JPS6334184A - 感熱転写記録媒体 - Google Patents

感熱転写記録媒体

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JPS6334184A
JPS6334184A JP61178373A JP17837386A JPS6334184A JP S6334184 A JPS6334184 A JP S6334184A JP 61178373 A JP61178373 A JP 61178373A JP 17837386 A JP17837386 A JP 17837386A JP S6334184 A JPS6334184 A JP S6334184A
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JP
Japan
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group
polymer
recording medium
coloring material
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Application number
JP61178373A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Koshizuka
国博 腰塚
Masanari Asano
真生 浅野
Toshiaki Tezuka
手塚 敏明
Tatsuichi Maehashi
達一 前橋
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • B41M5/44Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、感熱転写記録媒体に関し、さらに詳しく言
うと、使用に際してスティッキング現象がなく、長期間
の保存中にブロー2キングを起さず、長期間の保存後に
使用しても鮮明な印像を転写することができる感熱転写
記録媒体に関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来、感熱転写記録媒体は、たとえばポリエステルなど
で形成された長尺のシート状の支持体の表面に、溶融性
物質を含有する色材層を形成してなる。多くの場合、こ
の感熱転写記録媒体は、巻回された状態で出荷、保存さ
れる。そして、巻回状態にあるこの感熱転写記録媒体は
、これを巻き戻し、そして、たとえば前記色材層を設け
た支持体の面とは反対側の面からサーマルヘッドで加熱
することにより、前記色材層の一部を溶融させ、この感
熱転写記録媒体に接触する記録シートたとえば紙の表面
に、溶融した色材層を転写することによって、前記紙の
表面に印像を形成している。
しかしながら、従来の感熱転写記録媒体にあっては、サ
ーマルへ一2ドで感熱転写を行なう場合に、十分な印像
濃度を得るのに必要な熱エネルギーで転写するとき、支
持体自身がサーマルへ一2ドと融着してしまう、いわゆ
るスティッキング現象が発生し、感熱転写記録媒体が走
行不老となったり、著しい場合にはその部分から感熱転
写記録媒体が破断してしまうと言う問題点がある。
また、従来の感熱転写記録媒体は、前述のように巻回状
通で保存されているから、その長期間の保存により、支
持体の背面と色材層とが張り付いてしまう、いわゆるブ
ロッキング現象が生じることもある。ブロッキング現象
が起きてしまうと、巻回状態の感熱転写記録媒体を引き
出してこれを走行させることができなくなる。
これらの問題点を解決するために、支持体の背面に耐熱
保護層を設ける試みがいくつか提案されている。
たとえば、支持体の背面に金属層や耐厚耗暦として酸化
ケイ素層を設ける方法(特開昭54−143152号公
報、特開昭57−74195号公報参照)、シリコーン
やフッ素などの耐熱性樹脂層を設ける方法(特開昭55
−7487号公報参照)、常温で固体または半固体の界
面活性剤などを添加した樹脂層を設ける方法(特開昭5
7−129789号公報参照)、あるいは滑性無機顔料
を耐熱性樹脂中に含有させた層を設ける方法(時開IV
45B−155974号公報参照)などが提案されてい
る。
しかしながら、このような提案に係る方法は、スティッ
キング現象の防止やブロッキング現象の防止が十分でな
かったり、あるいは、蒸着、キュアー、エージングなど
の、大きな生産コストを要する特別な手段が必要になっ
たりするなどの問題点がある。
また、シリコーンやフッ素などの耐熱性樹脂層を支持体
の背面に単にコーティングしただけである感熱転写記録
媒体は、長期間の保存中に、あるいは高温度の下に長時
間曝露した後に、シリコーンやフッ素材料自身の移行性
により、色材層が変質する。このような、移行性のある
耐熱樹脂層により色材層が悪影響を受けることによって
、転写むらや印像の欠けの発生することが、この発明者
らの研究により、明らかとなった。
[発明の目的] この発明は前記事情に基いてなされたものである。
すなわち、この発明の目的は、スティッキング現象およ
びブロッキング現象の発生を防止した感熱転写記録媒体
を提供することである。
この発明の他の目的は、移行性のないバッキング層を設
けることにより、長期間の保存にかかわらず、常に鮮明
な印像を転写することができる感熱転写記録媒体を提供
することである。
この発明のさらに他の目的は、水系溶媒で塗布すること
により、安全な作業環境のもとで、容易に形成すること
のできるバッキング層を備えた感熱転写記録媒体を提供
することである。
[前記問題点を解決するための手段] 前記問題点を解決するためのこの発明の要旨は、支持体
上に、熱溶融性物質を含有する色材層を少なくとも一層
有する感熱転写記録媒体において、 RI NHCO−(ただし、前記R1は炭素数8以りの
アルキル基である。)を、連結基を介してまたは介さず
して、主鎖に結合した重合体を含有する樹脂層を、前記
色材層とは反対側の支持体上に、形成してなることを特
徴とする感熱転写記録媒体である。
この発明の重要なことは、色材層に移行性がなく、ステ
ィッキング現象およびプロ、キング現象の防止可撤な樹
脂として、特定の側鎖を有する重合体を含有する樹脂層
を、支持体の、色材層とは反対側に設けたことである。
そして、さらに重要なことは、この側鎖中に炭素数8以
上のアルキル基(R1)を含有していることである。こ
のアルキル基(R1)は、直鎖状であっても、また分岐
状であっても良く、ざらまたフッ素原子、塩素原子およ
びシュウ素原子のようなハロゲン原子、アミン基、ニト
ロ基、フェニル基、ならびに水酸基のような他の置換基
を有していても良い。
このアルキルノ人の具体例としては、たとえば、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシルノ、(、ドデシ
ル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基
、ヘキサデシル基、ヘブタデシル基、オクタデシル基、
ノナデシル基・エイコシル基、ヘンエイコシル基、トコ
シル基、トリコシル基、テトラコシル基、ベンタコシル
基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オフタコシル基
、ノナデシル基、ドリアコンチル基、ヘントリアコンチ
ル基、トドリアコンチル基、テトラトリアコンチル基、
ヘキサトリアコンチル基およびオクタトリアコンチル基
などのアルキル基ならびにこれらにハロゲン原子を置換
した基などが挙げられる。これらの中でも炭素数が8〜
50、特に10〜40、さらには12〜38の長鎖アル
キル基が望ましい。
前記重合体は、RI NHCO−基を、連結基を介しで
あるいは介さずして、主鎖に結合したものであれば特に
制限がない。
さらに、このような重合体としては、具体的には、たと
えば第1式 %式% (ただし、第1式中、R1は前記と同様の意味を表わす
、)で示される七ツマーユニットを有するアルキルカル
バメート含有ポリマー。
第2式 %式% (ただし、第2式中 R1は前記と同様の意味を表わす
、)で示される七ツマーユニy)を有するアルキルアミ
ド含有ポリマー、 第3式 %式% (ただし、flB3式中 R1は前記と同様の意味を表
わし、 R2は低級アルキル基または水素原子を表わす
、)で示される七ツマーユニットを含有するアルキルア
ミド含有ポリマーなどを挙げることができる。
市記第1式で示される七ツマーユニットを有するアルキ
ルカルバメート含有ポリマーは、萌記第1式で示される
七ツマーユニットを有している限り特に制限がなく、他
の七ノマーユニットヲli’1lJI)に有するコポリ
マーであっても、実質的に第1式で示すモノマーユニッ
トのみからなるホモポリマーであっても良い。
前記アルキルカルバメート含有ポリマーがコポリマーで
ある場合の萌記他の七ツマーユニットとしては、たとえ
ば、無水マレイン酸、アクリルアミド、アクリロニトリ
ルなどが挙げられる。
また、前記アルキルカルバメート含有ポリマーとしては
、たとえばポリビニルアルコールあるいはその部分ケン
化物とフッ素原子などのハロゲン原子をそのアルキル基
に有することがある炭素数8以上のフルキルイソシアネ
ートとから製造されるポリビニルアルキルカルバメート
が挙げられる。このようなポリビニをフルキルカルバメ
ートの外に、特公昭35−8225号公報に記載された
ものを、この発明における重合体に含めることがでさる
第2式で示される七ツマーユニットを含有するアルキル
アミド含有ポリマーは、前記第2式で示されるモノマー
ユニットを有している限り特に制限がなく、他のモノマ
ーユニットを有するコポリマーであっても、また実質的
に前記第2式の七ツマーユニットのみからなるホモポリ
マーであっても良い。
前記他の七ツマーユニットとしては、負水マレイン酸、
マレイン酸、アクリロニトリル、アクリルアミドなどに
由来するモノマーユニットが、その可濠性を有する。
また、ホモポリマーとしては、たとえばポリエチレンイ
ミンと炭素数8以上のフルキルイソシアネートとから製
造することができる。このようなポリエチレンイミンア
ルキルアミドは、−(CC2C142N)−の主鎖を有
し、主鎖中の窒素原子に一〇 (=O)NHRI を側
鎖として結合した構造を有しており、具体的には、特公
昭4G−17681号公報に記載されたものを、この発
明における重合体に含めることができる。
第3式で示される七ツマーユニットを有するアルキルア
ミド含有ポリマーは、前記第3式で示される七ツマーユ
ニットを含有していれば特に制限がなく、他の七ツマー
ユニy)を有するコポリマーであっても、実質的に前記
第3式で示される七ツマーユニットのみからなるホモポ
リマーであっても良い。
前記他の七ツマーユニットとしては、たとえば、エチレ
ン、プロピレン、ブテン−1、無水マレイン酸、マレイ
ン酸、アクリロニトリル、アクリルアミドなどに由来す
るモノマーユニットが挙げられる。
また、前記アルキルアミド含有ポリマーとして、たとえ
ばポリアクリル酸もしくはポリメタクリル酸と炭素aa
以上のアルキルインシアネートとを反応させることによ
り、またアルキル(炭素数8以上)アクリルアミドを重
合させることにより製造されるアルキルポリアクリル酸
アミドが挙げられる。このようなアルキルポリアクリル
酸アミドとして、たとえば特公昭43−21855公報
に記載されたものを、この発明における重合体に含める
ことができる。
また、この発明における前記重合体は、前記第1〜3式
で示されるものに限定されず、たとえば特公昭34−9
78号公報に記載されたような、セルロース、もしくは
ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、ベン
ジルセルロース、酢酸セルロース、ニトロセルロースな
どのセルロース誘導体とたとえばオクタデシルイソシア
ネートとから得られるセルロースアルキルウレタン、特
公昭34−3382号公報に記載されたように、カルボ
キシル基、水酸基、アミノ基などのように活性水素を有
する基を分子末端にまたは分岐して有するポリエステル
、ポリエステルアミド、ポリアミドに、炭素数8以上の
アルキル基を含む基を有するインシアネートとを付加あ
るいは縮合して得られるものも、この発明に使用するこ
とができる。
さらに、この発明における重合体には、特公昭43−2
1855号公報に記載されたように、窒素原子に)11
 を結合するアクリルアミドと7クリロニトリルとのコ
ポリマー、窒素原子にR1を結合するアクリルアミドと
アクリル酸もしくはメタクリル酸とのコポリマーとRI
 NCOとを反応させて得られるものを含めることがで
きる。
前記各種の重合体のいずれにあっても、主鎖にRI N
HCOO−1RI NHCO−1が側鎖として結合して
おり、RI NHCOO−が結合するときには、−〇−
がRI NHCO−の連結基となっている。
また、この発明における重合体は、主鎖にR1NHCO
O−1RI NHCO−1が側鎖として結合しているの
であれば、ポリエステル共重合体、ポリエチレン共重合
体もしくはポリウレタン共重合体などであっても良い。
このような各種の重合体の製造方法については、特に制
限がなく、前記公報に記載された方法の外に適宜の方法
を採用し得、たとえばRI NHCO−を結合する重合
体にあっては、ポリアクリル酸などとRI NH2とを
反応させる方法を採用することもできる。
重速のように種々の重合体の中でも、重合度が50〜1
0000 、特に50〜400であるものが好ましい。
また、好ましい重合体は、その軟化点(ASTM  6
ts2sによる。)が80℃以上、特に70℃以上であ
る。樹脂の軟化点が80℃以上であると、ブロッキング
特性の向上を図ることができる。
このような好ましい重合体としては、RI NHC〇−
を結合するポリエチレンイミンを好適もの合するポリエ
チレンイミンを主成分として含有するものは、たとえば
「アシオレジン RA−45J、「アシオレジン RA
−80J 、  rアシオレジン RA−80RJ、「
アシオレジン RA−95J、「アシオニール 35N
」、「アシオニール RA−5f912 J(いずれも
アシオ産業(株)製)として商業的に容易に入手するこ
とができる。
この発明に係る感熱転写記録媒体は、前記重合体を含有
する樹脂層を、色材層を少なくとも一層有する支持体の
表面とは反対側の表面に形成してなる。
前記樹脂層は、前記重合体のみからなるものであっても
良く、また、前記重合体の外に熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂、ワックス、界面活性剤、および無機微粒子などの
一種または二種以上を含有する樹脂組成物であっても良
い、前記熱可塑性樹脂としては、たとえば、熱可塑性ポ
リエステル樹脂、アクリル共重合体樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、フェ
ノキシ樹脂などが挙げられる。
また、前記熱硬化性樹脂としては、フェノキシ樹脂、ポ
リウレタン、フェノール樹脂、アルキッド樹脂などが挙
げられる。
前記ワックスとしては、マイクロワックスのような天然
ワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシ
ュワックスのような合成ワックスを挙げることができる
前記界面活性剤としては、多価アルコール(ポリオキシ
エチレン、グリセリン、ポリグリセリン、ソルビタンな
ど)のエステルもしくはエーテル誘導体、高級脂肪酸の
エステルもしくはアミド誘導体、または高級アルコール
のエーテルもしくはエステル誘導体などの非イオン系界
面活性剤、カチオン系界面活性剤およびアニオン系界面
活性剤が挙げられ、好ましいのは非イオン系界面活性剤
である。
前記無基微粒子としては、たとえば炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー、マイカ、シリカゲル、金属粉などが挙げ
られる。
前記樹脂層が熱可塑性樹脂その他の第2成分を含有する
樹脂組成物であるときには、樹脂組成物中の前記重合体
の含有量は、10重量%以上であるのが望ましい、前記
重合体の含有量が10重量%よりも多いと、この発明の
効果を安定して奏することができる。
支持体への樹脂層の形成は、通常、前記重合体あるいは
前記重合体とその他の第2成分とを有する樹脂組成物を
溶媒に溶解した溶液もしくは分散したエマルジョン液を
支持体表面に、塗布することにより行なうことができる
前記溶媒としては1通常のものたとえばベンゼン、トル
エン、キシレン、メチルアルコ−ルチルアルコール、メ
チルエチルケトン、ジエチルケトン、酢酸エチル、テト
ラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒
あるいは水系溶媒を使用することができる。
水系溶媒とは、水と水溶性もしくは水に混和性の有機溶
媒との混合溶媒または水であり、前記樹脂の溶解性もし
くは分散性、塗布性、乾燥性などを高めるために、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ールなどのアルコールを添加してなる混合溶媒が好まし
い、さらに、この発明では、前記溶媒としては、有機溶
媒よりも水系溶媒のほうが特に好ましい.水系溶媒は、
生産コスト、公害性、作業環境などの種々の点で、有機
溶媒を使用する場合よりも優れている。
前記塗布の手段には特に制限がなく、たとえば、s子x
v、スプレー、バーコーター、ロールコータ−、グラビ
アコーター、押し出しコーターなどにより塗布を行なう
ことができる。
前記支持体の表面に形成する前記樹脂層の厚みとしては
,通常、0.01〜2.0 #Lm、特に0.05〜0
・5JLmである。
このようにして表面に樹脂層を形成する支持体としては
、従来から公知のものを使用することができ、たとえば
、コンデンサーペーパー、ポリエステルフィルム(シー
ト)、ポリエチレンフィルA (シー)) 、 ホリプ
ロピレンフィルム(シート)、ホリカーポネートフィル
ム(シート)、ナイロンフィルム(シート)、)リアセ
チルセルロースフィルム(シート)、セルロースアセテ
ートフィルム(シート)などが挙げられる。これらの中
でも好適な支持体は、ポリエステルフィルムないしポリ
エステルフィルムである。このような材質のフィルムあ
るいはシートで形成された支持体の厚みは、通常の場合
、20JLm以下であり、好ましい厚みは3〜8pmで
ある。
この!i!熱転写記録媒体は、前記樹脂層を形成したの
とは反対側の支持層の表面には、少なくとも一層の色材
層が形成される。
前記色材層は、たとえば、着色材、結合剤などで構成さ
れる。
着色材としては、たとえばカーボンブラックのような顔
料あるいは各種染料などの記録、複写の分野で一般に用
いられている任意の着色材を使用することができる。結
合剤としては、種々の融点を有するパテフィン、カルナ
バワックス、密ロウ、カンデリラワックスなど、低分子
量の石油樹脂、ポリスチレン、スチレン−ブタジェン共
重合体、エチルセルロースやセルロースアセテートブチ
レートなどのセルロースエステル類などの高分子重合体
などを使用することができる。
なお、この色材層には、前記着色材および結合剤の外に
、界面活性剤、低抵抗処理剤、高分子電解質、無機塩な
どを含有していても良い。
[発明の効果] この発明によると、次のような優れた利点を有する感熱
転写記録媒体を提供することができる。
(1)  巻物にして感熱転写記録媒体を保存しておい
ても、支持体と色剤層とのブロッキング現象が発生しな
い、したがって、長期間この感熱転写記録媒体を保存し
た後に使用するとしても、巻物からこの感熱転写記録媒
体を円滑に引き出して、サーマルヘッドによる印像を円
滑に行なうことができ、しかもスティッキング現象の発
生がない。
(2)  サーマルヘッドによる印像の際、サーマルヘ
ッドが感熱転写記録媒体の樹脂層を摺接するにもかかわ
らず、サーマルヘッドの表面が汚染されない。
(3)  樹脂層中に含まれる特殊な重合体は、移行性
がないので、長期間この感熱転写記録媒体を保存してお
いた場合に色材層が樹脂層に接触しているにもかかわら
ず、転写ムラや印像に欠けなどのない、鮮明な印像を転
写することができる。
(0生産コストが安価であり、水系溶剤を使用して支持
体に樹脂層を形成するのであれば、より安価に、安全な
環境の下に、容易にこの感熱転写記録媒体を製造するこ
とができる。
[実施例] 次にこの発明の実施例について説明する。
なお、この発明の実施の態様は、以下の実施例に限定さ
れるものではない。
以下、単に1部」とあるのは「重量部」を示す。
(実施例1〜4) 「アシオレジン RA−60RJのトルエン溶液(11
度2%)として塗布液Aを調製した。
「アシオレジン RA60R」のトルエン溶液(濃度2
%)92部とパラフィンワックスのトルエン溶液(C度
2%)8部とを十分に撹拌混合して、塗布液Bを:A袈
した。
「アシオレジン RA95Jのベンゼン溶液(濃度2%
) 50fiとニトロセルロースのメチルエチルケトン
溶液(濃度2%)50部とを十分に撹拌混合して、塗布
液CをJR製した。
[アシオニール RA−45NJの水系溶媒溶液(1:
!度2%)として、塗布液りを調製した。なお、この水
系溶媒は3%のイソプロピルアルコールを含有する水溶
液である。
一方、これに先だって、以下の組成を有する色材層組成
物を120℃に保温し、溶融状態にしてから、厚み3.
5μmのポリエステルフィルムの片面に、膜厚3.5部
mになるように、この色材層組成物をワイヤーバーで塗
布した。
カルナバワックス         40部ワックス 
            40部(パラフィンワックス
155 F) エチレン−アクリレート共重合樹脂 5部カーボンブラ
ック          15部次いで、色材層を塗布
したフィルムの反対側面に前記塗布液A−Dを、膜厚0
.15μmになるように塗布し、バッキング層とした。
得られた感熱転写記録媒体について、以下のようなブロ
ッキング試験、スティッキング試験および保存試験を行
ないJヤ価した。
その結果を第1表に示す。
一ブロッキング試験− 感熱転写記録媒体を1mm巾当9sgの張力で外径17
m’mのコアに巻き、55℃の雰囲気中に3日間置き、
その後巻き出しながらブロッキングによる巻き出しトル
クの差を測定した。
第1表中の記号の意味 0・拳・バッキング層と色材層とが全く結着していない
0・osバッキング層と色材層とが僅かに結着している
X・・・バー2キング層と色材層とが結着していて、巻
き出しが困難である。
一スティッキング防IF試験− 感熱転写記録媒体を素子密度が8本/ m mのサーマ
ルヘッドを用いてl加熱素子当りの印加電力が0.7 
Wで印加時間が2.3mm秒の条件で記録を行ない、印
字品質およびスティッキング防止効果を観察した。
第1表中の記号の意味 0・・・支持体であるポリエステルフィルムの破断が全
くない。
○・・・ポリエステルフィルムに若干の破損を生じた。
×−・・ポリエステルフィルムが破断した。
−保存試験− ブロッキング試験と同様の条件で、1ケ月保存後、市販
のワードプロセッサで印字した。
その印字の文字の欠けに注目し、印字品位を評価した。
第1表中の記号の意味 om−・印字された文字に欠けがなく、鮮明である。
X・・串印字された文字に欠けが多くて読み難い。
(比較例1) バッキング層を形成しなかった外は、前記実施例と同じ
ポリエステルフィルムの片面に、前記実施例と同じ色材
層組成物を、実施例と同様にして塗布して、感熱転写記
録媒体を得た。
この感熱転写記録媒体につき、前記実施例と同様にして
、ブロッキング試験、スティッキング試験および保存試
験を行ない、評価した。
結果を第1表に示す。
(比較例2) 前記実施例における塗布液の代りに、シリコン樹脂(東
しシリコン(株)製、S R−2411)を使用し、こ
れを塗布液Eとしてバッキング層を形成した外は、前記
実施例と同様にして感熱転写記録媒体を得た。
この感熱転写記録媒体につき、前記実施例、と同様にし
て、ブロッキング試験、スティッキング試験および保存
試験を行ない、評価した。
結果を第1表に示す。
(以下、余白)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、熱溶融性物質を含有する色材層を少
    なくとも一層有する感熱転写記録媒体において、 R^1NHCO−(ただし、前記R^1は炭素数8以上
    のアルキル基である。)を、連結基を介してまたは介さ
    ずして、主鎖に結合した重合体を含有する樹脂層を、前
    記色材層とは反対側の支持体上に、形成してなることを
    特徴とする感熱転写記録媒体。
JP61178373A 1986-07-29 1986-07-29 感熱転写記録媒体 Pending JPS6334184A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266994A (ja) * 1985-09-19 1987-03-26 Nitto Electric Ind Co Ltd 感熱転写記録インクシ−ト
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Patent Citations (4)

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