JPS6333594A - 電気亜鉛メツキ装置用コンダクタロ−ル - Google Patents
電気亜鉛メツキ装置用コンダクタロ−ルInfo
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- JPS6333594A JPS6333594A JP17483586A JP17483586A JPS6333594A JP S6333594 A JPS6333594 A JP S6333594A JP 17483586 A JP17483586 A JP 17483586A JP 17483586 A JP17483586 A JP 17483586A JP S6333594 A JPS6333594 A JP S6333594A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、電気亜鉛メッキ装置用コンダクタロールの改
良に関し、主に製鉄所における電気亜鉛メッキ処理分野
で利用されるものである。
良に関し、主に製鉄所における電気亜鉛メッキ処理分野
で利用されるものである。
（従来の技術）
製鉄所における、電気亜鉛メッキ装置は、冷延薄板や熱
延薄板を素材として、これに連続的に電解亜鉛メッキを
行なって亜鉛メッキ鋼板を製造するための設備である。
延薄板を素材として、これに連続的に電解亜鉛メッキを
行なって亜鉛メッキ鋼板を製造するための設備である。
所要の前処理を行なって圧延油等を完全に除去したス
トリップ鋼板は次工程のメッキ装置に送られる。 電気
メッキ浴には、通常は酸性浴が用いられるが、とりわけ
硫酸亜鉛浴が広く用いられている。 この硫酸亜鉛浴に
は硫酸亜鉛の他に塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等
を浴抵抗を下げるために添加したり、また、鋼板表面の
平滑化、均等な電着性の向上を図って硫酸アルミニウム
を添加する場合がある。 また、陽極には、通常は可溶
性陽極として純亜鉛が用いられ、ざらに最近では、可溶
性陽極は取替え補充の手間を要するため、これに代る方
法として不溶解電極を使用し、亜鉛イオンを電解液によ
り外部から供給する方法が採用されている。
トリップ鋼板は次工程のメッキ装置に送られる。 電気
メッキ浴には、通常は酸性浴が用いられるが、とりわけ
硫酸亜鉛浴が広く用いられている。 この硫酸亜鉛浴に
は硫酸亜鉛の他に塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等
を浴抵抗を下げるために添加したり、また、鋼板表面の
平滑化、均等な電着性の向上を図って硫酸アルミニウム
を添加する場合がある。 また、陽極には、通常は可溶
性陽極として純亜鉛が用いられ、ざらに最近では、可溶
性陽極は取替え補充の手間を要するため、これに代る方
法として不溶解電極を使用し、亜鉛イオンを電解液によ
り外部から供給する方法が採用されている。
一般に、メッキタンクには縦型と横型とがあり、両タン
ク間にコンダクタロールを配置してストリツブ鋼板に通
電するのであるが、このコンダクタロールは硫酸亜鉛浴
に接触しているため通電時に生じる電蝕が激しく、該ロ
ールが電気亜鉛メッキ装置の中でも最も重要視されてい
る部品であることから、その材質の改良につき各方面で
多くの材料を試供して耐用命数の向上のための研究を行
なっている。
ク間にコンダクタロールを配置してストリツブ鋼板に通
電するのであるが、このコンダクタロールは硫酸亜鉛浴
に接触しているため通電時に生じる電蝕が激しく、該ロ
ールが電気亜鉛メッキ装置の中でも最も重要視されてい
る部品であることから、その材質の改良につき各方面で
多くの材料を試供して耐用命数の向上のための研究を行
なっている。
坦在までの技術段階では、その材料としてハステロイＣ
（Ｎｉ：６５％、Ｃｒ：１７％、ＭＯ：１７％）を代表
とするＮｒ−Ｏｒ−ＭＯ系（ＣＶＮ−Ｎｉ：６３％、Ｃ
ｒ：１８％、ＭＯ：１７％或はＩｎｃｏ６２５−Ｎｉ：
５８％、Ｃｒ：２２％、ＭＯ：９％、Ｎｂ：４％、Ｆｅ
：４％）等が代表的なものである。
（Ｎｉ：６５％、Ｃｒ：１７％、ＭＯ：１７％）を代表
とするＮｒ−Ｏｒ−ＭＯ系（ＣＶＮ−Ｎｉ：６３％、Ｃ
ｒ：１８％、ＭＯ：１７％或はＩｎｃｏ６２５−Ｎｉ：
５８％、Ｃｒ：２２％、ＭＯ：９％、Ｎｂ：４％、Ｆｅ
：４％）等が代表的なものである。
（発明が解決しようとする問題点）
然るに、上記従来のコンダクタロールの製作費は、材料
費は申すに及ばず、構造上からも非常に高価（現在価格
で１，２００萬円以上）であり、電蝕による取外し、研
磨、組込み等の保守費用、研磨回数の限度等を考慮する
と、このロールに要する総費用は、この電気亜鉛メッキ
ラインにおいて少なからざる電力消費量と共に大きな問
題となっている。
費は申すに及ばず、構造上からも非常に高価（現在価格
で１，２００萬円以上）であり、電蝕による取外し、研
磨、組込み等の保守費用、研磨回数の限度等を考慮する
と、このロールに要する総費用は、この電気亜鉛メッキ
ラインにおいて少なからざる電力消費量と共に大きな問
題となっている。
本発明は、上記の問題を解決するために研究開発された
もので、コンダクタロールの材質を改良することにより
ロールの耐用度を向上してメッキ処理のコストダウンを
図ると共に、保守に要する時間だけ設備の稼動停止を余
儀なくされると言う従来の欠点を防止し得る電気亜鉛メ
ッキ装置用コンダクタロールを提供することを目的とす
る。
もので、コンダクタロールの材質を改良することにより
ロールの耐用度を向上してメッキ処理のコストダウンを
図ると共に、保守に要する時間だけ設備の稼動停止を余
儀なくされると言う従来の欠点を防止し得る電気亜鉛メ
ッキ装置用コンダクタロールを提供することを目的とす
る。
（問題点を解決するための手段）
上記の目的を達成するために、本発明の発明者は、先づ
酸性浴に強いと推定される次の諸材料を電解液に実際に
浸漬して電蝕による減量を測定してみた。
酸性浴に強いと推定される次の諸材料を電解液に実際に
浸漬して電蝕による減量を測定してみた。
１、電 極： 不溶解電極
２、電解液： ジンクライト
３、浸漬時間：３３時間
その結果、電蝕減量の度合は、多い方から（１）ハステ
ロイｃ、 （２） ５ＯＮ ｉ −５０Ｃｒ、 （３）
５ＵＳ３１６Ｌ、（４） ５ＯＮ ｉ −５０Ｃｒ
（Ｓ−Ｒ） 、（５）インコネル８２５、（６）インコ
ネル６２５、（７）ステライト＃６６の順であることが
判明し、ステライトが最良の耐電蝕性を有していること
を確認したが、Ｃｏ基のこの種の材料は非常に高価であ
ると共に、鋳造性が悪いのに対して、５ＯＮ ｉ −５
０Ｃｒは耐電蝕性があると共に、硬度が大で耐摩耗性の
あることが判明したので、本発明においては、コンダク
タロール本体がＮｉ：４０〜６０％、Ｃｒ：４０〜６０
％を主成分とする組成物で構成されている電気亜鉛メッ
キ装置用コンダクタロールを採用したのである。
ロイｃ、 （２） ５ＯＮ ｉ −５０Ｃｒ、 （３）
５ＵＳ３１６Ｌ、（４） ５ＯＮ ｉ −５０Ｃｒ
（Ｓ−Ｒ） 、（５）インコネル８２５、（６）インコ
ネル６２５、（７）ステライト＃６６の順であることが
判明し、ステライトが最良の耐電蝕性を有していること
を確認したが、Ｃｏ基のこの種の材料は非常に高価であ
ると共に、鋳造性が悪いのに対して、５ＯＮ ｉ −５
０Ｃｒは耐電蝕性があると共に、硬度が大で耐摩耗性の
あることが判明したので、本発明においては、コンダク
タロール本体がＮｉ：４０〜６０％、Ｃｒ：４０〜６０
％を主成分とする組成物で構成されている電気亜鉛メッ
キ装置用コンダクタロールを採用したのである。
（作 用）
本発明に係る電気亜鉛メッキ装置用コンダクタロール本
体は、上記組成の材料で構成されているので、優れた耐
電蝕性及び耐摩耗性を備えており、耐久性が著しくよい
。
体は、上記組成の材料で構成されているので、優れた耐
電蝕性及び耐摩耗性を備えており、耐久性が著しくよい
。
（実 施 例）
以下に、本発明の実施例を図示のエレクトロ・スラグ・
キャスティング装置を参照にして説明すれば、第２図に
おいて、１はワイヤリール、２はワイヤ、３はワイヤ送
給機、４はノズル、５は内側のキャスティング用水冷当
金、６は外側のリング状水冷当金、７はエレクトロ・ス
ラグ・キャスティングを開始するためのスタートブロッ
ク、８はその台座を夫々示すものであって、該台座８及
びスタートブロックは予め設定された所要のキャスティ
ング速度で降下するように構成されており、Ｒは形成さ
れつつあるスリーブ状の電気亜鉛メッキ装置用コンダク
タロール本体である。
キャスティング装置を参照にして説明すれば、第２図に
おいて、１はワイヤリール、２はワイヤ、３はワイヤ送
給機、４はノズル、５は内側のキャスティング用水冷当
金、６は外側のリング状水冷当金、７はエレクトロ・ス
ラグ・キャスティングを開始するためのスタートブロッ
ク、８はその台座を夫々示すものであって、該台座８及
びスタートブロックは予め設定された所要のキャスティ
ング速度で降下するように構成されており、Ｒは形成さ
れつつあるスリーブ状の電気亜鉛メッキ装置用コンダク
タロール本体である。
上記の装置を用いて本発明に係る電気亜鉛メッキ装置用
コンダクタロールを製作するためのエレクトロ・スラグ
・キャスティング条件を次に示す。
コンダクタロールを製作するためのエレクトロ・スラグ
・キャスティング条件を次に示す。
使用ワイヤ ＥＴ ＮＣＲ−５０３，２＃φ使用
フラツクス ＡＮＦ−６（ソ連製）溶接機 Ｒ
ＥＳ−１１２電極 揺動式％式％ ワイヤ送給速度 ２．５ＴｒＬ／ｍｉｎ上記の装置及
び条件にしたがって製造された５ＯＮｉ−５０Ｃｒの組
成から成るコンダクタロール本体Ｒは、従来の遠心鋳造
による欠点、即ち、５ＯＮ ｉ −５０Ｃｒの材質に起
因する鋳造性の劣悪さ、特にロール胴部表面の組織の異
常な粗さ、及び微細な割れの発生等の欠点は全く見られ
ず、表面が円滑で組織的に著しく正常であると共に、不
純物やガスの発生がなく割れ等の欠陥が全くない優れた
品質を保有していた。
フラツクス ＡＮＦ−６（ソ連製）溶接機 Ｒ
ＥＳ−１１２電極 揺動式％式％ ワイヤ送給速度 ２．５ＴｒＬ／ｍｉｎ上記の装置及
び条件にしたがって製造された５ＯＮｉ−５０Ｃｒの組
成から成るコンダクタロール本体Ｒは、従来の遠心鋳造
による欠点、即ち、５ＯＮ ｉ −５０Ｃｒの材質に起
因する鋳造性の劣悪さ、特にロール胴部表面の組織の異
常な粗さ、及び微細な割れの発生等の欠点は全く見られ
ず、表面が円滑で組織的に著しく正常であると共に、不
純物やガスの発生がなく割れ等の欠陥が全くない優れた
品質を保有していた。
なお、参考迄に上記の本発明に係る５ＯＮ ｉ −５０
Ｃｒ系電気亜鉛メッキ用コンダクタロールと従来のＮｉ
Ｎｉ−０ｒ−系コンダクタロールを実用に供した結果を
対比すると数表の通りであり、本発明のコンダクタロー
ルの耐体性等の品質が如何に優れているかが判る。
Ｃｒ系電気亜鉛メッキ用コンダクタロールと従来のＮｉ
Ｎｉ−０ｒ−系コンダクタロールを実用に供した結果を
対比すると数表の通りであり、本発明のコンダクタロー
ルの耐体性等の品質が如何に優れているかが判る。
（発明の効果）
以上詳述したように、本発明に係る電気亜鉛メッキ装置
用コンダクタロールによれば、その材質が改良されたこ
とによりロールとしての耐用度が著しく向上され、保守
に要する時間の短縮化による稼動能率の向上が図れるの
で、結果的に電気亜鉛メッキ処理に要する費用を大巾に
低減できる利点があり、且つロール表面が円滑で組織的
に正常であるから、鋼板の亜鉛メッキ処理に著しい好影
響をもたらし得る利点がある。
用コンダクタロールによれば、その材質が改良されたこ
とによりロールとしての耐用度が著しく向上され、保守
に要する時間の短縮化による稼動能率の向上が図れるの
で、結果的に電気亜鉛メッキ処理に要する費用を大巾に
低減できる利点があり、且つロール表面が円滑で組織的
に正常であるから、鋼板の亜鉛メッキ処理に著しい好影
響をもたらし得る利点がある。
さらに、本発明にエレクトロ・スラグ・キャスティング
法を適用すれば、上記の効果は一層向上されると共に、
該コンダクタロールの再生使用も容易に可能となる利点
がある。
法を適用すれば、上記の効果は一層向上されると共に、
該コンダクタロールの再生使用も容易に可能となる利点
がある。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はコンダク
タロール本体の斜視図、第２図はエレクトロ・スラグ・
キャスティング装置によるコンダクタロール本体の製造
状態の概略説明図である。 Ｒ・・・電気亜鉛メッキ装置用コンダクタロール本体。 第１図 第２図
タロール本体の斜視図、第２図はエレクトロ・スラグ・
キャスティング装置によるコンダクタロール本体の製造
状態の概略説明図である。 Ｒ・・・電気亜鉛メッキ装置用コンダクタロール本体。 第１図 第２図
Claims (2)
- （１）コンダクタロール本体がＮｉ：４０〜６０％、Ｃ
ｒ：４０〜６０％を主成分とする組成物で構成されてい
ることを特徴とする電気亜鉛メッキ装置用コンダクタロ
ール。 - （２）コンダクタロール本体がエレクトロ・スラグ・キ
ャスティング法により製作構成されていることを特徴と
する特許請求の範囲第（１）項に記載の電気亜鉛メッキ
装置用コンダクタロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17483586A JPS6333594A (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | 電気亜鉛メツキ装置用コンダクタロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17483586A JPS6333594A (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | 電気亜鉛メツキ装置用コンダクタロ−ル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6333594A true JPS6333594A (ja) | 1988-02-13 |
Family
ID=15985487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17483586A Pending JPS6333594A (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | 電気亜鉛メツキ装置用コンダクタロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6333594A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USH2157H1 (en) * | 1999-01-21 | 2006-06-06 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Method of producing corrosion resistant metal alloys with improved strength and ductility |
-
1986
- 1986-07-25 JP JP17483586A patent/JPS6333594A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USH2157H1 (en) * | 1999-01-21 | 2006-06-06 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Method of producing corrosion resistant metal alloys with improved strength and ductility |
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