方向に作用する力が中立状態となり、これによ
り挿入筒は血管に縫い付けられた状態となる。更
に鋭い彎曲部は血管の中間位置に達しこの彎曲部
と血管壁の接触を防止できる。
本発明の挿入筒の製作は簡単であつて斜め研削
部の約三分の一に該当する先端の開口を閉じ、こ
の彎曲部と残りの斜め研削部の成す角を鈍角にす
ればよい。彎曲先端は三角形状でその根底線は挿
入筒の最初の曲線に一致せず、三角状の先端は平
面状を呈す。これは三角形状ランセツトと同形で
ある。そして尖端までの部分は鋭く研削されてい
る。これにより皮膚及び内部の切断が可能とな
る。本発明の挿入筒を使用して皮膚又は肉を切断
すると半円状でなくランセツト又はメスで切断す
る時と同様に鋭敏である。これにより創唇を使用
した時の如く後出血の恐れがなくなると共に傷の
治療も亦速くなる。
部の約三分の一に該当する先端の開口を閉じ、こ
の彎曲部と残りの斜め研削部の成す角を鈍角にす
ればよい。彎曲先端は三角形状でその根底線は挿
入筒の最初の曲線に一致せず、三角状の先端は平
面状を呈す。これは三角形状ランセツトと同形で
ある。そして尖端までの部分は鋭く研削されてい
る。これにより皮膚及び内部の切断が可能とな
る。本発明の挿入筒を使用して皮膚又は肉を切断
すると半円状でなくランセツト又はメスで切断す
る時と同様に鋭敏である。これにより創唇を使用
した時の如く後出血の恐れがなくなると共に傷の
治療も亦速くなる。
本発明の他の特徴は挿入筒の一側にハンドルを
固定したことである。これにより筒を血管に突入
させる運動を助け、又、挿入筒の挿入位置を接着
テープを介しハンドルの一面又は両面を他物に接
着して維持すべくした。このハンドルは挿入筒の
開口と相反する位置に固定され、挿入筒を血管内
に挿入後、筒軸に対し90度左又は右方へ回動し、
接着テープによりその位置に固定する。このハン
ドルの操作により挿入筒孔を血液流動方向と反対
に血管に取付けて血管壁を傷ける危険を少くす
る。挿入筒の孔は常に適当位置に指向されるべき
もので“上方”又は“下方”に向けてはならな
い。しかし挿入筒を血管に挿入した最初の状態で
は筒の開口は血管の壁に略平行であるので体外に
装置した人工腎臓に連結した血液ポンプにより吸
い出される血液量は少量であるので、挿入後ハン
ドルを介し筒を90度回動し筒の開孔を血流方向に
相対させることが肝要である。更に本発明の他の
特徴はハンドルを接着テープを介し皮膚に接着さ
せ挿入筒を血液出入に最も適した位置に固定し得
ることである。
固定したことである。これにより筒を血管に突入
させる運動を助け、又、挿入筒の挿入位置を接着
テープを介しハンドルの一面又は両面を他物に接
着して維持すべくした。このハンドルは挿入筒の
開口と相反する位置に固定され、挿入筒を血管内
に挿入後、筒軸に対し90度左又は右方へ回動し、
接着テープによりその位置に固定する。このハン
ドルの操作により挿入筒孔を血液流動方向と反対
に血管に取付けて血管壁を傷ける危険を少くす
る。挿入筒の孔は常に適当位置に指向されるべき
もので“上方”又は“下方”に向けてはならな
い。しかし挿入筒を血管に挿入した最初の状態で
は筒の開口は血管の壁に略平行であるので体外に
装置した人工腎臓に連結した血液ポンプにより吸
い出される血液量は少量であるので、挿入後ハン
ドルを介し筒を90度回動し筒の開孔を血流方向に
相対させることが肝要である。更に本発明の他の
特徴はハンドルを接着テープを介し皮膚に接着さ
せ挿入筒を血液出入に最も適した位置に固定し得
ることである。
今、図面に就て説明すると、本発明の挿入筒1
の壁厚は薄く、その先端に斜め研削部2を備え、
その研削部2の全長の略三分の一に該当する端部
を彎曲し、この彎曲部と残留の斜め研削部との成
す角αを鈍角とする。挿入筒の後部はプラスチツ
ク管4により囲まれ、管4の後端(図示せず)は
通常の方法で蛇管に連結されている。又、管4の
一側にハンドル5を設ける。このハンドルは斜め
研削部2と正反対の位置にあつて、その一面5
a,5bを接着テープの接着面として利用する。
の壁厚は薄く、その先端に斜め研削部2を備え、
その研削部2の全長の略三分の一に該当する端部
を彎曲し、この彎曲部と残留の斜め研削部との成
す角αを鈍角とする。挿入筒の後部はプラスチツ
ク管4により囲まれ、管4の後端(図示せず)は
通常の方法で蛇管に連結されている。又、管4の
一側にハンドル5を設ける。このハンドルは斜め
研削部2と正反対の位置にあつて、その一面5
a,5bを接着テープの接着面として利用する。
第2図に示す如く彎曲先端3は両側面7,8を
ランセツト状に狭め充分鋭利とする。
ランセツト状に狭め充分鋭利とする。
第3a乃至第3d図に本挿入筒を表皮9の下部
の血管10に挿入する過程を示す。使用者はハン
ドル5を介し斜めに表皮9に彎曲端を突入させる
(第3a図)。その時、これに相反する力Bが作用
し、この力が順次拡大し(第3b図、B′)筒は
いよいよ表皮9内へ侵入する。次に鋭利な彎曲端
は血管10の壁面上へ指向すると共に下方へ滑り
入る。そして平面状彎曲部の切入は半円状でなく
直線状である。次に挿入筒の前端が血管10(第
3c図)内に侵入し後端に力C′が作用し筒の先端
は理想的のS字状曲路Dを描きつつ(第3c図)
前進し筒は自動的に血管内へ侵入するもので、こ
の際使用者は何等挿入筒を指向する要がない。次
に(第3d図)筒の先端bと血管壁との接触を避
けつつ筒の血管挿入のための切入れが終了する。
次にハンドル5を介し筒を90度右又は左へ回動す
ることによりハンドルを表皮11上に置く。この
操作により彎曲部3から斜め研削部2へかけて形
成された卵形開口は血管の上側又は下側に指向さ
れ血管壁による筒の開口の閉塞の危険を避けるこ
とができるのである。
の血管10に挿入する過程を示す。使用者はハン
ドル5を介し斜めに表皮9に彎曲端を突入させる
(第3a図)。その時、これに相反する力Bが作用
し、この力が順次拡大し(第3b図、B′)筒は
いよいよ表皮9内へ侵入する。次に鋭利な彎曲端
は血管10の壁面上へ指向すると共に下方へ滑り
入る。そして平面状彎曲部の切入は半円状でなく
直線状である。次に挿入筒の前端が血管10(第
3c図)内に侵入し後端に力C′が作用し筒の先端
は理想的のS字状曲路Dを描きつつ(第3c図)
前進し筒は自動的に血管内へ侵入するもので、こ
の際使用者は何等挿入筒を指向する要がない。次
に(第3d図)筒の先端bと血管壁との接触を避
けつつ筒の血管挿入のための切入れが終了する。
次にハンドル5を介し筒を90度右又は左へ回動す
ることによりハンドルを表皮11上に置く。この
操作により彎曲部3から斜め研削部2へかけて形
成された卵形開口は血管の上側又は下側に指向さ
れ血管壁による筒の開口の閉塞の危険を避けるこ
とができるのである。
第1図は本発明の挿入筒の側面図、第2図は第
1図の矢Aによる平面図、第3a乃至第3d図は
挿入筒の挿入過程を示す。 1……挿入筒、2……斜め研削部、3……彎曲
端、4……プラスチツク管、5……ハンドル、6
……尖端、9……表皮、10……血管。
1図の矢Aによる平面図、第3a乃至第3d図は
挿入筒の挿入過程を示す。 1……挿入筒、2……斜め研削部、3……彎曲
端、4……プラスチツク管、5……ハンドル、6
……尖端、9……表皮、10……血管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 端部を斜めに研削した部分2の先端を彎曲
し、該彎曲部3と斜め研削部2との成す角を鈍角
αにしたことを特徴とする特に透析に適した血管
挿入筒。 2 斜め研削部の先端3を弓状に彎曲させた特許
請求の範囲第1項記載の血管挿入筒。 3 斜め研削部の約三分の一に該当する部分を彎
曲して成る特許請求の範囲第1及び第2項記載の
血管挿入筒。 4 斜め研削部の先端3を折り曲げた特許請求の
範囲第1項記載の血管挿入筒。 5 筒1が一側にハンドル5を斜め研削部2に相
対して固定した特許請求の範囲第1乃至第4項記
載の血管挿入筒。 6 ハンドル5の少くとも一側面に接着テープを
接着すべくした特許請求の範囲第5項記載の血管
挿入筒。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19803013384 DE3013384A1 (de) | 1980-04-05 | 1980-04-05 | Kanuele |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56145861A JPS56145861A (en) | 1981-11-12 |
JPS633625B2 true JPS633625B2 (ja) | 1988-01-25 |
Family
ID=6099431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3772781A Granted JPS56145861A (en) | 1980-04-05 | 1981-03-16 | Blood vessel inserting cylinder |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4368738A (ja) |
JP (1) | JPS56145861A (ja) |
DE (1) | DE3013384A1 (ja) |
FR (1) | FR2479691B1 (ja) |
GB (1) | GB2073026B (ja) |
IT (1) | IT1145836B (ja) |
Families Citing this family (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4468218A (en) * | 1982-09-24 | 1984-08-28 | Armstrong Beverly W | Ventilation tube for the middle ear and method of implanting same |
US4586926A (en) * | 1984-03-05 | 1986-05-06 | Cook, Incorporated | Percutaneous entry needle |
US4585446A (en) * | 1984-03-16 | 1986-04-29 | Joseph Kempf | Dialysis needle |
DE4101231A1 (de) * | 1991-01-17 | 1992-07-23 | Fresenius Ag | Kanuele |
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