JPS6332427A - 食用きのこ培養基製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本発明は現在きのこ人工培養基栽培において使用される
原木及びオガコは、年々入手がボ難となり今後は更に廚
難になることが予想される。本発明はこの問題を解決す
るためになされたものである。

本発明は原木オガコ等の代りに、もみが・らと、きちん
類を用いて食用きのこを短期間かつ高収率で栽培する方
法に関するものである。

口）従来の技術 従来から食用きのこの培養基製造方法としては、原木を
利用してほだ木が用いられ気候により収穫が左右される
事が多い。近年は特にヒラタケ、ナメコ、エノキタケ、
シイタケ等においてオガコと米糠、フスマ等、即ち天然
物から得られたセルローズ７０〜９０％材料とタンパク
質１０〜３０％等の栄養分とを混合物昏こ水６０〜７０
％を加えた物をかくはんして、容器及び袋体に収容して
これを１００〜１２０℃との温度による常圧下の蒸気殺
菌法で殺菌処理し、冷却処理した後、種菌接種、培養、
菌かきし、芽出し、ならし、抑制、生育、収穫するもの
であるとして知られているが、−年を通して四季に関係
なく安定して収穫される様になりこれに伴い、従来農家
での副業的性格が強く、小規模生産に頼っていたきのこ
栽培は現在では、企業が工業的スケールで大量に栽培す
る形に移りつつある。それに伴い培養基の原料であるオ
ガ＝米糠も大量に要することにも予想する。それに上記
培養基では、その内部は、物理的な性状が密になりすぎ
て培養基内部への空気の流入が妨げられ、′又菌糸の成
長する空間も非常に少ないという欠点があった。その培
養基によるきのこ類の収穫量は一般に培養基原料に対し
て１５％しか収穫できず率の悪い生産性のものであった
。

ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしこの工業的スケールで、きのこ人工栽培するのに
は、培＃基の原料である鋸屑や米糠を多量に要し、価格
も高価になっていきつつある。さらに重要な事は、きの
こを大量に連続栽培することに際してオガコと米糠、フ
スヤ等を用いて水と混合した培養基は通風性も悪いため
発育も悪い。

培養基では培養期間がかなり長く、かつ収穫も低いため
、その生産コストが相当高となるゆえに今後これら生産
性の改善が望まれるのである。

二）問題点を解決するための手段 本発明はこれらきのこの人工栽培における従来の欠点を
改善するため、種々研究の結果、もみがらときちん（Ｃ
ｈｉｔｉｎ窒素を含んだ昆虫及び甲殻類の外殻精成分で
ある。）を主体として１０〜５０メツシュ程度に粉砕し
て培養基として食用きのこ栽培したところ、極めて有効
であることを見出し本発明を完成した。

すなわち、本発明は食用きのこの人工栽培においてオガ
コを主体とする培養基に通気性の良いもみがらときちん
を１０〜５０メツシュに粉砕粒子にし、培養基として使
用したところ、きのこは、好気性菌に属することから、
もみがらときちんは通風性がよく、栄養分にもなるので
、きのこ人工栽培する培養基として使用することを特徴
としたものである。

さらに、栽培終了後に飼料肥料として再利用するもので
あり、これによって、従来利用価値のないもみがらとき
ちんを有効利することに成功したものである。

本発明において、食用きのこ栽培基として使用するもみ
がらときちんを粉砕粒子は粉砕機によって１０〜５０メ
ツシュに粉砕した後フリルで分は合い、使用するのが必
要であり、粒子がこれより大きい場合は栄養価が食用き
のこの培養基成分として有効されない為、顕著な培養期
間か短縮期間が得られなくなり、一方粒子がこれより小
さい場合も培養基の通気性が損なわれる為、同様に培養
期間か短縮期間が得られなくなる。

よってもみがらときちんを１０〜５０メツシんにする事
をのぞみます。

ホ）発明の効果 本発明において、使用するもみがらときちんに単なるオ
ガコ米糠フスマの代替え品ではなく、価格が高価で変質
しやすい米糠に比べ、価格が安価で安定して購入できる
ばかりか培養基原料として欠かすことが出来ない栄養分
通気性保水性等に優れ、米糠に比較して顕著な子実体の
増収と成育期間の短縮効果を得られるものであり、その
意味から米糠フスマに代わってもみがらときちんを用い
る本発明方法は工業的に優れた方法と言えるものである
。

実施例１ 容器１０００　ｍｌのポリプロピレン袋の場合に、鋸屑
ｆ３００１．もみがらときちん１０〜５０メツシュのも
みがら８ｏｙＸきちん８０ｇ、水ａＯＯｍｌを混合かく
はんして得た培養基を充填し、棒で密閉した後１２０℃
にて２時間蒸気殺菌を行なった。

培養基の温度が２０°Ｃ以下になるまで放冷した後、シ
メンの種菌を接種し、温度１８〜２２°Ｃ１湿度６０〜
７０％の培養室で培養した菌糸が全体に繁殖したから菌
掻きを行ない、温度１５〜１８℃、湿度８０〜９０％の
栽培を行なった。

実施例２ 鋸屑ａ　ｏ　ｏ　ｙ、米糠６ａｙ、水ａＯＯゴを混合か
くはんして得た公知の培養基を使用し、実施例１と同様
にしてシメン栽培を行なった。

以上実施例により収穫したシメンの子実体の量と種菌接
種後、収穫するまでの日数等を測定した結果、表１に示
す。表１実施例におけるシメン子実体の収穫日数と収穫
量並びに品質測定結果。

表１ 実施例３−１ 米糠２　ｋＱ、オガコ４．５　ｋｇ　、　　もみがら２
．５　ｋｇ、きちん１０ｆ１を均一に混合し次に水７　
ｋｑを加え、水分を約７０％とした培養基を造る。次に
、培養基５　ｋｇを用いて幅５５ｃＩＫ、奥行８５α、
高さ１５αのバットに詰め厚さ８０（Ｉｇのポリプロピ
レンフィルムで包み、次にこの培養基を１２０°Ｃ１圧
力１、２　ｋｇ　／　ｃｙｓにて２時間加圧蒸気殺菌し
た後、２０°Ｃ以下に放冷動径、シメジ菌を接種し２５
°０２５日培養した。

培養後宮法に依り１５°Ｃの低温処理を行ない、子実体
を発生させた。子実体の発生はいづれも低温処理後６日
後に発生を開始した。子実体発生１０日後に最終的な子
実体の収穫は１，２１０ｆであった。

実施例３−２ 一方比較としては、もみがらときちんを用いない′で米
糠２に９、オガコｇ　ｋｇを用いる以外は上記実施例３
−１方法及び条件と同一にして行なったものについても
調べたが、その収穫量は８ｏｏｙにすぎなかった。

以上の結果から、本発明方法によれば食用きのこ栽培期
間短縮と収穫量の増収が達成し得るばかりか、得られた
食用きのこの品質も優れていることが分かる。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）食用きのこ人工栽培において、オガコ、米糠、フ
   スマ、を主体にする培養基にもみがら及びきちんを１０
   −５０メッシュ粉砕したものを配合することを特徴とす
   る食用きのこの人工栽培方法。
2. （２）もみがら及びきちんの粉砕した粒子を主体にする
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の食用きの
   こ培養基製造方法。