JPS6334228Y2 - - Google Patents

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JPS6334228Y2
JPS6334228Y2 JP16232781U JP16232781U JPS6334228Y2 JP S6334228 Y2 JPS6334228 Y2 JP S6334228Y2 JP 16232781 U JP16232781 U JP 16232781U JP 16232781 U JP16232781 U JP 16232781U JP S6334228 Y2 JPS6334228 Y2 JP S6334228Y2
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flexible conductor
conductor
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plates
parts
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気機器の2個の被接続部間を電気
的に接続する電気機器用接続装置に関する。
ガス絶縁開閉装置や変圧器等の電気機器におい
て被接続部相互間を電気的に接続するに当り、接
続部相互間に相対的な変位が生じることが予想さ
れる場合には、両被接続部間を可撓性を有する導
体により接続しておくことが必要になる。可撓性
を有する導体としては、例えば編組線があるが、
編組線は機械的な形状が一定しないため、その周
囲の電界分布を一定に保つことが困難であり、高
電圧が印加される機器には不向きである。そのた
め従来は弾性を有する導体板からなる略コの字形
の可撓導体を用いていたが、コの字形の可撓導体
ではその周囲の電界分布が著しく不均一になるた
め可撓導体全体を覆うシールドが必要になり、機
器の接続部の構造が複雑になる欠点があつた。ま
たコの字形の可撓導体はコの字を拡開する方向へ
の変形は容易であるが、それ以外の方向への変形
は容易でなく、撓み量を多くとれないため2個の
被接続部相互間の変位に完全に対応できない欠点
もあつた。
本考案の目的は、被接続部間の変位に良好に対
応でき、しかも常に形状を略一定に維持して周囲
の電界分布を略一定に保ち耐電圧性能を向上させ
得るようにした電気機器接続用可撓導体を提供す
ることにある。
上記の目的を達成するため、本考案において
は、2個の被接続部の対向面にそれぞれ固定され
た1対のほぼ平行な端板部と両端板部間を斜めに
伸びる傾斜板部とを一体に有するZ字形の形状に
形成された可撓導体と、可撓導体の両端部付近を
それぞれ取囲むように形成され略同軸的に配置さ
れて2個の被接続部にそれぞれ固定された2個の
電界緩和用環状シールド体とを設ける。
上記可撓導体は複数枚の導電性の板を積層した
積層体からなつていて該積層体の積層方向の両端
に位置する両側板の板厚が該両側板より内層の板
の板厚より厚く設定され、該可撓導体の傾斜板部
の中央部が前記両シールド体間の略中央部付近で
両シールド体の中心軸線と交差するように配置さ
れている。
上記のように可撓導体をZ字形に形成すると、
あらゆる方向への変位が可能になる上に撓み量も
多くとることができるため、2個の被接続部間に
生じる相対的変位の許容量を多くすることができ
る。
また上記のように可撓導体をZ字形に形成して
該可撓導体の傾斜板部の中央部が可撓導体の両端
部付近を囲む2つのシールド体間のほぼ中央部付
近で両シールド体の中心軸線と交差するようにす
ると、可撓導体の中間部付近における電位傾度を
小さくすることができるため、可撓導体の中間部
を覆うシールドを省略することができ、シールド
構造の簡素化を図ることができる。
更に、上記のように可撓導体を複数枚の板の積
層体により構成すると、電流の表皮効果を利用し
て可撓導体の通電容量を増大させることができ
る。この場合電流の表皮効果をより効果的に利用
するためには、積層体を構成する導電性の板の板
厚をできるだけ薄くし、その枚数を多くすること
が好ましい。
上記のように、積層体をZ字形に成形すること
により可撓導体を構成すると、従来のものに無い
多くの利点があるが、反面積層体をZ字形に成形
した場合、コの字形のものに比べてその形状維持
能力が小さくなるという新たな問題が生じる。特
に通電容量の増大を図るために積層体を構成する
板の厚さを薄くしていつた場合にこの問題が顕著
になり、可撓導体の特に中間部付近の位置が不安
定になつたり、加工時に最外層の板の端部に凹凸
が生じたりすることがある。尚Z字形可撓導体の
中間部付近の位置が不安定になるのを防ぐために
は、該中間部付近をリベツトによりかしめて拘束
すればよいが、このように中間部付近を拘束した
場合には、可撓導体が変形し難くくなる傾向があ
り、可撓導体をZ字形にした特徴を十分に活すこ
とができなくなる。
そこで本考案においては、積層体の積層方向の
両端に位置する両側板の板厚を該両側板より内層
の他の板の板厚よりも大きく設定する。このよう
にすれば、可撓導体の形状維持能力を大幅に向上
させることができる上に、加工時に最外層の端部
に凹凸が生じるのを防ぐことができる。またリベ
ツト等により中間部を拘束する必要がないので、
可撓導体の形状をZ字形に形成したことの特徴を
活かしてその変形を容易にすることができ、2個
の被接続部相互間に許容される変位量を充分に多
くして、電気機器の接続部の保護の完全を期する
ことができる。
以下図示の実施例により本考案の可撓導体を詳
細に説明する。
第1図は、本考案の可撓導体を用いて電気機器
の任意の2個の被接続部1A及び1Bを相互に電
気的に接続した状態を示したものである。この例
では被接続部1A,1Bの対向端部がそれぞれ円
柱状に形成されて略同軸的に配置され、両被接続
部の先端の外周部を後記するシールド体の板厚に
相当する分だけ切削することにより、シールド体
取付部11A,11Bが形成されている。2は、
第2図にも示したように、銅等の弾性を有する導
電板を所定枚数積層した積層体を略Z字形に成形
してなる可撓導体である。第3図はこの可撓導体
2を構成する積層体の積層面を拡大して示したも
ので、同図から明らかなように、本考案において
は、積層体の積層方向の両端(最外層)に位置す
る側板201,201の板厚を他の内側の層の板
202の板厚よりも十分厚くしておく。最外層の
側板201,201の板厚は例えば内側の層の板
202の3倍乃至数倍程度が適当である。電流の
表皮効果を利用して可撓導体の通電容量を増大さ
せるため、可撓導体を構成する板202としては
例えば板厚が0.05〜0.3mm程度の薄板を用いる。
この場合側板201,201の板厚は0.3〜1.5mm
程度が適当である。
上記可撓導体2は、帯板状に打抜いた板を積層
して形成した積層体をZ字状に成形加工すること
により製作される。即ち、帯板状に打抜いて所定
枚数積層した板202,202,…の積層方向の
両端に同じく帯板状に打抜いた側板201,20
1を重ねてこれらをテープで締め付けて積層体を
形成し、次いでこの積層体をZ字状に成形した
後、両端を切断した寸法出しを行なう。その後こ
の可撓導体2の互いに略平行する端板部21A及
び21Bにそれぞれ取付孔22を2個ずつ形成す
る。尚可撓導体2の端板部21A,21Bとこれ
らの端板部間を斜めに延びる傾斜板部23との間
の角部24A及び24Bには第1図に示すように
所定のアールを付しておく。このようにして製作
した可撓導体2は、被接続部に固定するまでの間
ばらばらにならないようにその両端をひもでしば
つておく。
電気機器の被接続部1A及び1Bの対向面12
A及び12Bにはそれぞれ可撓導体2の取付孔2
2に整合するネジ孔13が設けられており、可撓
導体2の端板部21A及び21Bがそれぞれ被接
続部1A及び1Bの対向面12A及び12Bに当
接される。この状態で可撓導体2の端板部21
A,21Bの被接続部1A,1Bと反対側の面に
それぞれ押え板3A及び3Bが重合される。押え
板3A及び3Bにはそれぞれ前記取付孔22に整
合する取付孔31が形成され、各取付孔31及び
22を通してネジ孔13にボルト4が螺入されて
端板部21A及び21Bがそれぞれ被接続部1A
及び1Bに固定される。端板部21A,21Bが
被接続部に固定された後、可撓導体2をしばつて
おいたひも等が外される。尚5は各ボルト4の頭
部と押え板3A,3Bとの間に介在されたスプリ
ングワツシヤである。押え板3A及び3Bはそれ
ぞれ、可撓導体2の端板部21A及び21Bと傾
斜板部23との間の角部24A及び24B側に位
置する端部に、傾斜板部23側に反り返つた湾曲
部32A及び32Bを有し、これらの湾曲部によ
り可撓導体2の角部24A及び24B付近が所定
の曲率以下に曲るのを阻止して可撓導体の折損を
防ぐようになつている。
可撓導体2の両端部付近の特に被接続部1A,
1Bとの結合部のボルト等を覆うように電界緩和
用の環状シールド体6A及び6Bが同軸的に配設
されている。各シールド体は外面から滑らかな形
状のカツプ状体の底部に可撓導体2を貫通させる
ための孔61を形成したものからなつていて、シ
ールド体6A及び6Bはそれぞれ被接続部1A及
び1Bのシールド体取付部11A及び11Bに嵌
合され、周方向に等間隔で複数個所(例えば4等
配で)設けられたポンチロツク部62により被接
続部1A及び1Bに固定されている。
そしてこの例においては、可撓導体2の傾斜板
部23の中央部が、シールド体6A,6B間の略
中央部でシールド体6A,6Bの中心軸線Pと交
差するように各部の寸法形状と位置関係とが設定
されている。このように構成すると、可撓導体2
の中間部付近の電位傾度を小さくすることができ
る。このように、Z字形に成形された本考案の可
撓導体を用いると、その中間部の電位傾度を小さ
くすることができるので、可撓導体2の中間部を
覆うシールドは不要になり、図示のように可撓導
体の両端部付近にあるボルトや押え板等、電界を
乱す形状の部分のみを覆うようにシールド体を設
ければ十分である。
上記のように可撓導体2をZ字形に形成する
と、該可撓導体をねじり方向へも容易に変形させ
得るので、可撓導体をあらゆる方向に変形させる
ことが可能になる。したがつて被接続部1A,1
Bがいずれの方向に変位した場合でもその変位に
追従することができ、被接続部の変位により接続
装置が破損するのを防ぐことができる。
特に本考案においては、可撓導体2の両側板2
01,201の板厚を他の板よりも厚くしてある
ため、可撓導体2傾斜板部23をリベツト等によ
り拘束することなしに可撓導体2の形状を維持で
きる。したがつて傾斜板部23の変形を容易にす
ることができ、特に端板部21A,21Bの板面
と平行な方向及び端板部21A及び21Bの板面
と直角な方向への変位量を大幅に増大させること
ができる。
また上記のように、可撓導体2の最外層の側板
を厚くしておくと、可撓導体を成形した後その端
部を切断して寸法出しをする際に最外層の導体の
端部に凹凸が生じるのを防ぐことができる。した
がつて本考案の可撓導体は導体端部の凹凸が特に
問題になるガス絶縁機器にも支障なく適用するこ
とができる。また本考案の可撓導体において、板
厚を厚くするのは最外層の側板だけであり、その
他の板としては薄いものを用いるので、表皮効果
による通電能力を低下させることがない。
本考案のように、側板201,201の板厚を
厚くすると、可撓導体の最外層のエツジ部e(第
3図B参照)の角を落して丸味を付ける加工を行
なうことができる。このように可撓導体のエツジ
部に丸味を付しておくと、該エツジ部に電界が集
中するのを防ぐことができるので、隣接する導体
部との絶縁耐力を向上させることができる。
尚本考案の接続装置により機器の被接続部間を
接続する場合、可撓導体2の傾斜板部23の中央
部がシールド体6A,6Bの中心軸線Pと交差す
る位置は厳密に両シールド間の中央部である必要
はなく、可撓導体の中間部付近の電位傾度を高め
ない範囲で多少ずれていても差支えない。
また押え板3A,3Bは場合によつては省略す
ることができる。
以上のように、本考案によれば、被接続部相互
間を接続する可撓導体をZ字形に成形された導電
板の積層体により形成するとともに、該可撓導体
を構成する積層体の積層方向の両端に位置する側
板の厚さを内層側の板の厚さよりも厚くしてその
形状保持能力を向上させ、Z字形の可撓導体の中
間部をリベツト等により拘束する必要性をなくし
たので、可撓導体の変形を容易にして、2個の被
接続部相互間に許容される変位量を充分に多くす
ることができる。従つて本考案の接続装置を用い
れば、電気機器の被接続部相互間の変位量が多い
場合でも接続部が破壊されることがなく、接続部
の保護の完全を期することができる。
また可撓導体の形状維持能力を高めたので、そ
の周囲の電界分布をほぼ一定に保つことができ、
可撓導体を用いたことにより耐電圧性能が低下す
るのを防ぐことができる。
更に本考案においては、可撓導体をZ字形に形
成して該可撓導体の傾斜板部の中央部が可撓導体
の両端部付近を囲む2つのシールド体間のほぼ中
央部付近で両シールド体の中心軸線と交差するよ
うにしたので、可撓導体の中間部付近における電
位傾度を小さくすることができ、可撓導体の中間
部を覆うシールドを省略して、シールド構造の簡
素化を図ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の接続装置を用いて電気機器の
被接続部間を接続した状態を正面から見て断面し
て示した断面図、第2図は第1図に示された可撓
導体の底面図、第3図A及びBはそれぞれ本考案
の実施例で用いる可撓導体を構成する積層体の積
層面を拡大して示したもので、同図Aは積層体の
長手方向と平行な積層面を示した部分拡大正面
図、同図Bは積層体の長手方向の端面を一部省略
して示した拡大側面図である。 1A,1B……電気機器の被接続部、2……可
撓導体、201……側板、202……側板より内
層側の板、4……ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電気機器の2個の被接続部間を電気的に接続す
    る接続装置において、 前記2個の被接続部の対向面にそれぞれ固定さ
    れた1対のほぼ平行な端板部と両端板部間を斜め
    に伸びる傾斜板部とを一体に有するZ字形の形状
    に形成された可撓導体と、 前記可撓導体の両端部付近をそれぞれ取囲むよ
    うに形成され同軸的に配置されて前記2個の被接
    続部にそれぞれ固定された2個の電界緩和用環状
    シールド体とを具備し、 前記可撓導体は複数枚の導電性の板を積層した
    積層体からなつていて該積層体の積層方向の両端
    に位置する両側板の板厚が該両側板より内層の板
    の板厚より厚く設定され、該可撓導体の傾斜板部
    の中央部が前記両シールド体間の略中央部付近で
    両シールド体の中心軸線と交差するように配置さ
    れていることを特徴とする電気機器用接続装置。
JP16232781U 1981-10-30 1981-10-30 電気機器用接続装置 Granted JPS5866515U (ja)

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JPS5866515U JPS5866515U (ja) 1983-05-06
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