JPS6335399A - 漆器用素地 - Google Patents

漆器用素地

Info

Publication number
JPS6335399A
JPS6335399A JP61180861A JP18086186A JPS6335399A JP S6335399 A JPS6335399 A JP S6335399A JP 61180861 A JP61180861 A JP 61180861A JP 18086186 A JP18086186 A JP 18086186A JP S6335399 A JPS6335399 A JP S6335399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
lacquerware
wood
base
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61180861A
Other languages
English (en)
Inventor
小矢田 進
東出 久作
山田 耕也
小谷口 隆
荒木 浩一
東野 利榮
荒井 喜市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAGA SHOKO KAIGISHIYO
Original Assignee
KAGA SHOKO KAIGISHIYO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAGA SHOKO KAIGISHIYO filed Critical KAGA SHOKO KAIGISHIYO
Priority to JP61180861A priority Critical patent/JPS6335399A/ja
Publication of JPS6335399A publication Critical patent/JPS6335399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一般家庭用品や装飾用品として多用されて
いる漆器に使用される木地の改良に関する。
(発明の背景) 漆器は古くから製造され、一般にもよく知られ、家庭用
としては茶跪や盆のように愛用され、親しまれている。
しカルながら、素地としては、高価なものとして程が使
用されているが、該素地として使用される木地は、木を
戎採してから乾燥期間も長く、成形においては、切削作
業で、その作業の殆んどは、熟練者の手作業で行なわれ
、素地として出来上り時には、極端なもので、原木の1
0%前後しか使用されず、歩留り率の低さも相俟って、
熟練者の使用と、材料コスト高、量産性に欠ける嫌いが
あることから素地自体高価なものとなっている。従って
、漆器自体必然的に高価となっていた。この木地に対し
て、合成樹脂製の漆器も多用されている。合成樹脂は、
射出成形法、圧縮成形法等の成形法で知られるように、
金型で一時に成形され、金型成形によるから量産性に富
み、同じものが多量に生産可能であるから、コストも廉
価であるとされるも、該素材は、一旦成形すると、冷却
してももとの状11に戻らない素質を利用したもので、
不溶、不融の状態に成形されるが、これを家庭用の汁j
先として利用したとき、熱伝導率は木製漆器よりも高い
ため、熱い汁を入れたとき、汁捷も持ち難いだけでなく
、や\軟化し、熱い汁を入れると危険なこともあり他方
、使い捨てされる傾向がある。しかし、使い捨てされた
合成樹脂製品は、焼却するためには、非常な高温でない
と焼却できずごみ焼却炉は、該高温により炉内に損傷を
与えることおよび、燃焼のさいに有毒性のガスを発する
ものもある。よって、一般需要者に廉価に提供できるよ
うに開発された合成樹脂製品は、木製のそれKは考えら
れない利点と欠点が内在している。
一方、木製漆器は、原木の成長に基づく年輪とThe質
部とからなっており、例えば、木攬の場合、該水塊の深
さ方向に経年的に自然乾燥して割れが入ることもあった
(発明が解決しようとする問題点) 上記したように、木製の漆器は、木地を得るまでの期間
が長いことおよび、その素地をつくるのに熟練者を必要
とすること、ならびに量産性に鐘点があるため、素地が
高価であることと、木目に従って脆さを伴う欠点を有し
、合成樹脂の場合は、その加工方法から量産性に適して
いるので廉価とはなるが、使い捨てによる公害を誘起す
る要因ともなっているので、これらの両者の利点を活用
できる素地をつくることを、この発明は目的としている
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、紙と紙とを重ね合せ、紙と
紙との間には接着剤を介在させ、夫々の紙を貼り合せ、
場合によっては布や繊維状のものを紙と紙の間に挾持さ
せ、その乾燥を機械的にかつ朱乾燥状態で圧搾成形して
所望する形状に仕上げ、素地とするものである。
(作用) 紙と紙とを重ね合せた素地は、紙と接着剤とで木におけ
る髄質と年輪と同様な効果を奏し、軽いだけでなく、弾
性も有しているOそして、積層した紙と紙の夫々は保温
材として作用する。すなわち、紙と紙との間に介在する
接着との熱伝導率の相違および空気によって保温効果を
もたらすので、合成樹脂では得られない保温性を有し、
紙を幾重にも重合したとき、紙の繊維が、縦横無尽に重
合されることとなり、前記弾性の付与と相俣って、接着
した紙を固形化した素地は高温であっても、軟化するこ
となく、シかも、空気の内蔵は、保温性とともに触手に
よる肌ざわり感触を向上する。
(5J!施 例) 以下図面にもとづき、実施例を汁#i!、について説明
するに1汁椀は半球状の椀1と、支持部2とから一体的
に形成される0ffllは紙を幾重にも重ね、糊または
合成樹脂製の接着剤、または膠(以下これらを単に「接
着剤」という)を薄く塗布しながら紙を積層状に檀み重
ねる。紙は、和紙であれば、繊維組織が他の洋紙に比べ
て明らかで、出来上り素地10の強さ、粘りに好適であ
る。
また、底3は縁4に比し厚味を増しているので、段ボー
ルまたはぎ一ル紙を挿入し、夫々紙は円形に切断され、
接着剤で互いに紙を貼り合せる。この貼り合せのとき、
半球状の視1の内面を形取った上に積“み重ねるか、屯
3の外面を形取った器状の内面に積み重ね貼り合せ−[
1の内面を形取った治具のとき(以下この治具を雄型と
い゛う)は、挽3の鼻外面を形取った器状の治具(以下
この治具を受型という)を、積重ねた紙の接着剤が乾燥
しないうちに被せ、圧搾する。該圧搾は、プレスによっ
て押圧してもよいが、家内工業的には、上下となった雄
型、受型を図示していないが、ボルトやナツトで固定し
、熱を加えて乾燥する。プレスで押圧するときは、雄型
もしくは受型で該押圧中に加熱することが必要であるが
、家内工業的にするような雄型と受型を一体的にメルト
・ナツトで固定するときは、夫々は乾燥炉に入れて、乾
燥することにより、量産性が得られる。また、受型内に
紙を重ねて貼り合せ雄型を押し型に使用する場合も、前
記と同じようにできる。
また、紙を平面的に円形に切断し、積層状に貼り合せた
場合も雄型と受型とで、該接着剤が乾燥しない軟かい状
態のときに、挾持して、乾燥させることで素材を得るこ
ともできる。
他方、弾性を強化する場合は、前記和紙のほかに絹布を
紙の中に一部挿入貼り合せることもできるし、漆器の仕
上りをよくするためKは、最終仕上げ後に絹布をその内
外面に貼り合せることもよい。
そして、支持部2は、幅広の紙を図示していないが、8
欅に巻き付け、管状の長い筒Aを得る。この場合は、巻
付ける紙に接着剤を塗布しながら、ロールで押しつけ、
所定の内径、外径になるまで、紙を巻きつけるが、幅広
い紙は、繊維組織が単純な方向に揃う嫌いがあるので、
幅狭な紙をスパイラル状巻き、同様に長い管状の筒Aと
したほうがよい。この長い筒Aをその高さaに切断し・
支持部2&・2b・・・・ を得て、該支持部2a、2
b、、・ は撓1の底3外面で治具合せして接着剤で#
!、1と支持部2は一体的に固着してatOの素地を得
るのである。
前記は、汁椀のような悦10の素材を得る場合であるが
、盆のように平面的ではあるが、物品を載せて運ぶため
、ある大きさが必要なときは、いわゆる腰の強さが必要
な場合は、紙と布の他にブリキ板のように、薄鋼板を紙
と紙の間に挾持させてもよい。
また、茶器として珍重される零のように深さを有する容
器のような場合は、筒状の部分と底とを別個につくって
、筒状部は前述した筒Aのように紙を貼り合せ、ロール
で押圧して筒状部を、底は紙を貼り合せて一定厚さに圧
搾して形成し、底を筒状部に接着剤で固着して一体的に
形成することにより該素地を得ることができる。また、
この毛の蓋は、案外と浅い縁が沿設されているが、この
縁は前述の支持部2を得るのと同じ方法で筒Aを所定寸
法に切断して得°るとともに、平面的に成形した円形部
材とを接着剤で一体に固着することにより素材を得るよ
うにしている。
上記のようにして乾燥した素地は、必要に応じ、角部を
削ったり、底部にヌスミを設けるための切削、サンドペ
ーパーによる研磨等、漆塗りの前処理も木地と同様に切
削できる。しかも、軟かい接着剤の乾燥しないうちに圧
搾・挾持するので、漆器として完成時に文字や絵を浮き
彫りもしくは沈み彫りのような彫刻をするさいも、受型
もしくは雄型に予じめ準備して工作することもできる。
(効果) 上述したように、本発明における漆器用の素地原料を紙
とし、副素材を布または場合によって金属を使用したか
ら、紙または布は、生活用廃材として入手し易く、廃材
の活用化がはかれるとともに、紙には繊維組織があるた
め、複数枚重ねて貼り合せ圧搾した素地は、木地のよう
に一方向に木目があるものに比し、脆さはなく、木地の
弾性よりも該弾性は高くなるため、使用中に硬い地面に
落しても割れることはなく、紙と紙、あるいは紙と布と
の間には空気が内蔵されていて、保温性もよく、該素地
の妻面は紙又は布であるため、漆や漆に代わる化学塗料
もよ〈伸び、それら塗料の付着性も良好で、前記した空
気の内蔵と弾性は、木製漆器と同じ感触を肌ざわりによ
って得ることができ、合成樹脂製漆器には得られない感
触を与える。そして、紙は、和紙・洋紙を問わず段ボー
ルやボール紙もその用途に応じて活用でき、材料の歩留
り率を高いものでは100%近く、低率でもis%以上
と、非常に材料損失を減少するものである。さらに、廃
品とするとき、紙や布を素材とするから、容易に焼却す
ることができる等、一般需要者に利益をもたらす発明で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は漆器の代表例である汁&f)斜視図、第2図は
V断面図、第3図は支持部を製造する説明のための断面
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 紙を複数枚重ねて貼合わせ、層状に重ね合せた紙を圧搾
    して所望の形状に成形することを特徴とする漆器用素地
JP61180861A 1986-07-30 1986-07-30 漆器用素地 Pending JPS6335399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61180861A JPS6335399A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 漆器用素地

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61180861A JPS6335399A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 漆器用素地

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6335399A true JPS6335399A (ja) 1988-02-16

Family

ID=16090635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61180861A Pending JPS6335399A (ja) 1986-07-30 1986-07-30 漆器用素地

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6335399A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103253060A (zh) * 2013-04-28 2013-08-21 宁波城市职业技术学院 纸胎夹纻漆器的制作方法
JP2018176429A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 有限会社丸嘉小坂漆器店 塗り器の紙製素地の製作方法および漆器の製作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103253060A (zh) * 2013-04-28 2013-08-21 宁波城市职业技术学院 纸胎夹纻漆器的制作方法
JP2018176429A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 有限会社丸嘉小坂漆器店 塗り器の紙製素地の製作方法および漆器の製作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109130304B (zh) 一种环保型礼品盒的制作方法
ES8104070A1 (es) Procedimiento para unir directamente un revestimiento de po-liester sustancialmente impermeable a una base de pulpa mol-deada provista de superficies curvas
JPS6335399A (ja) 漆器用素地
CN106515288B (zh) 纸基与贵金属复合压印工艺
ES420196A1 (es) Procedimiento para el empaquetado al vacio.
KR100597504B1 (ko) 종이재로 이루어진 받침접시
CN2920595Y (zh) 一种胶合竹木集成材
CN111497346A (zh) 纤维材质纸塑盘型产品及其制造方法
JPS5981997A (ja) 動電型電気音響変換器の振動板製造方法
JPH0410404B2 (ja)
JPS633816Y2 (ja)
JPS5818205A (ja) 人工化粧単板の製法
TW499352B (en) Method for producing 3-D dense board with decorative sheet
JP2001301064A (ja) 絞り容器の製造方法
JPS5832929Y2 (ja) 封筒の金線押し台
JPS59190Y2 (ja) シ−トの貼付成形用金型
KR200360221Y1 (ko) 종이재로 이루어진 받침접시
TW210318B (en) Fabrication method of foam strips having high toughness
JPS5610444A (en) Manufacture of decorative plate having rugged surface
JPS638309Y2 (ja)
JPS63109822A (ja) 深底状漆器用素地
US13410A (en) photo-litho
JPS54114588A (en) Production of top board
CN201580022U (zh) 纸基模压中空蜂窝板材
GB190109149A (en) Improvements in Pressing Material into Shape, and in the Construction of the Moulds and Pressing Boxes