JPS6335992B2 - - Google Patents

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JPS6335992B2
JPS6335992B2 JP55115737A JP11573780A JPS6335992B2 JP S6335992 B2 JPS6335992 B2 JP S6335992B2 JP 55115737 A JP55115737 A JP 55115737A JP 11573780 A JP11573780 A JP 11573780A JP S6335992 B2 JPS6335992 B2 JP S6335992B2
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JP
Japan
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gate
envelope
output
data
channel
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JP55115737A
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JPS5740294A (en
Inventor
Toshio Kashio
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPS5740294A publication Critical patent/JPS5740294A/ja
Publication of JPS6335992B2 publication Critical patent/JPS6335992B2/ja
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数演奏キーの同時若しくは時分散的
操作による和音等の複音を発生させことを可能と
し且つ演奏キーが離なされた際に既発生音の余韻
を得る電子楽器に於ける残響効果音制御装置に関
する。
鍵盤の演奏キーを操作して演奏する電子楽器に
於いて、操作された演奏キーに対応する音階の残
響音を得ることは演奏上重要な要素となるもので
ある。例ば、アコーステイクな楽器、特にパイ
プ・オルガンを教会やホールにて演奏すると、楽
器自体の筐体の残響および教会やホールの空間残
響によつて適度なひびきが得られるが、電子楽器
をひびきの少ない部屋で演奏すると、その演奏音
は操作された演奏キーから指を離すと同時に消え
る(すなわち、音量レベルが急速に零になる)様
になつているために音楽によつては実に味気ない
音になる。そのために、電子楽器の演奏音に任意
に「広がり」と「現実感」を持たせるために電子
楽器には残響装置が備られているのが一般的であ
る。しかし、この残響装置はスプリング振動効果
を利用した機械的に残響音を発生させる「スプリ
ング式」によるものがほとんどであり、構造上か
ら、外部からの振動に対し弱く、防振対策を施さ
ないとハウリングが生じたり、楽器に衝撃を与え
ると大きな離音を発生するなどの問題があつた。
更に、この「スプリング式」を電子的に実現し
たものもあるが、それはすでにフイルタを通して
発音された音高音の効果音発生装置として電子楽
器の外部に接続されるものである。その為に取扱
いなどに問題がある。
本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、複
数演奏キーの同時若しくは時分散的操作による和
音演奏可能な電子楽器において、演奏音に残響を
つけることを指示するか否かを手動操作により切
換えられるようにしたものであり、残響効果を付
与するにあたつては、演奏キーから指が離された
際に、演奏キーに対応する音高音の音量レベルを
急速に零にせず音量レベルが所定レベルに達する
と、音量レベル減少を急速減少から緩速減少に
し、音量レベルが零になるまでの音量レベルを制
御することにより楽器自体の筐体および演奏空間
等の残響効果音をデイジタル的な楽音発生装置と
一体化した回路構成で効果的に発音し得る電子楽
器に於ける残響効果音制御装置を提供するもので
ある。
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説
明する。第1図において、図中1は電子楽器のキ
ー入力部である。この電子楽器の鍵盤上には音高
C1#〜C4までの鍵が計48個設けられている。そ
してこれら4オクターブ分の鍵の各キースイツチ
は図示の如くマトリクス状に配設され、キーマト
リクス2を構成している。而してキーマトリクス
2の第1オクターブ、第2オクターブ、第3オク
ターブ、第4オクターブの各行ラインl1,l2,l3
l4は夫々、アンドゲート3,4,5,6の第1入
力端子に接続されている。また12本の列ライン
C#、D1…,Cは夫々、各音高C#,D,…,C
に対応するものである。なお、図中2Aとして拡
大図示するものは、各鍵のキースイツチの詳細を
示すもので、即ち、各鍵のキースイツチは夫々、
上記行ラインと列ラインの交差点上に順方向のダ
イオードと共に配設されている。
キーマトリクス2の列ラインC#〜Cには
夫々、音階カウンタ7の計数値をデコーダ8によ
りデコードした信号が与えられている。而して音
階カウンタ7は12進計数動作を行う16進カウンタ
により構成されるもので、クロツクφ1をそのク
ロツク入力端子CLKに与えられて駆動され、そ
の計数値は0〜11まで順次変化する。そして上記
計数値が0,1,2,…,11のときデコーダ8は
夫々、2値論理レベルの“1”信号を上記列ライ
ンC#,D,D#,…,Cに順次与える。一方、
図中9はオクターブカウンタであり、4進カウン
タにより構成される。而してこのオクターブカウ
ンタ9は、音階カウンタ7の計数値が11のときに
おけるデコーダ8の出力およびクロツクφ1
夫々入力信号とするアンドゲート10の出力をク
ロツク入力端子CLKに与えられて駆動され、そ
の計数値は0〜3まで順次変化する。そして音階
カウンタ9の計数値はデコーダ11によつてデコ
ードされるが、該計数値が夫々0,1,2,3の
ときデコーダ11から出力される“1”信号は
夫々第1オクターブ信号01、第2オクターブ信号
02、第3オクターブ信号03、第4オクターブ信号
04として対応する上記アンドゲート3,4,5の
各第2入力端子に与えられている。また上記アン
ドゲート10の出力は音階カウンタ7のクリア入
力端子Cにも与えられており、これにより音階カ
ウンタ7は12音階に対応した12進計数動作を実行
するものである。
上記構成によりアンドゲート3は、キーマトリ
クス2上の第1オクターブの12個の鍵(音高
C1#〜C1)の12個のキースイツチに対するキー
サンプリング動作期間中開成され、而して上記の
各鍵の押鍵、離鍵の各状態を示すオン、オフ信号
(押鍵時“1”、離鍵時“0”)は行ラインl1,ア
ンドゲート3、オアゲート12を介してバツフア
13に順次与えられる。同様にアンドゲート4,
5,6は夫々、第2オクターブ、第3オクター
ブ、第4オクターブの各鍵のキースイツチに対す
るキーサンプリング動作時に開成され、また各オ
クターブの鍵のオン、オフ信号が各行ラインl2
l3,l4から出力されてバツフア13に順次与えら
れる。バツフア13は容量48ビツトのレジスタに
より構成され、またクロツクφ1により駆動され
て入力した上記オン、オフ信号を順次シフトす
る。バツフア13の出力はインバータ14を介し
アンドゲート15に、およびアンドゲート16に
直接与えられている。また上記オン、オフ信号が
アンドゲート15に直接、およびインバータ17
を介しアンドゲート16に与えられている。そし
てアンドゲート15の出力を信号KONと呼び、
またアンドゲート16の出力を信号KOFと呼ぶ
ことにする。茲で、信号KONは各鍵の押鍵時に
のみ“1”となる信号であり、他方、信号KOF
は離鍵時にのみ“1”となる信号である。
音階カウンタ7の計数出力はまた音階コード
(4ビツトデータ)としてマルチプレクサ20を
介し音階コードメモリ21に与えられている。一
方、オクターブカウンタ9の計数出力にまたオク
ターブコード(2ビツトデータ)としてマルチプ
レクサ22を介してオクターブコードメモリ23
に与えられている。上記音階コードメモリ21は
容量4ビツトのレジスタを8段接続してなり、ま
たクロツクφ0により駆動されて4ビツトパラレ
ルデータによる音階コードを順次後段側にシフト
し、また8段目のレジスタから出力される音階コ
ードは常時はマルチプレクサ20を介し1段目の
レジスタに与えられて循環保持される一方、音階
波形作成部24にも与えられる。他方、オクター
ブコードメモリ23は容量2ビツトのレジスタを
8段接続してなり、またクロツクφ0により駆動
されて2ビツトパラレルデータによるオクターブ
コード順次後段側にシフトし、また、8段目のレ
ジスタから出力されるオクターブコードは常時は
マルチプレクサ22を介し1段目のレジスタに与
えられ循環保持される一方、音階波形作成部24
にも与えられる。
茲で、上記音階コードメモリ21、オクターブ
コードメモリ23が共にレジスタを8段接続して
成るのは、最大8個までの同時押鍵に対して8チ
ヤンネル分の楽音作成回路を時分割多重処理によ
り形成可能とするためであり、これにより両手を
使用しての和音演奏にも充分対応できるようにな
つている。
音階波形作成部24はオクターブコードおよび
音階コードとから対応する音階周波数をもつた波
形データを作成し、エンベロープ制御部25へ与
える。またマルチプレクサ20,22は共にアン
ドゲート26の出力コード入力指令として与えら
れ、その動作を制御されるが、このコード入力指
令は、あらたな押鍵操作があり、その押鍵操作に
対するチヤンネル割当てが行えたとき、即ち、空
チヤンネルがあつた際に、“1”信号として出力
される信号で、このときにはマルチプレクサ2
0,22は共に、8段目のレジスタから夫々循環
されてきた音階コード、オクターブコードに替え
て音階カウンタ7またはオクターブカウンタ9か
らの音階コード、オクターブコードを選択出力し
て音階コードメモリ21またはオクターブコード
メモリ23に与えるように構成されている。な
お、クロツクφ0の周波数はクロツクφ1の周波数
の1/40倍である。
上記アンドゲート26は空チヤンネルが検出さ
れるとセツト状態にされるSR型フリツプフロツ
プ27のセツト出力、クロツクφ1および信号
KONを共に入力信号とし、またその出力は上記
コード入力指令とされるほかに、フリツプフロツ
プ27のリセツト入力端子Rに与えられて該フリ
ツプフロツプ27をリセツト状態とし、また後述
するアンドゲート28にも与えられる。更にフリ
ツプフロツプ27のセツト入力端子Sには後述す
るチヤンネル割当て回路29の出力を入力されて
そのセツト状態に制御される。
次にエンベロープ制御回路25の構成を説明す
る。茲で、この電子楽器により作成される楽音の
エンベロープ波形は第2図に示すような波形とな
つている。第2図aは音色がピアノ音の場合を示
し、また第2図bは音色がオルガン音の場合を示
している。そしてこの発明の残響効果を与えるた
めのリバーバレイシヨンスイツチ(以下、リバー
ブSWと略称)30のオフ状態およびオン状態に
よつてエンベロープ波形の形状が異なるように構
成されている。而してエンベロープ波形は一般
に、第2図aのリバーブSW30オフ状態の波形
に示す如く、アタツク部A、デイケイ部D、リリ
ース部Rによつて構成されるが、リバーブSW3
0オフ状態のときにおいて、例えば、リリース部
R作成中に離鍵されるとエンベロープ波形はリリ
ース部Rからクリア部Cに変化して急激に減衰
し、残響効果のないエンベロープ波形が作成され
るようになつている。一方、リバーブSW30オ
ン状態においてそのリリース部R作成中に離鍵さ
れると、エンベロープ波形はリリース部Rに次い
で第1クリア部C1、第2クリア部C2と変化する
ようにされており、上記第2クリア部C2がゆつ
くり減衰することによつて残響効果を付与された
エンベロープ波形が作成されるものである。また
この実施例の場合、エンベロープ波形の振幅値
(音量値)は後述するエンベロープカウンタ57
の計数値31を最大とし、またリバーブSW30
オン状態においてエンベロープ波形が第1クリア
部C1から第2クリア部C2に変化する計数値は4
と規定されている。
クロツクφA,φD,φR,φC1,φC2は夫々、上記
エンベロープ波形のアタツク部A、デイケイ部
D、リリースR、第1クリア部C1、第2クリア
部C2に対するものである。而してクロツクφA
φD,φR,φC1,φC2は夫々、クロツク制御部32内
の対応するアンドゲート33,34,35,3
6,37に与えられている。上記アンドゲート3
3,34,35は夫々、デコーダ38の出力端子
A,D,Rからの信号によりゲート制御され、ま
たアンドゲート36はリバーブSW30のオン信
号をインバータ39を介した信号によりゲート制
御され、更にアンドゲート37はリバーブSW3
0のオン信号によりゲート制御される構成となつ
ている。アンドゲート36,37の各出力はオア
ゲート40を介しアンドゲート41に与えられ、
またアンドゲート41はデコーダ38の出力端子
Cからの信号によりゲート制御される構成となつ
ている。そしてアンドゲート33,34,35,
41の各出力はオアゲート42を介しアンドゲー
ト43,44を介しアダー/サブトラクタ45の
入力端子±に与えられ、加算または減算される。
上記デコーダ38はエンベロープステータスメ
モリ47の出力データをデコードする回路であ
る。而して上記エンベロープステータスメモリ4
7は上述した8チヤンネル分の楽音作成回路に対
応して容量2ビツトのレジスタ8本を接続してな
り、各チヤンネルのエンベロープステータスを記
憶するものである。茲で、エンベロープステータ
スのアタツク、デイケイ、リリース、クリアの各
期間は2進数表示によるデータ「00」、「01」、
「10」、「11」により夫々表わされる。そして上記
エンベロープステータスメモリ47はクロツク
φ0により駆動されて上記エンベロープステータ
スデータを俳順次シフトし、その8段目のレジス
タから出力すると該データを次にエンベロープス
テータスチエンジスイツチ48に与え、または該
エンベロープステータスチエンジスイツチ48か
ら出力されたエンベロープステータスデータはエ
ンベロープステータスレジスタ47の1段目のレ
ジスタに入力され、これにより上記エンベロープ
ステータスデータが循環保持されるものである。
デコーダ38は上記エンベロープステータスデー
タをデコードしてデコードしたデータが夫々アタ
ツク(「00」)、デイケイ(「01」)、リリース
(「10」)、クリア(「11」)のとき、出力端子A,
D,R,Cに“1”信号を出力する。またエンベ
ロープステータスチエンジスイツチ48は後述す
るアタツク指令、デイケイ指令、リリース指令、
クリア指令の何れかが入力されると、そのとき入
力中のエンベロープステータスデータの内容を+
1して指令された内容に変化させる回路である。
而して上記アタツク指令は上記フリツプフロツプ
27のセツト出力信号により与えられている。ま
たデイケイ指令は、デコーダ38の端子Aの出力
およびデコーダ49の端子“31”からの出力を
夫々入力信号とするアンドゲート50の出力信号
により与えられる。更にリリース指令はデコーダ
38の端子Dの出力およびデコーダ49の端子
“30”からの出力を夫々入力信号とするアンドゲ
ート51の出力信号により与えられる。またクリ
ア指令は上記信号KOFにより与えられるもので
ある。
デコーダ38の端子R,Cからの各出力は共に
オアゲート52を介しアンドゲート53に与えら
れるほかに、アダー/サブトラクタ45の入力端
子−にも与えられている。上記アンドゲート53
にはまたフリツプフロツプ27のセツト出力信号
が与えられており、而して該アンドゲート53の
出力はインバータ54を介しアンドゲート43に
ゲート制御信号として与えられている。なお、上
記アンドゲート44は信号KOFをインバータ5
5を介した信号によりゲート制御されており、こ
の結果、アンドゲート43,44が共に開成され
ている際に、アダー/サブトラクタ45の入力端
子±にはオアゲート42の出力、即ち、クロツク
φA,φD,φR,φC1,φC2の何れかが与えられるも
のである。
上記アダー/サブトラクタ45はエンベロープ
データメモリ31の出力データに対する加算動作
または減算動作を上記クロツクφA,φD,φR1
φC1,φC2の入力時に実行するものであるが、入力
端子一に“0”信号入力時には加算動作を、また
“1”信号入力時には減算動作を実行するもので
ある。そしてその演算結果データはエンベロープ
データメモリ31に与えられる。このエンベロー
プデータメモリ31は8チヤンネル分の楽音作成
回路に対応し且つ上述したエンベロープ波形の振
幅値の最大値31に対応して容量5ビツトのレジ
スタ8本を接続して成つている。そしてクロツク
φ0により駆動されてエンベロープデータを順次
後段側にシフトし、また8段目のレジスタから出
力されたエンベロープデータはオアゲート56を
介してアダー/サブトラクタ45に与えられて該
アダー/サブトラクタ45により該アダー/サブ
トラクタ45にそのとき入力中のクロツクφA
φD,φR,φC1,φC2により+1または−1され、次
いでエンベロープデータメモリ31の1段目のレ
ジスタに入力され、これにより循環保持される。
即ち、上記エンベロープデータメモリ31、アダ
ー/サブトラクタ45及びオアゲート56は共に
エンベロープカウンタ57を構成し、また上記エ
ンベロープデータはその計数値であり、0〜31ま
での値をとるものである。
オアゲート56から出力されたエンベロープデ
ータはアンドゲート58に与えられており、而し
てアンドゲート58は上記波形データによりゲー
ト制御され、これによりアンドゲート58からは
波形データに同期して上記エンベロープデータが
出力され、またこのエンベロープデータはオアゲ
ート59を介し音量変換部(図示略)に送られて
該音量変換部におけるエンベロープ波形の作成に
利用される。ところで、上記オアゲート59には
波形データ及びデコーダ38の端子Dからの信号
を共に入力信号とするアンドゲート28の出力信
号が与えられている。これはあるチヤンネルのエ
ンベロープ波形がアタツク期間を終了すると上記
エンベロープデータメモリ31内のエンベロープ
データがこの実施例の場合、0にリセツトされて
からデイケイ期間のエンベロープカウンタ57の
計数動作が再開されるためであるが、このデイケ
イ期間中、音量変換部へ転送される実際のエンベ
ロープデータはそのアタツク期間終終了時の31
(2進数表示では「11111」)でなければならない
ため、アンドゲート28の出力“1”によつてオ
アゲート59の出力を強制的に31として音量変換
部へ送出させるためである。なお、デイケイ期間
開始後に該チヤンネルの計数値(エンベロープデ
ータ)は0から順次増大して30まで変化する。
また上記オアゲート56には信号KOFおよび
デコーダ38の端子Dからの信号を共に入力信号
とするアンゲート60出力が入力されており、更
に上述したように信号KOFがインバータ55を
介しアンドゲート44に与えられている。これは
あるチヤンネルのエンベロープ波形がデイケイ期
間にあるとき該チヤンネルの鍵が離鍵された場
合、上述したようにデイケイ期間中は該チヤンネ
ルのエンベロープデータは31より小さい値である
ため、離鍵時に出力される信号KOF(“1”)によ
つてアダー/サブトラクタ45へのクロツクφD
の入力を禁止して該アダー/サブトラクタ45の
加算動作を上記離鍵時に一時停止させると共に、
オアゲート56にアンドゲート60の出力
(“1”)を入力させてオアゲート56の出力を上
記31より小さい値から31に強制的に変化させ、こ
れにより上述のようにして加算動作を一時停止し
たアダー/サブトラクタ45に上記値31をセツト
するためであり、この結果、離鍵後においては、
アダー/サブトラクタ45が値31から−1ずつの
減算動作を該チヤンネルに対して実行可能とな
り、リリース期間が開始できるようにするためで
ある。
エンベロープデータはまたデコーダ49により
デコードされるが、その値が31,30,4以下のと
きには夫々、出力端子“31”,“30”,“4”以下に
“1”信号を出力する。また出力端子“4”以下
への出力はリバーブSW30の共通接点に与えら
れるほかにチヤンネル割当て回路29内のアンド
ゲート60に与えられている。このアンドゲート
60はデコーダ38の端子Cからの信号をゲート
制御信号とし、またその出力はアンドゲート61
のゲート制御信号とされている。一方、アンドゲ
ート61には、エンベロープデータの値が夫々、
1,2,3,4のときのデコーダ49のデコード
出力がその出力端子“1”,“2”,“3”,“4”を
夫々介し入力されている。デコーダ49の出力端
子“0”からは更に、エンベロープデータが0の
ときのデコード出力が出力されてアンドゲート6
2に与えられている。またアンドゲート63,6
4,65,66には夫々、出力端子“1”,“2”,
“3”,“4”からの出力がアンドゲート61を介
し与えられている。而してアンドゲート62,6
3,64,65,66は夫々、対応するタイミン
グ信号a,b,c,d,e(第3図)によりゲー
ト制御されるものであり、更にアンドゲート62
〜66の各出力はアオゲート67を介し上記フリ
ツプフロツプ27のセツト入力端子Sに与えられ
ている。茲で、タイミング信号a〜eは図示しな
いクロツク発生部から出力される信号であるが、
各タイミング信号a〜eのパルス巾は8φ0であ
る。而してチヤンネル割当て回路29の上述した
構成により、各チヤンネルのエンベロープデータ
が4以下のときには各チヤンネルは空チヤンネル
として利用されうるが、この場合、タイミング信
号a〜eの出力タイミングの関係から自明のよう
に、各チヤンネルはエンベロープデータのより小
さいチヤンネルから空チヤンネルとして利用され
るものである。
次に第2図を参照して動作を説明する。いま電
子楽器の音色ピアノ音に設定されており、第2図
aに示すようにエンベロープ波形が作成される場
合を仮定する。先ず、リバーブSW30がオフさ
れているときに、例えば音高D1の鍵が押鍵、離
鍵された場合の動作を説明する。上記鍵が押鍵さ
れると、この押鍵操作は、押鍵後、音階カウンタ
7の計数値が1、オクターブカウンタ9の計数値
が0に夫々最初に達したとき、即ちデコーダ8の
出力“1”がキーマトリクス2の列ラインDに入
力され、またデコーダ11の出力(第1オクター
ブ信号01)“1”がアンドゲート3に入力された
とき検出され、その検出信号“1”はアンドゲー
ト3から出力されてオアゲート12を介しバツフ
ア13に入力されると共にアンドゲート15に、
またインバータ17を介しアンドゲート16に
夫々入力される。而してこの押鍵後、アンドゲー
ト3から上記操作鍵に対して最初に出力される
“1”信号によりアンドゲート15から信号KON
(“1”)が1発出力されてアンドゲート26に与
えられる。
一方、上記信号KON(“1”)の出力時におい
て、いま音高D1の鍵以外はどの鍵も押鍵されて
いないから、エンベロープデータメモリ31内の
すべてのレジスタのデータは0である。したがつ
てこのデータ0がデコーダ49によりデコードさ
れ、そのデコード出力(“1”)が端子“0”を介
しアンドゲート62に与えられると、アンドゲー
ト62からは上記デコード出力“1”がタイミン
グ信号aの出力時に出力され、オアゲート67を
介しフリツプフロツプ27のセツト入力端子Sに
与えられる。したがつて該フリツプフロツプ27
がセツト状態とされ、そのセツト出力“1”がア
ンドゲート26に与えられる結果、アンドゲート
26が一時的に開成される。即ち、信号KON
(“1”)の出力時にアンドゲート26から信号
KONに同期した出力“1”が得られ、マルチブ
レクサ20,22にコード入力指令として与えら
れるほかに、フリツプフロツプ27のリセツト入
力端子Rに与えられて該フリツプフロツプ27を
リセツト状態とし、更にエンベロープステータス
チエンジスイツチ48にアタツク指令として与え
られる。
ところでこのとき、マルチプレクサ20は音階
カウンタ7の上記計数値1(2進数では「0001」)
と同一の音階コードを選択出力して音階コードメ
モリ21の1段目のレジスタに与える一方、マル
チプレクサ22はオクターブカウンタ9の計数値
0(2進数では「00」)と同一のオクターブコード
を選択出力してオクターブコードメモリ23の一
段目のレジスタに与える。即ち、上記操作鍵が、
例えば第3チヤンネルの楽音作成回路を割当てら
れたものと仮定すると、オクターブメモリ23及
び音階コードメモリ21には音高D1の鍵を表わ
すデータが第3チヤンネルのタイミングにて記憶
されたことになる。そしてこのデータは以後、次
の操作鍵が第3チヤンネルを割当てられた際にそ
の操作鍵の音高を示すデータに書き改められるま
での間、循環保持されると共に音階波形作成部2
4に与えられる。そして音階波形作成部24は上
記データを入力すると音高D1に対応する音階周
鍋数をもつた波形データを第3チヤンネルのタイ
ミングごとに出力するようになる。
他方、エンベロープステータスチエンジスイツ
チ48は第3チヤンネルのタイミングにてアタツ
ク指令を入力されるため、それまで空チヤンネル
であつた第3チヤンネルのエンベロープステータ
スデータ(2進数「00」)に対して+1し、第3
チヤンネルがアタツク状態を示すエンベロープス
テータスデータ「01」を得る。このあらたなエン
ベロープステータスデータ「01」は以後循環保持
される。
上述のようにして音高D1の鍵に対する信号
KON(“1”)が1発出力され、上述の各動作が実
行されたのちには音高D1の操作鍵が走査される
たびにキーマトリクス2のアンドゲート3から
“1”信号が出力され、バツフア13に与えられ
る。そしてこの間、音量変換部ではエンベロープ
制御部25の制御下にエンベロープ波形の作成が
行われ、音高D1の楽音が放音される。即ち、第
3チヤンネルのエンベロープステータスデータが
アタツク状態を示すデータ「01」に変化したので
そのデータ「01」がデコーダ38に第3チヤンネ
ルのタイミングにて入力されるたびに該デコーダ
38の出力端子Aから“1”信号が出力され、ア
ンドゲート33,50に与えられて該アンドゲー
ト33,50を開成させる。このためこのときア
ンドゲート33からクロツクφAが出力し、オア
ゲート42を介しアンドゲート43に与えられ
る。而して第3チヤンネルのタイミングは、上記
信号KONの出力時以外フリツプフロツプ27が
リセツト状態にあるためアンドゲート53が閉成
されており、したがつてその出力“0”によりア
ンドゲート43の第3チヤンネルのタイミングで
は開成される。したがつて上記クロツクφAはア
ンドゲート43から出力され、アンドゲート44
に与えられるが、このアンドゲート44は上記操
作鍵が離鍵されるとき閉成される以外は通常は第
3チヤンネルのタイミングでは開成中であり、し
たがつて上記クロツクφAは更にアンドゲート4
4を介しアダー/サブトラクタ45の入力端子±
に入力される。一方、第3チヤンネルはいまアタ
ツク状態であるから第3チヤンネルのタイミング
では上述の様にデコーダ38の出力端子Aのみが
“1”信号を出力するので、オアゲート52の出
力はこの第3チヤンネルのタイミングでは“0”
となり、したがつてアダー/サブトラクタ45の
入力端子−には“0”信号が入力されて加算指令
が与えられる。この結果、アダー/サブトラクタ
45は第3チヤンネルがアタツク状態の期間、エ
ンベロープデータメモリ31から送られてくるエ
ンベロープデータに対しクロツクφAの入力ごと
に+1動作を実行し、したがつてエンベロープデ
ータは0から1,2,3,…と順次増大してゆ
く。また、このエンベロープデータはアンドゲー
ト58にも与えられるので、音量変換部へは第3
チヤンネルごとに変化するエンベロープデータが
波形データに同期した周波数にて送出され、エン
ベロープ波形のアタツク部A(第2図a参照)が
作成されてゆく。
上記動作が第3チヤンネルのタイミングごとに
繰返され、エンベロープデータが31(2進数では
「11111」)となるデコーダ49の出力端子“31”
のデコード出力が“1”となり、したがつてこの
ときアンドゲート50の出力が“1”となり、エ
ンベロープステータスチエンジスイツチ48にデ
イケイ指令が与えられて第3チヤンネルのエンベ
ロープステータスデータが+1され、「01」とな
る。これにより第3チヤンネルがデイケイ状態に
設定されるので、以後、第3チヤンネルのタイミ
ングごとにデコーダ38の出力端子Dから“1”
信号が出力されるようになり、この結果、第3チ
ヤンネルのタイミングごとにアンドゲート34,
51,28,60が開成されるようになる。この
ようにして第3チヤンネルがデイケイ状態に変化
後、1発目のクロツクφDがアンドゲート34か
ら出力されると該クロツクφDはオアゲート42、
アンドゲート43,44を介しアダー/サブトラ
クタ45の入力端子±に与えられ、一方、入力端
子−には“0”信号が入力されているのでこのデ
イケイ期間中、アダー/サブトラクタ45には加
算指令が与えられている。したがつてアダー/サ
ブトラクタ45はアタツク期間終了時のエンベロ
ープデータ31(「11111」)に対し+1し、この結果
エンベロープデータは0(「00000」)に変化する。
そしてこのエンベロープデータ0はアンドゲート
58を介しオアゲート59に与えられるが、いま
アンドゲート28が開成されたので上記波形デー
タに同期してアンドゲート28の出力が“1”と
なり、したがつてオアゲート59の出力は強制的
に31(「11111」)とされ、音量変換部へ与えられる
ので、結果的にエンベロープ波形のデイケイ部は
アタツク部終了時の振幅値31を保持されたまま
である。
上記のようにしてデイケイ期間に入ると第3チ
ヤンネルのエンベロープデータは2発目以降のク
ロツクφDの出力ごとに+1されて1,2,3…
と順次増大するが、アンドゲート28の出力
“1”によつて音量変換部へは上記エンベロープ
データに替えてデータ31がデイケイ期間中送ら
れ、したがつて音量変換部では振幅値31のエンベ
ロープ波形のデイケイ部D(第2図a)が作成さ
れる。そしてエンベロープデータの値が30に達す
るとデコーダ49の出力端子“30”から“1”信
号が出力され、この結果、アンドゲート51の出
力“1”がリリース指令としてエンベロープステ
ータスチエンジスイツチ48に入力され、第3チ
ヤンネルのエンベロープステータスデータが+1
され、「10」となり、リリース状態を示すものと
なる。
第3チヤンネルがリリース状態となるとデコー
ダ38の出力端子Rから第3チヤンネルのタイミ
ングごとに“1”信号が出力されるようになり、
この結果、オアゲート52の出力が“1”となつ
てアダー/サブトラクタ45の入力端子−に
“1”信号が入力され、減算指令が与えられるよ
うになり、またアンドゲート53,35が開成さ
れる。したがつてリリース期間の開始と共にアン
ドゲート35を介しクロツクφRが出力されるよ
うになり、またこのクロツクφRがアダー/サブ
トラクタ45の入力端子±に与えられることによ
り第3チヤンネルのタイミングごとに−1ずつの
減算動作が実行され、エンベロープデータはデイ
ケイ期間終了時の値30から29,28,…と減少しは
じめる。またこのエンベロープデータはアンドゲ
ート58から波形データに同期した周波数で出力
され、音量変換部へ送られてエンベロープ波形の
リリース部Rが第2図aのように作成され、その
振幅値は徐々に減少し、またこれに伴つて発生す
る楽音の音量も小さくなつてゆく。
ところでエンベロープデータの値が、例えば
「20」まで減少し、したがつてまだ楽音が発生し
ているときにおいて(第2図a中の記号イの時
点)上記操作鍵が離鍵されたとすると、この離鍵
操作は該離鍵操作直後にキーマトリクス2にて該
鍵が走査されたとき検出され、即ちその第3チヤ
ンネルのタイミングからアンドゲート3の出力が
“0”となり、この結果、離鍵操作直後の走査時
においてのみ信号KOFが“1”として出力され
る。そしてこの信号KOFによつてクリア指令が
エンベロープステータスチエンジスイツチ48に
与えられ、第3チヤンネルのエンベロープステー
タスデータが+1されて「11」に変化し、クリア
期間を示すものとなる。而してこのエンベロープ
ステータスデータ「11」はこのクリア期間の第3
チヤンネルのタイミングごとにデコーダ38によ
りデコードされるため、デコーダ38の出力端子
Cからその都度“1”信号が出力されるようにな
る。この結果、アンドゲート41,60,53が
第3チヤンネルのタイミングごとに開成されると
共にアダー/サブトラクタ45にはリリース期間
に引続き、減算指令が与えられる。ところでいま
リバーブSW30がオフされているためにアンド
ゲート36,37のうちアンドゲート36のみが
開成中である。したがつてクロツクφC2より高周
波のクロツクφC1がアンドゲート36から出力さ
れ、オアゲート40、アンドゲート41等を介し
てアダー/サブトラクタ45の入力端子±に与え
られ、この結果、エンベロープデータはクリア期
間の開始と共にリリース期間より高速度にて減少
しはじめると共に、アンドゲート58、オアゲー
ト59を介し音量変換部へ与えられ、したがつて
第2図aに示すように音量変換部ではエンベロー
プ波形の振幅値が離鍵操作後、急速に減少するク
リア部Cが作成され、楽音の音量も急速に減少す
るものであり、残響効果を付与されない楽音とな
る。そしてエンベロープデータの値が0となると
(第2図aに記号ロで示す時点)第3チヤンネル
における楽音作成動作が終了する。
次に第2図aを同様に参照して、リバーブSW
30がオンされている場合において、上記音高
D1の鍵が上述同様にして押鍵、離鍵された際の
動作を説明する。この場合、上記鍵が押鍵された
のちエンベロープ波形のアタツク部A、デイケイ
部Dそしてリリース部Rのうち第2図aの記号イ
の位置(エンベロープデータの値20)に達するま
でのエンベロープ波形作成動作はリバーブSW3
0オフ時と同一である。そしてエンベロープデー
タの値が20のときに離鍵されると、信号KOF
(“1”)により上記クリア指令が出力されて第3
チヤンネルのエンベロープステータスデータが
「11」となりクリア期間を示すものとなる。この
ため以後、デコーダ38の出力端子Cからは第3
チヤンネルのタイミングごとに“1”信号が出力
されるようになる。またリバーブSW30がオン
されているがいまはまだアンドゲート36が開成
し、且つアンドゲート37が閉成している。この
ため離鍵時からそれまでのクロツクφRに替つて
クロツクφC1がアダー/サブトラクタ45に与え
られ、エンベロープデータがクロツクφC1の周波
数に応じた急速な速度にて減少しはじめ、第2図
aに示すエンベロープ波形の第1クリア部C1
作成される。そしてエンベロープデータの値が4
となるとデコーダ49の出力端子“4”以下から
“1”信号が出力されるようになり、これにより
上記“1”信号がリバーブSW30を介しアンド
ゲート36,37に与えられてアンドゲート36
を閉成し、且つアンドゲート37を開成させる。
このためエンベロープデータの値が4となつた時
点(第2図aに記号ハで示す位置)からクロツク
φC1は低周波のクロツクφC2に切りかわり、アダ
ー/サブトラクタ45に与えられはじめる。した
がつてエンベロープデータの値はクロツクφC1
出力時よりゆつくりした速度にて−1ずつされ、
3,2,1,0と変化し、これによりエンベロー
プ波形の第2クリア部C2が第2図aに示す如く
作成される。この結果、離鍵とともに音量が急速
に減衰したのち残響効果をもともなつて楽音が次
第に減衰するものである。
次にエンベロープ波形のアタツク部A作成中に
上記鍵が離鍵された際の動作を説明すると、離鍵
時のエンベロープデータの値が、例えば25とす
と、離鍵時に出力される信号KOF(“1”)により
上記第3チヤンネルのエンベロープステータスデ
ータはアタツク状態のデータ「01」からクリア状
態のデータ「11」に変化する。このため上述した
ようにしてそれまでのクロツクφAに替つてクロ
ツクφC1がアダー/サブトラクタ45に与えられ
るようなり、エンベロープデータはその値25から
急速に−1ずつされて減少しはじめる。この結
果、押鍵直後の離鍵操作に応じたエンベロープを
もつた楽音が作成放音される。なおこの場合、リ
バーブSW30のオン状態、オフ状態の夫々のと
きにおける動作は上述した例と同様である。
次にエンベロープ波形のデイケイ部D作成中に
上記鍵が離鍵された場合の動作を説明すると、こ
の場合、デイケイ期間開始時にエンベロープデー
タは一旦0にリセツトされる一方、音量変換部へ
は振幅値31を与えるデータ31が与えられている
ことは上述した通りである。そして上記離鍵操作
が、例えばエンベロープデータが0にリセツトさ
れてから15まで変化した時点に行われたものと仮
定すると、離鍵時に出力される信号KOF(“1”)
により第3チヤンネルのエンベロープステータス
データはデイケイ状態の「10」からクリア状態の
「11」に変化する。また信号KOF(“1”)の出力
時にアンドゲート44が一時的に閉成されてそれ
までのクロツクφDのアダー/サブトラクタ45
への入力が禁止されると共に、信号KOF(“1”)
の出力時にはまだ開成中のアンドゲート60の出
力が信号KOF(“1”)の出力により“1”とな
り、これによりオアゲート56の出力はそのとき
のエンベロープデータの値15から強制的に31にさ
れてアダー/サブトラクタ45へ与えられる。次
いで次の第3チヤンネルのタイミングからはアダ
ー/サブトラクタ45にはクロツクφC1が入力さ
れるようになつてエンベロープデータはその値31
からクロツクφC1に応じた速度で急速に減少して
ゆくものである。このため押鍵後、一旦音量が最
大となつたのち、その離鍵操作と共に音量は急速
に減衰する。なお、リバーブSW30のオン状
態、オフ状態の夫々の場合における動作は上述し
たことと同様である。
次に8鍵以上の鍵が同時押鍵されたために8チ
ヤンネルの楽音作成回路がすべて動作中におい
て、次にあらたに押鍵された鍵に対するチヤンネ
ル割当て動作を説明する。例えば第7チヤンネル
のエンベロープ波形が他のチヤンネルのエンベロ
ープ波形より最も早くクリア部C(リバーブSW
30オフの場合)に入つたものとすると、第7チ
ヤンネルのエンベロープデータは第7チヤンネル
のタイミングごとに−1されて0に近ずいてゆ
く。そしてその値が4となると、第7チヤンネル
のタイミングにてデコーダ49の出力端子“4”
以下から“1”信号が出力され、アンドゲート6
0に与えられる。而していまアンドゲート60は
開成中のためその出力が“1”となり、アンドゲ
ート61を開成させる。ところでデコーダ49の
出力端子“4”からもいま“1”信号が出力され
るからこの“1”信号はアンドゲート61を介し
アンドゲート66に与えられて該アンドゲート6
6を開成させる。而してそのときタイミング信号
eが出力中(“1”)であればアンドゲート66の
出力が“1”となつて該“1”信号によりフリツ
プフロツプ27がセツトされる。このためアンド
ゲート26の出力が“1”となり、コード入力指
令がマルチプレクサ20,22に与えられて第7
チヤンネルのタイミングにてあらたな操作鍵の音
高を示す音階コード、オクターブコードが音階コ
ードメモリ21、オクターブコードメモリ23に
入力され、第7チヤンネルに対するデータが書か
えられる。そしてフリツプフロツプ27がリセツ
トされ、次のチヤンネル割当てに備えられる。而
してこの場合、第7チヤンネルのエンベロープデ
ータは上記データ4から+1ずつされて増加しは
じめ、即ち、第7チヤンネルはそれまでのクリア
状態から、あらたなチヤンネル割当てによつてア
タツク状態に変化するものである。なお、上述し
たチヤンネル割当ての動作は一例を説明しただけ
であり、押鍵のタイミングとそのとき動作中のチ
ヤンネルの状態、タイミング信号a〜eの出力状
態によつても種々変化するが、要はこの実施例の
場合、エンベロープデータの値が4以下のチヤン
ネルの何れかが強制的にあらたなチヤンネル割当
てに利用されるものである。
第2図bは音色がオルガン音の場合においてリ
バーブSW30がオフのときとオンのときのエン
ベロープ波形の違いを示すが、動作は第2図aの
ピアノ音の場合と基本的に同一であり、説明は省
略する。
なお、上記実施例ではエンベロープ波形の振幅
値を0〜31としたが、勿論これに限定されるもの
ではない。また残響効果を発生するエンベロープ
データの値を4としたがこれも任意であり、この
値は例えば外部スイツチ操作により、演奏者が可
変できるようにしてもよい。更に鍵の数や音色の
種類は任意である。
以上詳述した如く、本発明によれば、複数の演
奏キーの同時操作によつて同時に複数個の楽音を
発生できるようにすべく時分割処理により楽音信
号と音量エンベロープ信号とを発生する複数の楽
音生成時分割処理チヤンネルと、複数の音量制御
時分割処理チヤンネルとを設けてなり、残響を発
生楽音につけることを指示する手動操作可能な指
示手段にて、残響付加の指示があるときはこの操
作演奏キーが操作を解除してもこの音量レベルを
急速に減少させて零にするのではなく、ある音量
レベルの時点から緩速減少にさせる制御手段を設
けたので、操作演奏キーの操作を解除から音量レ
ベルが零になるまでの時間が長くなり、楽器自体
の筐体および演奏空間の残響効果音を得られる演
奏上の曲に対する表現力を持つ演奏効果を極めて
容易に得られるものである。
また、この発明は楽音をデイジタル的に発生さ
せるデイジタル的楽音発生装置に直接的に付加し
たデイジタル的な残響効果手段であつて、楽音波
形と一体化に出来る回路構成を極めて容易に簡素
化できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の
要部の回路構成図、第2図aは音色がピアノ音で
ある電子楽器において残響効果を付与しないとき
付与したときの夫々の場合におけるエンベロープ
波形の波形図を示し、第2図bは音色がオルガン
音である電子楽器において残響効果を付与しない
とき付与たときの夫々の場合におけるエンベロー
プ波形の波形図を示し、第3図はタイミング信号
a〜eの波形図を示す。 1……キー入力部、2……キーマトリクス、7
……音階カウンタ、9……オクターブカウンタ、
13……バツフア、20……マルチプレクサ、2
1……音階コードメモリ、22……マルチプレク
サ、23……オクターブコードメモリ、24……
音階波形作成部、25……エンベロープ制御部、
26……アンドゲート、27……フリツプフロツ
プ、29……チヤンネル割当て回路、30……リ
バーバレイシヨンスイツチ、31……エンベロー
プデータメモリ、31……クロツク制御部、38
……デコーダ、45……アダー/サブトラクタ、
47……エンベロープステータスメモリ、48…
…エンベロープステータスチエンジスイツチ、4
9……デコーダ、57……エンベロープカウン
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同時に複数の演奏キーを操作することにより
    複音による演奏を可能とする電子楽器に於いて、 最大同時発音数に対応する複数の楽音生成時分
    割処理チヤンネルを有し、該複数の楽音生成時分
    割処理チヤンネルにて、夫々指示された楽音波形
    信号を時分割的に発生する楽音発生手段と、 操作された演奏キーの音高コードを夫々上記楽
    音生成時分割処理チヤンネルに割り当てて対応す
    る音高の楽音波形信号を発生させるようにした割
    当手段と、 上記複数の楽音生成時分割処理チヤンネルの
    夫々に対応して複数の音量制御時分割処理チヤン
    ネルを有し、この複数の音量制御時分割処理チヤ
    ンネルにて音量エンベロープを制御する音量エン
    ベロープ信号を時分割的に発生し、夫々対応する
    上記楽音生成時分割処理チヤンネルから得られる
    楽音波形信号のエンベロープ制御を行なうように
    した音量エンベロープ制御手段と、 発生楽音に残響を付加するか否かを手動操作に
    より切換可能に指示する指示手段と、 この指示手段にて、発生楽音に残響をつけない
    ことが指示されているとき、操作されていた演奏
    キーが離されたことに基づき、上記音量エンベロ
    ープ制御手段の対応する音量制御時分割処理チヤ
    ンネルから発生する音量エンベロープ信号を急速
    に減衰するよう制御するとともに、上記指示手段
    にて、発生楽音に残響をつけることが指示されて
    いるとき、操作されていた演奏キーが離されたこ
    とに基づき、上記音量エンベロープ制御手段の対
    応する音量制御時分割処理チヤンネルから発生す
    る音量エンベロープ信号を所定レベルまで急速に
    減衰するようにし、上記音量エンベロープ信号が
    上記所定レベルまで急速減衰した後は、緩速減衰
    に切換えるようにして発生楽音に残響をつけるよ
    うにする制御手段と、 を具備したことを特徴とする電子楽器に於ける残
    響効果音制御装置。
JP55115737A 1980-08-22 1980-08-22 Echo effect sound controller for electronic musical instrument Granted JPS5740294A (en)

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