JPS6335230A

JPS6335230A - 電子血圧計

Info

Publication number: JPS6335230A
Application number: JP61178423A
Authority: JP
Inventors: 高田　三樹男
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1986-07-28
Filing date: 1986-07-28
Publication date: 1988-02-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、電子血圧計であって、カフを自動的に適正
な微速排気速度で減圧し得る電子血圧計に関する。

（ロ）従来の技術一般に、電子血圧計は、カフを」−腕に巻き、加圧手段
でカフ内圧を」二げて動脈を圧迫し、血流を止めた後の
排気過程で得られるカフ圧とに音や脈波振幅等の血管情
報番こより、最高血圧や最低面圧を決定するようになっ
ている。

ところで、腕の太さは人によってまちまちであり、同一
のカフを巻つけた場合でも、腕の細大によりカフ内の空
気容量が異なる。従って、本来は腕の太さに対応して微
速排気量を調整することが望ましい。例えば、腕の太い
人がカフを巻くと、カフ内の空気容量が多くなり、排気
速度の小さい状態で測定した場合、排気速度が遅く、欝
血が生しる問題があった。また逆に、腕が細くカフ内容
■の少ない人が排気速度の大きな状態で測定すると、脈
波が拾えず、測定不能を招く虞れがある。

そこで、従来より腕の太さによって微速ＩＪＩ気速度を
調整し得る電子血圧計が開発されている。この電子血圧
ａ目よ、例えば微速排気弁の開閉ｈＩを操作するツマミ
等を動かずことにより、排気Ｖが適正な埴に設定し得ろ
ようにしたものである。

（ハ）発明が解決しようとする問題点１、記従来のｉ最速排気Ｖを調整し得るツマミを持つ電
子血圧計には、適正な排気速度を指示表示する方式のも
のがある。

とこ７）が、測定者にとっては、表示される排気速度に
対応するために、ツマミをどの程度に操作すれば適正排
気速度になり得るか判然とせす、結局、素人の測定者に
は調整が困難であった。

また、従来のこの方式の電子血圧計では、鋺の太さに合
わ一ロて微速排気Ｖを調整することになるが、他の要因
によって排気Ｖが異なる場合には、必ずしも適正な調整
がなし得ない等の欠点があった。

この発明は、従来のものが持つ、１ソ上のような問題点
を解消させ、現実の測定者の加圧状況に応して、自動的
にカフを適正な微速排気で減圧するようにした電子血圧
計を提供することを目的とする。

（ニ）問題点を解決するだめの手段及び作用この目的を
達成さ−Ｕるために、この発明の電子血圧言１は、次の
ような構成としている。

電子血圧計は、カフと、カフ内を加圧する加圧手段と、
加圧目標値を設定する設定器と、加圧目標値まで加圧さ
れたカフを微速減圧する減圧手段と、前記カフ内圧力を
検出する圧力検出手段と、前記カフの減圧過程で血管情
報を検出する情報検出手段と、前記圧力検出手段及び前
記情報検出手段の出力信号により最高血圧及び最低血圧
を決定する血圧決定手段と、決定された血圧値を表示す
る表示手段とを含む電子血圧計であって、前記加圧手段
による加圧時間を測定する計時手段と、この測定された
加圧時間及び設定された加圧目標値に基づいて適正な微
速排気量を決定する排気量決定手段と、排気量の異なる
複数の微速排気弁の内、前記決定された微速ＩＪＩ気計
に対応する微速排気弁を選択し開放するｉ４に速ＩＩ気
弁選ＩＪｅ手段とを特徴的に備えて構成され′ζいる。

このような構成を有する電子血圧８１では、ｉＡｋ連排
気量が異なる複数の微速排気弁が備えられている。カフ
を加圧し、設定器で設定される加圧目標値まで加圧した
後、減圧して血圧測定をなす過程で、加圧を開始して停
止するまでの加圧時間を測定し、この加圧時間と加圧目
標値とから適正なＩＪ［気速度を決定する。そして、こ
の決定された排気速度に対応するｉＡｔ連掛気弁を選択
して開放する。

これにより、測定者に対応した最も適正な微速排気が自
動的に得られ、精確な面圧測定が達成される。

（ホ）実施例第１図は、この発明に係る電子血圧、ｉｌの具体的な回
路構成例を示すブロック図である。

電子血圧計は、本体ケース１とカフ２とから構成されて
おり、本体ケース１の−Ｌ面には電源スィッチ３、ハＩ
ｌ圧設定器４、スタートスイッチ５、クリアスイッチ６
及び表示器７を備えている。

加圧設定器４は、スライド式に４段階、例えば１１０．
１４０．１７０．２００　　（ｍｍｌ１ｇ）　といった
ように、加圧すべき目標値を設定し得る。

カフ２は、エア管１６により加圧ポンプ１０及び圧力セ
ンサ１１に接続されている。また、このカフ２には、電
磁弁１３を介して急速排気弁１４と、排気量の異なる３
つの微速排気弁１５ａ、１５ｂ、１５ｃにそれぞれ接続
されている。

この３つの微速排気弁は、第３図で示すように、例えば
微速排気弁１５ａが腕の細い入用、つまり排気量の小さ
い弁とし、微速排気弁１５ｂは腕が昔ｊ１１太さの入用
、つまり９Ｊの排気量の弁とし、更に微速排気弁１５Ｃ
は腕の太い入用、つまり排気量の大きい弁として設定し
である。

一方、電磁弁１３には４つのボート１３ａ、１３ｂ、１
３ｃ、１３ｄが設けてあり、ボート１３ａを微速排気弁
１５ａと、ボート１３ｂ−ｔ−微速排気弁１５ｂと、ま
たボート１３ｃを微速排気弁１５Ｃと、更にボート１３
ｄを急速排気弁１４とそれぞれ接続し、スプールを移動
さ−ｌることで各排気弁との接続を適宜切り換えるよう
にしている。

前記加圧ポンプ１０は、ＣＩ）　ｔＪ　１５からの指令
によりオン／オフされ、カフ２を加圧する。

また、ｅ連排低重１１はＣＰ　ＬＪ　１５の指令により
、カフ２内の圧力を急減圧するために設番１られ、電磁
弁１３のボー１　＋　３　ｄが選択指令された時、開放
するように設定しである。

更に微速排気弁１５ａ、１５ｂ、１５ｃは、ＣＰ　［Ｊ
　］　２の指令により選択された電磁弁ボートに基づき
開放するように設定しである。この電磁弁１３の各ボー
ｌ−１３ａ、１３ｂ、１３Ｃの選択決定は、例えば第４
図の例示に基づく。

第４図は、加圧設定値と加圧時間から決定される電磁弁
ボートの例を示す表である。

例えば、加圧設定値が１４０ｍｍ１１ｇで、加圧時間が
４．５秒であるとすると、電Ｃｆ（弁ボー）１３ａ（腕
のｉｌい大川排気弁１５ａ）の選択が決定され、加圧時
間が６秒であるとすると、電磁弁ボートは１３ｂ（昔ｉ
ｔｌ太さの入用１）］気低重５ｂ）が選択される。また
同し６秒の加圧時間でも、加圧設定値が２Ｑ　Ｑ　ｍｍ
１１ｇの場合には、電磁弁ボートば１３ａ（腕の細い大
川排気弁１５ａ）がｊハ択される。

上記圧力センサ１１は、カフ２内の圧力を電気信号に変
換し、Ａ／Ｄ変換器１９でデジタル信号に変換し、ＣＰ
Ｕ１２に入力する。また、カフ２にはに音センサ（マイ
クロホン）１７が付設され、増幅器１８を介してその信
号がＣＰＵＩ　２に取込まれるように構成されている。

ＣＰＩＪ］２は、加圧ポンプ１０、電磁弁１３のオン／
オフ及び切替えを制御する機能及び加圧時間を計時し、
測定した加圧時間と加圧設定値とから適正な微速排気量
を決定し、この決定した微速排気町に対応する微速排気
弁を選択、つまり電磁弁１３のボートを選択する機能を
有する他、サンプリング周期毎に俄り込まれるカフ圧及
びに音信号により最高血圧、最低血圧を決定する機能を
有している。また表示器７は、この決定された血圧値を
表示する。

第２図は、実施例電子血圧計の具体的な処理動作を示す
フローチャートである。

先ず、電源スィッチ３がオンされ、動作がスタートする
と５１器がイニシャライズされ〔ステップ（以下ｒｓＴ
ｊという）■〕、続いてスター　１〜スイツチ５がオン
か否か判定する（Ｓｒ１）。測定を開始するためにスタ
ートスイッチ５がオンされたとすると、Ｓｒ１の判定が
ＹＥＳとなり、ＣＰ（Ｊ１２から加圧ポンプ１０をオン
する信号が出力され、カフ２への加圧が開始される（Ｓ
ｒ３）、そして、この加圧開始と同時に、加圧時間を測
定するためのカウンタがカウントを開始しく５Ｔ４）、
加圧設定値か否か判定される（Ｓｒ１）。カフ圧が加圧
設定値になるまでＳｒ１、Ｓｒ１の処理が繰返される。

この間、カフ２の加圧がＩ！続されると共に、加圧時間
がカウントされることになる。

やがて、カフ圧が加圧設定値になると、Ｓｒ１の判定が
ＹＥＳとなり、加圧ポンプ１０がオフして加圧が停止さ
れ（Ｓｒ６）、ここで、加圧設定値と先に測定した加圧
時間から最も適正とされる微速１ト気Ｍが選択される。

つまり、複数の微速排気弁に接続される電磁弁１３を切
替えて、適正な微速（）［気に対応する電磁弁ボートを
選択する（Ｓｒ１）。

例えば、加圧設定値が１４０　ｍｍ１１ｇで、加圧時間
が４．５秒であるとすると、この測定者は腕が細いと判
定され、排気量の小さい微速排気弁１５ａを開放するた
めに、電磁弁ボート１３ａが選択される。また、仮に加
圧時間が６秒であるとすると、測定者の腕太さがｖｉｆ
ｆＩと判定され、排気量が普ｉｍの微速排気弁１５ｂを
開放するために、電磁弁ボート１３ｂが選択される。一
方、同じ６秒の加圧時間でも、加圧設定値が２００　ｍ
ｍ１１ｇの場合には、排気量の小さい微速排気弁１５ａ
を開放させるために、電磁弁ボー）１３ａが選択される
。

以」二のようにして、適正な電磁弁ボートが決定される
と、この決定された電磁弁ボートに接続する微速排気弁
が開放し、この開口した微速排気弁により、カフ２が理
想的な排気速度で減圧される（Ｓｒ１）、そして、この
微速排気の段階でに音センサ１７でに音が検出されると
、対応する圧力センザ１１からの出力、すなわちカフ圧
を最高血圧と決定し、更に残圧していく過程での■（音
の消滅時点に対応するカフ圧を最低面圧と決定する（Ｓ
Ｔ９）、その後、ＣＰ　ｔＪ　］　２の指令に基づき電
磁弁ボート＋３ｄがｉ巽択され、急速ＩＪＦ気弁低重が
開放して急速排気しく５ＴＩＯ）、測定結果、つまり最
高血圧、最低血圧を表示器７に表示しく５ＴＩＩ）、測
定終了か否か判定しく５Ｔ１４）、判定Ｎｏの場合Ｉｔ
再びＳＴ２へ戻り、次の測定に倫える。

（へ）発明の効果この発明では、以上のように、排気量の異なる微速排気
弁を複数備え、加圧設定値と加圧時間とにより適正な微
速排気量を決定し、この決定された微速排気針に対応す
る微速排気弁を電磁弁の切替えによりｊ巽）尺すること
とした。

この発明によれば、測定者の加圧目標値及び腕の太細に
対応して最も適正な微速排気速度が自動的に選択される
。従って、従来のように、測定者が煩わしいｉ故速排気
叶調整作業を行う不利が解消される。しかも、この発明
では、測定者によって種々異なる加圧設定値を微速排気
速度決定の一要素としたから、一層適正な微速排気をな
し得、精確な血圧測定が実行できる等、発明目的を達成
した優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、実施例電子血圧計の回路構成を示すブロック
図、第２図は、同実施例電子血圧計の構成及び動作を説
明するためのフローチャー１・、第３図は、微速排気弁
を選択する電磁弁を示す斜視図、第４図は、電磁弁ボー
トの決定例を示す表である。２：カフ、　　　　　　　４：加圧設定器、１２：ＣＰ
Ｕ、　　　　　１３：電磁弁、１３　ａ、１３　ｂ−１
３ｃ＝１３　ｄ　：電磁弁ボーＩ・、１４：急速排気弁
、１５　ａ・１５　ｂ・１５　ｃ　：ｍ速排低重。特許出願人　　　　　　　　立石電機株式会社（ほか１
名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カフと、カフ内を加圧する加圧手段と、加圧目標
値を設定する設定器と、加圧目標値まで加圧されたカフ
を微速減圧する減圧手段と、前記カフ内圧力を検出する
圧力検出手段と、前記カフの減圧過程で血管情報を検出
する情報検出手段と、前記圧力検出手段及び前記情報検
出手段の出力信号により最高血圧及び最低血圧を決定す
る血圧決定手段と、決定された血圧値を表示する表示手
段とを含む電子血圧計において、前記加圧手段による加圧時間を測定する計時手段と、こ
の測定された加圧時間及び設定された加圧目標値に基づ
いて適正な微速排気量を決定する排気量決定手段と、排
気量の異なる複数の微速排気弁の内、前記決定された微
速排気量に対応する微速排気弁を選択し開放する微速排
気弁選択手段とを備えて成ることを特徴とする電子血圧
計。