JPS6333058Y2 - - Google Patents

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JPS6333058Y2
JPS6333058Y2 JP1984190493U JP19049384U JPS6333058Y2 JP S6333058 Y2 JPS6333058 Y2 JP S6333058Y2 JP 1984190493 U JP1984190493 U JP 1984190493U JP 19049384 U JP19049384 U JP 19049384U JP S6333058 Y2 JPS6333058 Y2 JP S6333058Y2
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drain
socket
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peripheral wall
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空気調和機のドレンパンの構造に係
り、特にドレンソケツトの接合部の構造に関す
る。
(従来の技術) 空気調和機、例えば冷房機では蒸発器として作
用する室内側コイルの直下部に、ドレンを受け容
れて機外に排出させるためのドレンパンを設けて
いるが、最近多く使用されるドレンパンは軽量及
び断熱性の面で有利なところから発泡樹脂製の型
成型によるものが主流を占めるようになつてきて
おり、この場合、ドレン管例えばドレンホースを
連結するためにドレンパンのドレン取り出し個所
に突設してなるドレンソケツトは強度上から発泡
樹脂では不適当であり、従つて硬質合成樹脂等か
らなる別体のソケツトをドレンパンに固着させる
ようにしており、第8図に示すようにドレンパン
4の周壁に貫設した取付用孔20に筒状をなすド
レンソケツト10′の基部側を介挿して接着によ
り一体的に固定させた構造であつて、実開昭54−
173548号公報に開示される如く公知である。
(考案が解決しようとする問題点) 上述せる従来のドレンパン構造は、ドレンソケ
ツト10′の円周面でのシール接着による固定手
段を採つているために、空気調和機据付現地でド
レンソケツト10′にドレンホースを接続する際
に、前記円筒シール面に比較的過大な回転力が加
わり易くて接着状態がはずれてドレンソケツト1
0′が動いたり、また、シール性能が劣化して水
漏れを生じる危険性があつた。
その他にも、ドレンホースを取り替えようとし
て引き抜いた場合にも接着力が弱つていて、ドレ
ンソケツト10′が抜け出す場合もあつた。
さらに、ドレンソケツト10′が突出している
部分のドレンパン周壁に添つてドレンソケツト1
0′に接せしめた金属製仕切壁21を設けたよう
な場合に、ドレンソケツト10′の肉厚が薄いた
めに冷たいドレンの温度がドレンソケツト10′
を通じて仕切壁21に伝わり冷却する結果、仕切
壁21の表面に露付きが生じる問題もあつた。
このように従来のドレンパンはドレンソケツト
の接合部において強度上の難点があつたのに対処
して本考案はかゝる問題点を解消すべく成された
ものであつて、特にドレンパンとの接合部におけ
る接着面積を増大し得る構造となし、しかもこの
構造がドレンホースを引抜いたり差し込んだりす
るときの機械力に対して十分抗し得る機械的強度
を保持する機能をも有してなることにより、ドレ
ンソケツト接合部の強度ならびにシール性能の安
定保持をはからせることを本考案は目的とする。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案は、ドレンパン4の周壁のドレ
ン取り出し個所に、該ドレンパン4との別体のド
レンソケツト10を接着固定せしめてなるドレン
パン構造において、前記ドレンパン4には、周壁
の上縁から内底面よりも稍々下方に至つて概ね垂
直方向に切り欠くことによつて形成した溝11
と、この溝11に接して周壁に凹設した凹壁部1
2と、前記溝11に接する底壁内面側に例えば等
しい深さで下げ底状に凹ませた凹底部12とを設
ける一方、前記ドレンソケツト10は、ドレンパ
ン4内に連通させて前記周壁から突出せしめるド
レン管接続用の筒部14と、この筒部14の周り
で周壁に介在させる基部側に設けて前記溝11に
上方からの差し込みによつて係合させるソケツト
基部15と、このソケツト基部15から側方に張
り出させて設け、前記凹壁部12に対し例えば周
壁と面一にさせるなどしてて合着せしめる縦板片
部16と、この縦板片部16の下縁で直交叉して
延在せしめて、前記凹底部13に対し例えばその
上面を前記底壁と面一または該底壁より低位にし
て合着せしめる横板片部17との四つの部分を一
体に有してなる構成としたものである。
さらに本考案は上記ドレンソケツト10におけ
るソケツト基部15が中空部を有して溝11の壁
面に接する面と前記ドレンパン4の周壁の内面及
び外面に例えば面一となる両面との各面により囲
繞される部分を、断熱性を有する空間に形成した
こともまた好適な実施態様とするものである。
(作用) 本考案はソケツト基部15の筒部14軸に平行
な周面が前記溝11と接し、また、縦板片部16
の片方の板面及び両側面ならびに底面が前記凹壁
部12と接し、さらに、横板片部17の片方の板
面及び三方の側面が前記凹底部13に接するもの
であつて、このように接触面が広いために接着強
度は大である。
また、縦板片部16及び横板片部17がドレン
ホース接続の場合に加えられる回転力に対して、
対抗力を十分発揮し接着力を保持し得ると共に、
ドレン管接続用の筒部14の軸方向に加えられる
外力に対して同様に反抗するので、ドレンパン4
とドレンソケツト10との一体結合は長期に亘つ
て安定保持される。
さらに、前記ソケツト基部15に中空部を有せ
しめて断熱性能を増大することによつて、ドレン
ソケツト10における熱伝導を極力抑えて結露の
原因を排除し得る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図は本考案の実施例に係る空気調和機の要
部断面図であつて、天井吊り下げ形冷房機を示
し、吹出口2を前面に開口してなるケーシング1
の内部には蒸発器3を前傾状に立設すると共に、
フアン18を押込送風形式となして蒸発器3の後
方に配設しており、さらに蒸発器3の直下の底板
5上にはドレン収集用のドレンパン4を載置固定
せしめている。なお、21はケーシング1の後部
下面に形成した吸込口である。
吹出口2の後方で蒸発器3の前方の空間には水
平羽根7を横設せしめて、その両端部の軸をケー
シング1の側板に設けてなる軸受け(図示せず)
に支持させているが、この水平羽根7は軸方向
(水平方向)に長いので撓みや振動が生じ易い問
題があり、従つて、第2図に示すように2枚の等
長の水平羽根7a,7bを同軸直列に連結した構
造となして、中央部の連結軸を支持板兼用補強板
8でケーシング1に支持させて、撓み、振動を防
止し得る羽根支持を行なつている。
なお、前記補強板8は狭い幅の鉤形をなす合成
樹脂製の部材であつて、一片部の端部に、前述し
た中央部の連結軸を支承する割り溝が切設されて
おり、この補強板8を取付用金具9に接着により
固定せしめている。
上記金具9は、ケーシング1の前面における底
板5と天板6との間に橋渡しにして取り付けるこ
とができる長さを有する幅の狭い板片であつて、
両端部を底板5及び天板6に対しビス止めにより
固定せしめている。
なお、底板5の前端部との間で固定する場合、
同時にドレンパン4の前周壁をも一括ビス止めす
ることによつて、ケーシング1、ドレンパン4、
水平羽根7の3者の支持固定が可能である。
上記ドレンパン4は発泡樹脂例えばフオームポ
リスチレン樹脂と素材とした発泡成型からなる断
熱性を有し、かつ軽量な浅皿形の本体に、これと
は別体で硬質合成樹脂例えばスチロール樹脂から
なるドレンソケツト10を接着固定せしめた構造
であつて、ドレンソケツト10にドレン排出管例
えば可撓性のドレンホースを嵌装してドレンを空
調機外に取り出すように形成している。
ドレンパン4のドレン取り出し個所となる周壁
の所定個所及びこれに近接する底壁部分には、ま
ず周壁については、上縁から内底面よりも稍々下
方に至つて垂直に切り欠いて形成した溝11を設
けるとともに、この溝11に接する周壁内面側と
周壁外面側の縁部のうちの少くとも周壁内面側を
凹ませて等しい奥行を存するように形成した凹壁
部12を設けている。
なお、図示例は凹壁部12を周壁内面側及び周
壁外面側の両縁部に夫々設けている。
一方、底壁部分には、底壁の内面側に凹底部1
3を設けていて、この凹底部13は、下げ底状に
凹ませて前記溝11に対して中心深を略々合致せ
しめ、かつ前記溝11の溝巾よりも広く、しかも
底壁内面から等しい深さだけ堀り下げて形成して
いる。
次に前記ドレンソケツト10については、ドレ
ン管接続用の筒部14と、この筒部14の支持基
部材として機能するソケツト基部15と、縦板片
部16と、横板片部17とを一体に有した構造と
なつている。
筒部14はドレンパン4の周壁のドレンソケツ
ト貫通部分の厚みの約2倍程度の長さを有する筒
体で両端が開口していてドレンパン4に取りつけ
た状態ではドレンパン4内に筒孔を連通させるよ
うになつている。
この筒部14の周壁に介在させる基部側の周り
にソケツト基部15を設けているが、このソケツ
ト基部15は前記溝11の形状に対応させていて
上方からの差し込みによつて溝11に係合せしめ
るようになつている。
次に縦板片部16は前記ソケツト基部15から
側方に張り出させて設けており、前記凹壁部12
に対し周壁と面一にさせて合着せしめる形状をな
しており、本例においては1対の縦板片部16を
相互に平行、かつ筒部14の軸に直交させて設け
られる。
一方、横板片部17は前記縦板片部16の下縁
で直交叉させてソケツト基部15の端部から前記
筒部14の軸に平行させ延在せしめており、前記
凹底部13に対し前記底壁と面一にさせて合着せ
しめる形状をなしている。
かゝる構造を有するドレンパン4は所定個所に
横設せしめて、前述した固定要領によつて底板5
上に定置されるが、ドレンソケツト10のソケツ
ト基部15、縦板片部16、横板片部17の外面
とドレンパン4の溝11、凹壁部12、凹底部1
3の表面とが接合面となることから、それ等接合
面に対し接着剤を塗布して、相互に密に接着せし
めることにより一体構造の排水機構付ドレンパン
が得られる。
この場合、接合面は従来のものに比べ合計面積
が大きいので当然接着力は強大となり、さらに、
縦板片部16及び横板片部17がドレンソケツト
10の筒14に加える軸周りの回転力、軸方向の
外力に対して抵抗体として作用するので、接着力
と抗力とによつて外力に対し堅固な接合構造が得
られる。
なお、図示例は前記ソケツト基部15を溝11
の壁面に接する面とドレンパン4の周壁の内面と
外面とに夫々面一となる側面に囲まれる内方を空
洞に形成し中空部を有するように成しているの
で、成形素材の節減と軽量とが果され、しかもこ
の中空部が断熱層として機能する特徴を有する。
なお、前記縦板片部16は凹壁部12に対し必
ずしも周壁と面一状にさせ合着せしめる必要はな
く、多少張り出した状態に設けても良い。
また、前記横板片部17も凹底部13に対し、
その上面を底壁と必ずしも面一状にして合着する
必要はなく、ドレン排水の円滑をはかるため凹底
部13の深さよりもやや薄めに形成した段差状に
落し込む形態をなしても良く、あるいは横板片部
17上面にドレン導出溝を形成しても良い。
さらに、溝11に接して設けた凹壁部12と、
ドレンソケツト基部15から張り出させた縦板片
部16とを、第6図及び第7図に示す例のよう
に、凹壁部12は溝11の壁の中央部分に設け、
一方、縦板部16はソケツト基部15の厚み方向
の中央部分の前記凹壁部12に対応する位置に設
けるようにしても良い。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、溝11
とソケツト基部15、縦板片部16と凹壁部1
2、横板片部17と凹底部13とが夫々面接触し
て、接合面積は従来の筒形周面が接合面となるも
のに比して倍増する結果接着強度は飛躍的に増大
する。
しかも、それ等接合面がドレンソケツト10に
加わる軸周り回転力、軸方向力に対して反力とし
て作用する面を構成することから接着がはずれた
り、ドレンソケツト10が抜けたりする不都合は
解消されると共に接合面のシール性能を長期安定
的に保持し得る。
さらにソケツト基部15を中空部に形成するこ
とによつて、該基部15上部或いはドレンパン4
に接して設けた仕切壁に対する低温伝熱を防止
し、結露を生ぜしめないようにする効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例に係る要部示断面
図、第2図は第1図における水平羽根の斜視図、
第3図及び第4図は同じくドレンパン本体の部分
示斜視図及びドレンソケツトの斜視図、第5図は
同じくドレンパンの部分示断面図、第6図及び第
7図は本考案の1例に係るドレン本体部の要部及
びドレンソケツトの各平面図、第8図は従来のド
レンパンの部分示断面図である。 4……ドレンパン、10……ドレンソケツト、
11…溝、12……凹壁部、13……凹底部、1
4……筒部、15……ソケツト基部、16……縦
板片部、17……横板片部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ドレンパン4の周壁のドレン取り出し個所に
    該ドレンパン4とは別体のドレンソケツト10
    を接着固定せしめてなり、前記ドレンパン4に
    は、周壁の上縁から内底面よりも稍々下方に至
    り切り欠いて形成した溝11と、この溝11に
    接して前記周壁に凹設した凹壁部12と、前記
    溝11に接する底壁内面側に下げ底状に凹ませ
    た凹底部13とを設ける一方、前記ドレンソケ
    ツト10は、ドレンパン4内に連通させて前記
    周壁から突出せしめるドレン管接続用の筒部1
    4と、この筒部14の周りで周壁に介在させる
    基部側に設けて前記溝11に上方からの差し込
    みにより係合させるソケツト基部15と、この
    ソケツト基部15から側方に張り出させて設
    け、前記凹壁部12に対し合着せしめる縦板片
    部16と、この縦板片部16の下縁で直交叉し
    て延在し、前記凹底部13に対し合着せしめる
    横板片部17とを一体に有していることを特徴
    とする空気調和機のドレンパン。 2 ドレンソケツト10におけるソケツト基部1
    5が中空部を有する実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の空気調和機のドレンパン。
JP1984190493U 1984-12-15 1984-12-15 Expired JPS6333058Y2 (ja)

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