JPS633589B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS633589B2 JPS633589B2 JP19813782A JP19813782A JPS633589B2 JP S633589 B2 JPS633589 B2 JP S633589B2 JP 19813782 A JP19813782 A JP 19813782A JP 19813782 A JP19813782 A JP 19813782A JP S633589 B2 JPS633589 B2 JP S633589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pasteurization
- sake
- electronic field
- field treatment
- flavor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- 238000009928 pasteurization Methods 0.000 claims description 16
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 claims description 9
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 claims description 7
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 6
- 230000005070 ripening Effects 0.000 claims description 6
- 230000032683 aging Effects 0.000 claims description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 5
- 239000000796 flavoring agent Substances 0.000 description 8
- 235000019634 flavors Nutrition 0.000 description 8
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000001760 fusel oil Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 235000019441 ethanol Nutrition 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 2
- 230000001953 sensory effect Effects 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 1
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 206010019133 Hangover Diseases 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010406 cathode material Substances 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 238000000855 fermentation Methods 0.000 description 1
- 230000004151 fermentation Effects 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 230000035755 proliferation Effects 0.000 description 1
- 235000019633 pungent taste Nutrition 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 235000019640 taste Nutrition 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Alcoholic Beverages (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Description
この発明は、清酒の製造法の改良に関するもの
である。 一般に製造されている清酒は、醸造発酵したも
ろみを圧搾過したのち、液を60〜70℃に加熱
して火入れを行ない、次いで温度15〜20℃で約6
ケ月以上熟成し、熟成した液を活性炭で過した
のちに瓶詰めを行ない、更に約70℃の温度で殺菌
火入れを行なつている。上記の工程によつて清酒
に独特の風味が付与されるのであるが、従来市販
の清酒は、まろやかな舌触わりに欠け、また二日
酔いの原因となるフユーゼル油などの不純物の含
有量を減少させることは困難であつた。また従来
の方法は、上記のように、圧搾過後と瓶詰め後
の2回の火入れを行なつていたので、その工程が
多く、かつ熱エネルギーの消費が多かつた。 本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研
究した結果、上記の工程において電子場処理を施
すことによつて、清酒の風味が向上されるととも
に火入れ工程が省略されることを知つたのであ
る。 すなわちこの発明は、もろみを過して得られ
た液を火入れ、熟成、瓶詰めおよび殺菌火入れ
する工程において、熟成前および/もしくは熟成
後に電子場処理を施して、上記火入れおよび/も
しくは殺菌火入れを省略することを特徴とする清
酒の改良製造法である。 この発明における電子場処理とは、水に電子を
付与する処理であつて、最近ボイラーのスケール
発生を防止するなどの多大の効果があることが知
られている。電子場処理装置の一例を図面によつ
て簡単に説明すると、電子発生装置1の下部に取
付けた電子誘導電極2(材料の一例はチタン棒)
を陽極とし、該陽極が、陰極の作用をする電子チ
ヤージヤー3(材料の一例は亜鉛メツキした鋼
板)、すなわち筒状本体内に挿入されている簡単
な構造であり、筒状本体3に設けた流入口4から
水を流出口5へ流出することによつて水に電子が
チヤージされるのである。この電子場処理装置
は、電流を流さないので消費電力はごく僅かであ
る。 もろみを圧搾過して得られた液に、上記の
電子場処理を施すには、次の方法が選ばれる。 第1の方法Aは、熟成前の火入れ工程の代わり
に電子場処理を施すものであつて、この場合は瓶
詰め後の殺菌火入れを行なうが、この殺菌火入れ
を省略する可能性はある。第2の方法Bは、熟成
と活性炭過との間で電子場処理を施すものであ
つて、この場合は熟成前の火入れは行なうが、瓶
詰め後の殺菌火入れは省略してもよい。第3の方
法Cは、上記方法Aと方法Bとを併用したもの
で、熟成の前、後において電子場処理を施し、熟
成前および瓶詰め後の殺菌火入れはいずれも省略
できる。 この発明の方法によれば、清酒のしぶ味やから
み味の刺激性が少なく風味がまろやかになつて向
上されるばかりでなく、火入れ工程が省略される
ので熱エネルギーの消費量が軽減される。また熟
成時間も短縮されて清酒生産能力が向上される。
なお、清酒の風味が電子場処理によつて向上され
る理由については未だ究明されていないが、フユ
ーゼル油がアルコールに還元されてフユーゼル油
量が減少されるためと考えられ、また電子場処理
によつて火入れ工程が省略されるのは雑菌の繁殖
が抑制されるためと考えられる。 この発明において、発酵醸造時に使用される仕
込水または追加水に電子場処理を施した場合は、
上記の効果が一層助長される。 上記方法BおよびCは、熟成後にエチルアルコ
ール、糖分などを加えて市販の清酒を製造する場
合に、特に風味向上の効果が大きい。 以下にこの発明の実施例を説明する。 実施例 もろみを圧搾過して得られた液を65℃で火
入れしたのち温度17〜18℃で6ケ月熟成し、次い
で活性炭で過して瓶詰めしたのち70℃で殺菌火
入れを行なう従来の清酒(商品名「雪鶴」田原酒
造株式会社製)の製造法において、上記A,B,
Cのそれぞれの方法によつて電子場処理を施し、
得られた清酒の風味を官能的に試験した結果を下
記表に示す。なお、電子場処理装置は、ハイドロ
トリーターS125型(商標名、米国ハイドロトリ
ート社製、陰極材料はステンレススチール)を使
用し、清酒を140/分の流速で処理した。
である。 一般に製造されている清酒は、醸造発酵したも
ろみを圧搾過したのち、液を60〜70℃に加熱
して火入れを行ない、次いで温度15〜20℃で約6
ケ月以上熟成し、熟成した液を活性炭で過した
のちに瓶詰めを行ない、更に約70℃の温度で殺菌
火入れを行なつている。上記の工程によつて清酒
に独特の風味が付与されるのであるが、従来市販
の清酒は、まろやかな舌触わりに欠け、また二日
酔いの原因となるフユーゼル油などの不純物の含
有量を減少させることは困難であつた。また従来
の方法は、上記のように、圧搾過後と瓶詰め後
の2回の火入れを行なつていたので、その工程が
多く、かつ熱エネルギーの消費が多かつた。 本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研
究した結果、上記の工程において電子場処理を施
すことによつて、清酒の風味が向上されるととも
に火入れ工程が省略されることを知つたのであ
る。 すなわちこの発明は、もろみを過して得られ
た液を火入れ、熟成、瓶詰めおよび殺菌火入れ
する工程において、熟成前および/もしくは熟成
後に電子場処理を施して、上記火入れおよび/も
しくは殺菌火入れを省略することを特徴とする清
酒の改良製造法である。 この発明における電子場処理とは、水に電子を
付与する処理であつて、最近ボイラーのスケール
発生を防止するなどの多大の効果があることが知
られている。電子場処理装置の一例を図面によつ
て簡単に説明すると、電子発生装置1の下部に取
付けた電子誘導電極2(材料の一例はチタン棒)
を陽極とし、該陽極が、陰極の作用をする電子チ
ヤージヤー3(材料の一例は亜鉛メツキした鋼
板)、すなわち筒状本体内に挿入されている簡単
な構造であり、筒状本体3に設けた流入口4から
水を流出口5へ流出することによつて水に電子が
チヤージされるのである。この電子場処理装置
は、電流を流さないので消費電力はごく僅かであ
る。 もろみを圧搾過して得られた液に、上記の
電子場処理を施すには、次の方法が選ばれる。 第1の方法Aは、熟成前の火入れ工程の代わり
に電子場処理を施すものであつて、この場合は瓶
詰め後の殺菌火入れを行なうが、この殺菌火入れ
を省略する可能性はある。第2の方法Bは、熟成
と活性炭過との間で電子場処理を施すものであ
つて、この場合は熟成前の火入れは行なうが、瓶
詰め後の殺菌火入れは省略してもよい。第3の方
法Cは、上記方法Aと方法Bとを併用したもの
で、熟成の前、後において電子場処理を施し、熟
成前および瓶詰め後の殺菌火入れはいずれも省略
できる。 この発明の方法によれば、清酒のしぶ味やから
み味の刺激性が少なく風味がまろやかになつて向
上されるばかりでなく、火入れ工程が省略される
ので熱エネルギーの消費量が軽減される。また熟
成時間も短縮されて清酒生産能力が向上される。
なお、清酒の風味が電子場処理によつて向上され
る理由については未だ究明されていないが、フユ
ーゼル油がアルコールに還元されてフユーゼル油
量が減少されるためと考えられ、また電子場処理
によつて火入れ工程が省略されるのは雑菌の繁殖
が抑制されるためと考えられる。 この発明において、発酵醸造時に使用される仕
込水または追加水に電子場処理を施した場合は、
上記の効果が一層助長される。 上記方法BおよびCは、熟成後にエチルアルコ
ール、糖分などを加えて市販の清酒を製造する場
合に、特に風味向上の効果が大きい。 以下にこの発明の実施例を説明する。 実施例 もろみを圧搾過して得られた液を65℃で火
入れしたのち温度17〜18℃で6ケ月熟成し、次い
で活性炭で過して瓶詰めしたのち70℃で殺菌火
入れを行なう従来の清酒(商品名「雪鶴」田原酒
造株式会社製)の製造法において、上記A,B,
Cのそれぞれの方法によつて電子場処理を施し、
得られた清酒の風味を官能的に試験した結果を下
記表に示す。なお、電子場処理装置は、ハイドロ
トリーターS125型(商標名、米国ハイドロトリ
ート社製、陰極材料はステンレススチール)を使
用し、清酒を140/分の流速で処理した。
【表】
上表中官能試験は、従来法を1級とし、風味の
改良向上の程度が最大を5級として表示した。 上表にみられるように、火入れ、殺菌火入れの
双方を電子場処理した方法Cは、熟成月数を短か
くしても風味の向上が最良であり、また仕込水を
電子場処理した場合は、電子場処理しない仕込水
を使用した場合に比べて、A,B,Cのいずれの
方法においても向上されている。
改良向上の程度が最大を5級として表示した。 上表にみられるように、火入れ、殺菌火入れの
双方を電子場処理した方法Cは、熟成月数を短か
くしても風味の向上が最良であり、また仕込水を
電子場処理した場合は、電子場処理しない仕込水
を使用した場合に比べて、A,B,Cのいずれの
方法においても向上されている。
図面はこの発明に使用される電子場処理装置の
垂直断面図である。
垂直断面図である。
Claims (1)
- 1 もろみを過して得られた液を火入れ、熟
成、瓶詰めおよび殺菌火入れする工程において、
熟成前および/もしくは熟成後に電子場処理を施
して、上記火入れおよび/もしくは殺菌火入れを
省略することを特徴とする清酒の改良製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57198137A JPS5988082A (ja) | 1982-11-10 | 1982-11-10 | 清酒の改良製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57198137A JPS5988082A (ja) | 1982-11-10 | 1982-11-10 | 清酒の改良製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5988082A JPS5988082A (ja) | 1984-05-21 |
JPS633589B2 true JPS633589B2 (ja) | 1988-01-25 |
Family
ID=16386059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57198137A Granted JPS5988082A (ja) | 1982-11-10 | 1982-11-10 | 清酒の改良製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5988082A (ja) |
-
1982
- 1982-11-10 JP JP57198137A patent/JPS5988082A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5988082A (ja) | 1984-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108641852A (zh) | 一种荔枝酒的制备方法 | |
CN107574073B (zh) | 一种健胃养生黄酒的酿造方法 | |
CN110859257A (zh) | 一种诺丽酵素及其制备方法 | |
CN105018270B (zh) | 一种葡萄酒的酿造方法及酿造的葡萄酒 | |
CN104694363B (zh) | 一种安吉白茶青稞茶酒的制备方法 | |
EP0336262A1 (en) | Process for manufacturing alcoholic liquors with well-aged quality within a short period of time utilizing ultrasonic vibration | |
JP2008194040A (ja) | 山参培養根を利用した酒類の製造方法 | |
WO2021189758A1 (zh) | 一种苦荞黄酒及其制备方法 | |
CN112300891A (zh) | 一种利用高压脉冲电场灭菌制备生鲜米酒的方法 | |
JPS633589B2 (ja) | ||
CN112280646A (zh) | 一种利用紫外线灭菌制备生鲜米酒的方法 | |
CN112280640A (zh) | 一种利用等离子体灭菌制备生鲜米酒的方法 | |
JPS6255070A (ja) | デ−ツ食酢の製造法 | |
US1167006A (en) | Process of exhausting unfermented grapes or berries. | |
JPH09163973A (ja) | にんにくの醗酵による醸造酢の製造方法 | |
CN106635648A (zh) | 一种李子酒酿造方法及用该方法酿造的李子酒 | |
CN112760185A (zh) | 一种利用白刺干果酿造白刺发酵果酒的方法 | |
CN112300886A (zh) | 一种利用超高压灭菌制备生鲜米酒的方法 | |
JP2001136953A (ja) | 桑茶エキス配合ビール及びその製造方法 | |
CN112280638A (zh) | 一种利用超声波灭菌制备生鲜米酒的方法 | |
JPH0440882A (ja) | 醗酵ガスを含んだ濁り酒の製造方法 | |
CN110584061B (zh) | 一种醋膏及其制作方法 | |
JPS61247370A (ja) | 酒類の製造方法 | |
CN108315173A (zh) | 一种蜂蜜酒的制作方法 | |
JPH01257457A (ja) | ビートワインの製造法 |