JPS633264A - 血液等の検査用の洗滌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗体をコーティングしたビーズ（反応球）を
用いて行なう血液等の検査において、検体および試薬と
反応させたビーズおよび容器を洗滌水により洗滌する洗
滌装置についての改良に関する。

上述の血液等の検査に用いる洗滌装置は、第１図に示し
ている如く、ビーズ１と検体および試薬とを投入して反
応させる試験管状の反応容器２０・・・が縦・横に整列
して多連に設けである滴定プレート２を載架するよう機
体ａに装設した載置台３の上方に、分注ヘッド４を設け
て、その分注へラド４の下面側に、前記滴定プレート２
の各反応容器２０・・・に対応させて装設せる分注ノズ
ル４０・・・から、洗滌液を各反応容器２０・・・内に
分注し、その分注した洗滌液を、前記分注ノズル４０・
・・と並列させて分注ヘッド４の下面側に垂設せる吸引
ノズル４１・・・により吸引させるようにしであるが、
多連に並ぶ反応容器２０・・・からの洗滌水の排除が一
斉に、かつ、迅速に行なわれるようにするため、分注ヘ
ッド４の下面側に垂殺せる多連の吸引ノズル４１・・・
は、それの基端側を分注ヘッド４内に設けた空室に連通
させ、その空室を連通路４２および排液層４３を介して
吸引ブロワ−等の大排気量の吸引装置Ｐの吸引側に連通
させておき、その吸引装置Ｐの吸引圧により各吸引ノズ
ル４１・・・が一斉に洗滌液の吸引作動を行なうように
しているところで、このようになっている洗滌装置Ａは
、分注ノズル４０・・・から洗滌水が各反応容器２０・
・・内に供給されている状態で吸引ノズル４１・・・が
吸引作動を行なっている洗滌行程中においては、吸引ノ
ズル４１・・・の先端開口が反応容器２０内の洗滌水の
中に没入した状態となってその洗滌水を吸引排除し、ま
た、分注ノズル４０・・・からの洗滌水の供給が、吸引
ノズル４１に設けである蓋４４により反応容器２０の開
口が蓋されることで吸引ノズル４１の吸引によりその反
応容器２０内に生ずる負圧によって、吸引ノズル４１が
吸引排除した分だけ、分注ノズル４０から該反応容器２
０内己洗滌水を取込むことでビーズ１および反応容器２
０の洗滌が行なわれるようになることから、極めて効率
的に作動するが、洗滌行程を終えて、洗滌水の供給を停
め、吸引ノズル４１・・・による吸引で各反応容器２０
・・・内の洗滌水を吸引排除せしめるときに、反応容器
内の洗滌水の液面の低下で吸引ノズル４１・・・の先端
開口がその洗滌水の液面の上方に出て空気を一緒に吸込
むようになることで、反応容器２０の底のビーズ１の下
面側の洗滌液をそっくり吸い上げるには、吸引圧が不足
するようになり、反応容器２０の底に僅かの洗滌液を残
すようになる問題がある。

本発明は、この問題を解消せしめるためになされたもの
であって、吸引装置をそれの能力が大きいものｔこ変換
させることなく、従来使用されている小型の吸引装置を
用いて、反応容器の底の洗滌水の残液を空気と一緒に吸
引排除し得るようになる新たな手段を提供することを目
的とする。

そして、本発明においては、この目的を達成するための
手段として、分注ヘッドの下面に多連に並設する吸引ノ
ズルと吸引装置の吸引口との間に、畜閉された弁室を設
け、その弁室の一端側に前記多連の吸引ノズルの基端側
を、各別にまたは複数を集合せしめたブロックごとに連
通し、その弁室の他端側を吸引装置の吸引口に対し接続
連通させ、その弁室内には、多連の吸引ノズルの全てを
一斉に吸引装置の吸引口側に連通させる状態と各別の吸
引ノズルまたは各別のブロックを順次吸引装置の吸引口
側に連通させていく状態とに切換える切換弁を装設した
ことを特徴とする血液等の検査用の洗清装置を提起する
ものである。

次に実施例を図面に従い詳述する。なお図面符号は同効
の構成部材については従前手段のものと同一の符号を用
いるものとする。

第２図は、本発明を実施せる血液検査用の洗滌装置Ａの
一部破断した側面図で、同図においてａは機体、３は滴
定プレート２を載置するよう機体ａに設けた載置台、４
はその載着台３の上方に配位せしめて機体ａに装設した
分注ヘッド、４０・・・は分注ヘッド４の下面側に多連
に並設した分注ノズル、４１・・・はそれら分注ノズル
４０・・・のそれぞれに対し一対に組合うように配位し
て分注ヘッド４の下面に多連に設けた吸引ノズル、Ｐは
吸引ノ・ズル４１・・・に吸引作動を与える吸引装置、
５はその吸引装、ＷＰと吸引ノズル４１・・・どの間に
設けた弁室５ａ（第３図）を形成している弁箱を示して
いる。

前記載２台３は、箱状に形成せる機体ａの内腔に設けた
モーターＭ１により作動するカム機構３０によって昇降
する昇降台３１に支持されていて、モーターＭ１の制御
により分注ヘッド４に対し相対距離を変動さすよう昇降
する。この載置台３は分注ヘー、ド４が昇降自在に機体
ａに装架される場合にあっては、機体ａに固定して装架
される。

この載置台３のと面に載置される滴定プレート２は、試
験管状に形成された反応容器２０・・・が、縦方向（機
体ａの前後方向で第２図において左右方向）に４つ、横
方向に５つ並ぶように縦参横に整列させて配位しそれら
をつなぎ部材２１で一体に連結させた２０大型の通常の
滴定プレートである。（第４図） また、前記分注へラド４の下面側に垂設される分注ノズ
ル４０・・・および吸引ノズル４１・・・は、前記ａ置
台３の上面にセットされる前述の滴定プレート２の各反
応容器２０・・・と対応するように配設しである。そし
て、分注ノズル４０・・・は、それらの各基端側が分注
ヘッド４の内部に形殺せる連通室（図示していない）に
連通し、その連通室に接続した配管を介して洗滌液タン
ク（図示していない）に連通している。

また、吸引／ズル４１・・・は、それらの基端側が分注
ヘッド４をヒ下に貫通してその分注ヘッド４の上面側に
突出し、それらの各突出端４１ａ・・・にそれぞれ接続
したチューブ４５・・・が、弁箱５の上壁５０に、第４
図の如く円弧状の列に配位して設けた接続管５１・・・
に接続してあり、それら接続管５１・・・が弁箱５内に
形成される弁室５ａの一端側であるヒ端側に連通してい
ることで、その弁室５ａを介して吸引装置Ｐの吸引口側
に連通しているコノ吸引ノズル４１・・・の前記弁室５
ａに対する連通は、第５図に示している如く、分注ヘッ
ド４の内部に、縦横に整列する吸引ノズル４１・・・の
うちの縦に一列に並ぶ４つの吸引ノズル４１・・・を集
合させて連通せしめる連通室４ａ・・・をそれぞれの列
に対応させて５僧形成しておいて、その５つの連通室４
ａ・・・とそれぞれ連通する５つの接続管４ｂ・・・を
分注ヘッド４の上面側に突出させてそれぞれ設け、それ
ら接続管４ｂ・・・を前述の弁箱５のヒ面に弁室５ａと
Ｗ通させて設けた５つの接続管５１・・・にチューブ４
５・・・を介して氾通させることで、多連の吸引ノズル
４１・・・を、所望数の吸引ノズル４１・・・が連通室
４ａにより集合する複数のブロックＷ・・・に分け、そ
のブロックＷごとに弁室５ａに対し連通させるようにす
る場合がある。

前記弁箱５は、それの内部に、第３図および第４図に示
している如く、円盤状をなす弁室５ａが形設してあって
、その弁室５ａ内には、切換弁を構成する円盤状の弁体
６が中心部に設けた回転軸６０により回転自在に設けて
あり、その弁体６の上面と弁室５ａの天井面との水密を
保持した摺接により、弁室５ａの上端側に接続する接続
管５１・・・と弁室５ａの下端側に接続する接続管７ｏ
との連通を遮閉している。そして、弁体６を回転軸６０
中心に回転させることにより、弁体６に形設しておいた
切欠部６１・・・を、弁室５ａの天井面に開口している
接続管５１・・・の内端の開口と対向さすことで連通状
態となるようにしであるが、その弁体６に形設せる切欠
部６１・・・は、第４図にあるよう、弁室５ａの天井に
列状に配位して設けである接続管５１・・・をそっくり
連通状態とするよう弁体６の回転方向に長い長孔状に形
成した切欠部６１ａと、円弧状の列に並列している前記
接続管５１・・・の一つを連通状態とする小径の切欠部
６１ｂとからなり、それらは、それらの間に長孔状の切
欠部６１ａの長さより長い間隔を回転方向において、弁
体６の問縁部で前述の接続ｖ−５１・・・の内端開口と
回転軸６０との距離に対応する位置に形設してあって、
これにより、弁体６を回転軸６０中心に回転させて、長
孔状の切欠部６１ａが接続管５１・・・の全てとそっく
リラップする状態にすることで、全ての吸引ノズル４１
・・・が吸引装２［’と連通ずる状態となり、また、小
径の切欠部６１ｂを並列する接続管５１・・・の各内端
開口の−っ−っに順次対向していくようにすることで、
その接続管５１に連通ずる吸引ノズル４１または吸引ノ
ズル４１・・・のブロックＷ・・・が、順次切換って吸
引装置１Ｐと連通ずる状態となるようにしである。そし
て、この弁体６の回転は、弁箱５の下面側に組付けたモ
ーターＭ２の作動の制御で回転軸６０を所望量駆動回転
することで行なわれる。

また、吸引装置Ｐは、ターボファン等の大排気量の真空
ポンプであり、それの吸引口が、排液溜４３に連通管７
１を介して連通し、その排液溜４３が前述の弁室５ａの
下端側に接続管７０を介し連通ずることで弁室５ａに対
し連通している。

なお、６１ｃは、小径の切欠部６１ｂと同形に形成して
、その切欠部６１ｂの回転方向の後方に設けた切欠部で
、各接続管５１・・・に二度の吸引作動が与えられるよ
うにしである。また、４４は滴定プレート２の反応容器
２０・・・の各開口を閉塞していくよう各吸引ノズル４
１・・・に設けた蓋であるこのように構成せる実施例装
置は次のように作用する。

載青台３上に載置せる滴定プレート２の各反応容器２０
・・・内に検体および試薬と共に投入して反応させたビ
ーズト・・を洗滌するときは、弁室５ａ内に設けた切換
弁である弁体６を、それに設けた長孔状の切欠部６１ａ
が、弁室５ａの天井面に並列している接続管５１・・・
の各内端開口の全てにそっくり対向する状態位置に回転
させておく。これにより、分注ヘッド４の下面側に垂設
した多連の吸引ノズル４１・・・は、それぞれが反応容
器２０・・・内に突入した状態において分注ノズル４０
・・・から各反応容器２０・・・内に分注されてくる洗
滌水を、−斉に吸引排除して、排液溜４３に回収してい
くようになる。

次に所定の量の洗滌水の供給で所定の洗滌が終了するこ
とで、分注ノズル４０・・・からの洗滌水の供給を停め
、各反応容器２０・・・内に残溜している洗滌水の吸引
排除を行なうときは、モーターＭ２を作動させて弁室５
ａ内の弁体６を回動させ、前記長孔状の切欠部６１ａと
各接続管５１・・・との接続を倍断するとともに、それ
ら各接続管５１・・・のそれぞれに対し弁体６に設けた
小径の切欠部６１ｂが順次切換って連通していくように
する。これにより分注ヘッド４に設けた各吸引ノズル４
１・・・は、個々に、また、ブロックごとに吸引装置Ｐ
に連通するようになって、各吸引ノズル４１またはブロ
ック内の吸引ノズル４１・・・に限定されて吸引装置Ｐ
に連通ずることになり、その吸引ノズル４１・・・に作
用する吸引装置Ｐの吸引圧を、数倍乃至数拾倍に大きく
した状態とする。

以上説明したように本発明による血液検査用の洗Ｔｖ＆
装置は１分注ヘッドの下面に多連に並設する吸引ノズル
と吸引装置の吸引口との間に、密閉された弁室を設け、
その弁室の一端側に前記多連の吸引ノズルの基端側を、
各別にまたは複数を集合せしめたブロックごとに連通し
、その弁室の他端側を吸引装置の吸引口に対し接続連通
させ、その弁室内には、多連の吸引ノズルの全てを一斉
に吸引装置の吸引口側に連通させる状態と各別の吸引ノ
ズルまたは各別のブロックを順次吸引装置の吸引口側に
連通させていく状態とに切換える＋ＪＪ換弁を装設して
構成しであるのだから、切換弁を回動させることで、分
注ヘッドに多連に設けた吸引ノズルの全てが吸引装置に
連通してその吸引装置の吸引圧により一斉に吸引作動を
行なう状態と、多連に設けた吸引ノズルが個々に、また
は複数個まとめられたブロックごとに、吸引装置に順次
連通していくことで、吸引装置の吸引圧が集中して強力
に吸引ノズルに作用する状態とに切換わるようになるの
で、洗滌行程を効率よく行なえるようにしながら、洗滌
行程を終えた後の反応容器内の残液の吸引排除が、吸引
装置を、それの能力（容ａ）の大きいものに交換するこ
となく、小型の吸引装置をもって１反応容器内に洗滌水
を残留させないよう、強力な吸引圧をもって行なえるよ
うになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従前の血液検査用の洗滌装置の一部破断した側
面図、第２図は未発明な実施せる血液検査用の洗滌装置
の一部破断した側面図、第３図は同上装置の要部の縦断
側面図、第４図は同上要部の斜視図、第５図は同上要部
の平面図である。 図面符号の説明

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 分注ヘッドの下面に多連に並設する吸引ノズルと吸引装
   置の吸引口との間に、密閉された弁室を設け、その弁室
   の一端側に前記多連の吸引ノズルの基端側を、各別にま
   たは複数を集合せしめたブロックごとに連通し、その弁
   室の他端側を吸引装置の吸引口に対し接続連通させ、そ
   の弁室内には、多連の吸引ノズルの全てを一斉に吸引装
   置の吸引口側に連通させる状態と各別の吸引ノズルまた
   は各別のブロックを順次吸引装置の吸引口側に連通させ
   ていく状態とに切換える切換弁を装設したことを特徴と
   する血液等の検査用の洗滌装置。