JP2010174514A - 安全レール取付金具 - Google Patents

安全レール取付金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2010174514A
JP2010174514A JP2009018443A JP2009018443A JP2010174514A JP 2010174514 A JP2010174514 A JP 2010174514A JP 2009018443 A JP2009018443 A JP 2009018443A JP 2009018443 A JP2009018443 A JP 2009018443A JP 2010174514 A JP2010174514 A JP 2010174514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tie plate
safety rail
rail
plate fixing
safety
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009018443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5289079B2 (ja
Inventor
Hideaki Ishii
秀明 石井
Susumu Takahashi
晋 高橋
Eiichi Arai
榮一 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tetsudo Kizai Kogyo Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Tetsudo Kizai Kogyo Co Ltd
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tetsudo Kizai Kogyo Co Ltd, East Japan Railway Co filed Critical Tetsudo Kizai Kogyo Co Ltd
Priority to JP2009018443A priority Critical patent/JP5289079B2/ja
Publication of JP2010174514A publication Critical patent/JP2010174514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5289079B2 publication Critical patent/JP5289079B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

【課題】レール支承体に形成されるタイプレート固定用ボルト用の埋込み穴や装置設置時における安全レール用タイプレートおよびタイプレート固定用ブラケットの姿勢に対する特段の配慮を必要とすることなく、レール支承体に対する設置を迅速かつ簡便に達成し、安全レール用タイプレートを固定する際に必要とされるボルト数量を低減して安全レール取付金具の設置作業や保守メンテナンス作業を容易に達成する安全レール取付金具を提供すること。
【解決手段】安全レール用タイプレート110と安全レール用押さえ座金120とタイプレート固定用ボルト140とを備え、タイプレート固定用ブラケット130と安全レール用タイプレート110とに対して挿通させたタイプレート固定用ボルト140が、締結ナット141により締結固着されている安全レール取付金具100。
【選択図】図6

Description

本発明は、本線レールから所定の間隔をあけて配置されて脱線した鉄道車両の軌道外への逸脱を防止する安全レールをレール支承体に締結するために用いられる安全レール取付金具に関するものである。
従来、鉄道車両が本線レールから外れて脱線すると、脱線した鉄道車両が軌道から大きく飛び出して大事故につながる恐れがあるため、橋梁上や高築堤、さらには落石や降雪の多い箇所に安全レールを配置して鉄道車両の軌道外への逸脱を防止することで、被害を最小限に留めることが一般に行われている。
そして、このような安全レール用の取付金具として、まくらぎに載置されて安全レールをプレート上面で支持するレール保持プレートと、このレール保持プレートに取り付けられて安全レールをレール保持プレートに締結する締結ブロックとを備える安全レール取付金具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−239202号公報
ところが、従来の安全レール取付金具では、レール保持プレートと締結ブロックとをまくらぎに固定する締結ボルト用の埋込み穴をまくらぎに形成する必要があるため、この安全レール取付金具の設置ごとに必要とされる埋込み穴の形成作業が厄介となり過分な作業負担を必要とするとともに、埋込み穴の形成作業が安全レール取付金具の迅速な設置作業を阻害する要因になるという問題があった。
また、所定の位置に予め埋込み穴を形成したまくらぎを製作して軌道に敷設する方法も可能であるが、安全レール取付金具は、おおむねまくらぎ4本に対して1本の割合にて設置するため、一般的なまくらぎと予め埋込み穴を形成したまくらぎとを製作し、配列して挿入しなければならず、不経済となるという問題があった。
そこで、本発明は、従来の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、レール支承体に形成されるタイプレート固定用ボルト用の埋込み穴や装置設置時における安全レール用タイプレートおよびタイプレート固定用ブラケットの姿勢に対する特段の配慮を必要とすることなく、レール支承体に対する設置を迅速かつ簡便に達成するとともに、安全レール用タイプレートを固定する際に必要とされるボルト数量を低減して安全レール取付金具の設置作業や保守メンテナンス作業を容易に達成する安全レール取付金具を提供することである。
請求項1に係る本発明は、本線レールに沿って敷設された安全レールを担持する安全レール用タイプレートと、該安全レール用タイプレートに安全レールを着脱自在に取り付けて位置決め保持する安全レール用押さえ座金と、前記安全レール用タイプレートをレール支承体に着脱自在に取り付けるタイプレート固定用ボルトとを備えた安全レール取付金具において、前記レール支承体の安全レール設置側下部を抱持して位置決め規制されたタイプレート固定用ブラケットと前記レール支承体の安全レール設置側端部に被嵌して位置決め規制された安全レール用タイプレートとに対して挿通させたタイプレート固定用ボルトが、前記安全レール用タイプレート側の締結ナットにより締結固着されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の構成に加えて、前記タイプレート固定用ボルトが、前記タイプレート固定用ブラケットと安全レール用タイプレートとに対して支承体長手方向の上方に向けて傾斜挿通されていることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1または請求項2記載の構成に加えて、前記安全レール用タイプレートが締結ナットを着座係止させるナット用傾斜座面を有しているとともに、前記タイプレート固定用ブラケットが安全レール用タイプレートのナット用傾斜座面に対して平行に形成されてタイプレート固定用ボルトのボルト頭部を係止するボルト用傾斜受面を有していることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項4に係る本発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の構成に加えて、前記タイプレート固定用ブラケットが、前記タイプレート固定用ボルトを側方から挿通させる一部切り欠いたU字状挿通孔を有していることにより、前述した課題を解決したものである。
請求項5に係る本発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の構成に加えて、前記タイプレート固定用ボルトが、前記安全レール用タイプレートのレール長手方向に前後一対で配置されていることにより、前述した課題を解決したものである。
そこで、本発明の安全レール取付金具は、本線レールに沿って敷設された安全レールを担持する安全レール用タイプレートと、安全レール用タイプレートに安全レールを着脱自在に取り付けて位置決め保持する安全レール用押さえ座金と、安全レール用タイプレートをレール支承体に着脱自在に取り付けるタイプレート固定用ボルトとを備えていることにより、鉄道車両が本線レールから脱線した際に鉄道車両が軌道から大きく逸脱することを防止する安全レールをレール支承体に対して確実に締結できるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
請求項1に係る本発明の安全レール取付金具によれば、レール支承体の安全レール設置側下部を抱持して位置決め規制されたタイプレート固定用ブラケットとレール支承体の安全レール設置側端部に被嵌して位置決め規制された安全レール用タイプレートとに対して挿通させたタイプレート固定用ボルトが、締結ナットにより締結固着されていることにより、レール支承体にタイプレート固定用ボルト用の埋込み穴を形成することなく、安全レール用タイプレートとタイプレート固定用ブラケットとをレール支承体に対して挟持状態で固定するため、レール支承体の形態に関わらず安全レール取付金具を迅速かつ簡便に設置できる。
そして、タイプレート固定用ボルトが締結ナットにより安全レール用タイプレート側で締結固着されていることにより、レール支承体上に載置されて外部に露呈する安全レール用タイプレート側からの締結ナットの取り扱いを可能とするため、タイプレート固定用ボルトの締め具合を確認する等の保守メンテナンス作業を容易に達成できる。
請求項2に係る本発明の安全レール取付金具によれば、請求項1記載の安全レール取付金具が奏する効果に加えて、タイプレート固定用ボルトが、タイプレート固定用ブラケットと安全レール用タイプレートとに対して支承体長手方向の上方に向けて傾斜挿通されていることにより、タイプレート固定用ボルトを用いるだけで、支承体長手方向および支承体高さ方向の両方向における安全レール用タイプレートおよびタイプレート固定用ブラケットの不用意な動きを阻止するため、安全レール用タイプレートを固定する際に必要とされるボルト数量を低減して安全レール取付金具の設置作業や保守メンテナンス作業を容易に達成できる。
また、鉄道車両の本線レールからの脱線時に鉄道車両の車輪から安全レールにかかる水平方向への分力、すなわち、支承体長手方向への過剰負荷に対して、安全レール用タイプレートとレール支承体との間の摩擦に加え、傾斜挿通されたタイプレート固定用ボルトが支承体長手方向への抗力を惹起するため、脱線した鉄道車両の軌道外への逸脱を回避して鉄道車両の安全性を確保できる。
請求項3に係る本発明の安全レール取付金具によれば、請求項1または請求項2記載の安全レール取付金具が奏する効果に加えて、安全レール用タイプレートがナット用傾斜座面を有しているとともに、タイプレート固定用ブラケットが安全レール用タイプレートのナット用傾斜座面に対して平行に形成されるボルト用傾斜受面を有していることにより、ナット用傾斜座面が締結ナットを着座係止させるとともにボルト用傾斜受面がタイプレート固定用ボルトのボルト頭部を係止するため、タイプレート固定用ボルトの締め付け後におけるタイプレート固定用ボルトの不用意な動きを阻止でき、また、タイプレート固定用ボルトの締め付け時においても、締結ナットが安全レール用タイプレートのナット用傾斜座面に面接触してレール支承体に対する安全レール用タイプレートの姿勢を調整するとともに、タイプレート固定用ボルトのボルト頭部がタイプレート固定用ブラケットのボルト用傾斜受面に面接触してレール支承体に対するタイプレート固定用ブラケットの姿勢を調整するため、安全レール用タイプレートおよびタイプレート固定用ブラケットの姿勢に特段の配慮を必要とすることなく安全レール取付金具の設置を簡便に達成できる。
請求項4に係る本発明の安全レール取付金具によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の安全レール取付金具が奏する効果に加えて、タイプレート固定用ブラケットが一部切り欠いたU字状挿通孔を有していることにより、タイプレート固定用ブラケットに対するタイプレート固定用ボルトの側方からの挿通を可能とするため、タイプレート固定用ボルトの長さやボルト頭部の大きさ等の設計に影響を受けることなく、安全レール取付金具の設置作業や保守メンテナンス作業を容易に達成できる。
請求項5に係る本発明の安全レール取付金具によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の安全レール取付金具が奏する効果に加えて、タイプレート固定用ボルトが、安全レール用タイプレートのレール長手方向に前後一対で配置されていることにより、レール支承体に対して安全レール用タイプレートをレール長手方向の前後一対で固定するため、本線レール上を通過する鉄道車両の振動等に対する安全レール用タイプレートの固定強度を向上できる。
本発明の安全レール取付金具は、本線レールに沿って敷設された安全レールを担持する安全レール用タイプレートと、安全レール用タイプレートに安全レールを着脱自在に取り付けて位置決め保持する安全レール用押さえ座金と、安全レール用タイプレートをレール支承体に着脱自在に取り付けるタイプレート固定用ボルトとを備え、レール支承体の安全レール設置側下部を抱持して位置決め規制されたタイプレート固定用ブラケットとレール支承体の安全レール設置側端部に被嵌して位置決め規制された安全レール用タイプレートとに対して挿通させたタイプレート固定用ボルトが、安全レール用タイプレート側の締結ナットにより締結固着されて、レール支承体に形成されるタイプレート固定用ボルト用の埋込み穴や装置設置時における安全レール用タイプレートおよびタイプレート固定用ブラケットの姿勢に対する特段の配慮を必要とすることなく、レール支承体に対する設置を迅速かつ簡便に達成するとともに、安全レール用タイプレートを固定する際に必要とされるボルト数量を低減して安全レール取付金具の設置作業や保守メンテナンス作業を容易に達成するものであれば、その具体的な実施の形態は如何なるものであっても何ら構わない。
例えば、本発明におけるレール支承体の具体的種類については、PCまくらぎ(コンクリート製まくらぎ)、木まくらぎ等のいずれであっても差し支えない。
本発明の安全レール取付金具において用いられる安全レール用タイプレートの具体的な態様については、安全レールを担持した状態でレール支承体上に配置されて安全レールや鉄道車両の重量をレール支承体に対して均等分散するものであれば、如何なるものであっても何ら構わない。
また、本発明の安全レール取付金具において用いられるタイプレート固定用ブラケットの具体的な態様については、支承体長手方向に位置決め規制された状態でレール支承体の下部に配置されてタイプレート固定用ボルトの一端を支持するものであれば、如何なるものであっても何ら差支えない。
また、本発明の安全レール取付金具において用いられるタイプレート固定用ボルトの具体的な態様については、レール支承体に対して安全レール用タイプレートを着脱自在に確実に取り付けるものであれば如何なる態様を呈していても良い。
以下に、本発明の第1実施例である安全レール取付金具100を図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である安全レール取付金具を側方から見た平面図であり、図2は、安全レール取付金具を上方から見た平面図であり、図3は、安全レール用タイプレートを示す斜視図であり、図4は、安全レール用押さえ座金を示す斜視図であり、図5は、タイプレート固定用ブラケットを示す斜視図であり、図6は、レール支承体に安全レール用タイプレートとタイプレート固定用ブラケットを装着した状態を示す斜視図である。
まず、本発明の第1実施例である安全レール取付金具100は、図1及び図2に示すように、本線レール締結装置Cによりレール支承体Sに締結された本線レールR2から所定の間隔をあけて配置されて脱線した鉄道車両の軌道外への逸脱を防止する安全レールR1をレール支承体Sに締結するために用いられるものである。
安全レール取付金具100は、図1及び図2に示すように、レール支承体Sの安全レール設置側端部に被嵌されて安全レールR1を担持する安全レール用タイプレート110と、安全レール用タイプレート110に安全レールR1を着脱自在に取り付けて位置決め保持する安全レール用押さえ座金120と、レール支承体Sの安全レール設置側下部を抱持するように配置されて後述するタイプレート固定用ボルト140の一端を支持するタイプレート固定用ブラケット130と、安全レール用タイプレート110とタイプレート固定用ブラケット130とに挿通されて安全レール用タイプレート110をレール支承体Sに着脱自在に取り付けるタイプレート固定用ボルト140とを備えている。
まず、安全レール用タイプレート110は、図1乃至図3に示すように、レール支承体Sの安全レール設置側端部を抱持するように被嵌されて支承体長手方向及び支承体幅方向に位置決め規制されており、レール長手方向の前後部分に突出形成されてタイプレート固定用ボルト140を支持するボルト支持突出部111と、レール長手方向の中央部分に形成されて安全レールR1のフランジ部r1を係止するフランジ係止突出部112と、支承体長手方向の端部に形成されて安全レール用押さえ座金120を支持する安全レール押さえ座金支持部113とを有している。
そして、前述したボルト支持突出部111には、図1乃至図3に示すように、タイプレート固定用ボルト140を貫通させるボルト貫通孔111aと締結ナット141を着座係止させるナット用傾斜座面111bが形成されている。
つぎに、安全レール用押さえ座金120は、図1、図2、及び図4に示すように、安全レール用タイプレート110に形成された安全レール押さえ座金支持部113に載置されて安全レール押さえ座金固定用ボルト150により安全レール用タイプレート110に固定されており、安全レールR1のフランジ部r1を係止するフランジ係止突出部121と、安全レール押さえ座金固定用ボルト150を貫通させるボルト貫通孔122とを有している。
つぎに、タイプレート固定用ブラケット130は、図1、図2、及び図5に示すように、レール支承体Sの安全レール設置側下部に突出形成された突起状脚部S1を下方から抱持するように配置されて支承体長手方向および支承体幅方向に位置決め規制されており、レール長手方向の前後部分に突出形成されてタイプレート固定用ボルト140を支持するボルト支持突出部131を有している。
そして、前述したボルト支持突出部131には、図1、図2、及び図5に示すように、タイプレート固定用ボルト140を側方から挿通させる一部切り欠いたU字状挿通孔131aと、タイプレート固定用ボルト140のボルト頭部142を受容して抜け止めするボルト頭部受容凹溝131bと、装置設置時に安全レール用タイプレート110のボルト支持突出部111の一部分を受容して安全レール用タイプレート110の浮き上がりを防止するタイプレート用受容部131cとが形成されている。
また、前述したボルト頭部受容凹溝131bの底部には、安全レール用タイプレート110のナット用傾斜座面111bに対して平行に形成されてボルト頭部142を係止するボルト用傾斜受面131dが形成されている。
また、前述したボルト支持突出部131のレール長手方向側面は、図5及び図6に示すように、何らの部材や部分を突出させていないほぼ平坦な状態を呈しており、例えば、マルチプルタイタンパー等を用いてレール支承体Sの下に敷設されたバラストをレール長手方向の両側から締め固める際にも作業阻害要因にならず、鉄道軌道のメンテナンス作業を円滑に達成できるようになっている。
つぎに、タイプレート固定用ボルト140は、図1及び図6に示すように、レール長手方向に前後一対で配置されており、安全レール用タイプレート110のボルト貫通孔111aとタイプレート固定用ブラケット130のU字状挿通孔131aとに対して支承体長手方向の上方に向けて傾斜した状態でそれぞれ挿通されて、安全レール用タイプレート110側で締結ナット141により締結固着されている。
また、図6に示すように、タイプレート固定用ボルト140としては、断面T字状のTボルトが採用されており、このタイプレート固定用ボルト140のボルト頭部142は、前述したタイプレート固定用ブラケット130に形成されたボルト頭部受容凹溝131bにより受容されて回り止めされるとともに抜け止めされている。
なお、タイプレート固定用ボルト140として、ボルト頭部142が六角柱状を呈する六角ボルトを採用しても何ら構わない。
このようにして得られた本実施例の安全レール取付金具100は、レール支承体Sの安全レール設置側下部を抱持して位置決め規制されたタイプレート固定用ブラケット130とレール支承体Sの安全レール設置側端部に被嵌して位置決め規制された安全レール用タイプレート110とに対して挿通させたタイプレート固定用ボルト140が、締結ナット141により締結固着されている。
したがって、レール支承体Sにタイプレート固定用ボルト140用の埋込み穴を形成することなく、安全レール用タイプレート110とタイプレート固定用ブラケット130とをレール支承体Sに対して挟持状態で固定するため、レール支承体Sの形態に関わらず安全レール取付金具100を迅速かつ簡便に設置できる。
また、タイプレート固定用ボルト140が、締結ナット141により安全レール用タイプレート110側で締結固着されている。
したがって、レール支承体S上に載置されて外部に露呈する安全レール用タイプレート110側からの締結ナット141の取り扱いを可能とするため、タイプレート固定用ボルト140の締め具合を確認する等の保守メンテナンス作業を容易に達成できる。
また、タイプレート固定用ボルト140が、タイプレート固定用ブラケット130と安全レール用タイプレート110とに対して支承体長手方向の上方に向けて傾斜挿通されている。
したがって、タイプレート固定用ボルト140を用いるだけで、支承体長手方向及び支承体高さ方向の両方向における安全レール用タイプレート110及びタイプレート固定用ブラケット130の不用意な動きを阻止するため、安全レール用タイプレート110を固定する際に必要とされるボルト数量を低減して安全レール取付金具100の設置作業や保守メンテナンス作業を容易に達成できる。
また、鉄道車両の本線レールR2からの脱線時に鉄道車両の車輪から安全レールR1にかかる水平方向への分力、すなわち、支承体長手方向への過剰負荷に対して、安全レール用タイプレート110とレール支承体Sとの間の摩擦に加え、傾斜挿通されたタイプレート固定用ボルト140が支承体長手方向への抗力を惹起するため、脱線した鉄道車両の軌道外への逸脱を回避して鉄道車両の安全性を確保できる。
また、安全レール用タイプレート110がナット用傾斜座面111bを有しているとともに、タイプレート固定用ブラケット130が安全レール用タイプレート110のナット用傾斜座面111bに対して平行に形成されるボルト用傾斜受面131dを有している。
したがって、ナット用傾斜座面111bが締結ナット141を着座係止させるとともにボルト用傾斜受面131dがタイプレート固定用ボルト140のボルト頭部142を係止するため、タイプレート固定用ボルト140の締め付け後におけるタイプレート固定用ボルト140の不用意な動きを阻止でき、また、タイプレート固定用ボルト140の締め付け時においても、締結ナット141が安全レール用タイプレート110のナット用傾斜座面111bに面接触してレール支承体Sに対する安全レール用タイプレート110の姿勢を調整するとともに、タイプレート固定用ボルト140のボルト頭部142がタイプレート固定用ブラケット130のボルト用傾斜受面131dに面接触してレール支承体Sに対するタイプレート固定用ブラケット130の姿勢を調整するため、安全レール用タイプレート110及びタイプレート固定用ブラケット130の姿勢に特段の配慮を必要とすることなく安全レール取付金具100の設置を簡便に達成できる。
また、タイプレート固定用ブラケット130が、一部切り欠いたU字状挿通孔131aを有している。
したがって、タイプレート固定用ブラケット130に対するタイプレート固定用ボルト140の側方からの挿通を可能とするため、タイプレート固定用ボルト140の長さやボルト頭部142の大きさ等の設計に影響を受けることなく、安全レール取付金具100の設置作業や保守メンテナンス作業を容易に達成できる。
そして、タイプレート固定用ボルト140が、安全レール用タイプレート110のレール長手方向に前後一対で配置されている。
したがって、レール支承体Sに対して安全レール用タイプレート110をレール長手方向の前後一対で固定するため、本線レールR2上を通過する鉄道車両の振動等に対する安全レール用タイプレート110の固定強度を向上できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、本発明の第2実施例である安全レール取付金具200について、図7及び図8に基づいて以下に説明する。
ここで、本発明の第2実施例である安全レール取付金具200における補強ボルト260以外の構成は、前述した第1実施例の安全レール取付金具100と全く同じであるため、第1実施例の安全レール取付金具100に関する明細書、及び、図1乃至図6に示す100番台の符号を200番台の符号に読み替えることによって、補強ボルト260以外の構成についてはその説明を省略する。
そこで、本実施例の安全レール取付金具200が最も特徴とする補強ボルト260の具体的な形態について詳しく説明する。
すなわち、安全レール用タイプレート210の固定手段は、図7及び図8に示すように、第1実施例におけるタイプレート固定用ボルト140と同様に構成される一対のタイプレート固定用ボルト240に加えて、安全レール用タイプレート210とタイプレート固定用ブラケット230とに対して鉛直挿通されて安全レール用タイプレート210側で締結ナット261により締結固着される一対の補強ボルト260により構成されている。
このようにして得られた本実施例の安全レール取付金具200は、安全レール用タイプレート210及びタイプレート固定用ブラケット230に対して鉛直挿通されて締結ナット261により締結固着される一対の補強ボルト260を設けていることにより、タイプレート固定用ボルト240と補強ボルト260とで支承体高さ方向及び支承体長手方向の両方向における安全レール用タイプレート210及びタイプレート固定用ブラケット230の不用意な動きを強固に阻止するため、本線レールR2上における鉄道車両の通過に伴う振動等に対して高度な固定強度を発揮するとともに、鉄道車両が本線レールR2から脱線した際における鉄道車両の安全性をより一層確保できる。
そして、補強ボルト260が、安全レール用タイプレート210側で締結ナット261により締着されていることにより、レール支承体S上に載置されて外部に露呈する安全レール用タイプレート210側からの締結ナット261の取り扱いを可能とするため、補強ボルト260の締め具合を確認する等の保守メンテナンス作業を容易に実現できるなど、その効果は甚大である。
本発明の第1実施例である安全レール取付金具を側方から見た平面図。 安全レール取付金具を上方から見た平面図。 安全レール用タイプレートを示す斜視図。 安全レール用押さえ座金を示す斜視図。 タイプレート固定用ブラケットを示す斜視図。 レール支承体に安全レール用タイプレートとタイプレート固定用ブラケットを装着した状態を示す斜視図。 本発明の第2実施例である安全レール取付金具を側方から見た平面図。 安全レール取付金具を上方から見た平面図。
100 、200 ・・・ 安全レール取付金具
110 、210 ・・・ 安全レール用タイプレート
111 、211 ・・・ ボルト支持突出部
111a、211a ・・・ ボルト貫通孔
111b、211b ・・・ ナット用傾斜座面
112 、212 ・・・ フランジ係止突出部
113 、213 ・・・ 安全レール押さえ座金支持部
120 、220 ・・・ 安全レール用押さえ座金
121 、221 ・・・ フランジ係止突出部
122 、222 ・・・ ボルト貫通孔
130 、230 ・・・ タイプレート固定用ブラケット
131 、231 ・・・ ボルト支持突出部
131a、231a ・・・ U字状挿通孔
131b、231b ・・・ ボルト頭部受容凹溝
131c、231c ・・・ タイプレート用受容部
131d、231d ・・・ ボルト用傾斜受面
140 、240 ・・・ タイプレート固定用ボルト
141 、241 ・・・ 締結ナット
142 、242 ・・・ ボルト頭部
150 、250 ・・・ 安全レール押さえ座金固定用ボルト
260 ・・・ 補強ボルト
261 ・・・ 締結ナット
S ・・・ レール支承体
S1 ・・・ 突起状脚部
R1 ・・・ 安全レール
r1 ・・・ フランジ部
R2 ・・・ 本線レール
C ・・・ 本線レール締結装置

Claims (5)

  1. 本線レールに沿って敷設された安全レールを担持する安全レール用タイプレートと、該安全レール用タイプレートに安全レールを着脱自在に取り付けて位置決め保持する安全レール用押さえ座金と、前記安全レール用タイプレートをレール支承体に着脱自在に取り付けるタイプレート固定用ボルトとを備えた安全レール取付金具において、
    前記レール支承体の安全レール設置側下部を抱持して位置決め規制されたタイプレート固定用ブラケットと前記レール支承体の安全レール設置側端部に被嵌して位置決め規制された安全レール用タイプレートとに対して挿通させたタイプレート固定用ボルトが、前記安全レール用タイプレート側の締結ナットにより締結固着されていることを特徴とする安全レール取付金具。
  2. 前記タイプレート固定用ボルトが、前記タイプレート固定用ブラケットと安全レール用タイプレートとに対して支承体長手方向の上方に向けて傾斜挿通されていることを特徴とする請求項1記載の安全レール取付金具。
  3. 前記安全レール用タイプレートが、前記締結ナットを着座係止させるナット用傾斜座面を有しているとともに、
    前記タイプレート固定用ブラケットが、前記安全レール用タイプレートのナット用傾斜座面に対して平行に形成されてタイプレート固定用ボルトのボルト頭部を係止するボルト用傾斜受面を有していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の安全レール取付金具。
  4. 前記タイプレート固定用ブラケットが、前記タイプレート固定用ボルトを側方から挿通させる一部切り欠いたU字状挿通孔を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の安全レール取付金具。
  5. 前記タイプレート固定用ボルトが、前記安全レール用タイプレートのレール長手方向に前後一対で配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の安全レール取付金具。



JP2009018443A 2009-01-29 2009-01-29 安全レール取付金具 Expired - Fee Related JP5289079B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009018443A JP5289079B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 安全レール取付金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009018443A JP5289079B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 安全レール取付金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010174514A true JP2010174514A (ja) 2010-08-12
JP5289079B2 JP5289079B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=42705742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009018443A Expired - Fee Related JP5289079B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 安全レール取付金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5289079B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034790A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Central Japan Railway Co 安全レール移動防止金具
JP5824181B1 (ja) * 2015-06-22 2015-11-25 林総事株式会社 脱線防止ガード取付装置
JP2019218749A (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 東日本旅客鉄道株式会社 ケーブル防護カバー

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328644A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Central Japan Railway Co 車輪ガード装置
JP2007113273A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 East Japan Railway Co 鉄道車両用安全レール取り付け装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328644A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Central Japan Railway Co 車輪ガード装置
JP2007113273A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 East Japan Railway Co 鉄道車両用安全レール取り付け装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034790A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Central Japan Railway Co 安全レール移動防止金具
JP5824181B1 (ja) * 2015-06-22 2015-11-25 林総事株式会社 脱線防止ガード取付装置
JP2019218749A (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 東日本旅客鉄道株式会社 ケーブル防護カバー
JP7049193B2 (ja) 2018-06-20 2022-04-06 東日本旅客鉄道株式会社 ケーブル防護カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP5289079B2 (ja) 2013-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI385291B (zh) 用於扣緊軌道的系統之支撐件及用於扣緊軌道之系統
TWI461588B (zh) 用於在平坦固態基底上固定軌道之系統
JP5185136B2 (ja) レールを固定するシステム
US20050001048A1 (en) Cross-tie
KR20110044196A (ko) 측방향으로 조정 가능한 레일 체결 장치
AU2008303627A1 (en) System for mounting a rail
US7891577B2 (en) Safety device for a train
JP5289079B2 (ja) 安全レール取付金具
KR101530966B1 (ko) 레일과의 접촉부를 강화한 가이드플레이트를 구비하는 레일 체결장치
KR101530965B1 (ko) 전단하중 유도용 외함을 구비한 레일 체결장치
KR20140000963U (ko) 레일체결장치
JP6208996B2 (ja) レール転倒防止機能付きレール締結装置
JP4651498B2 (ja) 鉄道車両用安全レール取り付け装置
US20120211571A1 (en) Rail Fastening System
US11913177B2 (en) Rail fastening system
KR101067836B1 (ko) 횡압력 감쇄장치와 이를 이용한 침목 체결구조 및 방법
JP2006316552A (ja) 脱線防止レール
KR200410829Y1 (ko) 급커브 철도 레일의 체결장치
JP2018104966A (ja) 脱線防止用ガードアングル支持装置
KR200410831Y1 (ko) 스프링 클립을 이용한 철도 레일 체결장치
US9988768B2 (en) System, method, and apparatus to restrict movement of railway guard bar
US20160230351A1 (en) Rail Fastener and Arrangement Comprising Such a Rail Fastener
KR100888820B1 (ko) 레일에 직결체결장치를 장착하기 위한 지지 장치
JP4836709B2 (ja) 案内軌条調整具
KR100888819B1 (ko) 레일에 직결체결장치를 장착하기 위한 지지 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5289079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees