WO2010026644A1 - 医療用無痛注射針 - Google Patents
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- WO2010026644A1 WO2010026644A1 PCT/JP2008/066068 JP2008066068W WO2010026644A1 WO 2010026644 A1 WO2010026644 A1 WO 2010026644A1 JP 2008066068 W JP2008066068 W JP 2008066068W WO 2010026644 A1 WO2010026644 A1 WO 2010026644A1
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Abstract
本発明は、刺入に際して痛みがなく、患者に無用のストレスを起こさせず、これにより治療効果を格段に上げることができ、注射頻度が増加しても注射個所の皮膚、筋肉が硬化することのない、先端部の形状が松葉形状をしており、かつ先端に近い針柄の部分に２～６個程度の薬液注入口を有する注射針を提供する。
Description
本発明は、医療用無痛注射針に関するものであり、詳しくは注射器とともに使用する注射針の形状に関するものである。
従来の注射器に使用する注射針の先端部は、中空の注射針体の先端を斜めにカットして鋭利に研磨してある。
これによって、目的個所の皮膚、血管、筋肉内へ針先を刺入して薬液を注入するか、または血液を採取している。
しかし、この方式では、刺入の際に皮膚、血管、筋肉等の組織を切断して注射針が刺入するため、患者に非常な痛みを与える上、出血を起こさせる。更には、患者に無用のストレスまで起こさせる。
疾患の程度、種類により頻繁に注射を必要とする患者は注射の個所が硬化して注射がしにくくなり、刺入痕は切り傷であるため、出血止め、化膿防止其の他の衛生的処置をしても回復に相当の時間を要する。
また、注射により刺入個所を傷つけることを繰り返せばその個所は皮膚、筋肉が硬化する。
これによって、目的個所の皮膚、血管、筋肉内へ針先を刺入して薬液を注入するか、または血液を採取している。
しかし、この方式では、刺入の際に皮膚、血管、筋肉等の組織を切断して注射針が刺入するため、患者に非常な痛みを与える上、出血を起こさせる。更には、患者に無用のストレスまで起こさせる。
疾患の程度、種類により頻繁に注射を必要とする患者は注射の個所が硬化して注射がしにくくなり、刺入痕は切り傷であるため、出血止め、化膿防止其の他の衛生的処置をしても回復に相当の時間を要する。
また、注射により刺入個所を傷つけることを繰り返せばその個所は皮膚、筋肉が硬化する。
また、注射針は、点滴用の輸液のバッグや容器の栓などに針を刺入して薬液の注入、吸出しにも使用されているが、その場合太い針を使用すれば、栓の素材の砕片を薬液中に混入させるおそれもある。
本発明は、注射針の刺入時の疼痛をなくするか、もしくは微かにして患者のストレスを取り除いて治療効果を高めると同時に、注射針の刺入個所の傷を最小限として将来の皮膚、筋肉の硬化を防ぎ、又薬液の注入、吸出しの際には栓の素材の砕片の混入をも防止することができる注射針を提供することを目的とするものである。
本発明者は、注射針の先端部の形状をいわゆる松葉型と称する尖端の形とし、薬液の注入口は針の太さ、注射の使用目的により異なるが、概ねその先端より２～４ｍｍ程度隔てた所に２～６箇所、針体に直角に開けることにより、上記目的が達成できることを見出した。
本発明はかかる知見に基づいて完成したものである。
本発明はかかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
１．先端部の形状が松葉形状をしており、かつ先端に近い針柄の部分に２～６個の薬液注入口を有する注射針
を提供するものである。
１．先端部の形状が松葉形状をしており、かつ先端に近い針柄の部分に２～６個の薬液注入口を有する注射針
を提供するものである。
１．薬液注入口
本発明の注射針の形状の一例を図１及び図２に示す。
図１は、注射針の針体（中空）および先端部の外観であり、図２は、図１における注射針の針体（中空）をＡ～Ｂの線でカットした断面図である。
図１及び図２において、１は薬液注入口であり、注射針の針体に薬液注入口が直角に３個開設されている。
図１及び図２から明らかなように、注射針の先端部には刃先（中空の注射針体の先端を斜めにカットして鋭利に研磨した箇所）がなく、先端部の形状が鍼灸治療用の鍼の形状と同様な形の松葉形状（曲線状となった円錐形状）をしているため、注射の際には組織を拡げて傷つけることなく針を刺入させることができる。
また、薬液の注入若しくは採血を針体の側面の薬液注入口より行うので、痛みをなくしストレスを除くことができる。
注射針は、通常約０．４～１．２ｍｍの外径を有し、長さは通常２０～１５０ｍｍである。
注射針の先端部の形状は、松葉状であれば特に制限はなく、針の太さ、注射の使用目的により松葉状（円錐形状）の角度を任意に選定することができる。
薬液注入口の形状には制限がなく、針の太さ、注射の使用目的により任意に選定することができるが、通常円形である。
円形状の薬液注入口は、注射針の外径に対して、通常２０～５０％の外径を有している。
また、薬液注入口の開設場所としては、通常、針先端部より２～４ｍｍ程度隔てた所に針体に直角に開けることが好ましい。
薬液注入口の数には制限がなく、針の太さ、注射の使用目的により任意に選定することができ、通常２～６箇である。
また、注射針体の材質には制限がなく、公知の材質を使用することができる。
図１は、注射針の針体（中空）および先端部の外観であり、図２は、図１における注射針の針体（中空）をＡ～Ｂの線でカットした断面図である。
図１及び図２において、１は薬液注入口であり、注射針の針体に薬液注入口が直角に３個開設されている。
図１及び図２から明らかなように、注射針の先端部には刃先（中空の注射針体の先端を斜めにカットして鋭利に研磨した箇所）がなく、先端部の形状が鍼灸治療用の鍼の形状と同様な形の松葉形状（曲線状となった円錐形状）をしているため、注射の際には組織を拡げて傷つけることなく針を刺入させることができる。
また、薬液の注入若しくは採血を針体の側面の薬液注入口より行うので、痛みをなくしストレスを除くことができる。
注射針は、通常約０．４～１．２ｍｍの外径を有し、長さは通常２０～１５０ｍｍである。
注射針の先端部の形状は、松葉状であれば特に制限はなく、針の太さ、注射の使用目的により松葉状（円錐形状）の角度を任意に選定することができる。
薬液注入口の形状には制限がなく、針の太さ、注射の使用目的により任意に選定することができるが、通常円形である。
円形状の薬液注入口は、注射針の外径に対して、通常２０～５０％の外径を有している。
また、薬液注入口の開設場所としては、通常、針先端部より２～４ｍｍ程度隔てた所に針体に直角に開けることが好ましい。
薬液注入口の数には制限がなく、針の太さ、注射の使用目的により任意に選定することができ、通常２～６箇である。
また、注射針体の材質には制限がなく、公知の材質を使用することができる。
本発明の注射針は、注射等を行う場合の針の刺入時において、無痛もしくは微かな痛みである上、処置後も出血を見ないか、あっても従来の方法による場合と比較して極めて少ないため、患者は安心して注射、採血などを受けることができ、無用なストレスを与えないため、大きな治療効果をあげることができる。
また、輸血、点滴等の場合も同様な上、砕片など異物の混入の心配は全くなく安心して使用することができる。
点滴用輸液のバッグや容器の栓などに刺入した場合もそれらの栓の素材の砕片などは発生しないので、薬液には異物が混入しない。
また、輸血、点滴等の場合も同様な上、砕片など異物の混入の心配は全くなく安心して使用することができる。
点滴用輸液のバッグや容器の栓などに刺入した場合もそれらの栓の素材の砕片などは発生しないので、薬液には異物が混入しない。
Claims (1)
- 先端部の形状が松葉形状をしており、かつ先端に近い針柄の部分に２～６個の薬液注入口を有する注射針。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/JP2008/066068 WO2010026644A1 (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | 医療用無痛注射針 |
| JP2010527627A JPWO2010026644A1 (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | 医療用無痛注射針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/JP2008/066068 WO2010026644A1 (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | 医療用無痛注射針 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| WO2010026644A1 true WO2010026644A1 (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=41796832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| PCT/JP2008/066068 WO2010026644A1 (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | 医療用無痛注射針 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPWO2010026644A1 (ja) |
| WO (1) | WO2010026644A1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2018207119A1 (en) * | 2017-05-10 | 2018-11-15 | Nestle Skin Health Sa | Conical needle and methods of use and manufacturing |
| US10543122B2 (en) | 2016-12-19 | 2020-01-28 | New World Medical, Inc. | Ocular treatment devices and related methods of use |
| GB2612576A (en) * | 2021-10-28 | 2023-05-10 | Active Needle Tech Ltd | Injection device |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63260571A (ja) * | 1986-12-19 | 1988-10-27 | ブルース・アレン・マッソー | 高分子皮下注入器 |
| JPH0852212A (ja) * | 1994-08-12 | 1996-02-27 | Kawasumi Lab Inc | 医療用針 |
-
2008
- 2008-09-05 WO PCT/JP2008/066068 patent/WO2010026644A1/ja active Application Filing
- 2008-09-05 JP JP2010527627A patent/JPWO2010026644A1/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS63260571A (ja) * | 1986-12-19 | 1988-10-27 | ブルース・アレン・マッソー | 高分子皮下注入器 |
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| US11076989B2 (en) | 2016-12-19 | 2021-08-03 | New World Medical, Inc. | Ocular treatment devices and related methods of use |
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| US11160934B2 (en) | 2017-05-10 | 2021-11-02 | Galderma Holding SA | Conical needle and methods of use and manufacturing |
| GB2612576A (en) * | 2021-10-28 | 2023-05-10 | Active Needle Tech Ltd | Injection device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPWO2010026644A1 (ja) | 2012-01-26 |
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