JPS6332521B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6332521B2 JPS6332521B2 JP10869179A JP10869179A JPS6332521B2 JP S6332521 B2 JPS6332521 B2 JP S6332521B2 JP 10869179 A JP10869179 A JP 10869179A JP 10869179 A JP10869179 A JP 10869179A JP S6332521 B2 JPS6332521 B2 JP S6332521B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal material
- grooved
- rolling
- roll
- width
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
- B21H8/00—Rolling metal of indefinite length in repetitive shapes specially designed for the manufacture of particular objects, e.g. checkered sheets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、熱伝導性に勝れた金属の表面を、
圧延加工により、異形状になし、以て該金属材の
表面積の拡大を目的とする異形金属材の製造法に
関する。こゝに云う金属材とは金属の板、線及条
を指す。特に超電導ケーブル用の安定化材となる
高純度のCu、Alの異形太線の製造に当り、その
伝熱特性の向上を目的としたものである。
圧延加工により、異形状になし、以て該金属材の
表面積の拡大を目的とする異形金属材の製造法に
関する。こゝに云う金属材とは金属の板、線及条
を指す。特に超電導ケーブル用の安定化材となる
高純度のCu、Alの異形太線の製造に当り、その
伝熱特性の向上を目的としたものである。
従来、超電導ケーブル用の安定化材の表面積を
拡げ伝熱特性を上げるべく該材の表面を異形状に
加工することが考えられ、その加工法として切削
加工と塑性加工が行われている。然るに切削加工
によるときは該材の異形度即ち伝熱表面積の拡大
度は塑性加工によるときよりも大とする可能性は
あるが、切削粉が被切削基材に残るおそれがあ
り、この僅かな残留切削粉と雖も、通電時の絶縁
破壊の原因ともなり又冷媒の液体ヘリウムの再生
を困難にし、又異形度を著しく大とするときは通
電時に電流に垂直な断面積がそれだけ減少するこ
とになり電気抵抗が高くなるなどの欠点がある。
一方塑性加工の場合は上述の如き切削加工による
欠点はないが、異形度においては切削加工に劣る
ので、これを補うために表面を化学処理して酸化
被膜をつくり伝熱特性を高める方法がとられてい
るが、かゝる化学処理による酸化膜は、経時変
化、膜の剥離などが起るおそれがあるのでかゝる
処理は信頼性に劣る。
拡げ伝熱特性を上げるべく該材の表面を異形状に
加工することが考えられ、その加工法として切削
加工と塑性加工が行われている。然るに切削加工
によるときは該材の異形度即ち伝熱表面積の拡大
度は塑性加工によるときよりも大とする可能性は
あるが、切削粉が被切削基材に残るおそれがあ
り、この僅かな残留切削粉と雖も、通電時の絶縁
破壊の原因ともなり又冷媒の液体ヘリウムの再生
を困難にし、又異形度を著しく大とするときは通
電時に電流に垂直な断面積がそれだけ減少するこ
とになり電気抵抗が高くなるなどの欠点がある。
一方塑性加工の場合は上述の如き切削加工による
欠点はないが、異形度においては切削加工に劣る
ので、これを補うために表面を化学処理して酸化
被膜をつくり伝熱特性を高める方法がとられてい
るが、かゝる化学処理による酸化膜は、経時変
化、膜の剥離などが起るおそれがあるのでかゝる
処理は信頼性に劣る。
この発明は叙上の点に鑑みてなされたものであ
つて、塑性加工のみによつて勝れた伝熱特性を示
す表面を得る方法を提供するものである。即ち、
金属材の表面を圧延によつて異形状に仕上げるに
当り、金属材料の表面を異形状に圧延加工するに
当り、圧延方向に複数本の直線状の溝を有する溝
付金属材の山を、圧延方向に適切な間隔をおいて
圧延される部分と圧延されない部分とが交互に隣
接して存在するよう、溝に沿つて溝付金属材を圧
延することを特徴とする圧延による異形金属材の
製造法であり、圧延にあたつては溝付ロールであ
つて溝の突起部がロールの径方向に周期的に谷部
まで切除されてサイの目状突起部になつており該
突起部の巾が溝付金属材の谷部の巾より大きい溝
付ロールを用いて圧延する。
つて、塑性加工のみによつて勝れた伝熱特性を示
す表面を得る方法を提供するものである。即ち、
金属材の表面を圧延によつて異形状に仕上げるに
当り、金属材料の表面を異形状に圧延加工するに
当り、圧延方向に複数本の直線状の溝を有する溝
付金属材の山を、圧延方向に適切な間隔をおいて
圧延される部分と圧延されない部分とが交互に隣
接して存在するよう、溝に沿つて溝付金属材を圧
延することを特徴とする圧延による異形金属材の
製造法であり、圧延にあたつては溝付ロールであ
つて溝の突起部がロールの径方向に周期的に谷部
まで切除されてサイの目状突起部になつており該
突起部の巾が溝付金属材の谷部の巾より大きい溝
付ロールを用いて圧延する。
次に、この発明の実施例を図によつて更に詳述
する。第１図は溝付金属材の斜視図、第２図は溝
付ロールの表面状況の一部を示し、第３図は溝付
金属材を溝付ロールにて圧延後の金属材の変形状
況を示した斜視図である。先ず、圧延加工により
第１図に示す溝付金属材をつくり、次に第２図の
如きロール面を有する溝付ロールが次の如き製作
工程を経てつくられる。即ち溝付金属材（第１
図）の各溝の中心間の距離と、等しい溝山の中心
間距離を有し、且つ溝の突起部の巾は溝付金属材
の谷部の巾よりも大きい溝付ロールが用意され、
このロールの溝山を適切な間隔をおいて溝底の深
さまで適切な角度で切除し、サイの目状の突起の
ついた第２図に示す如き溝付ロールをつくる。次
に第１図に示す溝付金属材の溝５に第２図の溝付
ロールのサイの目突起部を押込むように圧延し、
第３図の如く溝形を変形させ伝熱表面を大きくす
るのである。第３図の１は変形しない部分で第２
図の１′が対向する。２は溝付ロールのサイの目
２′に対向する。３は変形を受けた部分で第２図
の３′に対向し、４は変形逃げの移動部分である。
尚該特殊圧延ロールの突起部の表面にローレツト
的に襞をつけ更に圧延された異形材の表面積を大
きくする方法をとることもできる。これを要する
に、溝付金属材の溝のサイズ、寸法、と溝付ロー
ルのサイの目突起部のサイズ、寸法、粗さ、を適
切に撰ぶことによつて、溝付ロールによつて変形
部の逃げはスムースに移動し、圧延の目的が達せ
られるのである。
する。第１図は溝付金属材の斜視図、第２図は溝
付ロールの表面状況の一部を示し、第３図は溝付
金属材を溝付ロールにて圧延後の金属材の変形状
況を示した斜視図である。先ず、圧延加工により
第１図に示す溝付金属材をつくり、次に第２図の
如きロール面を有する溝付ロールが次の如き製作
工程を経てつくられる。即ち溝付金属材（第１
図）の各溝の中心間の距離と、等しい溝山の中心
間距離を有し、且つ溝の突起部の巾は溝付金属材
の谷部の巾よりも大きい溝付ロールが用意され、
このロールの溝山を適切な間隔をおいて溝底の深
さまで適切な角度で切除し、サイの目状の突起の
ついた第２図に示す如き溝付ロールをつくる。次
に第１図に示す溝付金属材の溝５に第２図の溝付
ロールのサイの目突起部を押込むように圧延し、
第３図の如く溝形を変形させ伝熱表面を大きくす
るのである。第３図の１は変形しない部分で第２
図の１′が対向する。２は溝付ロールのサイの目
２′に対向する。３は変形を受けた部分で第２図
の３′に対向し、４は変形逃げの移動部分である。
尚該特殊圧延ロールの突起部の表面にローレツト
的に襞をつけ更に圧延された異形材の表面積を大
きくする方法をとることもできる。これを要する
に、溝付金属材の溝のサイズ、寸法、と溝付ロー
ルのサイの目突起部のサイズ、寸法、粗さ、を適
切に撰ぶことによつて、溝付ロールによつて変形
部の逃げはスムースに移動し、圧延の目的が達せ
られるのである。
次に実施例について述べる。巾26.8mmの銅条に
深さ1.5mm、巾1.0mmの溝を１mmおきに11本圧延加
工で成形し溝付銅条をつくつた。次に溝付ロール
で溝山の巾１mm溝底の巾0.4mmで溝のテーパーを
１／５なるものから溝山を溝底部で１mmおきにロー
ル軸に平行に切除し、上部が１mm×１mm、下部が
1.6mm×1.5mmのテーパー1/6の台形状突起の溝付
ロールを、用意し、該溝付銅条の溝に該台形状突
起のついた溝付ロールの溝山部を押込み圧延した
ところの、変形逃げの移動も順調に能率よく圧延
できた。かくの如くして製造した異形状銅条の伝
熱特性を測定した結果、平均伝熱係数Qeは
1.2W／cm2で上述の溝付銅条の伝熱特性に比較し
て２割向上した。これは切削加工による異形材の
特性にも勝れるものである。
深さ1.5mm、巾1.0mmの溝を１mmおきに11本圧延加
工で成形し溝付銅条をつくつた。次に溝付ロール
で溝山の巾１mm溝底の巾0.4mmで溝のテーパーを
１／５なるものから溝山を溝底部で１mmおきにロー
ル軸に平行に切除し、上部が１mm×１mm、下部が
1.6mm×1.5mmのテーパー1/6の台形状突起の溝付
ロールを、用意し、該溝付銅条の溝に該台形状突
起のついた溝付ロールの溝山部を押込み圧延した
ところの、変形逃げの移動も順調に能率よく圧延
できた。かくの如くして製造した異形状銅条の伝
熱特性を測定した結果、平均伝熱係数Qeは
1.2W／cm2で上述の溝付銅条の伝熱特性に比較し
て２割向上した。これは切削加工による異形材の
特性にも勝れるものである。
上述せる如く、この発明は塑性加工たる圧延の
みの製造法であるので、切削加工法による諸欠点
もなく、切削加工法に勝るとも劣らない伝熱特性
の向上が得られ又切削加工よりも能率よく製造で
きる。尚表面に化学処理を施すこともできる。
みの製造法であるので、切削加工法による諸欠点
もなく、切削加工法に勝るとも劣らない伝熱特性
の向上が得られ又切削加工よりも能率よく製造で
きる。尚表面に化学処理を施すこともできる。
第１図は、溝付金属材の斜視図、第２図は、こ
の発明の実施例の溝付ロール表面の斜視図、第３
図は、この発明の実施例による異形材の斜視図で
ある。 １：変形していない部分、１′：変形を与えな
い部分、２：溝付ロールのサイの目の当つた部
分、２′：溝付ロールのサイの目の部分、３：変
形を受けた部分、３′：変形を与える部分、４：
変形逃げの移動した部分、５：溝。
の発明の実施例の溝付ロール表面の斜視図、第３
図は、この発明の実施例による異形材の斜視図で
ある。 １：変形していない部分、１′：変形を与えな
い部分、２：溝付ロールのサイの目の当つた部
分、２′：溝付ロールのサイの目の部分、３：変
形を受けた部分、３′：変形を与える部分、４：
変形逃げの移動した部分、５：溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 金属材の表面を異形状に圧延加工するに当
り、圧延方向に複数本の直線状の溝を有する溝付
金属材の山を、圧延方向に適切な間隔をおいて圧
延される部分と圧延されない部分とが交互に隣接
して存在するよう、溝に沿つて溝付金属材を圧延
することを特徴とする圧延による異形金属材の製
造法。 ２ 溝付ロールであつて溝の突起部がロールの径
方向に周期的に谷部まで切除されてサイの目状突
起部になつており該突起部の巾が溝付金属材の谷
部の巾より大きい溝付ロールを用いて圧延するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の圧延
による異形金属材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10869179A JPS5633101A (en) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | Manufacture of metallic shape by rolling work |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10869179A JPS5633101A (en) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | Manufacture of metallic shape by rolling work |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5633101A JPS5633101A (en) | 1981-04-03 |
| JPS6332521B2 true JPS6332521B2 (ja) | 1988-06-30 |
Family
ID=14491195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10869179A Granted JPS5633101A (en) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | Manufacture of metallic shape by rolling work |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5633101A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57156766A (en) * | 1981-03-24 | 1982-09-28 | Aisin Seiki | Strength and weakness control apparatus of electromagnetic vibrator |
| JPS58118756A (ja) * | 1982-01-07 | 1983-07-14 | アイシン精機株式会社 | 電動バイブレ−タ付勢装置 |
| JPS58118755A (ja) * | 1982-01-07 | 1983-07-14 | アイシン精機株式会社 | 電動バイブレ−タ付勢装置 |
-
1979
- 1979-08-28 JP JP10869179A patent/JPS5633101A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5633101A (en) | 1981-04-03 |
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