JPS633231A - 放射温度計 - Google Patents

放射温度計

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JPS633231A
JPS633231A JP61147753A JP14775386A JPS633231A JP S633231 A JPS633231 A JP S633231A JP 61147753 A JP61147753 A JP 61147753A JP 14775386 A JP14775386 A JP 14775386A JP S633231 A JPS633231 A JP S633231A
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JP
Japan
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temperature
calibration
temperature measuring
switch
radiation thermometer
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JP61147753A
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English (en)
Inventor
Koichi Yakura
矢倉 弘一
Kenji Imura
健二 井村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産−t−77)l[+JL 本発明は、測定対象の温度をその放射エネルギーに基づ
いて測定する放射温度計に関する。
米の技術・ 明が解 しようとする間 点従来、このよ
うな放射温度計は種々知られている。放射温度計におい
ては、そのコストダウンを計るためには、部品コストや
組立コストと同等もしくはそれ以上にその校正に要する
コストが大きな問題となる。測定対象からの放射エネル
ギーを受ける検知器や参照温度測定素子などにばらつき
があるので正確な測定には校正が不可欠である。
そこで、従来は、放射温度計を組み立ててから、校正用
の可変抵抗を調整したり、校正用データをデイツプスイ
ッチにセットしたり、校正用データが記録されたFRO
Mを本体に装着したりする校正作業が必要である。
しかし、通常は複数校正用の可変抵抗を調整する方法で
は面倒で熟練を要し、それに代えてコンピュータの助け
をかりて求められた校正用テ゛−タを複数のデイツプス
イッチに七2トしたり校正用データが記録されたFRO
Mを装着したりする方法では治具として計器やコンビエ
ータなどを放射温度計にa続する必要がある。従って、
いずれの方法でも煩雑な校正作業が必要であり、カバー
を外したり、組み立て途中での作業が必要になる。
更に、アフターサービスとして放射温度計再校正するこ
ともあり、そうするとまた上述のような複数の可変抵抗
の調整や、カバーを取り外してのデイツプスイッチの操
作、FROMのつけかえなどを行わねばならない。
本発明の目的はこのような装置組み立て時やアフターサ
ービスにおける校正作業をごく簡単にすることができる
放射温度計を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明にかかる放射温度計
は、温度測定動作を行う温度測定手段と、温度測定手段
の校正動作を行う校正手段と、手動操作に応じて温度測
定手段もしくは校正手段のいずれかを選択的に動作させ
る選択手段と、校正手段によって得られた校正用データ
を記憶する記憶手段とを有し、温度測定手段は記憶手段
に記憶された校正データに基づいて校正されて温度測定
動作を実行することを特徴とする。
艷叫 従って、本発明によれば、選択手段によって校正手段を
動作させれば放射温度計が自己校正を行って校正用デー
タを記憶手段に記憶し、しかる後、選択手段によって温
度測定手段を動作させれば、この記憶された校正用デー
タに基づいて温度測定動作を実行する。
采」1倒− 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
まず、第1図は本発明実施例の放射温度計の構成を示す
ブロック図である。第1図において、測定対象から放射
された放射線は、集光レンズ(2)によって集光されて
検知器(4)の受光面に入射させられるが、この集光レ
ンズ(2)から検知器(4)に至る光路上にチョッパ(
6)が配置されて検知器(4)への入射光を断続的に遮
断している。すなわち、チョッパ(6)は上記光路に進
退自在であり、上記光路上に位Hして検知器(4)への
入射光を遮断する状!!(以下、閉状態という)と上記
光路外に退避して検知器(4)への入射光を遮断しない
状態(以下、開状態という)とを予め定められた一定の
周期によって繰り返すように構成されている。そして、
このチョッパ(6)の検知器(4)に対向する面は反射
面となっており、チョッパ(6)が開状態のときにはチ
ョッパ(6)によって反射された検知器(4)の周辺か
らの光が検知W(4)に入射させられる9更に、このチ
ョッパ(6)の開田動作は7オトリ7レクタからなるモ
ニタ回路(8)によってモニタされ、このチョッパ(6
)の開田に応じたチョッパ同期信号は後述するマイクロ
コンピュータ(24)に入力される。
(10)は検知器(4)周辺の参照温度を測定する温度
センサであり、この温度センサ(10)の出力は自己温
度測定回路(12)を介して後述するA/D変換回路(
22)に入力されてディノタル信号に変換され、マイク
ロフンピユータ(24)に入力される。
一方、検知器(4)の出力信号はプリアンプ(14)に
よって増幅され、チョッパ(6)の開閉周波数と同じ周
波数の信号のみを通過させるバンドパスフィルタ(16
)によってチ3ンバの開閉周波数と同じ周波数の信号の
みが選別され、この選別された信号のみがメインアンプ
(18)に入力されて更に増幅される。
更にメインアンプ(18)の出力信号は、整流回路(2
0)によって整流されてA/D変換回路(22)に入力
される。ここで、整流回路(20)は前記チョッパ同期
信号を元にマイクロコンピュータ(24)が作った。同
期信号によって入力信号を同期整流する。A/D変換回
路(22)には、自己温度測定回路(12)から出力さ
れる検知器(4)周辺の温度に関するアナログ信号と、
整流回路(20)から出力される検知器(4)の出力信
号に応じたアナログ信号とが入力される。そして、A/
D変換回路(22)はこの入力されるアナログ信号を順
次ディノタル信号に変換してマイクロコンピュータ(2
4)に向けて出力する。
マイクロフンピユータ(24)は、A/D変換回路(2
2)を介して入力される信号に応じて測定対象の温度を
演算するとともに予め格納された校正用プログラムに基
づいて装置の自己校正を行う。
(26)は、メインアンプ(18)の出力信号が入力さ
れるゼロクロス検出用フンパレータであり、その入力信
号の符号が正のときはHigh″′の信号を出力し、負
のときは”Low″の信号を出力するものである。この
ゼロクロス検出用コンパレータ(26)の出力信号をゼ
ロクロス同期信号とする。
(28)は不揮発性RAMであり、マイクロコンピュー
タ(24)が後述する校正用プログラムを実行して得ら
れた校正用データを記憶するとともに、この記憶された
校正用データを温度測定時の装置の校正に用いるために
マイクロコンピュータ(24)に出力する。(30)は
マイクロコンピュータ(24)によって演算された測定
対象の温度に関するデータをディノタル信号として出力
するディジタル出力回路、(32)は液晶表示装置であ
り、同様にして演算された測定対象の温度に関する表示
を行う。
(34)〜(40)はそれぞれ手動操作可能なスイッチ
であり、各スイッチの作用については第2図に基づいて
説明する。
第2図は本実施例の放射温度計の拙作部及び表示部を示
す正面図であり、同図において、液晶表示装置(32)
は測定された温度及び設定された放射率を表示するもの
である。(34)はサンプル/ホールド・スイッチ、(
36)及び(38)は放射率設定スイッチである。この
スイッチ(36)(38)は、液晶表示装fi(32)
に表示される放射率をスイッチ(36)を押すことによ
って増加させ、スイッチ(38)を押すことによって減
少させる。
(40)は装置全体に電力を供給するための電源スィッ
チ、(42)はモード切り換えスイッチであり、このモ
ード切り換えスイッチ (42)が指標″CAL”に合わせられているときには
装置が自己校正動作を行う校正モードとなり、指標″M
EA″に合わせられているときには装置は測定対象の温
度を測定する測定モードとなる。
(44)は第1図のディジタル出力回路(30)に該当
するディジタル出力用外部端子である。
以下、本実施例の動作について説明する。まず、測定対
策の温度を測定するときには、モード切り換えスイッチ
(42)を指標″MEA”に合わせた後に電源スィッチ
(40)をONにすると測定が繰り返され、液晶表示装
f!t(32)には測定温度と設定された放射率が表示
される。この状態でサンプル/ホールド・スイッチ(3
4)がONされるとその時点の測定温度がホールドされ
て液晶表示装置(32)に表示される。ここで、スイッ
チ(36)(38)を操作5して設定された放射率を変
更することができ、ホールドされた温度も変更された新
しい放射率に基づいて演算しなおされて表示される。
本実施例では種々の校正モードを有しており、以下その
各校正モードにおける動作について詳細に説明する。
まず、モード切り換えスイッチ(42)を指標”CAL
”に合わせた状態で電源スイッチ(40)をONにする
と、校正モード■の動作が開始される。
この校正モードIについて説明する。本実施例において
、検知器(4)は、チ3ツバ(6)が開状態にあるとき
には測定対象から放射される放射エネルギーを受けると
ともにチョッパ(6)が閉状態にあるときにはチ3ツバ
(6)の反射面によって検知器周辺からの放射エネルギ
ーを受け、この両状態が交互に繰り返される。従って、
検知器(4)の出力は交流となり、この交流出力は測定
対象と検知器周辺との放射エネルギーの差になる。よっ
て、測定対象の温度を得るためには検知器(4)周辺の
参照温度を知る必要がある。
本実施例の放射温度計においては、温度センサ(10)
によってこの参照温度を測定しているけれども、この温
度センサ(10)は温度に応じて抵抗値が変化する感温
抵抗を用いており、感温抵抗やその他の回路素子には製
造時の個体差があるので、製造された装置1つ1つにつ
いてこの個体差が測定精度に影響を及ぼすことがないよ
うに校正する必要がある。この校正を行うために校正モ
ードIがある。
本実施例において、温度センサ(10)に用1.′−ら
れる感温抵抗のO′Cにおける抵抗値をR,とじ、この
校正のために用いられる2つの固定抵抗R1゜、R40
の抵抗値のA/D変換回路(22)によるA/D変換値
をそれぞれR1、R2とする。そして、感温抵抗のA/
D変換値をRaとするとき、この値Raと温度Tとの関
係を次のように定義する。
T=a−Ra十b        ・・・・・・(1)
ここで、a、bは定数であり、個体差がある。そして、
感温抵抗の温度係数(97°C)をαとし、TIO″C
における感温抵抗の抵抗値をR1゜とし、′「、。°C
における感温抵抗の抵抗値をR1゜とすると、次の関係
が成立する。
R,o=R,十α・T、。    、、、 、、・(2
)R40= Ro十〇−T 、。     、、、 、
、−(3)。
更に、(1)式からT IQとT toとはそれぞれ次
のように表現される。
T 、、=a−R、、+b       9.46.(
4)T4o=a−R40十b      ・・・・・・
(5)ユニで、(2)〜(5)式からT toとT、。
とを7肖去すれば、各感温抵抗1こ固有の自己温度定数
a、bを求めることができる。この自己温度定数a、b
を求めるのが校正モードIの動作である。
次に、この校正モードIにおけるマイクロコンピュータ
(24)の動作を第3図のフローチャートに基づいて説
明する。!:tS3図において、前述のようにして校正
モードIが開始されると、まず、ステップ#1で1MA
度センサ(10)の0゛Cでの抵抗値R0初期値を液晶
表示装置(32)に表示する。
次にステップ#2、#3ではスイッチ(36)もしくは
(38)がONされているか否かが判定され、スイッチ
(36)がONされていればステップ#4にすすんで液
晶表示装置(32)の表示値を0.1%”だけ増加させ
、スイッチ(38)がONされていればステップ#5に
すすんで表示値が0.1%”だけ減少させられる。そし
て、ステップ#6ではサンプル/ホールド・スイッチ(
34)がONされているか否かが↑q定され、このスイ
ッチ(34)がONされればステップ#7にすすんで液
晶表示装置(32)に表示された表示値をROとしてセ
ーブするゆここで、サンプル/ホールド・スイッチ(3
4)がONされるまではスイ・ンチ(36)及び(38
)によって表示値を自由に変更することができる。
次に操作者は上述した固定抵抗R4゜を温度センサ(1
0)の感温抵抗に代えて結線する。−方、マイクロコン
ピュータ(24)はステップ#8でサンプル/ホールド
・スイッチ(34)がONされるのを待っている。すな
わち、操作者はサンプル/ホールド・スイッチ(34)
を押す前に固定抵抗R1゜を感温抵抗に代えて結線し、
この結線が完了すればサンプル/ホールド・スイッチ(
34)を押圧する。すると、プログラムはステップ#9
1こすすんで固定抵抗R3゜のA/D変換回路(22)
によるA/D変換値R2がマイクロフンピユータ(24
)に入力される。
同様にして、今度は操作者が感温抵抗に代えて固定抵抗
R40を結線し、この結線が完了してからスイッチ(3
6)を押圧する。すると、スイッチ(36)の抑圧によ
ってプログラムはステップ#10からステップ#11に
すすみ、固定抵抗R40のA/D変換回路(22)によ
るA/D変換値R2がマイクロコンピュータ(24)に
よって求められる。
次にマイクロコンビ1−タ(24)のプログラムはステ
ップ#12にすすみ、2つの固定抵抗R1o、R1゜結
#i時のA/D変換値R,、R2とステップ#7におい
て設定された温度データとから、温度センサ(10)に
用いられる感温抵抗の自己温度を演算するための校正定
数a、bを求め、ステップ#13でこの自己温度定数a
、bを不揮発性RAM(28)にセーブする。これによ
って、個体差のある感温抵抗固有の定数a、bが不揮発
性RAM(28)に記憶される。そして、プログラムは
校正モードHにすすむ。
この校正モードHについて説明する。本実施例において
、第1図図示のように検知器(4)からのエネルギー信
号はマイクロコンピュータ(24)からの整流同期信号
に応じて整流回路(20)によって整流される。ここで
、この整流同期信号はモニ夕回路(8)からのチョッパ
同期信号をマイクロコンピュータ(24)内で遅延させ
て作られるように構成されている。そして、各装置ごと
にこのチョッパ同期信号と整流同期信号との遅延時間に
ばらつきがあるので、これを校正する必要がある。この
校正を行うのが、校正モード■である。いま、第4図に
、検知器(4)からのエネルギー信号をA、マイクロコ
ンピュータ(24)からの整流同期信号をB、整流回路
(20)の出力信号をC、モニタ回路(8)からのチョ
ッパ同期信号をD、ゼロクロス検出用コンパレータ(2
6)からのゼロクロス同期信号をEとして、各信号の時
間的変化を示す。第4図において、チョッパ同期信号り
と整流同期信号Bと間には信号遅れ時間tがあり、この
時間に個体差がある。そこで、この個体差を校正するの
が校正モードHの動作である。本実施例においては、整
流回路(20)に入力されるメインアンプ(18)の出
力信号はゼロクロス検出用コンパレータ(26)にも入
力されており、このゼロクロス検出用コンパレータ(2
6)はメインアンプ(18)の出力信号が0点を横切る
たびに出力を反転させる。
従って、マイクロフンピユータ(24)からの整流同期
信号Bとゼロクロス同期信号Eとは常に一致している。
校正モード■におけるマイクロコンピュータ(24)の
動作をf55図の70−チャートに示す。
この校正モード■において校正に必要なデータは、測定
レンジの高温域(本実施例では250°C付近)の黒体
炉の温度、黒体炉から放射されるエネルギーを受ける検
知器(4)の出力のA/D変換値、及びそのときの参照
温度である。
ステップ#21では液晶表示装置(32)に黒体炉の温
度の初期設定値として”250°C”を表示する。そし
て、ステップ#22、#23ではスイッチ(3G)(3
8)が操作されたか否かを判別し、スイッチ(36)が
操作されればステップ#24にすすんで表示される黒体
炉温度を ”0.1°C”だけ増加させ、逆にスイッチ(38)が
操作されればステップ#25にすすんで表示される黒体
炉温度を”0.1’ C”だけ減少させる。
すなわち、操作者は予め知られている黒体炉の温度をス
イッチ(36)(38)を操作して液晶表示装置(32
)に設定するのである。そして、この設定が完了すれば
、操作者はサンプル/ホールド・スイッチ(34)を押
圧する。このサンプル/ホールド・スイッチ(34)が
押圧されるまではスイッチ(36)もしくは(38)の
操作によって表示値を変更することが可能である。この
ようにして、予め知られている黒体炉の温度が液晶表示
装r!1(32)に設定されてサンプル/ホールド・ス
イッチ(34)が押圧されると、プログラムはステップ
井26からステップ#27にすすんで、液晶表示装置(
32)に表示された黒体炉の温度を不揮発性RAM(2
8)にセーブする。
次に、ステップ#28ではモニタ回路(8)からのチョ
ッパ同期信号(第4図のD)が”High”か否かを判
別し、”High″になればステップ#29にすすんで
信号遅れ時間りのカウントを開始し、ステップ#30で
ゼロクロス検出用コンパレータ(26)のゼロクロス同
期信号(第4図のE)が”High”になったことが判
別されるとこのカフントを終了する。これによって、チ
ョッパ同期信号りが”High”になってからゼロクロ
ス同期信号Eが”High″になるまでの信号遅れ時間
とが測定される。そして、ステップ#31ではこのカフ
ントされた信号遅れ時間tを不揮発性RAM<28)に
セーブする。
更に、ステップ#32では、温度センサ(10)の出力
信号をA/D変換回路(22)によってディジタル信号
に変換し、校正モード■において演算された自己温度定
数a、bを用いて検知器(4)の自己温度を計算する。
次にステップ#33では、黒体炉測定時の検知i!S(
4)の出力に応じた整流回路(20)の出力信号をA/
D変換回路(22)によってディジタル信号に変換し、
ステップ#34で検知器(4)の自己温度とこの黒体炉
の放射工禾ルギーのA/D変換値とが不揮発性RA M
(28)にセーブされる。そして、プログラムは校正モ
ード■にすすむ。
この校正モード■は、測定対象からの放射エネルギーの
A/D変換値と参照温度とから測定対象の温度を計算す
るための校正定数を求めるためのものである。
ここで、測定対象の温度をTt、その放射率をEt、そ
の分光放射エネルギーをEt、参照温度をTd、その分
光放射エネルギーをE(Td、λ)、検知器(49)の
分光感度をS(λ)とすると、チa ’7パ(6)の開
状態における検知器(4)に入射するエネルギーE0は
、 Q。
E、=  iA・εt−E(Tt、λ)+B −E(T
d、λ))・S(λ)・dλ      ・・・・・・
(6)となり、−方、チョッパ(6)の閉状態における
検知器(4)に入射するエネルギーEcは、Ec=C−
E(Td、λ)−8(λ)−dλ・(7)となる。ここ
で、A、B、Cはそれぞれ定数である。
従って、この開状態における入射エネルギー差ΔEは、 ΔE=E、−Ec =A・ Et  E(Tt、λ)・S(λ)・dλ−D
−E(Td、λ)・ S(λ)・dλ・・・・・・(8
) となる。但し、D=B−Cである。(8)式より測定対
象の放射エネルギーEtは、 Et=εt  E(Tt、λ)・S(λ)・8人O =c・ΔE+d  E(Tcl、λ)−8(λ)−dL
・・・・・・(9) となる。但し、ここで、c、dは定数であり、c= 1
/A、d=D/Aである。ここで、(9)式をEt=ε
t−f(Tt)         ・・・・・・(10
)とあられせば、測定対象の温度TLは、Tt=f ’
(Et/εt)       ・・・・・・(11)と
なる。
本実施例においては、この定数c、dを校正モード■に
おいて求める。すなわち、まず、校正モード■で測定さ
れた高温域(250”C付近)状態における黒体炉の温
度、参照及び放射エネルギーのA/D変換値とは別に、
校正モード■において低温(30’C付近域)状態のこ
れらの数値を測定する。以下、この校正モード瓜におけ
るマイクロコンピュータ(24)の動作を第6図の70
−チャートに示し、それについて説明する。
ステップ#42からステップ#48までにおいて、f1
5図のステップ#21からステップ#27までと同様に
、黒体炉の温度を不揮発性RAM(28)にセーブする
。但し、ここで、ステップ#42においては黒体炉の温
度は”30.0”と初期設定される。
更に、ステップ#49では、温度センサ(10)の出力
信号をA/D変換回路(22)によってA/D変換し、
校正モードIにおいて求められた定数a、bを用いて検
知器(4)の参照温度を計算する。
次に、ステップ#50で黒体炉からの放射エネルギーを
受けている検知器(4)の出力信号をA/D変換回路(
22)によってA/D変換する。続いて、ステップ#5
1で校正モード■で求められ不揮発性RAM(28)に
セーブされている黒体炉の放射率及び温度、参照温度、
及び黒体炉からの放射エネルギーを受けている検知器(
4)の出力信号のA/D変換値を、それぞれ、不揮発性
RAM(28)からマイクロコンピュータ(24)にロ
ードする。
そして、ステップ#52では、これらのステップ#41
、#48及v#49から#51までにおいて入力された
データに基づいて、検知器(4)の出力信号からそれに
対応する温度に変換する際に必要な校正定数c、dを計
算する。この計算された温度校正定数c、dはステップ
#53において不揮発性RAM(28)にセーブされ、
校正モード■の動作が完了する。
更に、本実施例の放射温度計は、校正モード■に続いて
別に2つの校正モードを有する。まず、校正モード■は
、液晶表示装置(32)に表示される温度を摂氏単位系
(°C)で表示するか華氏]1位系(F)で表示するか
を切り換えることができるように設けられている。更に
、校正モード■は、メインアンプ(18)のゲインを微
調整するため(こ設けられている。
はじめに、校正モード■の動作について、第7図の70
−チャートを用いで説明する。まず、この校正モード■
のプログラムが開始させられると、ステップ#54で液
晶表示装置(32)に摂氏表示を示す温度単位′C”が
初期表示される。そして、ステップ#55、#56でス
イッチ(36)(38)がONされているか否かを判定
し、スイッチ(36)がONされればステップ#57に
すすんでそのまま温度単位”C”が液晶表示装置(32
)に表示され、スイッチ(38)がONされればステッ
プ#58にすすんで華氏表示を示す温度単位”F”が表
示される。この温度単位系の切り換えは、サンプル/ホ
ールド・スイッチ(34)がONされるまで可能であり
、ステップ#59でこのサンプル/ホールド・スイッチ
(34)のONが判別されるとステップ#60にすすん
で、そのときに表示されている温度単位系を不揮発性R
AM(28)にセーブする。そして、校正モード■にす
すむ。
校正モードVにおけるマイクロコンピュータ(24)の
動作を第8図に示し、これについて説明する。まず、ス
テップ#61では測定対象の温度を測定して表示し、ス
テップ#62でサンプル/ホールド・スイッチ(34)
がONされるのを待つ。
そして、ステップ#62でサンプル/ホールド・スイッ
チ(34)のONが?!り別されると、ステップ#63
にすすんで液晶表示装置(32)に表示されている温度
をホールドするとともに、メインアンプ(18)のゲイ
ンとして1.000″を表示する。
このゲインはスイッチ(36)(38)の操作によって
変更可能であり、ステップ#64でスイッチ(36)の
ONが↑1別されればステップ#66にすすんでこのゲ
インが0,001″だけ増加させられ、逆にステップ#
65でスイッチ(38)のONが判別されればステップ
#67にすすんでこのデインがO’、001”だけ減少
させられる。このメインアンプ(18)のゲイン設定は
、サンプル/ホールド・スイッチ(34)がONされる
まで可能であり、ステップ#68でこのサンプル/ホー
ルド・スイッチ(34)のONが判別されるとステップ
#69にすすんで液晶表示装置(32)に表示されてい
る設定されたゲインを不揮発性RAM(28)にセーブ
する。
発明の効果 以上詳述したように、本発明にかがる放射温度計4よ、
温度測定動作を行う温度測定手段と、温度測定手段の校
正動作を行う校正手段と、手動操作に応じて温度測定手
段もしくは校正手段のいずれかを選択的に動作させる選
択手段と、校正手段によって得られた校正データを記憶
する記憶手段とを有し、温度測定手段は記憶手段に記憶
された校正データに基づいて校正されて温度測定動作を
実行することを特徴とするものであり、このように構成
することによって、装置組み立て時及びアフターサービ
スにおいて行う校正作業を極めて簡単に行うことができ
る。また、ステップ1の参照温度の校正を除けばケース
をあけることも黒体炉以外の装置を用いることも不要で
ある。ケースをあけずに測定時と全く同じ状態で校正を
竹うことは光学系などが変化することなく、正確な校正
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例にがかる放射温度計の構成を示す
ブロック図、第2図はその表示部及び操作部を示す正面
図、第3図、第5図、第6図、第7図、第8図はそれぞ
れ本実施例のマイクロコンピュータの校正モードにおけ
る動作を示す70−チャート、第4図は本実施例の各回
路の出力信号の変化を示すタイムチャート、第9図は本
実施例のマイクロコンピュータの測定モードにおける動
作を示す70−チャートである。 (24);温度測定手段、校正手段、 (28);記憶手段、 (40);選択手段。 以上 出願人 ミノルタカメラ株式会社 第S図 第S図 11%6 図 第7図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、温度測定動作を行う温度測定手段と、 温度測定手段の校正動作を行う校正手段と、手動操作に
    応じて温度測定手段もしくは校正手段のいずれかを選択
    的に動作させる選択手段と、校正手段によって得られた
    校正データを記憶する記憶手段とを有し、 温度測定手段は記憶手段に記憶された校正データに基づ
    いて校正されて温度測定動作を実行することを特徴とす
    る放射温度計。 2、温度測定手段と校正手段とは、温度測定用のプログ
    ラムと校正用のプログラムとが選択的に実行可能である
    単一の演算制御部からなるとともに、記憶手段はこの演
    算制御部の一部であるメモリからなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の放射温度計。
JP61147753A 1986-06-24 1986-06-24 放射温度計 Pending JPS633231A (ja)

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JP61147753A JPS633231A (ja) 1986-06-24 1986-06-24 放射温度計
US07/449,357 US5001657A (en) 1986-06-24 1989-12-06 Radiation thermometer

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