JPS6332459B2 - - Google Patents

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JPS6332459B2
JPS6332459B2 JP59229800A JP22980084A JPS6332459B2 JP S6332459 B2 JPS6332459 B2 JP S6332459B2 JP 59229800 A JP59229800 A JP 59229800A JP 22980084 A JP22980084 A JP 22980084A JP S6332459 B2 JPS6332459 B2 JP S6332459B2
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JP
Japan
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chamber
cleaned
water
cleaning
cleaning water
Prior art date
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Application number
JP59229800A
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English (en)
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JPS61109567A (ja
Inventor
Shoji Mishiro
Seishi Hamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taga Electric Co Ltd
Original Assignee
Taga Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医療器具の洗浄滅菌方法およびその
装置に関する。
従来技術 通常、使用後の注射筒、メス、ハサミ等の医療
器具は洗浄後に高温高圧蒸気の基で滅菌される。
この際、器具の洗浄は特に大切な意義を有する。
血痕等の汚染物が器具に付着したまま滅菌をする
と、汚洗物が蒸気によつて固着してしまうからで
ある。ところが、温水中の被洗浄物に高圧蒸気と
エアーとを組み合わせたジエツト噴流を吹き付け
てその洗浄を行なうようにした従来の方式では、 主に、被洗浄物の外側だけにしか洗浄効果が
得られない。
被洗浄物に強いシヨツクが加わつてしまう。
これにより、刃物類は他の物に接触してその切
れ味が損なわれる可能性が高く、ガラス類には
破損の危険性が伴う。
カストに収納したままの被洗浄物を洗浄する
ことはできない。
という欠点があつた。
そこで、被洗浄物を密閉的に収納するチヤンバ
ー内に50℃前後の洗浄水を満たし、チヤンバー内
を減圧することにより洗浄水を沸騰させ、このの
とき洗浄水及び被洗浄物より発生する気泡とこの
気泡による揺動運動とで被洗浄物を洗浄するよう
にしたものが特願昭59−82365号にて提案されて
いる。このような方式は、カストに収納したまま
の被洗浄物の外側はもとより内側の細部まで洗浄
でき、しかも、被洗浄物に強いシヨツクを加えず
に洗浄し得るという優れた性質を有する。
なお、洗浄水は気泡の発生により気化熱を奪わ
れて低温化し、これに伴つて気泡の発生も減少し
てゆく。そこで、このようなときにはチヤンバー
内の減圧を一旦停止し、低温化した洗浄水を50℃
前後にもどしてから再度減圧するという工程を数
回繰り返しながら洗浄処理を行なつている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前述の方法を実際に用いた場
合、洗浄水内の下方においては気泡の発生量が少
なく、当該位置では良好な洗浄効果が得られない
という不都合が生じた。この原因は、洗浄水内の
上下位置で圧力差があるためである。
又、チヤンバー内の減圧と洗浄水の加熱とを間
欠的に繰り返さなければならないことも洗浄に時
間がかかり不都合である。
本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、被洗浄物が洗浄水内のいかなる位置にあつて
も良好な洗浄効果が得られ、洗浄時間を短縮する
こともできる洗浄滅菌方法およびその装置を得る
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、被洗浄物を密閉的に収納するチヤン
バー内に洗浄水を満たし、この洗浄水を下方から
加熱すると同時に前記チヤンバー内を減圧するこ
とにより前記洗浄水を沸騰させて前記被洗浄物を
洗浄するようにした。
作 用 しかして、チヤンバー内の減圧とともに洗浄水
は沸騰し始め、洗浄水及び被洗浄物より気泡が発
生する。特に、減圧により発生する気泡は洗浄水
の上方において顕著であるが、洗浄水下方からの
加熱により下方においても加熱部分を中心として
多数の気泡が生ずる。このように、洗浄水内にお
いては上方からも下方からも気泡が発生し、両者
が混合して洗浄水全体にわたつて平均的な気泡の
発生をもたらし、このような気泡の発生とそれに
伴う揺動運動とにより被洗浄物がまんべんなく洗
浄される。
又、チヤンバー内の減圧工程と洗浄水の加熱工
程とが同時に進行するので洗浄時間が短縮され
る。
実施例 本発明の一実施例を第1図及び第2図に基づい
て説明する。開口に着脱自在な蓋1を有する筐体
状のチヤンバー2が設けられ、熱湯3を蓄えた水
槽4に供給管5を介して連結されている。この水
槽4は、水道の蛇口に直結された給水孔6とこの
給水孔6から内部に給水された水を加熱して熱湯
3にするヒータ7とを有し、熱湯3が自重で前記
チヤンバー2内に流入し得る位置に保持されてい
る。
しかして、前記チヤンバー2内には開閉自在な
通気孔(図示せず)を有するカスト8を載置する
ためのカスト台9が設けられ、下方にはヒータ1
0、上方には水位センサ11がそれぞれ配設され
ている。又、内部の下面には排水孔12が設けら
れ、上面には給気孔13、水道の蛇口に連結され
たシヤワーノズル14及び排気孔15が連設され
ている。この排気孔15は、排気管16を介して
圧力メータ17に連結されており、その排気管1
6は途中でT字型に分管して熱交換器18を介
し、真空ポンプ19に連結されている。
次に、前記熱交換器18は、前記排気管16の
延長であるコイル状の凝縮管20を密閉容器21
内に収納し、この密閉容器21に冷却水出口22
と冷却水入口23とを設けたものである。ここ
で、この冷却水入口23は流量制御弁24を介し
て水道の蛇口に連結されている。
なお、給水管5、給水孔6、排水孔12、給気
孔13、シヤワーノズル14及び排気管16はす
べてバルブ25を有する。
このような構成において、各バルブ25及び流
量制御弁24は図示しない集中回路によつて集中
制御され、各工程に応じて開閉される。
まず、水槽4内には所定量の水道水が注がれ、
ヒータ7に加熱されて90℃前後の熱湯3として保
持されている。ついで、シヤワーノズル14より
洗浄水26がシヤワーされてカスト8内の被洗浄
物が予備洗浄される。予備洗浄が済むと洗浄水2
6は排水孔12より速やかに排水される。ここ
で、チヤンバー2にはシヤワーノズル14からの
洗浄水26と水槽4からの熱湯3とが注がれ、同
時に真空ポンプ19が作動して50℃前後の洗浄水
26が急速に満たされてゆく。そして、この洗浄
水26が水位センサー11の位置に達するとその
供給が停止され、第2図に示すようにチヤンバー
2内には50℃前後の温度に保たれた所定量の洗浄
水26が満ちた状態となる。
次に、チヤンバー2内は作動し続けている真空
ポンプ19により次第に減圧されてゆき、ある程
度減圧が進むとヒータ10が作動して、洗浄水2
6を下方から温める。そこで、チヤンバー2内の
減圧が進むと、まず、洗浄水26の上方が沸点に
達して沸騰し、盛んに気泡を発し始める。一方、
洗浄水26の下方では上方より圧力が高いために
沸騰しにくいが、ヒータ10で加熱されているの
で上方と同様に沸騰し、気泡を発し始める。同時
に、カスト8内の被洗浄物の表面からも気泡が発
生する。このように、洗浄水26の上方と下方と
でほぼ平均的に気泡が発生し、この気泡によつて
洗浄水26中にいかなる場所に存する被洗浄物を
も均等に洗浄してゆく。又、被洗浄物の表面から
発生する気泡により被洗浄物の、例えば注射筒の
内側などの細部までまんべんなく洗浄し得る。
又、洗浄水26の下方より発生した気泡は、上
昇とともに周囲の洗浄水26に急激に冷やされて
細かく収縮分裂し、分裂時にカスト8へ衝撃力を
加える。衝撃力を加えられたカスト8は激しく揺
動して被洗浄物を揺さぶり、その洗浄効果を高め
る。
更に、チヤンバー2内の減圧とともに洗浄水2
6はその気化熱を奪われて低温化しようとする
が、ヒータ10により下方から温められているの
で低温化することはない。したがつて、チヤンバ
ー2内の減圧と洗浄水26の加熱とが間欠的に行
なわれることなくそれらの作業が連続的に行なわ
れ、短時間で洗浄作業を終えることが可能であ
る。
一方、真空ポンプ19にはチヤンバー2内の空
気とともに洗浄水の沸騰により生ずる蒸気も吸引
される。ところが、真空ポンプ19に蒸気を直接
吸引させ続けると吸引能力が低下し、最終的には
その機能が停止してしまう。そこで、本実施例で
は、蒸気を熱交換器18によつて冷却し、液化し
ている。すなわち、真空ポンプ19の作動ととも
に冷却水入口23より密閉容器21内に冷却水2
7が供給され、凝結管20内を通る蒸気を冷却し
て液化するものである。
しかも、熱交換器18は所定値に設定された洗
浄水26の温度を一定に維持する機能をも有す
る。すなわち、洗浄水26の温度を連続的に検出
し、この検出結果に基づいて冷却水27の流量を
流量制御弁24で調整することにより真空ポンプ
19の吸引能力を変化させるわけである。より具
体的には、洗浄水26の温度が上昇した場合には
真空ポンプ19の吸引能力が弱いのであるから冷
却水27の流量を増加させて冷却効果を強める。
逆に、洗浄水26の温度が低下した場合には冷却
効果を弱めればよい。真空ポンプ19の吸引能力
は熱交換器18における冷却効果が強まれば向上
し、弱まれば低下するからである。以上のよう
に、洗浄水26の温度は一定に維持されるもので
あり、その結果、洗浄水26の温度上昇による血
液凝固等の不都合や洗浄水26の温度下降による
洗浄効果の悪化を防止することができる。したが
つて、被洗浄物に対する望ましい洗浄状態の恒常
性が確保される。
しかして、被洗浄物は完全に洗浄されると滅
菌・乾燥工程を経てカスト8に収納されたまま保
管される。
以上のように、本実施例によれば、洗浄水26
全体から気泡が発生するので被洗浄物がまんべん
なく洗浄され、又、熱交換器18によつて洗浄水
26の温度が一定に維持されるので望ましい洗浄
状態の恒常性が確保される。しかも、チヤンバー
2内の減圧と洗浄水26の加熱とが同時に行なわ
れるので洗浄時間も短縮される。
発明の効果 本発明は、被洗浄物を密閉的に収納するチヤン
バー内に洗浄水を満たし、この洗浄水を下方から
加熱すると同時にチヤンバー内を減圧することに
より洗浄水を沸騰させて被洗浄物を洗浄するよう
にしたので、洗浄水全体からまんべんなく気泡が
発生してむらなく被洗浄物を洗浄することがで
き、しかも、その洗浄時間を短縮することもで
き、又、洗浄水の沸騰時にチヤンバー内から吸引
した蒸気を冷却して液化し、この際、冷却能力の
強弱を調節することによつて洗浄水の温度を一定
に維持しながら被洗浄物を洗浄するようにした場
合には、望ましい被洗浄物の洗浄状態を維持する
ことができ、以上のことから、被洗浄物の良好な
洗浄を埋想的な状態の中で短時間に完遂すること
ができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断側面図、
第2図はチヤンバー内に洗浄水が満たされた状態
を示す縦断側面図である。 1……蓋、2……チヤンバー、8……カスト、
10……ヒータ(加熱部)、12……排水孔(排
水部)、14……シヤワーノズル(給水部)、18
……熱交換器、19……真空ポンプ、24……流
量制御弁(制御機構)、26……洗浄水。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被洗浄物を密閉的に収納するチヤンバー内に
    洗浄水を満たし、この洗浄水を下方から加熱する
    と同時に前記チヤンバー内を減圧することにより
    前記洗浄水を沸騰させて前記被洗浄物を洗浄する
    ようにしたことを特徴とする洗浄滅菌方法。 2 開閉自在な通気孔を有するカストに被洗浄物
    を収納し、このカストをチヤンバー内に収納して
    前記被洗浄物を洗浄するようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の洗浄滅菌方法。 3 被洗浄物を密閉的に収納するチヤンバー内に
    洗浄水を満たし、この洗浄水を下方から加熱する
    と同時に前記チヤンバー内を真空ポンプで減圧す
    ることにより前記洗浄水を沸騰させ、沸騰時に前
    記チヤンバー内から吸引された蒸気を前記真空ポ
    ンプ到達前に冷却して液化するとともに冷却能力
    の強弱を調節することによつて前記洗浄水の温度
    を一定に維持しながら前記被洗浄物を洗浄するよ
    うにしたことを特徴とする洗浄滅菌方法。 4 カストを出入自在に収納するための蓋を有す
    るチヤンバーを設け、このチヤンバー内下方に洗
    浄水を加熱する加熱部を設け、前記チヤンバーに
    洗浄水を給水する給水部とその洗浄水を排水する
    排水部と内部の圧力を減圧する真空ポンプとを接
    続し、この真空ポンプと前記チヤンバーとの間に
    このチヤンバーから吸引された蒸気を冷却して液
    化する熱交換器を設け、この熱交換器にその冷却
    能力を調節して前記冷却水の温度を一定に維持す
    るための制御機構を設けたことを特徴とする洗浄
    滅菌装置。
JP59229800A 1984-10-31 1984-10-31 洗浄滅菌方法およびその装置 Granted JPS61109567A (ja)

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JPS61109567A JPS61109567A (ja) 1986-05-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04104851U (ja) * 1991-02-19 1992-09-09 博士 木下 滅菌装置
JP5582450B2 (ja) * 2009-05-28 2014-09-03 三浦工業株式会社 洗浄装置

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