JPS6332163Y2 - - Google Patents

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JPS6332163Y2
JPS6332163Y2 JP16273482U JP16273482U JPS6332163Y2 JP S6332163 Y2 JPS6332163 Y2 JP S6332163Y2 JP 16273482 U JP16273482 U JP 16273482U JP 16273482 U JP16273482 U JP 16273482U JP S6332163 Y2 JPS6332163 Y2 JP S6332163Y2
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JP
Japan
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support bolt
adjustment tool
band
sleeper
ground element
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JP16273482U
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JPS5969203U (ja
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  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本案は一般に広く用いられているプレストレス
トコンクリートまくらぎ(以下PCまくらぎとい
う)上に地上子等を取付ける地上子等の取付具に
関するものである。 鉄道に用いる地上子等は通常軌間内に設け、道
床搗き固めに支障しないように極力まくらぎの上
部に取付け、その高さはレール踏面下の一定高さ
に制約される。しかるにレールの高さは種類によ
つて異なるほか、同一種類のレールでも踏面の摩
耗程度によつても高さが異なり、さらにタイプレ
ートの有無によつてまくらぎ面上からレール踏面
までの高さは当然異なる。他方PCまくらぎはそ
の種類によつて中央附近の断面形状が異つてい
る。 表−1は現在日本国有鉄道で用いられているレ
ールの高さとその摩耗限度を示し、また表−2に
PCまくらぎの例と各部の寸法を示す。 表−2に示す数値は第1図ア,イに示した各部
の寸法を表わしている。
【表】
【表】 このようにレールの種類と踏面の摩耗程度およ
びタイプレートの有無、あるいはPCまくらぎの
種別による組合せによつてレールの踏面からPC
まくらぎ中央附近の上面までの高低差は極めて多
様となり、またPCまくらぎの中央附近の断面形
状も種々異なるため、これらの要素を加味して
PCまくらぎ中央附近にレール踏面から一定の制
約範囲内の高さに地上子等を固定するには、従来
取付具を構成する部品毎に長短多種類の部品を準
備し、各部品の選定組合せによつて地上子等の取
付けを行わなければならなかつた。 本案は上記如何なる組合せに対しても、殆んど
の部品は共通とし、後述するように支えボルトだ
けを数種類の長さの中から選定することによつて
目的を達する地上子等のPCまくらぎへの取付具
を提供するものである。すなわち本案は、コンク
リートまくら木1上に回転可能に設立する支えボ
ルト4と、 該支えボルト4を挿通する挿通孔3aが一部に
開口され、コンクリートまくら木1の下面を通
し、まくら木1の上方でその両端を適宜結合して
環状に構成する一本の帯3と、 前記支えボルト4に螺合され、該支えボルト4
に挿通した前記帯3の下面を支え、該支えボルト
4の回転により該帯3を上方に押し上げて緊張状
態に保たせる緊張座5と、 前記支えボルト4に螺入させるねじ孔6aを内
面に備え、締付用ねじ6bおよび地上子等2を支
える段部6cを外面に備えた筒状体からなる調整
具6と、 前記支えボルト4に螺合させた前記調整具6に
回り止めを施してこれを所要の高さ位置に保持さ
せる押しナツト7と、 前記調整具6のねじ6bに螺合させ、該調整具
6の段部6cに着座させた地上子等2を締付固定
するナツト9とを有することを特徴とするコンク
リートまくら木への地上子等の取付具である。 本案によれば支えボルトの長さを変えるだけで
他の部品はすべて共通に使用でき、したがつて製
作費が廉く、取付方法もすべて同一でしかも簡単
であるから作業能率がよく、何よりもレールの種
別、その摩耗程度、タイプレートの有無あるいは
PCまくらぎ種別等を予じめ調査することなく、
共通部品と、長短の支えボルトとさえ現地に持参
すればよい等の利点がある。 以下に本案の実施例を図によつて説明する。第
2図ア〜ウは本案による取付具を用いてPCまく
らぎ上に地上子等を取付けた状況を示す図であ
る。同図において、1はPCまくらぎで表−2に
示す形状、大きさのものである。2は地上子等
で、その両縁2個所に取付部を有している。3は
金属製の帯でPCまくらぎの周囲に巻付けるもの
である。4は支えボルト、5は緊張座、6は調整
具である。支えボルト4は、PCまくらぎ1上に、
帯3を通して設立され、支えボルト4に螺合させ
た緊張座5の押圧力で帯3を緊張状態に保たせる
ことによつて垂直姿勢に固定されている。調整具
6は地上子等2を取付けるもので、押しナツト7
で回り止めが施こされて支えボルト4の定位置に
螺合され、地上子等2は、その取付部の上下面に
ゴム付き座金8,8′があてがわれ、調整具6に、
みぞ付六角ナツト9で締付けることによりレール
の踏面に対する一定高さ位置に固定されている。 第3図は緊張用の帯3の詳細を示すものであ
る。すなわち、帯3はステンレス鋼帯が望まし
く、幅W=25〜30mm、厚さ0.3〜0.5mm、全長L=
900mmの寸法に設定することによつて表−2に示
すPCまくらぎの総てに適合できる。帯3の寸法
は必ずしも限定されるものではないが、以下の実
施例では上記寸法に設定した場合について説明す
る。帯3には、その一端よりl2=60mm程度離れた
位置に支えボルト4を挿通する挿通孔3a(d2
11mm)を開口し、その一端からε=7.5mm程度の
距離をおいて帯3の長手方向に沿いピツチp=13
mm程度で止め孔3b(d1=4mm)を2個ずつn=
3列程度で帯3の一端に向けて平行に開口する。
一方、帯3の他端からε=7.5mm程度の距離をお
いて、帯3の長手方向に沿い、ピツチp′=10mm程
度で止め孔3b(d1=4mm)を2個ずつm=32列
程度平行に開口する。 第4図ア,イは支えボルト4と調整具6との構
造の詳細ならびに地上子等2の取付要領を示す図
である。同図において、支えボルト4は正六角形
の頭部4aを有し、調整具6は内周面にねじ孔6
aを外周面にねじ6bを有する筒状体で、外周面
の下縁に地上子等2を支える段部6cが外周に張
り出して形成され、該段部6cを形成する突出部
外周対向面に工具把持用の平行面6d,6dが設
けられている。また、緊張座5は、両側縁に立上
り部を設けた板状体で、板面中央にねじ孔5aを
開口したものである。 実施例において、まず緊張座5のねじ孔5a内
に支えボルト4を最もねじ込んだ状態としてお
き、帯3の挿通孔3a内に支えボルト4を下方か
ら差し込む。次いで帯3の一端をPCまくらぎ1
上に保持し、他端をPCまくらぎ1の下を通して
その両端を重ね合せ、支えボルト4をまくらぎ上
面のほぼ中央位置に保たせた状態で帯3の両端の
適当な止め孔3b,3bを合せて2本の小ねじと
ナツト10で綴る。この際帯3の両端を指で引張
り合せて成るべく弛みの少いように綴ることが望
ましい。帯3の両端の止め孔3b,3bのピツチ
をpとp′とに変えてあるのは、上記弛みを少くし
たとき、いずれか2個の止め孔同士が合いやすく
するためである。帯3の下面を緊張座5で受け、
支えボルト4をまくらぎ1の上面に直立させ、そ
の頭部4aとまくらぎ1との間に台座11を介装
する。台座11は中央に穴のあいた板で、支えボ
ルト4の頭部4aには小突起12が設けられ、小
突起12が台座11の穴に嵌るようにしてある。 かくして支えボルト4の頭部4aを、スパナな
どの工具を用いて回すと、緊張座5は、その両側
立上り部が帯3に支えられるため、回転すること
なく支えボルト4のねじに沿つて上昇し、したが
つて帯3は緊張座5に押し上げられて徐々に緊張
の度を増す。さらに十分に緊張座5が上昇する
と、帯3は完全に緊張してボルト4は垂直姿勢で
まくらぎ1上に完全に固定される。なお、台座1
1は、帯3を緊張させる際に、支えボルト4の傾
斜を、台座11を横方向に叩くことによつて修正
したり、あるいは支えボルト4の位置を僅か前後
左右に移動したいときに有効である。 このようにまくらぎ1に固定された支えボルト
4に対し、第4図ア,イ中に示す〜の順序
で、押しナツト7、調整具6をねじ込み、さらに
調整具6にゴム付き座金8′、地上子等2の取付
穴、ゴム付座金8を嵌装して段部6c上に着座さ
せ、調整具6の外周のねじ6bにみぞ付六角ナツ
ト9をねじ込んでこれらを緊締し、割ピン(図示
略)を取付ける。地上子等の他方の取付部に対し
ても全く同様に本案の取付具を用いてこれを支え
ボルト上に支持させる。レール踏面から地上子等
までの高さの調整は、地上子等2を取付具に保持
させた状態で、調整具6の平行面6d,6dに工
具を掛けてこれを回転操作し、調整具6を支えボ
ルト4のねじに沿つて上下動させることによつて
行ない、調整後押しナツト7を調整具6に下方よ
り圧接して回り止めを施こす。 なお、列車などの振動を受けて支えボルト4が
勝手に回転しないようにさらに支えボルト4の回
り止めを施こすことが望ましい。 このためには、例えば調整具6の外周の対向2
面に平行な切欠面を設け、また一方の座金8に開
口する孔を調整具6の断面形状に合致させ、座金
8を切欠面に係止させて座金8と調整具6との相
対回転を阻止すると共に座金8の一端に下方向け
の屈曲縁を設け、この屈曲縁を地上子等2の取付
部端面に係止させ、調整具6が支えボルト4と一
体回転するのを防止すればよい。あるいは調整具
6の横断面形状が円形であつても支えボルトと調
整具とが一体回転しないように調整具にねじ込ん
で割ピンで止められたナツトと、地上子等との相
互間に回り止めを施こすことによつて支えボルト
の自由回転を防止できる。 表−3は各種レールとレールの摩耗程度、タイ
プレートの省略の有無およびPCまくらぎの中央
上面とレール取付部の高低差Hとのあらゆる組み
合せに対して適合する支えボルト4に必要な長さ
を示すものである。
【表】 表−3に明らかなとおり、支えボルトのボルト
長が50〜90mmあればあらゆる組合せに適合でき、
したがつて実質上長短3種類の支えボルトを準備
すれば充分である。 本案による取付具の各部品の材質については、
帯3は前述の如く取り抜い易さと、強度及び防蝕
のためにステンレス鋼が望ましく、他はメツキし
たSS材でもよく、座金に貼るゴムはクロロプレ
ン等が望ましい。以上実施例では地上子の取付け
について説明したが、軌道回路番号その他の標識
類の取付けにも全く同様に使用することができ
る。 本案は以上のように構成したので、レールの種
別、その摩耗程度、タイプレートの有無、あるい
はPCまくらぎの種別の如何にかかわらず、共通
に使用する部品と、選定された支えボルトとの組
合せによつて容易に地上子等の取付けを行なうこ
とができ、また支えボルトも長さのみが異なる3
種類程度を準備すればよいため、部品の管理が容
易となり、さらに現地の状況を予じめ調査する必
要がなく、直接現地に赴いて支えボルトのみを使
い分けることにより地上子等の取付作業を能率よ
く行うことができる。また本案によれば支えボル
トの回転により緊張座を上昇させ、その押上力を
利用してまくらぎに巻付けた帯を緊張させるた
め、支えボルトをまくらぎ上に安定に設置でき、
この支えボルトにねじ込んだ調整具の上下動によ
り地上子等のレール踏面に対する設置高さを容易
に調整できる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図アはPCまくらぎの中央部縦断面図、イ
は同要部を示す正面図、第2図アは本案の取付具
を用いてPCまくらぎ上に地上子等を取付けた状
態を示す正面図、イは同平面図、ウは側面図、第
3図は帯の要部を示す平面図、第4図アは本案取
付具の部品組合せを示す正面図、イは同側面図で
ある。 1……PCまくらぎ(コンクリートまくらぎ)、
2……地上子等、3……帯、4……支えボルト、
4a……頭部、5……緊張座、5a……ねじ孔、
6……調整具、6a……ねじ孔、6b……ねじ、
6c……段部、9……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンクリートまくら木1上に回転可能に設立す
    る支えボルト4と、 該支えボルト4を挿通する挿通孔3aが一部に
    開口され、コンクリートまくら木1の下面を通
    し、該まくら木1の上方でその両端を適宜結合し
    て環状に構成する一本の帯3と、 前記支えボルト4に螺合され、該支えボルト4
    に挿通した前記帯3の下面を支え、該支えボルト
    4の回転により該帯3を上方に押し上げて緊張状
    態に保たせる緊張座5と、 前記支えボルト4に螺入させるねじ孔6aを内
    面に備え、締付用ねじ6bおよび地上子等2を支
    える段部6cを外面に備えた筒状体からなる調整
    具6と、 前記支えボルト4に螺合させた前記調整具6に
    回り止めを施してこれを所要の高さ位置に保持さ
    せる押しナツト7と、 前記調整具6のねじ6bに螺合させ、該調整具
    6の段部6cに着座させた地上子等2を締付固定
    するナツト9とを有することを特徴とするコンク
    リートまくら木への地上子等の取付具。
JP16273482U 1982-10-27 1982-10-27 コンクリートまくら木への地上子等の取付具 Granted JPS5969203U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16273482U JPS5969203U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 コンクリートまくら木への地上子等の取付具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16273482U JPS5969203U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 コンクリートまくら木への地上子等の取付具

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Publication Number Publication Date
JPS5969203U JPS5969203U (ja) 1984-05-10
JPS6332163Y2 true JPS6332163Y2 (ja) 1988-08-29

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ID=30357270

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JP16273482U Granted JPS5969203U (ja) 1982-10-27 1982-10-27 コンクリートまくら木への地上子等の取付具

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JPS5969203U (ja) 1984-05-10

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