JPS6332696B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複写機の取出ステーシヨンに係り、特
にマルチモードの複写機の取出ステーシヨンに関
する。

複写技術において寸法の異なるオリジナルのコ
ピーを作り得ることがしばしば有利であると見ら
れてきた。例えば、215.9×279.4mm（8.5×11in）
のレター寸法のオリジナルおよび215.9×355.6mm
（8.5×14in）のリーガル寸法のオリジナルを複写
するに加え、これ以上の大きさのオリジナル、特
に355.6×457.2mm（14×18in）までの大きさのオ
リジナルを複写することがしばしば望まれる。オ
ーバーサイズのオリジナルを正確に複写すること
が望まれる一方で、オーバーサイズのオリジナル
をレター寸法のコピーに縮小できることもまたし
ばしば望まれている。

オリジナルを複写するうえでの希望が多いと同
様に、取出し性にもまた多くの希望があつた。レ
ギユラー寸法やリーガル寸法のオリジナルの複数
のコピーを取出トレーに集めることが勿論伝統的
に行われていた。また複数のページからなるオリ
ジナルの複数のページを集め、オリジナルからの
コピーの振分けたセツトが得られるようになすこ
ともまた望まれていた。

正規の寸法またはオーバーサイズのオリジナル
を正確に複写するか、あるいは正規の寸法または
オーバーサイズのオリジナルの縮小したコピーを
得るかに係らず、複写されたコピーは取出トレー
に集められる。複数のページからなるオリジナル
の複数のコピーを振分けるためにソーターが使用
されていた。ホツフマンに付与された米国特許第
3744790号にはマルチモード複写機が記載されて
おり、この複写機は単一のコピーに集めるための
収集トレーをソーターとともに使用していて、複
数のページからなるオリジナルから複数のコピー
を作るために複写機がソーター使用モードで運転
される時にソーターが使用されるようになつてい
る。これに加えてソーター内に収集トレーが連結
され、ソーター使用モードの運転時にソーター内
の充分な数に設けてある収集トレー内にコピーを
収集するようになつている。従つて、もしソータ
ー内に１５の垂直ビンが水平に配列してある場合
に20部のコピーが作られるとするならば、最初の
15部のコピーは個々のビン内に収集されるが、残
る５部のコピーは余分なすなわちオーバーフロー
トレー内に収集されることになる。

複写したオリジナルのコピーを収集し振分ける
ことのできる種々の複写機が市場に出ている。例
えばゼロツクス3400複写機はオリジナルからシン
グルコピーを複写し、単一のキヤツチトレーに収
集することができる。オリジナル取扱装置および
コピーソーダーの補助によつてこの複写機はまた
複数のページからなるオリジナルから振分けたセ
ツトを作ることができる。例えばもし５ページの
オリジナルから５部のコピーを作ることが望まれ
ると、５ページからなるオリジナルの各ページが
オリジナル取扱装置へ順々に送られ、各ページに
ついて５部のコピーが作られてソーターの最初の
５つのビン内に各々集められる。個々のソーター
ビン内にコピーの完全な振分けセツトが作られる
までオリジナルの全５ページについてこれが繰返
される。この複写機は単一トレー内に多数のコピ
ーを収集することができ、あるいはソータービン
内にコピーを振分けることができるが、オーバー
サイズのオリジナルを複写することはできない。
オリジナルから縮小コピーを作ることも不可能で
ある。この型式の複写機のさらに詳細については
テーテスその他に付与された米国特許第4111410
号、フアン・バスキルクその他に付与された第
4116204号、フアン・バスキルクに付与された第
4124204号およびテイラーその他に付与された第
4135805号を参照されたい。その他の入手可能な
マルチモード複写機にはゼロツクス3100LDCが
あり、これは第１の作動モードにおける静止オリ
ジナルあるいは第２の固定オプテイカルモードに
おける移動オリジナルからコピーを得ることがで
きるものである。後者のモードは通常のプラテン
寸法より大きな寸法のオリジナルをコピーするの
に特に適するものであり、オリジナルはオリジナ
ル取扱装置によつてプラテンを横切つて送られ
る。ホツプナーに付与された米国特許第3877804
号はこの複写機に多くの点で類似した複写機を開
示している。

さらに他の入手可能なマルチモード複写機には
ゼロツクス３１０７があり、これは縮小コピーを
可能にするための第２のレンズを含む光学装置を
有している。この複写機においては、オリジナル
はプラテンの上に置かれて第１の作動モードにお
ける走査光学装置の使用で正確な複写が行われ
る。第２の作動モードにおいては、光学組立体は
プラテンの縁部における位置に固定され、オリジ
ナル給送装置がオリジナルを静止せる光学装置を
通過させるように送る。このモードにおいては、
オーバーサイズのオリジナルが確実に複写でき
る。第３の作動モードにおいては、第２のレンズ
が収納位置から作動位置へ移動されてオリジナル
の像を第１の尺度と異なる尺度にて像形成面に投
射する。リンチに付与された米国特許第4053221
号はこの複写機と多くの点で類似する複写機を開
示している。

ゼロツクス３１００LDCおよびゼロツクス３
１０７の何れも振分けコピーを作る機能を有さ
ず、また複数ページからなるオリジナルから多数
の振分けたセツトを自動的に得る機能を有してい
ない。従つてこの代りに複数ページからなるオリ
ジナルの各コピーは、１ページ、２ページ…と
順々にコピーして個々のコピーセツトを作るか、
１ページをＸ部コピーし、２ページをＸ部コピー
し…のようにＸ部づつコピーを作つた後１ページ
の１部のコピー、２ページの１部のコピー…を手
で振分けて振分けセツトを作るようにしなければ
ならない。

本発明によれば、複写機の取出ステーシヨンが
提供される。この取出ステーシヨンは単一のキヤ
ツチトレー、ソーターあるいは外部のコピーキヤ
ツチトレーに対して複写されたコピーを送る装置
を備えており、外部のコピーキヤツチトレーはオ
ーバーサイズのコピーや縮小コピーのような特別
なコピーを集めるのに使用される。

さらに詳しくは、本発明はソーター、シートを
ソーターに送るためのコピーシート移送装置、第
１のシート収集トレー、移送通路から第１の収集
トレーヘシートを選択的に方向決めするための第
１の選定ゲート、および第１の選定ゲートの後方
にあつて、移送通路から第２のシート収集トレー
へシートを選択的に方向決めするための第２の選
定ゲートとを含む複写装置の取出ステーシヨンを
意図するものである。

本発明はまた取出ステーシヨンが像形成装置と
互いに作用してレギユラー寸法のコピーを作り、
収集しそして振分けるとともに、オーバーサイズ
や特別のコピーを作り、自動的に収集するマルチ
モードの複写機を提供する。この複写機はまた縮
小してオリジナルの複写を作ることができ、また
自動的にこれらのコピーの収集ができる。特に
215.9×355.6mm（8.5×14in）までの寸法のレター
寸法やリーガル寸法のオリジナルから単１あるい
は複数のコピーがこのマルチモード複写機におい
て行え、単一の取出トレー内に収集できる。これ
に代えて、レター寸法やリーガル寸法の複数ペー
ジからなるオリジナルの振分けセツトがソーター
にて収集される。この代わりに、355.6×457.2mm
（14×18in）までのオーバーサイズのオリジナル
は正確に複写されて大きな外部取出トレー内に収
集される。さらに、オリジナルからの縮小コピー
もまた外部取出トレー内に収集できる。

従つて本発明の目的は複写機の新規な取出ステ
ーシヨンを提供することである。

本発明の他の目的は新規なマルチモード複写機
を提供することである。

本発明のさらに他の目的は単一の複写機にレタ
ー寸法やリーガル寸法のコピーを作るとともに、
これらを単一のトレー内に収集するか、あるいは
振分けセツトとなすように振分け、さらにオーバ
ーサイズのオリジナルのコピーをも作ることがで
きる機能を与えることである。

本発明のさらに他の目的はレター寸法やリーガ
ル寸法のコピーを振分け、並びにオーバーサイズ
のオリジナルからオーバーサイズのコピーを自動
的に作り収集する小型のマルチモード複写機を提
供することである。

本発明のさらに他の目的は複写機で作られたオ
ーバーサイズのコピーのための小型の垂直スタツ
ク構造を提供することである。

本発明のさらに他の目的はレター寸法あるいは
リーガル寸法のコピーを収集または振分け、同様
にオリジナルからのオーバーサイズのコピーや縮
小コピーを含む特別なコピーを自動的に作り収集
する能力を備えたマルチモード複写機を提供する
ことである。

本発明をさらに他の目的および他の利点ととも
によく理解するために以下の説明および図面が参
照される。

本発明はここで複写機の取出ステーシヨンの好
ましい実施例を参照して説明される。

さて第１図を参照すれば、例として自動電子写
真複写機１０が示されており、この複写機１０は
本発明によるコピー取出ステーシヨン１１を含
む。第１図に示した複写機１０はオリジナルから
コピーを作るために使用される各種構成部を示し
ている。本発明による装置すなわち取出ステーシ
ヨン１１は特に自動電子写真複写機１０に使用す
るのに適しているが、以下の説明から明らかとな
るように静電写真装置を含む処理装置の様々なも
のに同様に等しく好ましく使用でき、また図示し
た特定の実施例に対する適用に限定する必要はな
い。

第１図に示した複写器１０は像を記録するドラ
ム状の部材１２を使用しており、このドラム部材
１２の外周面には適当な光導電性物質１３が被覆
されている。ドラム１２は機枠（図示せず）内に
シヤフト１４により回転できるよう軸支されてお
り、矢印１５で示す方向に回転して像支持面１３
を複数の電子写真処理ステーシヨンに通すように
なつている。適当な駆動装置（図示せず）が各種
の複写機構成部を駆動するとともにそれらの運動
を関連付け、これによつてオリジナルの与えられ
た画面情報の正確な複写がペーパー等のシート１
６に記録されるようになしている。

電子写真の実施は技術的によく知られており、
多くの特許や、シヤフアート著のエレクトロフオ
トグラフイーやデザウアーおよびクラーク著のゼ
オグラフイー・アンド・リレーテツド・プロセス
を含むテキストに記載されている。これらのテキ
ストはともに1965年にフオーカル・プレス社から
出版されている。

先ず、ドラム１２は光導電性表面１３を帯電ス
テーシヨン１７に通して移動させ、このステーシ
ヨン１７にて像形成の準備として知られた方法に
て光導電性表面１３に均一に静電荷が与えられ
る。然る後、ドラム１２は露光ステーシヨン１８
へ回転され、このステーシヨン１８において帯電
されている光導電性表面１３がオリジナルにより
与えられた画面情報の光像に露光され、これによ
り光で露光された部分の電荷が選択的に消失され
てこのオリジナルにより与えられた画面情報を静
電潜像として記録する。適当な露光装置は1974年
にジヨーゲンに付与された米国特許第3832057号
に記載された型式のものである。露光の後ドラム
１２は光導電性表面１３に記録された静電潜像を
現像ステーシヨン１９へ回転して進め、このステ
ーシヨン１９にて通常の現像剤ミツクスがドラム
１２の光導電性表面１３に付与されて静電潜像を
可視像となす。典型的には、好ましい現像ステー
シヨンは磁気ブラシ現像装置を含み、この現像装
置は粗い強磁性キヤリヤ粒子およびトナー着色粉
末よりなる磁性の現像剤ミツクスを使用する。

シート１６は直立するスタツク支持トレー２０
上にスタツクとして支持されている。スタツクが
持上げられた位置となされた状態にて、シートセ
パレーター２１がスタツクから個々のシートをレ
ジスター装置２２へ給送する。このシートは次々
ドラムの像と適正に整合する状態として転写ステ
ーシヨン２３へ送られる。現像された光導電性表
面１３上の像は転写ステーシヨン２３にて最終支
持部材のシート１６と接触され、トナー像が光導
電性表面１３から最終支持部材のシート１６へ転
写される。この最終支持部材はペーパー、プラス
チツク等の望まれるものとなし得る。

トナー像が最終支持部材であるシート１６へ転
写された後、この像を有するシートは適当なフユ
ーザー装置２４へ送られ、このフユーザー装置２
４が転写された粉末像をシートへ固着させる。こ
のフユーザー処理の後、シート１６はトレー２５
のような適当な取出装置へ送られる。

大部分のトナー粉末が最終支持部材１６へ転写
されるが、ある量の残留トナーが最終支持部材に
対するトナー粉末像の転写後に光導電性表面１３
上に残る。この転写後に光導電性表面１３上に残
つた残留トナー粉末はドラム１２がクリーニング
ステーシヨン２６を移動する際にドラム１２から
除去される。このトナー粉末は例えばクリーニン
グブレードを使用するように通常の何れかの方法
によつて光導電性表面１３から機械的に除去され
る。

前述の説明は本発明の装置１１を具備すること
のできる自動電子写真複写機の全体的な作動を示
すために与えた目的に関して充分なものであると
信じる。

オリジナル取扱装置３０はインプツトピンチロ
ール３１および３２を含むインプツト移送装置を
含み、これらのロールは選択的に係合を解除され
てオリジナルが両者間に容易に配置できるように
なつている。このインプツト移送装置３０はまた
オリジナルを事前に予備整合させるための待機ス
テーシヨン３３を含み、このステーシヨンは回動
可能に支持されたレジスターゲート３４を含む。
このゲート３４およびピンチロール３１および３
２は互いに連結されており、ゲートがシート遮断
位置に上昇されている時ピンチロールが開離され
るようになつている。ゲート３４がシート遮断位
置から降下すると、ピンチロールは一緒になつて
オリジナルを次のステーシヨンへ送るようになさ
れるのであり、このステーシヨンはベルト形式の
プラテン移送装置４０を含む。

プラテンベルト移送装置４０はプラテンＰ上の
走行部を有する単一の巾広ベルトを含んでなる。
このことは仕上げられるコピーシート上にベルト
がプリントされるのを回避するために望ましいこ
とである。ベルト４０はストレツチタイプの材料
で形成されており、白色とされ、コピーに黒色の
境界のプリントが形成されるのを軽減している。
ベルト４０は２つのプーリー４４および４５のま
わりに掛回わされ、これらのプーリーはプーリー
底部におけるベルト面がプラテン面より僅かに上
方に位置するように配置されている。

プラテンレジスターゲート５０はプラテンＰの
他端に備えられている。オリジナルはベルト４０
によつてゲート５０に対して駆動され、オリジナ
ルをプラテンＰ上に適正に位置決めして像形成さ
せるようになつている。像形成サイクルの間、レ
ジスターゲート５０は引込められる。像形成後、
オリジナルはベルト移送装置４０によつてプラテ
ンＰから送られる。プーリー４４およびベルト移
送装置４０はオリジナルを波状にしてそのビーム
強度を増大させ、オリジナル取扱装置３０の取出
トレー４１内に適正に積重ねられるようになる。
取出トレー４１と組合わされたオリジナル減速器
５６はオリジナルが取出トレー内に入る際に作用
してオリジナルをトレー内に適正に積重ねさせ
る。

オリジナル取扱装置は多くのセンサによつて作
動される。レバー作動スイツチ（図示せず）がイ
ンプツト移送装置のロール３１および３２のニツ
プの直前に配置されており、このスイツチはオリ
ジナル取扱モードにおける作動に複写機を状態設
定する作用をする。第２のセンサー（図示せず）
はフオトセルを含んでなることが好ましく、待機
ステーシヨン３３におけるオリジナルの隅部の適
正な整合を感知するように配置される。

作動において、オリジナル取扱装置３０はオリ
ジナルを待機ステーシヨン３３内へ挿入すること
で作動される。このことがモードスイツチを作動
させ、モードスイツチはインプツトセンサーを作
動させて「DHS」コピーが望まれていることを
複写機のロジツク（図示せず）に信号として与え
る。

多くの点で類似しているオリジナル取扱装置の
詳細がテイラーその他に付与された米国特許第
4135805号に参照される。

さらに第１図を参照すれば、コピー取出ステー
シヨン１１は電子写真処理装置の取出口に隣接し
て配置されている。シート１６がフユーザー装置
２４から出て来る際、このシートは処理装置の取
出ロール２７によつて大体水平に配向されている
ソーター移送装置６０に沿つて運ばれる。偏向ゲ
ートすなわち回動シユート６１がシート１６を水
平のソーター移送装置６０から取出トレー２５内
へ選択的に偏向させるか、あるいはシート１６が
水平の移送装置に沿つて引続き送られるようにな
すように配置されている。シユート６１が第２図
に実線で示すように上昇位置にあるとき、シート
１６は出口ロール２７から出て取出トレー２５内
へ落ちる。この取出トレー２５は処理装置１０の
方向へ向つて下方へ傾けられている。シユートが
第２図に点線で示すように降下位置にあるとき、
シート１６は水平のソーター移送装置６０に沿つ
て前進される。偏向シユート６１はソレノイド６
５によつて作動される。

被駆動ピンチロール６６は水平のソーター移送
装置６０に沿つて中間に位置されている。これら
のロールはシートを出口ロール２７における速度
とほぼ等しい速度にて前進させるように駆動され
る。下側ロール６７は被駆動シヤフト６８にピン
止めされている。上側ロール６９はシヤフト７１
上に自由回転できるように取付けられている。上
部シートガイド７０および７５は主ソーターフレ
ーム内に回動可能に支持されたワイヤー構成を含
んでなる。

シート１６が水平の移送装置６０に沿つて進め
られると、被駆動ターンロール７３およびニツプ
ゲートロール７４で形成されたニツプ内に進めら
れる。第２図に実線で示すように偏向ゲート７６
が降下位置にある場合、シート１６はターンロー
ル７３およびベルト駆動ロール７７の間のニツプ
内へ進められる。ニツプからでるとシート１６は
取出ステーシヨン１１の垂直な移送装置７８上へ
案内される。被駆動ベルト７９は水平移送装置の
ロール６７，７３に比較してより高速度で駆動さ
れており、コピーシートがターンロール７３およ
び駆動ベルト７９の間のニツプ内にグリツプされ
ることにより水平な移送装置のロール７３，７４
のニツプから高速度で引張られる。これを達成す
るために被駆動の下側ロール６７は図示していな
い過回転クラツチを介して駆動されるようになつ
ており、ロールは垂直移送装置の駆動ベルト７９
によつてシート１６へ伝えられる駆動力により過
回転されることができるようになつている。

垂直の移送装置７８は複数のピンチロールセツ
ト８１を含んでなる。１つのピンチロールセツト
がソーターのビン８２の各々に隣接させて配置さ
れる。複数の間隔を隔てられた駆動ベルト７９が
ソーターの巾方向に前部から後部へ横断するよう
に配置されている。これらのベルト７９はベルト
支持ロール７７および垂直移送装置の底部の駆動
プーリー８３のまわりに掛まわされており、ベル
トがターンロール７３とベルト駆動ロール７７と
の間のニツプにグリツプされたシートと係合して
駆動するようになつている。ベルト７９の内側走
行部７４は各ピンチロールセツト８１のニツプを
通して走行している。セツト８１とされたピンチ
ロールはそれぞれシヤフト８４上に自由回転でき
るようになつている。駆動プーリー８３は垂直移
送装置７８の下端に備えられており、ベルト７９
に対して駆動力を与えるようになつている。駆動
ベルト７９はシート１６が垂直移送装置７８に沿
つて運ばれる際にシート１６と係合して駆動す
る。内側のピンチロール８５は主ソーターフレー
ム内に支持されている。外側のピンチロール８６
はフレーム組立体もしくはドア９０内に支持され
ており、ドア９０は詰り等の生じた場合に垂直移
送装置７８のシート通路に操作者が手を入れるこ
とのできるように主ソーターフレームから回動し
て開けるように配設されている。

垂直のソータービン配列は複数のソータートレ
ー８７が平行状態に、且つ一方が他方の上方に配
置されてビン８２の垂直な列を形成するようにな
されて構成されている。各ビン８２はシート受入
トレー８７によつて形成されている。第１のビン
８２Ａは望まれるコピーシート数を内部に収集で
きるような望ましい作動高さ方向の寸法を有して
いる。ソーター１１の最後のビン８２Ｂは同等な
巾寸法を有している。ビン８２の高さ方向の寸法
はトレー８７のシート支持面から次の隣接せるト
レーの底面までの寸法として定義される。中間の
ビンは第１および最後のビンの高さ方向の寸法よ
り小さな高さ方向の寸法を有し、小型化に大いに
寄与している。

最後のビン８２Ｂを除く他のすべてのビン８２
の各々に対して一連の偏向ゲート９１が組付けら
れており、各ゲートはソーターフレーム１００に
軸支されたシヤフト９３上に支持されている。偏
向フインガー９２が複数個互いに間隔を置いて各
シヤフト９３に沿つて支持されており、各々のゲ
ート９１を形成している。偏向フインガー９２は
それぞれのピンチロール８１の間に突出するよう
配置されており、ピンチロール８１はまたそれぞ
れのシヤフト８４に沿つて間隔を置いて配置され
ている。静止せる偏向シユート９４はシート１６
を最後のビン８２Ｂ内へ案内するのに使用され
る。

小型のビンは節動できるようになつており、そ
れぞれのビン入口はシートの挿入される際に高さ
方向の寸法を選択的に拡げることができるように
なつている。このことは偏向ゲートシヤフト９３
の両端に固定されたレバー９５を備えることで達
成される。これはシヤフト９３が組付けられたそ
れぞれのビン８２の頂部を形成するトレー８７の
底面に対して作用する。レバー９５は選択的にト
レー８７に対してシート通路外側で作用し、それ
らを上方へカム変位させてシートがビンに挿入さ
れる際にビンの入口開口を拡げるようになつてい
る。

複写器１０の振分けしない取出トレーとして作
用する頂部トレー２５およびソーターフレーム１
００に係止された底部トレーを除くソーター１１
のトレー８７の各々はソーターフレーム１００内
に回動可能な形態にて支持されている。

第３図を参照すれば、垂直移送装置のピンチロ
ール８６および駆動ベルト７９の外側のバンクが
ドアー状フレーム組立体９０内に配置されてお
り、この組立体は内側のピンチロール８５および
偏向ゲート９１を支持していることが注目され
る。このドアー９０はその底部にて図示していな
いインプツト駆動シヤフトのまわりに回動するよ
うに配置されており、これはドアーが回動されて
開かれた時にベルト駆動を解除するようになす必
要性をなくしている。折畳みリンク９７がドアー
と主ソーターフレームとの間に回動自在に支持さ
れており、ドアーが完全に開け拡げられてしまう
ことを防止するとともにドアーの開け得る程度を
制限している。ラツチ機構（図示せず）が備えら
れており、通常の作動時にドアー９０を閉位置に
保持できるようになつている。

駆動装置およびビン配列を含むソーター装置の
詳細については同様装置を開示せる米国特許第
4116429号を参照されたい。

前述した取出ステーシヨンは１つのオリジナル
からの複数のコピーをトレー２５内に積重ねるこ
とができ、あるいは複数のページからなるオリジ
ナルセツトからの複数のコピーを振分けるソータ
ーを使用して振分けたセツトを作ることができ
る。ビンの寸法はオーバーサイズのコピーが取出
トレー２５かあるいはソーター装置によつて取扱
うことのできない寸法とされる。

本発明によれば、ソーターの外部に位置するよ
うに第２のコピー収集トレーが特別のコピーを収
集するために備えられる。典型的にはこれは垂直
方向のスタツキングトレーであり、水平に対して
僅かに傾斜されてシート移送通路の大体水平な配
向に対して垂直方向の下方へ傾斜したスタツキン
グ方向を与えたものである。コピーはこの第２の
コピーキヤツチトレーに対して、第２図の点線で
示す上昇位置へ移動された偏向ゲート７６によつ
て方向決めされる。シートを垂直に配列されたソ
ータービンへ方向決めする位置とシートを外部の
取出トレーへ方向決めする位置との間にて偏向ゲ
ート７６を切換作動させることは偏向ゲート６１
と同様な方法でソレノイドにより制御され得る。
この第２のコピー収集トレーは複写機がその他の
そして異なる作動モードにて作動できるようにな
すのであり、このような作動モードとしてはオー
バーサイズのオリジナルが確実に複写されまた外
部トレー１０１に収集されるような場合を含む。

偏向ゲート７６が上昇位置にある状態におい
て、コピーシートはソータービンへ送られずに外
部の取出トレー１０１へ方向決めされる。コピー
シートがスロツト１０２を通して出て来ると、コ
ピーシートは２つの弾性的な偏向および制限フイ
ンガー１０６によつて下方へ方向決めされて大体
垂直に傾斜されたスタツキングトレー１０１の底
部へ送られる。これらのフインガーは外部取出ト
レー１０１の各側に隣接して配置されている。ト
レー１０１は底部に制限リツプ部１０３を有し、
個々のシートがトレーから脱落するのを防止して
いる。

第２図を参照すれば、トレー１０１は第１の寸
法のコピーシートの約半分の寸法である第１のス
タツキング部１２２、第１の寸法のコピーシート
の同様に約半分の寸法の第２のスタツキング部１
２３、およびオーバーサイズコピーを積重ねるた
めの第３のスタツキング部１２４を有して示され
ている。作動を簡単に説明すれば、寸法の小さな
シートはトレーを滑り落ち、波形状の部材１０７
が僅かにシートを曲げてそのビーム強度を高め
る。波形状の部材１０７の頂部を通過すると、シ
ートは部分１２２および１２３上に積重ねられ、
その後縁は引続き積重ねられるシートの移動路か
ら外れる。第２のすなわちオーバーサイズのコピ
ーが積重ねられる時には底部が部分１２２上に係
止される一方、頂部は部分１２４上に係止されて
ガイド部材１２６により引続き積重ねられるシー
トの移動路から外される。

個々のコピーシートのビーム強度をレター寸法
やリーガル寸法のような第１の寸法のビーム強度
にまで高めることによつて剛性を与えるために、
落下されるコピーシートの下側に配置された弾性
的な短い波形部材１０７は２つの方向決めフイン
ガー１０６の制限作用に抗してシートを長手方向
に曲げる。これは第４図および第５図にもつと明
確に示されており、これらにおいてシート１０８
は偏光および制限フインガー１０６の間にて波形
部材１０７によつて中央がバイアスされる。偏向
および制限フインガー１０６および波形部材１０
７はともに第２図に示すような細長い弾性部材で
ある。この波形部材はオーバーサイズコピーが適
当に積重ねられるように平坦となし得ることが好
ましい。偏向および制限フインガーは底端に繊維
パツドを有してトレー内にてコピーシートを減速
して積重ねるようになされている。これらのブラ
シパツド１０９はコピーシートの移動方向へ角度
を付された繊維を有してなり、コピーシートが繊
維と係合する際に繊維の傾斜によつてその移動方
向へ容易に移動できるようになされている。しか
しコピーシートがトレーの端面に達して跳ね戻つ
たり逆方向へ逆戻りするような時、繊維とコピー
シートとの間の摩擦力が繊維の傾斜により増大
し、これによつてコピーシートが停止されてきち
んとしたスタツク状に積重ねられる。

第３図に見られるように、ソーターフレームす
なわちドアー９０が開かれると、偏向および制限
フインガーは制限フツク１１０および制限スロツ
ト１１１の構造によつて所定位置に保持される。
このドアーが閉じられると、弾性的な偏向および
制限フインガーはシートを偏向させるようになさ
れてシートの速度を遅くし、またトレー内にシー
トをきちんと積重ねる。しかしながら一旦ドアー
９０が反時計方向に回動されて開かれると、シー
トはトレーの外へ落ちてしまうことになる。これ
を防止するために各制限フインガーは制限フツク
１１０を端部に有しており、この制限フツク１１
０はシートのスタツク重量によつて反時計方向へ
押付けられた時にスタツキングトレーのリツプ部
１０３に形成された制限スロツト１１１内に容易
に侵入するようになつている。それ故にドアー９
０が開かれると、制限フインガーの制限フツクは
制限スロツト内に入り込み、フツクはトレーのリ
ツプ部１０３の後面に位置してコピーをトレー内
の所定位置に保持する。

この付加的な取出性能に加えて、この複写機は
多くの異なる作動モードにて作動するように容易
になし得る。レター寸法やリーガル寸法のコピー
を作つてそれらを内部の取出トレー２５内に収集
すること、あるいは複数のページからなるオリジ
ナルから作つた複数のコピーを振分けて振分けセ
ツトを作ることができる。またさらにオーバーサ
イズのコピーを正確に複写してそれらを外部取出
トレーに収集することもできる。これはオリジナ
ル取扱装置およびゼロツクス3100LDCに関連し
て前に説明した大きなオリジナルの場合の作動モ
ードにおいて使用される光学装置を使用して達成
される。このように、この作動モードにおいては
光学装置は固定されてプラテンの縁部に近い位置
にロツクされ、オリジナル取扱装置がオーバーサ
イズのオリジナルをドラム１２の速度に同期した
速度でプラテンＰを横切つて移動させる。さらに
この複写機はオリジナルから縮小したコピーを作
る縮小モードにおいても作動できる。このモード
の場合には、再び第１図を参照して第２のレンズ
１１４が説明されるのであつて、この第２のレン
ズは主レンズ２０の光学路に配置され、オリジナ
ルから様々な尺度にてコピーを作るのに使用され
る。レンズ１１４が２つの異なる位置１１４′お
よび１１４″にある状態において、２つの異なる
尺度のコピーが作られるのであり、これはレンズ
１１４の位置によつて定まり、またオリジナルが
プラテンを横切つて送られる速度によつて定ま
る。如何にしてこれが達成されるかの詳細はリン
チに付与された米国特許第4053221号およびバー
ルワースその他に付与された米国特許第4033691
号を参照されたい。

これらの異なる作動モードにおいて、勿論のこ
とながらオリジナル取扱装置も異なる速度で作動
することが必要である。従つて静止せるオリジナ
ルが光学組立体により走査される基本的な作動モ
ードにおいて、ドラム１２の速度より速い速度に
てプラテン上へまたプラテンからオリジナルを駆
動し、これにより複写機のコピー速度を高めるこ
とが望ましい。光学組立体が固定され、オリジナ
ルがプラテンを移動する際に走査されるようなオ
ーバーサイズのオリジナルの作動モードにおいて
は、オリジナルはドラムの速度と同期する速度に
てプラテンを横切つて移動され、これによつて正
確な複写の行われることを保証する。さらに縮小
モードの何れにおいても、光学装置は所定位置に
固定され、走査されるオリジナルの速度は縮小尺
度によつて変化される。このようにしてこの第２
の作動モードにおいては、オリジナル取扱装置が
所望の縮小コピーを得るための異る速度で駆動さ
れる。

前述により簡単に説明されたオリジナル取扱装
置を作動させる制御装置は本発明の一部をなすも
のでなく、あらゆる望まれる装置が従来技術で知
られているように使用できる。同様にソーター制
御装置も本発明の一部をなすものでなく、あらゆ
る望まれる装置が使用できる。例えばここで参照
した従来技術に記載された種々の制御装置のすべ
てが所望の制御およびシーケンス信号を与えるた
めに備えられ得る。

この明細書にて特に参照した特許およびテキス
トはこの明細書に参照することで組入れられる。

本発明によつてマルチモードのコピー取出ステ
ーシヨンおよびこの取出ステーシヨンを備えた複
写機が提供された。特に小型で、ある寸法までシ
ートを収集し振分ける機能を有し、また第２のよ
り大きな寸法のオリジナルから正確な複写を行う
能力を有するとともに、さらに縮小コピーのよう
なその他の特殊なコピーを作る能力をも備えてい
る。本発明は特定な実施例につき説明して来た
が、当業者にとつては多くの変更、変形および変
化をなし得ることが明白となろう。従つて特許請
求の範囲に記載の精神および範囲に含まれるすべ
てのこのような変更、変形を包含することが意図
される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるコピー取出ステーシヨン
を具備せる自動電子写真複写機の概略図。第２図
は２つの寸法のスタツク状態を示す本発明による
コピー取出ステーシヨンの拡大概略図。第３図は
ソータードアーが開かれ、また外部取出トレーに
コピーが積重ねられた状態を示す本発明によるコ
ピー取出ステーシヨンの側面図。第４図はスタツ
クリテーナーおよび波形部材を示す外部取出トレ
ーの斜視図。第５図はスタツクリテーナーおよび
波形部材を示す第４図の頂面図。 １０…複写機、１１…取出ステーシヨン、１２
…ドラム、１３…像支持面、１６…シート、２５
…トレー、３０…オリジナル取扱装置、６０…ソ
ーター移送装置、６１…シユート、７６…偏向ゲ
ート、７８…垂直移送装置、８２…ビン、８７…
トレー、９１…偏向ゲート、９２…偏向フインガ
ー、９４…偏向シユート、１００…ソーターフレ
ーム、１０１…外部トレー、１０７…波形部材、
１２２…第１のスタツキング部、１２３…第２の
スタツキング部、１２４…第３のスタツキング
部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ソーター装置、第１のシート収集トレー、前
   記第１のシート収集トレーが収集するシートとは
   異なる寸法のシートを収集する第２のシート収集
   トレー、複写機から前記ソーター装置へシートを
   移送するためのシート移送通路を形成するシート
   移送装置、前記シート移送通路に配置されシート
   を前記第１のシート収集トレーへ偏向させる状態
   とシートを引き続き前記シート移送通路に沿つて
   送る状態を有する第１の方向決めゲート装置、前
   記シート移送通路に配置され前記第１の方向決め
   ゲート装置から送られたシートを前記移送通路か
   ら前記ソーター装置へ送る状態と前記第２のシー
   ト収集トレーへ送る状態を有する第２の方向決め
   ゲート装置とを備えることを特徴とする複写機の
   取り出しステーシヨン。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の取り出しステ
   ーシヨンにおいて、前記ソーター装置が、垂直に
   積み重ねられた複数個の収集トレーと、前記収集
   トレーの入口に沿つて垂直方向にシートを移送す
   るシート移送装置と、シートを収集トレーへ選択
   的に偏向させる偏向装置とを備える複写機の取り
   出しステーシヨン。 ３ 特許請求の範囲第２項に記載の取り出しステ
   ーシヨンにおいて、前記第２のシート収集トレー
   が水平方向に傾いた垂直のスタツクトレーを有
   し、前記トレーが前記ソーター装置のトレーの近
   くに配置されている複写機の取り出しステーシヨ
   ン。 ４ 特許請求の範囲第１項に記載の取り出しステ
   ーシヨンにおいて、前記第２の偏向ゲート装置は
   旋回可能な偏向ゲートを有する複写機の取り出し
   ステーシヨン。 ５ 特許請求の範囲第１項に記載の取り出しステ
   ーシヨンにおいて、前記シート移送通路は前記複
   写装置から前記第２の偏向ゲートまでほぼ水平で
   あり、前記ソーターは垂直方向に列をなす複数の
   トレーを有し、該複数のトレーは各々入口開口を
   有し、前記シート移送通路は前記入口開口を過ぎ
   てからほぼ垂直であり、前記第２のシート収集ト
   レーはほぼ垂直のシート移送通路に対してシート
   が積み重なる方向に傾斜する複写機の取り出しス
   テーシヨン。 ６ 像形成面を複写すべきオリジナルに露光させ
   る装置と、オリジナルを前記露光装置へ給送する
   装置と、コピーシート上にオリジナルの像を形成
   させる装置と、取り出しステーシヨンと、コピー
   シートを該取り出しステーシヨンへ移送するため
   のコピー取り出し移送装置とを備え、前記取り出
   しステーシヨンがソーター装置、第１のシート収
   集トレー、前記第１のシート収集トレーが収集す
   るシートとは異なる寸法のシートを収集する第２
   のシート収集トレー、前記像形成装置から前記ソ
   ーター装置へシートを移送するためのシート移送
   通路を形成するシート移送装置、前記シート移送
   通路に配置されシートを前記第１のシート収集ト
   レーへ偏向させる状態とシートを引き続き前記シ
   ート移送通路に沿つて送る状態を有する第１の方
   向決めゲート装置、前記シート移送通路に配置さ
   れ前記第１の方向決めゲート装置から送られたシ
   ートを前記移送通路から前記ソーター装置へ送る
   状態と前記第２のシート収集トレーへ偏向させる
   状態を有する第２の方向決めゲート装置とを有す
   ることを特徴とするマルチモード複写機。 ７ 特許請求の範囲第６項に記載の複写機におい
   て、前記ソーター装置が、垂直に積み重ねられた
   複数個の収集トレーと、前記収集トレーの入口に
   沿つて垂直方向にシートを移送するシート移送装
   置と、シートを収集トレーへ選択的に偏向させる
   偏向装置とを備えるマルチモード複写機。 ８ 特許請求の範囲第７項に記載の複写機におい
   て、前記第２のシート収集トレーが水平方向に傾
   いた垂直のスタツクトレーを有し、前記トレーが
   前記ソーター装置のトレーの近くに配置されてい
   るマルチモード複写機。 ９ 特許請求の範囲第６項に記載の複写機におい
   て、前記第２の偏向ゲート装置は旋回可能な偏向
   ゲートを有するマルチモード複写機。 １０ 特許請求の範囲第６項に記載の複写機にお
   いて、前記シート移送通路は前記複写装置から前
   記第２の偏向ゲートまでほぼ水平であり、前記ソ
   ーターは垂直方向に列をなす複数のトレーを有
   し、該複数のトレーは各々入口開口を有し、前記
   シート移送通路は前記入口開口を過ぎてからほぼ
   垂直であり、前記第２のシート収集トレーはほぼ
   垂直のシート移送通路に対してシートが積み重な
   る方向に傾斜するマルチモード複写機。