JPS6333558Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、室内や室外に配置されてカーペツ
ト、スダレ、スキー、ゴルフ道具等の長物を収納
する収納庫に関するものである。

従来は、カーペツト、スダレ、スキー、ゴルフ
道具等の長尺物を保管収納する適当な収納庫がな
かつた。そのため、押入れ、物置等に雑然と収納
しておくか、室内の片隅に立てかけて置くなどさ
れていた。

そのため、収納された物品が折れ曲つたり、傷
ついたり、湿気や水分で錆、腐れ、虫くい、カビ
等の欠点が生じる欠点があつた。

カーペツト、スダレ、スキー、ゴルフ道具等の
長尺物を安全に、劣化することなく、保管するこ
とができて、かつ、収納物の寸法に合わせて、収
納庫の長さを調整することができて、外観的にも
優れていて場所をとらずに便利に利用できる長物
収納庫を提供することが本考案の目的である。ま
た、長物収納庫は長椅子、飾り台フラワースタン
ドとして兼用できるようにし、さらにこの長物収
納庫は直線状に増結できるのみならず直角方向に
も増結自在とするものである。

つぎに、この考案を図示の実施例により詳細に
説明する。図１は、本考案の長物収納庫の基本ユ
ニツト１５である。基本ユニツトは前板１、後板
２、底板、落しぶた３と嵌合自在になつている、
内面に溝を有する断面略Ｕ字状の左右の側板５か
らなる箱体と表面６から成つている。表板の裏面
には周辺部に複数個の突起を有し箱体の上端面の
穴８に嵌合係止するようになつている。箱体の左
右の側板の周辺部に連結金具挿通穴９を有してい
る。該挿通穴は取り付け取り外し自在の木製又は
樹脂製等のカバーを取り付けるとホコリや虫が防
止できて良い。箱体は、合板、繊維板、パーテイ
クルボード、樹脂、木材、金属等で作られる。表
板６は表面に布、クツシヨン材、ビニール、植毛
等の化粧を施して椅子として腰かけた場合の感触
を良好にすると良い。収納物が基本ユニツトに納
まらない場合や収納量を大きくする場合は基本ユ
ニツトを連結増結して使用することができる。こ
の場合は複数の基本ユニツトを側板部を接して側
板部５の連結金具挿通穴にボルト・ナツトを介し
て連結する。側板部の落としぶた３は必要により
取り外すことができる。

また、壁と壁の間に長物収納庫を配置する場合
で壁と長物収納部の間に生じる狭いすき間をふさ
ぐ場合には、基本ユニツトの側板５と同型で適宜
の厚みを有するすき間調整材１０を基本ユニツト
の連結部または基本ユニツトの端面に取りつける
とよい。すき間調整材１０の上端には穴１１を有
し、これに嵌合する突起１２を有する側板１３が
使用される。

この長物収納庫が室内の隅部に配置される場合
や、室の中央のテーブルを囲んで長物収納庫を口
字型に連結して使用する場合は、長物収納庫の端
部を直角方向に連結するための隅用ユニツト１４
を用いる。隅用ユニツトは、基本ユニツトの内面
に落しぶた嵌合用の溝を有する断面Ｕ字状の左右
の側板と同形の板を前板、後板、左右の側板とし
正方形の底板を有する上面正方型の箱体の上端周
辺部に穴を有し、この穴に嵌合可能の突起を有す
る表板から構成される。この隅用ユニツトを使用
することにより基本ユニツトを直角方向に自在に
増結配置することができ、Ｌ字型、Ｔ字型、口字
型、田字型等に施工することができる。

これらの場合に、基本ユニツト、隅用ユニツ
ト、すき間調整板を適宜連結した場合には連結部
の落しぶたをそのまま嵌合して仕切りに使用して
も良いし、取り外して連通させても良い。

これらの長物収納庫は、室内に配置して長椅子
として使用しても良く、フラワースタンドの飾り
台に使用しても良い。

本考案の長物収納庫の作用効果は次の通りであ
る。

本考案の長物収納庫はカーペツト、スダレ、ス
キー、ゴルフ道具等の長物を安全に破損、傷等を
防止して保存することができる。

長物の寸法に合わせて基本ユニツト、隅用ユニ
ツトを増結することにより自在に長さ、収納量を
増加することができる。

長物収納庫は、長椅子、フラワースタンド等と
兼用することができるので空間を有効利用でき
る。

長物収納庫に保管して室内に保存するため、湿
気、カビ、虫の被害を受けず、カーペツト、スキ
ー、ゴルフ道具等の長物を長持ちさせることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図１本考案の長物収納庫の基本ユニツト分解
図、図２本考案の長物収納庫の基本ユニツトの外
観説明図、図３本考案の長物収納庫の基本ユニツ
トの２箇連結説明図、図４本考案の長物収納庫の
基本ユニツト２箇連結し、すき間調整材を使用し
た説明図、図５本考案の長物収納庫の基本ユニツ
トの側板部拡大部、図６，７本考案の長物収納庫
の基本ユニツトの側板切欠き形状と落しぶたの実
施例図、図８本考案の長物収納庫の基本ユニツト
のすき間調整材を使用した連結部の説明図、図９
本考案の長物収納庫の基本ユニツトを使用したＴ
字型連結部の説明図、図１０本考案の長物収納庫
用の隅用ユニツトの外観図。 符号の説明、１……前板、２……後板、４……
溝、５……側板、６……表板、７……突起、８…
…穴、９……連結穴、１０……すき間調整材、１
１……穴、１２……突起、１３……表板、１４…
…隅用ユニツト、１５……基本ユニツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前板１、後板２、底板と内面に溝４を有する断
   面略Ｕ字状の切欠きと周辺部に複数の連結穴９を
   有する左右の側板５からなる箱体と、該箱体の内
   面に溝を有する断面略Ｕ字状の左右の側板に嵌合
   する落しぶた３と、該箱体の上端部の穴８に嵌合
   自在となる突起を有する表板６とから成る基本ユ
   ニツト１５と、該基本ユニツトの左右の側板と同
   一断面形状を有し、落しぶたが嵌合自在となり、
   両端部の突起と嵌合自在となる穴を両端部上面に
   有するすき間調整材１０と基本ユニツトの左右の
   側板と同一形状の側板４枚と底板から成る箱体
   と、該箱体の側板に嵌合自在の落しぶたと、該箱
   体の上端面の穴に嵌合自在の突起を有する表板か
   ら成る隅用ユニツト１４から成り、基本ユニツ
   ト、すき間調整材、隅用ユニツトの各々の同一形
   状の側板で増結自在となつていることを特長とす
   る長物収納庫。