JPS6334868Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6334868Y2
JPS6334868Y2 JP1984155150U JP15515084U JPS6334868Y2 JP S6334868 Y2 JPS6334868 Y2 JP S6334868Y2 JP 1984155150 U JP1984155150 U JP 1984155150U JP 15515084 U JP15515084 U JP 15515084U JP S6334868 Y2 JPS6334868 Y2 JP S6334868Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tweezers
actuator
forceps
opening
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984155150U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6171387U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984155150U priority Critical patent/JPS6334868Y2/ja
Publication of JPS6171387U publication Critical patent/JPS6171387U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6334868Y2 publication Critical patent/JPS6334868Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、精密機器、電子機器等に使用され
る微小部品の加工、組立、検査、整列箱詰などの
生産作業を自動化する場合や、微細、微粒物品を
取扱う農水産、バイオテクノロジー等のマニプレ
ータのツールとして適用できる。従来ピンセツト
による手作業でのみ可能であつたデリケートで、
ソフトなつまみ動作機能を、ロボツトや自動つま
み機器に与えることができるため、微小物品の手
仕事の分野における自動ハンドリング化の適用範
囲を拡大させることができる。
(ロ) 従来の技術 従来、微小物品の把握具としては手作業には、
ピンセツトを使い、自動化装置においては真空に
より物品を吸着させ自動搬送する真空チヤツク方
式や、空圧、油圧、電動等の駆動源の動力によつ
てピストン、リンク、ねじ等を介し、把握爪を動
作させて物品を把握するメカニカルチヤツク方式
が使われていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、この従来方式では真空チヤツク方式の
場合、物品の形状、特に平面性が少く吸着面の乏
しいもの、方向性のある姿勢を保持しにくいもの
等には適用上問題がある。またメカニカルチヤツ
ク方式の場合、把握爪は部品の大きさ、形状に合
わせてその都度設計、製作する必要があり、また
対象物が微小のために微細な把握爪でなければな
らず、それを把握装置に取付ける手段に困難が伴
う場合が多い。また微小部品に必要なデリケート
でソフトなつまみ具合を得るには高度な制御機能
を持つ装置となり経済的に成立しない。また空圧
等によるピストン、レバー等に把握爪がついてい
るためつまみ具合の調整が困難で、その上爪のジ
ヨイント部のわずかながたつきでも把握爪先端で
の通り違いが拡大され微小部品のつまみ作用に支
障をきたす場合が多い。そのため爪の長さを可能
な限り短かくする必要があり、その結果開閉作動
角が大きくなり並行把握ができにくい。またグリ
ツパーと呼ばれるこれ等従来の把握装置は部品の
つまみ位置において両爪の開き量が部品の大きさ
や周辺装置に適合していなければならない。即ち
開きが少いと部品をつかめない、開きが大きいと
必要以外の部品をつまんだり、部品の位置決めの
ガイド等の周辺機械に千渉してしまう。つまみ時
の部品への影響として疵、破損、はじき飛ばし等
が生じやすく適用を制限される場合がある。その
ほかグリツパーを多様化したロボツト等の自動機
械に取付ける手段に苦労する場合が多い。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本考案では、微小
物品の自動把握のために既製品のピンセツトを自
動機械に取付ける手段を考案し目的を果たすこと
にある。
ピンセツト後端にあるピンセツト両爪結合部を
固定するピンセツト固定具を設け、この固定具は
ピンセツトの着脱が容易でその上爪先の中心点を
調節できる構造とし、この固定具よりピンセツト
先端寄りのピンセツト可動部にピンセツト開放時
の開き量を調節する手段とで形成するピンセツト
ホルダーと、このホルダーとピンセツト作動用の
アクチエータを接合させ、空圧等の動力によつて
作動するアクチエータとそのアクチエータの可動
部に連結、連動する作動レバーによつてピンセツ
ト中央附近のピンセツト可動部を挟み込むように
して開閉させる。作動レバーの作動量およびピン
セツトの閉じ量は調節できるものとし、ピンセツ
トのばね性を利用しその相乗効果によつてピンセ
ツトの把握力の微調節を可能とした。また作動レ
バーがピンセツトに突き当るシヨツクを緩和する
ため、その突き当り部にクツシヨン手段を設けて
ある。これ等手段により構成したユニツトを自動
ハンドリング機械等に任意の姿勢で取付けられる
ようアクチエータの外周の各面に取付けねじを設
け、さらに必要に応じ取付補助具を設置するよう
にした。
(ホ) 作用 このようにするとピンセツトがしつかりと固定
され、ピンセツトの着脱交換が容易でピンセツト
先端中心の調節も可能となる。またピンセツトの
開閉量の微調節が可能であり、ピンセツトの柔軟
な把握力はピンセツト自体のばね性と、ピンセツ
トの開閉量に応じたたわみによる応力と、作動レ
バーと連動するアクチエータの動力調節とによる
複合作用により制御される。これ等機能により微
小物品の自動把握作業においてアクチエータの機
械的でやゝ粗な動作にも拘らず手作業に近いデリ
ケートでソフトな動作をすることができる。
(ヘ) 実施例 この考案の実施例を図面にもとずいて説明す
る。第1図においてピンセツトAは両爪結合部
a、可動部b、爪先Cに区分し、ピンセツトの固
定は両爪結合部aを、そのa部の厚さよりやゝ広
い空隙をもつオープン形のピンセツトホルダー1
0に差込み、ホルダー10の両側に対向して螺合
するピンセツト固定ねじ1によつて挟み込むよう
にして固定している。ピンセツト爪先cの中心
は、対向した固定ねじ1のねじ込深さのバランス
によつて調節できる。ピンセツトの着脱はピンセ
ツト固定ねじ1の2本の内いずれか一方のねじの
締弛によつて簡便に行なわれる。ピンセツトの爪
先を所要の開きに調節するにはピンセツト可動部
bに於て、開放時の最大開き量を制限すればよ
い。この調節手段はピンセツト固定部よりわずか
前方に位置し、ピンセツトホルダー10において
対向して螺合した開き量調節ねじ3により行う。
この開き量調節部はピンセツト固定部に近いため
わずかなねじの締弛により可能である。ピンセツ
トの開閉作動はピンセツト可能部bの中央附近を
作動レバーDが両側から挟み込むようにして行
う。作動レバーはアクチエータBの可動部に連
結、連動する。アクチエータBはピンセツトホル
ダー10に止めねじ7によつてねじ止めされてい
る。作動レバーDの先端部には作動ねじ2が螺合
し、その作動ねじ2の出し入れによつてピンセツ
トの閉じ量、把握力が調節できる。即ち作動ねじ
2の長さを変えると、ねじ先がピンセツトに接触
するまでの間隔が変りピンセツトの閉じ量が調節
されたことになる。
作動ねじ2を長くするとピンセツトの閉じ量が
多くなりピンセツトの爪先が物品に接触後の作動
レバーの作動はオーバーランとなりその分、ピン
セツトがたわんでピンセツトのばね常数に比例し
た把握力が得られる。特にソフトな把握をする場
合にはピンセツトに凹みfをつけたものを使用す
るとさらにばね常数が下る効果があり把握力の微
調節が可能となる。また作動レバーの作動によつ
て作動ねじ2の先端がピンセツトに当る際発生す
るシヨツクを減少させるため接触部eにポリエス
テルシート等の緩衝材を張付けてある。作動ねじ
2は調節とゆるみ止機能を簡便に行うため、ねじ
山に分割溝の入つているスプリングボルトを使用
している。作動レバーDの働きは空圧動力のため
ストローク一定で、やゝ強い作動力に設定してあ
るが上記調節手段によりピンセツト先端での把握
はソフトでデリケートに行われる。
こゝで使用されるアクチエータと作動レバーの
関連動作を説明すると、第2図において、アクチ
エータのピストンhは、ばねgによつて前方に押
されている。このピストンと一体構造のピストン
ロツドは先端鍔部iを関節として作動レバーDに
接続し、常時開の状態となつている。作動レバー
Dの開閉は空気取入口4または5から圧縮空気を
取り入れてピストンを往復させ作動レバー軸jを
支点として作動レバーが開閉作動をする。
以上の把握機能を有するユニツトを自動ハンド
リング機械に取付けるための手段として第2図〜
第5図に示すような取付ねじ6、7、8、9を本
体各面に用意してありさらに取付補助具を使用す
る場合第6図の11、12や第7図の13,14
に示すようなものが便利である。
上記実施例のバリエーシヨンを次に示す。
ピンセツト開き量調節手段として第2図のピン
セツトホルダー10にある空隙の角dにピンセツ
ト可動部を当てるように差込みその深さに応じて
ピンセツト爪先の所要開き量が調節できる。
ピンセツトの固定手段としてピンセツトホルダ
ー10の材質を弾性材料、例えばポリウレタンゴ
ムのようなものを使用し、ピンセツトの厚さより
挟い空隙にしてピンセツトを強く差込むことによ
り固定する方法やホルダー自体を強いばね性をも
つクリツプ状の構造にしてピンセツトを挟むよう
にして固定する方法もある。むろんこのような方
法の場合はピンセツト固定ねじ1は使用しなくて
よい。作動レバーの作動量を変える手段としては
作動ねじ2による他に第2図のk部にストツパー
をつける方法やピストンロツドの先端又は胴中に
ねじやピンでストツパーを設けストロークを制限
する方法もある。
作動レバーがピンセツトに当る際のクツシヨン
手段として第1図のe部にプラスチツクシートを
張付ける他に作動ねじ2の先端に弾性材やプラス
チツクのキヤツプをつける方法もある。
アクチエータについてはハウジングをアルミや
プラスチツク材にすることで軽量化を計ること、
動力を空圧の他、油圧、電磁石、電動機による方
法、作動形式をリニア型の他にロータリ型にする
方法もある。
前記実施例に示す他、第8図に示す実施例もあ
る。この例ではピンセツト開き量調節部15が作
動レバー21のすぐ近くにあり調節量は前記第1
図のものより大きい。ピンセツトホルダー22と
ピンセツト固定具23はピンセツトAを挟みピン
セツト固定ねじ24によつて抱き締められてい
る。また取付補助具16はアクチエータの中心線
上にねじ25によつて取付けられている。
第9図示す実施例は上記第8図の実施例とほぼ
同じ方式である。開き量調節具17は作動レバー
25の近くにあり、ピンセツト固定部は開き量調
節具17と分離し、アクチエータの延長軸18に
ピンセツト固定具19をねじ20により抱き締め
られてピンセツトホルダーを形成している。この
ピンセツト固定具19は延長軸18の軸方向に移
設が可能である。ピンセツトAは固定具19、2
6、により固定ねじ27によつて抱き締められて
いる。
(ト) 考案の効果 本考案は作業用途に適合したピンセツトをロボ
ツト等の自動機械に取り付け、ピンセツト特有の
微小部品に対するデリケートでソフトなつまみ機
能を付加することができ微小部品の自動化推進、
生産性向上に寄与できる。特に従来からの時計、
カメラ等の精密機器の部品はもとより、電子部品
の顕著なマイクロ化の進展に対しても、またその
他の産業におけるピンセツト作業の自動化にも本
考案の手段は効果的である。本考案による把握装
置はつまみ爪のスパンが長く、しかも強固に接合
された一対の爪で、爪先のがたつきがなく、接合
後一体成形されているため部品把握時に爪先の通
り違いがなく平行つまみができる。把握部品の形
体が円形、異形、微小(1mm以下)、脆性のもの
にも適合し、ピンセツトの着脱も容易なことから
フレキシビリテイオートメーシヨン向の装置とし
て効果がある。また本考案の把握装置はロボツト
等の自動化機器に取付け容易な構造にしたため適
用機種が拡大された。またコンパクトで軽量なた
め高速、小型の自動化向けに効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の斜視図、第2図は本考案
の把握装置本体の平面図、第3図は同立面図、第
4図は同底面図、第5図は同正面図、第6図はフ
ランジ形の取付補助具を使用した図、第7図は板
状の取付補助具を使用した図、第8図は開き量調
節部を前方の作動部近傍にし、取付補助具の中心
とアクチエータの中心を一致させた別の実施例を
示す図、第9図も第8図と同様の配置であり、さ
らにピンセツト固定部を前後に移設できる構造の
別の実施例を示す図である。 Aはピンセツト、Bはアクチエータ、10はピ
ンセツトホルダー、Dは作動レバー、1はピンセ
ツト固定ねじ、2はピンセツト作動ねじ、3はピ
ンセツト開き量調節ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 挟むように対向してピンセツト可動部をピンセ
    ツトの開閉方向に作動するアクチエータと、その
    アクチエータの可動部に設置したピンセツト作動
    量調節具と、該アクチエータに連設し、ピンセツ
    ト後端のピンセツト両爪結合部を着脱自在にクラ
    ンプできるピンセツトホルダーと、そのピンセツ
    トホルダーよりもピンセツト先端側に設けピンセ
    ツトホルダーと一体構造もしくは単独で該アクチ
    エータに連設するピンセツト開き量調節具とを有
    する微小部品把握装置。
JP1984155150U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPS6334868Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984155150U JPS6334868Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984155150U JPS6334868Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6171387U JPS6171387U (ja) 1986-05-15
JPS6334868Y2 true JPS6334868Y2 (ja) 1988-09-14

Family

ID=30713148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984155150U Expired JPS6334868Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6334868Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4596204B2 (ja) * 2001-04-02 2010-12-08 Smc株式会社 細径ワーク用エアチャック
JP6472624B2 (ja) * 2014-08-28 2019-02-20 国立大学法人東京工業大学 ロボットマニピュレータ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58126194U (ja) * 1982-02-19 1983-08-27 株式会社マイクロ・リサ−チ 遠隔操作用把持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6171387U (ja) 1986-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10307913B2 (en) Robotic gripper
JPH0329117Y2 (ja)
US4765668A (en) Robot end effector
EP3581346A1 (en) Gripper with a pair of pivoting jaws mounted on a body having a trident section
WO2019165878A1 (zh) 一种电-气复合驱动柔性手指的仿鹰爪物流包装机械手
US20220388183A1 (en) Gripper device for a robot gripper and method for operating a gripper device
US20200147811A1 (en) Workpiece gripping device
CN111216155A (zh) 简易型双臂协同机械手
JPS6334868Y2 (ja)
CN211761616U (zh) 简易型双臂协同机械手
US20220193925A1 (en) Tool Changing System, Industrial Robot And Method Of Handling Tool By Industrial Robot
US9015917B2 (en) Clamping and gripping device with high mechanical advantage and energy saving attributes
CN210704906U (zh) 一种工业机器人多功能末端操作器
JP2008229793A (ja) ワーク把持装置
JPH0538693A (ja) 吸着式ハンド
CN110666827A (zh) 可提供恒定夹紧力的夹紧机构及机械手装置
US4708383A (en) Manipulator gripper tool
JPH0329118Y2 (ja)
CN210703575U (zh) 新型冲压机构
SU1627404A1 (ru) Магнитно-вакуумный захват
WO2022102143A1 (ja) ロボットハンド
KR102145180B1 (ko) 액추에이터 및 이를 포함하는 그립핑 장치
SU1537522A1 (ru) Схват манипул тора
US20220266455A1 (en) Robot Hand
EP4112237A1 (de) Greifvorrichtung für einen roboter, wechselbares fingergreifmodul und greifsystem