JPS6333325Y2 - - Google Patents

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JPS6333325Y2
JPS6333325Y2 JP4290479U JP4290479U JPS6333325Y2 JP S6333325 Y2 JPS6333325 Y2 JP S6333325Y2 JP 4290479 U JP4290479 U JP 4290479U JP 4290479 U JP4290479 U JP 4290479U JP S6333325 Y2 JPS6333325 Y2 JP S6333325Y2
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JP
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gas
sleeve
optical fiber
heat
tube
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JP4290479U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は心線の周囲に保守ガスを介在させたガ
ス入り光フアイバケーブルにおける保守ガス封入
区間の端部に保守ガスを封止すべく装備されるガ
ス入り光フアイバケーブルのガス封止構造に関す
るものである。 従来光フアイバケーブルのガス封止構造に関し
ては実用に供し得るものがまだ完成されていない
のが現状である。 本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは、ガス封入区間の端
部に外被を除去して心線を剥ぎ出させ、この心線
剥出部の両端に臨む各外被の端部外周に、熱収縮
性架橋ポリエチレン等を素材とするチユーブを密
着せしめると共に、心線剥出部位の外周に配した
保護スリーブとの間にポリウレタン等を素材とす
る室温下で硬化性を有し、且つ硬化後も可撓性を
備えたポリウレタンコンパウンドを注入充填する
ようにしたガス入り光フアイバケーブルのガス封
止構造を提供するにある。 以下本考案を実施例に基づいて具体的に説明す
る。第1図は本考案に係るガス入り光フアイバケ
ーブルのガス封止構造(以下本案構造という)を
示す縦断面図、第2,3図は第1図の−線、
−線による断面図である。図中1は光フアイ
バケーブルであつて、その中心部にはダミーフア
イバ11が配設され、このダミーフアイバ11の
周りに6本の光フアイバ心線12が配設されてお
り、これらの外周にAl/PEラミネートテープ
(ポリエチレンテープにアルミニウムをラミネー
トしたテープ)、チユーブ状のポリエチレンシー
ス等からなるラツプシース13が配設されてい
る。そしてこのような光フアイバケーブル1に本
案構造たるガス封止構造2が設けられ、該ガス封
止構造2を境とし、第1図で左側Aがガス封入区
間、即ち閉鎖側に、また右側Bがガス非封入区
間、即ち開放側になつている。 ガス封止構造2を設けるべき部分は、従来の場
合と同様に前処理としてラツプシース13を所要
長切り取り、適長の光フアイバ心線12を剥ぎ出
してある。この心線剥出部位Cの両端部に臨む各
チユーブの端部外周面にはチユーブの軸長方向に
所要長にわたり内面接着剤付熱収縮チユーブ(以
下単にチユーブという)14,14が設けられて
いる。チユーブ14,14はいずれも熱収縮性の
架橋ポリエチレンを素材とするものであつて、例
えば熱収縮性架橋ポリエチレン製のチユーブ(又
はテープ)の内面にナイロン系接着剤を塗布した
状態の熱収縮チユーブ等が用いられる。チユーブ
14,14は加熱処理により熱収縮せしめられた
状態でナイロン系接着剤によりラツプシース1
3,13の外周面に密着接合されている。また心
線剥出部位Cの両端側に臨むラツプシース13,
13の外周面には、スペーサ15,15が配設さ
れ、この両スペーサ15,15間に介在する心線
剥出部位C、チユーブ14,14及びラツプシー
ス13,13の全体を覆うようにPVC製のスリ
ーブ16が光フアイバケーブル1と同心的に配設
されている。 スペーサ15,15は中心部にラツプシース1
3の外径に等しい内径の孔15a,15aを備
え、外径は心線剥出部位Cと対向する側と反対
側、即ち外端側が円錐台形に形成されており、
夫々孔15a,15aの内周面に塗布したエポキ
シ系接着剤によりラツプシース13の外周面に密
着固定されている。またスリーブ16は内径がス
ペーサ15,15の円筒部分15b,15bにお
ける外径に等しい円径を有する円筒体であり、ス
ペーサ15,15の外周に密着固定されている。
なおスペーサ15,15及びスリーブ16は夫々
その軸心線を含む平面で2分割したものを組合せ
て用いてもよい。 そしてスリーブ16は、スペーサ15,15で
囲われる内側には室温下で硬化性を有する可撓性
ポリウレタンコンパウンド17がスリーブ16と
ラツプシース13,13、チユーブ14,14、
光フアイバ心線12との間及び光フアイバ心線1
2相互の間に隙間なく注入充填され、充填後室温
下で硬化せしめられる。スリーブ16内へのコン
パウンド17の注入はスリーブ16に穿つた孔1
6aを通じて行われ、その際スリーブ16内の空
気は孔16b,16cを経て外部に排出されるよ
うになつている。そして最外周部にはスリーブ1
6、スペーサ15,15の外周を覆い、且つ両端
部がスリーブ及びスペーサ15,15に覆われて
いないラツプシース13の外周に至る内面接着剤
付熱収縮保護チユーブ(以下単に保護チユーブと
いう)18が被着されている。保護チユーブ18
は熱収縮性の架橋ポリエチレン、例えば架橋ポリ
エチレンの内周面にナイロン系接着剤を塗布した
状態の熱収縮チユーブ等で形成されており、加熱
処理されて熱収縮せしめられた状態で接着剤によ
りスリーブ16、スペーサ15,15、ラツプシ
ース13間にわたつて密着接合されている。 本考案では、常温で充填作業が可能であり、且
つ常温で硬化する可撓性ポリウレタンコンパウン
ドを使用するために熱硬化性コンパウンドにくら
べて充填作業後の充填物の体積収縮がなく、また
は軽度であるので光フアイバケーブルのマイクロ
ベンド(ケーブルが局部的に小さな曲げを受ける
こと)が少なく、また、硬化後も可撓性を有する
ため充填物に亀裂の発生がない。さらに光フアイ
バケーブルは布設後においても周囲の温度変化或
は経年的熱変化によつてケーブルの長手方向に伸
縮をくり返すが、充填物が固い場合、伸縮しない
光フアイバに対して充填物は伸縮するため、光フ
アイバには大きな負荷が生じ極めて好ましくな
い。これに対して、本考案においては充填物は硬
化後も可撓性を有し柔らかいため光フアイバに対
してクツシヨン材として作用し、従つて、光フア
イバには熱伸縮による負荷は生じず極めて好まし
い。従つて封止部、即ちケーブルダム部の光伝送
特性、遮水性に優れている。さらに上記のように
常温硬化性のコンパウンドを用いた場合は、ラツ
プシースとポリウレタンコンパウンドとの間のシ
ール性に不安があるが、本考案においては心線剥
出部位Cの両端部に臨むラツプシース13,13
の端部外周面に、チユーブ14,14を接着剤及
び自からの熱収縮によつて密着接合させたことに
より、チユーブ14,14はその自からの厚さに
よつて平滑なラツプシース13表面に凹凸を形成
する外、熱収縮に伴う表面の粗面化によりコンパ
ウンド17との接合表面積が拡大され、それだけ
コンパウンド17とラツプシース13との接着力
が強化される。またチユーブ14,14が架橋ポ
リエチレン製であるため熱収縮せしめられた場合
にはその外周面に多数の感応基が形成されること
となり、これがポリウレタンコンパウンドと架橋
反応を起こして接着力が一層強化される。更にラ
ツプシース13,13及びチユーブ14,14の
間にはポリエチレンとの接着性の良いナイロン系
接着剤を介在させたことによつて、コンパウンド
17とラツプシース13との界面に形成されがち
な保守ガス漏出経路の遮断が特に有効に行われ
る。特に、後述のようなヒートサイクルを加味し
たガス封止機能確認試験においては、極めて良好
なガス封止効果を奏する。なお、チユーブ14,
14を架橋していないポリエチレンテープにより
構成した場合は、ヒートサイクルなしの試験にお
いてはそれなりのガス封止効果を奏するが、ヒー
トサイクルを加味した試験においては充分にはガ
ス封止効果を奏し得ない。一方、スリーブ16、
スペーサ15,15、の外周及びラツプシース1
3の外周にわたる全体に保護チユーブ18を熱収
縮させた状態でその内周面のナイロン系接着剤に
よりスリーブ16等に密着せしめたことにより、
柔らかいポリウレタンコンパウンド17がケーブ
ル内に封入された保守ガスの圧力により押圧さ
れ、スリーブ16の注入口16a,b,cから膨
出しようとするのを押えることができ、さらに、
ガス封止構造2よりも左側Aにおけるガス封入区
間から保守ガスがスリーブ16内に漏出したとし
ても、保守ガスが外部に漏出するのを阻止でき、
ガス封入区間内のガス圧力を低下させることがな
い。 上記した本案構造におけるガス封止機能を確認
するためヒートサイクル試験を行つたのでその結
果について以下に説明する。なお比較のため特別
に試験用のガス封止構造として第4〜6図に示す
ようなものを作成し、これについても同じ条件下
で試験を行つた。 各比較例として構成した試験用のガス封止構造
を略述する。第4図に示す保守ガス封止構造は心
線42の剥出部位の両端におけるラツプシース4
3,43の外周に円錐台形のスペーサ44,44
をその内面に塗布したエポキシ系接着剤を用いて
接着固定し、両スペーサ44,44間に心線42
の剥出部位を覆うようにスリーブ45を外嵌し、
スリーブ45の両端内周面をエポキシ系接着剤を
用いてスペーサ44,44の外周面に接着し、ス
リーブ45及び両スペーサ44,44で囲われる
内側にコンパウンドとしてシリコン46を注入充
填して構成してあり、光フアイバケーブル40の
両端部に夫々熱収縮チユーブ47,47を用いて
銅製のガス供給パイプ48,48を接続し、各ガ
ス封入口48a,48aからガス封止構造の両側
における光フアイバケーブル40内に夫々約1
Kg/cm2の空気を封入したものである。 第5図に示すガス封止構造は心線52の剥出部
位の両側におけるラツプシース53,53の外周
に第4図に示すものと同様にスペーサ54,54
を接着し、また両スペーサ54,54間はスリー
ブ55を外嵌してスリーブ55の両端内周面をス
ペーサ54,54の外周面に接着し、スペーサ5
4,54及びスリーブ55で囲われる内側にコン
パウンドとしてのポリウレタン56を注入充填し
て、これを硬化させ、更に第5図で右側のラツプ
シース53からスリーブ55の中央部に至る間に
熱収縮チユーブ59を被せてその内面に塗布した
接着剤及び自らの熱収縮によつてラツプシース5
3、スペーサ54並びにスリーブ55に密着せし
めて構成してあり、光フアイバケーブル50の両
端部に夫々熱収縮チユーブ57,57を用いて銅
製のガス供給パイプ58,58を接続し、各ガス
封入口58a,58aからガス封止構造の両側に
おける光フアイバケーブル50内に夫々約1Kg/
cm2の空気を封入したものである。 第6図に示すガス封止構造は心線62の剥出部
位の両端部に臨むラツプシース63,63の端部
外周に、内周面にナイロン系接着剤を塗布した熱
収縮チユーブ61,61を外嵌し、接着及び自ら
の熱収縮によつてラツプシース63,63の外周
面に密着せしめてある。またラツプシース63,
63の外周には前記第4,5図に示すものと同様
にスペーサ64,64を接着し、両スペーサ6
4,64間にスリーブ65を外嵌してスリーブ6
5の両端内周面をスペーサ64,64の外周面に
接着し、スペーサ64,64及びスリーブ65で
囲われる内側にコンパウンドとしてのポリエチレ
ン66を注入充填してこれを硬化させ、更に前記
第5図のものとは反対に第6図においてガス封止
構造よりも左側のラツプシース63からスリーブ
65の中央部に至る間に熱収縮保護チユーブ69
を被せて接着剤及び自からの熱収縮によつてラツ
プシース63、スペーサ64、スリーブ65に密
着せしめて構成してあり、ガス封止構造の左側に
おける光フアイバケーブル60の端部に熱収縮チ
ユーブ67を用いて銅製のガス供給パイプ68を
接続し、ガス封入口68aから光フアイバ60内
に約1Kg/cm2の空気を封入したものである。なお
第6図においてガス封止構造よりも右側の光フア
イバケーブル内はガス非封入区間、即ち開放側と
してある。 第1図に示す実施例の場合は、ガス封止構造の
左側における非光ケーブル1に第4〜6図に示す
ものの左端部と同様な態様で熱収縮チユーブを用
いて銅製のガス供給パイプを接続し、そのガス封
入口から光フアイバケーブル内に1Kg/cm2の空気
を封入して試験に供した。なおガス封止構造より
も右側は開放側とした。 ヒートサイクル試験は前記した本案構造を備え
た第1図に示す実施例及び第4〜6図に示す比較
例用として構成した各試験用のガス封止構造を−
20℃まで冷却し、、そのまま2時間その温度に保
持した後常温に戻して1時間放置し、続いて+60
℃まで昇温し、その温度に2時間保持した後、再
び常温に戻して1時間放置し、この工程ゆ1サイ
クルとして適数回反復し、保守ガスリークの有無
を観察することにより実施した。その結果を表1
に示す。 なお、試料1,2は第1〜3図に示す本考案の
実施例を用いて構成したものであり、また試料
3,4は第4図に示すもの、試料5,6は第5図
に示すもの、試料7は第6図に示すものの各試験
用のガス封止構造を用いて構成したものである。 表1から明らかなように、本考案に係る実施例
においてはヒートサイクル試験を50サイクル行つ
てもガスリークは全く見られなかつた。これに対
し他の比較例はその殆どが早期にガスリークを生
じているか、またはガスリークを生じなかつた
が、ヒートサイクル試験終了後屈曲することによ
つて、ガスリークが生じている。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本案構造の縦断面図、第2,3図は第
1図の−線、−線による縦断面図、第4
図〜6図はヒートサイクル試験における本案構造
に対する比較例として構成した試験用のガス封止
構造の縦断面図である。 1…光フアイバケーブル、12…光フアイバ心
線、13…ラツプシース、14…チユーブ、15
…スペーサ、16…スリーブ、17…コンパウン
ド、18…保護チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス入り光フアイバケーブルのガス封止構造に
    おいて、外被を除去して心線を剥出した心線剥出
    部位両端部の外被外周に付着せしめられた内面接
    着剤付架橋ポリエチレン製熱収縮チユーブと、前
    記心線剥出部位及びチユーブの外周にわたつて外
    嵌されたスリーブと、該スリーブ内に常温で充填
    され常温で硬化せしめられ硬化後も可撓性を備え
    たポリウレタンコンパウンドと、前記スリーブ及
    びスリーブに覆われていない外被に密着せしめら
    れた内面接着剤付熱収縮保護チユーブとを具備し
    てなるガス入り光フアイバケーブルのガス封止構
    造。
JP4290479U 1979-03-30 1979-03-30 Expired JPS6333325Y2 (ja)

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JP4290479U JPS6333325Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30

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JPS55142817U JPS55142817U (ja) 1980-10-13
JPS6333325Y2 true JPS6333325Y2 (ja) 1988-09-06

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