JPS6331979A - 伸線用線材の供給方法並びに装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、伸線機に対する線材の供給に当り、伸線作業
と先付は作業とを同時に並行して行ない、連続操業と効
率化とを企図したものに関する。

（従来の技術） 伸線機に対する各種金属線材の供給は、周知のようにコ
イル状の線材を多数のローラ列による送り込み矯正機構
を介して直線状に送出し、所定の伸線ダイスによって目
的線径に伸線するのであるが、近来は線材製品における
品質要求の高度化に伴なって、その伸線途中に探傷機を
設置し、表面欠陥の有無を検出できるようにしている。

このさい第１図において示すように伸線機本体２におい
て、探傷機６はその探傷精度を向上させるために、巻取
ドラム３の直前における伸線ダイス４の前方におけるパ
スライン上に線材１の通過可能に設置されるとともに、
探傷機６の更に前方に伸線ダイス５を設置し、線材１に
おける線径の均一化、偏径差の改善等を行なっているの
である。他方かかる伸線作業において、コイル状線材に
おける引出方向の前端に当る一端は、予じめ先付は加工
をする必要があることも周知である。即ち作業始めの線
通しにおいて、ダイス５、探傷機６およびダイス４を通
過させて一端を巻取ドラム側に送るため、該一端側をダ
イス径よりも若干細径に仕上げて置くのである。従来こ
の先付は作業は、−船釣に線材線径の細いものでは、伸
線機パスラインにおけるオフラインで行ない、これに対
し線径の太いものはインラインで行なうことが多く、オ
フラインで行なう場合には、伸線作業者とは別に先付は
作業者が必要であり、またインラインで行なう場合には
、当然の事であるが、その先付は作業中は、伸線作業を
一時中断する必要がある。

（発明が解決しようとする問題点） 上記した従来技術における線材の供給およびその先付は
作業との間には、以下の点において問題点が生じる。即
ち従来の先付は作業においては、その対象線径が太く、
コイル状線材の単重が大きくなる程、また先付は必要長
さが長くなる程、所要作業時間が長（なり、また先付は
作業者の負荷が大きくなることは、経験則上より知られ
ている処であり、先に第１図において示したように探傷
機６を使用する場合は、先付は必要長さは図示の長さし
が先付は必要長さとなり、設備配置にもよるが、少なく
とも数ｍの長さが最低必要とされる。

また線材の線径が例えば１５φ以上のように太くなると
、溶接によって各コイル状線材を一連化して連続伸線す
ることは困難で、コイル状線材の１束づつにその先付は
加工が必要で、従来インラインにおいて連続的に先付は
作業を行なうものでは、切削式あるいはスェージングマ
シンを先付機として用いるのが一般的であるが、かかる
先付機における先付は速度は１ｍ／９分程度ときわめて
能率が悪く、第１図に示したようなラインにおいて先付
けする場合は、士数分を必要とするような時もあり、例
えば先付は長さ２ｍ、先付速度０．３ｍ／ｉｉｎの場合
、先付けの必要な時間は６分４０秒となる。一方伸線作
業においては、その線径２０φ、単重１　トン、伸線速
度５０ｍ／ｍｉｎのコイル状線材の伸線に必要な時間は
約１２分であり、このように伸線作業時間に対し先付は
作業は所要時間が過大であり、インラインにおいて先付
けすると、全般の生産能率は極端に悪化するのであり、
伸線と先付は作業との間には、著しいアンバランスがあ
る。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために、伸線機に対す
る線材の供給手段を改善し、インラインにおいて伸線と
先付は作業を１人の作業者によって効率的に並行処理可
能であるようにしたものであり、具体的には、その供給
方法として、伸線機本体における線材入口側に１８０度
転回定よって咳入口に交番に整合可能な一対の線材供給
装置を配設し、一方の線材供給装置における先付は加工
済み線材の前記入口への嬌正送り込みを行なうとともに
、他方の線材供給装置における未加工線材の一端を前記
入口側と１８０度反対価に設置した先付機に供給して、
該一端の先付は加工および加工済み一端の巻戻しセット
を行ない、前記一方の線材供給装置における線材の供給
終了とともに両線材供給装置を１８０度転回し、前記他
方の線材供給装置を伸線機入口に整合させてその先付は
加工済み線材の供給、前記一方の線材供給装置にセット
した未加工線材の一端を前記先付機に供給してその先付
は加工および加工済み一端の巻戻しセットを、交番に反
復することにあり、またその供給装置として、伸線機本
体における線材入口側に１８０度転回定能に設けたター
ンテーブル、同テーブル上の１８０度対称位置に配設す
る一対の線材供給装置、前記線材入口側と１８０度反対
位置でかつ前記ターンテーブルの外側に配置する先付機
とから成り、前記線材供給装置は、何れもコイル状線材
の保持用サプライと、前記線材を通過可能に加圧挟持す
る複数個のかつ可回動なローラ列による矯正送り込み機
構とから成ることにあり、更には前記矯正送り込み機構
における送り込みローラ列における線材引出方向の後端
に配置する巻戻し用押えローラとから成ることにある。

（作　用） 本発明の前記した技術的手段によれば、第１図および第
２図に示すように、巻取ドラム３、伸線ダイス４，５お
よび探傷機６によるパスラインを有する既知の伸線機本
体２における線材入口側に、ターンテーブル７を水平回
動可能に設置し、同テーブル７の中心に立設した架構８
における１８０度対称位置に、それぞれコイル状線材１
ａを保持するサプライ９と、コイル状線材１ａから引出
される線材１をｉｆ！Ｊ過可能に加圧挟持する複数個の
かつ可回動な矯正ローラ列１０と、同じく送り込みロー
ラ列１１とによって構成される矯正送り込み機構１２と
から成る線材供給装置１３．１３の一対を、前記ターン
テーブル７の１８０度回動を介し、一方の線材供給装置
１３が第１図示のように伸線機本体２のパスラインと正
しく一致して、線材入口側に位置し、これとともに他方
の線材供給装置１３が同じく第１図示のように伸″ｆＩ
ｆＡＭ本体２の線材入口側と１８０度反対位置でかつタ
ーンテーブル７の外側に配設した先付機１４と正しく一
致して、その矯正送り込み機構１２が対向するように、
両線材供給装置１３．１３を背中合せに設けることによ
って、次のようにして伸線作業と先付は作業とを同時に
並行して行なえるのである。即ち第１図において、図向
って上側の線材供給装置１３においては、後述するよう
に先付機１４によって先付は加工されたコイル状線材１
ａにおける先付は加工済み一端が、伸線ダイス５、探傷
機６および伸線ダイス５をへて巻取ドラム３側に止着さ
れる線通しを終了し、前記ドラム３の回動とともにコイ
ル状線材１ａが、送り込みローラ列１１および矯正ロー
ラ列１０による矯正送り込み機構１２を介し、直線状化
されつつ伸線ダイス５．４による伸線加工が行なわれて
いる状態を示し、これに対し図向って下側に位置する線
材供給装置１３は、図示のようにその矯正送り込み機構
１２が先付機１４とその中心を一致する整合姿勢にある
ので、同装置１３のサプライ９に架装したコイル状線材
１ａにおける一端１ｂを引き出して矯正送り込み機構１
２における送り込みローラ列１１および矯正ローラ列１
０を経由して先付ａ１４に送り込み、その一端１ｂに対
する先付は加工を行なうことができる。このさい上側の
装置１３における伸線作業時間は、下側の装置１３にお
ける一端１ｂの先付は作業時間よりは長く掛るので、上
側の装置１３における伸線作業中に、下側の装置１３に
おいてはその一端１ｂの先付は加工を完了し、この一端
ｉｂをコイル状線材ｌａ側に巻戻しセットする一連の先
付は作業を容易に並行して行なうことが可能であり、そ
の巻戻しセットの状態は第３図および第４図に示す通り
であって、先付は加工済みの一端１ｂの端末が矯正送り
込み機構１２における矯正ローラ列１０の前端から引出
し可能な程度に突出するのを限度とする。またこの巻戻
しに当って、凹側のように矯正送り込み機構１２のみの
場合、機構１２を通過した巻戻し部分は不整形な張り出
し部１ｃとしてコイル状線材１ａの外側に突出すること
になる。従って第１図において上側の装置１３における
コイル状線材１ａの伸線作業が全長に亘って終了すれば
、ターンテーブル７を時計方向または反時計方向に１８
０度回動させることにより、空となった上側の装置１３
は下方に転回して先付機１４と整合姿勢となり、また第
３．４図示のように、先付は加工を終了したコイル状線
材１ａを有する装置１３は上方に転回して、伸線機本体
２のパスラインと整合して線材入口側に移動することに
なるので、同装置１３における先付は加工済み一端１ｂ
を引出して伸線ダイス５、探傷ａ６、伸線ダイス４をへ
て巻取ドラム側に対する一端止着の線通し作業、続いて
の伸線作業を開始でき、これとともに下側に回った空の
装置１３側では、そのサプライ９に新しいコイル状線材
１ａを架装し、その一端を矯正送り込み機構１２側を経
由して先付機１４に給送し、一端１ｂに対する先付は加
工、加工済み一端１ｂの巻戻しセットを行なえるのであ
り、ターンテーブル７の１８０度転回毎に上記並行作業
を反復交番して続行できることになる。このさい線材Ｉ
の材質、外径にもよるが、第３．４図に示した巻戻しセ
ット時の張り出し部１ｃが、テーブル転回その他の作業
に当って干渉、他物との接触、表面損傷のおそれが予想
される時には、第５図および第６図に例示するように、
装置１３における矯正送り込み機構１２の送す込みロー
ラ列１１において、その線材引出方向の後端位置に巻戻
し用押えローラ１５を、可回動かつ加圧可能に配設する
ことによって、前記した張り出し部１ｃを解消し、巻戻
し部分をコイル状線材１ａと同径に曲成させることも可
能である。

（実施例） 本発明方法並びに装置の適切な実施例を、第１図乃至第
７図に亘って説示する。第１．２図において示した伸線
機本体２は従来既知の伸線機と全く同様であって差支え
なく、その詳細は説明を省略し、伸線機として最小限必
要な巻取ドラム３、伸線ダイス４，５および探傷機６の
みを図示するに止め、これら各部材も勿論公知のもので
ある。

前記伸線機本体２の線材入口の外側に設けられる本発明
のターンテーブル７は、第２図示のように床面上に設置
した回動軸１６に中心が支持された円盤状のもので、テ
ーブル７の外周に付設した複数個の車輪１７が床面上の
環状レール１８に架装されることによって、適宜の駆動
手段によって１８０度転回定能とされる。同テーブル７
の中心は伸線機本体２におけるパスラインよりも第１図
示のように下側に偏心された位置とされ、同テーブル７
上にその中心を同じくして立設した架構８に、伸線機パ
スラインと平行する一対の取付側辺８ａ、８ａを１８０
度対称位置に形成し、再取付側辺８ａおよび両側辺より
突設するフレーム乃至ブラケット２０．２１に線材供給
装置１３．１３を構成するサプライ９および矯正送り込
み機構１２を設置するのであるが、このサプライ９およ
び矯正送り込み機構１２は、従来の伸線機本体２０線材
入口側に配置される線材供給用のサプライ９および矯正
送り込み機構１２と基本的には同一のものであり、ブラ
ケット２０側に設置される矯正送り込み機構１２の矯正
ローラ列１０は、図示のようにパスラインを挟む左右に
配置される複数個の可回動かつ油圧または空圧等による
加圧部材２２によって線材１を加圧挟持する漢付ローラ
２３から成り、また送り込みローラ列１１は同じくパス
ラインを挟む上下に配置される複数個の可回動かつ油圧
または空圧等による加圧部材２４によって線材１を加圧
挟持する溝付ローラ２５から成り、フレーム乃至ブラケ
ット２１側に吊持型式のもとに設置される。また両線材
供給装置１３．１３は互いにその向きを反対として背中
合せ状に配置される。第５図および第６図に示した巻戻
しガイド用の押えローラ１５は、送り込みローラ列１１
における線材１の引出方向の後端に配置され、溝付ロー
ラであるとともに、ローラ列１１における上位のローラ
２５よりも若干下位に配置されて線材１の上部周側を上
方から、油圧または空圧等による加圧部材２６を介して
押圧し、線材１の先付は加工後における引出し分の巻戻
しセットにさいし、線材１をコイル状線材１ａと同径、
同形状に誘導曲成させるものであり、尚各図において２
７はサプライ９におけるコイル状線材１ａの支承ローラ
を示しているが、これらサプライ９およびローラ列１０
．１１による矯正送り込み機構１２は既知のものである
。

図示の実施例によれば、先付機１４は外観のみを図示し
ているが、これは既知の先付機をそのまま用いるため、
内部構造の図示は省略しであるが、その設置に当っては
、図示で明らかなようにターンテーブル７の１８０度転
回定よって下側に回った線材供給装置１３における矯正
送り込み機構１２のパスラインとその中心を同一になる
ように、ターンテーブル７の外側に適当の距離を置いて
設置される。

上記した実施例によれば、既に作用の項において説示し
たように、ターンテーブル７の１８０度転回とともに、
下側に移動した線材供給装置１３においては、未加工コ
イル状線材１ａのサプライ９へのセット、同緑材１ａか
ら未加ニ一端１ｂを引き出して矯正送り込み機構１２、
または押えローラ１５、矯正送り込み機構１２を介し、
一端１ｂを直線化して先付機１４側に送り込んでの先付
は加工作業を行なうのであり、線材１ａのセット、一端
１ｂの送り込みは、先付機１４の所定位置まで、例えば
押釦スイッチ等によって手動で行ない、先付は加工のス
タート、ストップ、また加工後の巻戻しのスタート、ス
トップは、例えばタイマーセット等で自動的に行なうの
であり、このさい先にも述べたように、押えローラ１５
を用いない場合は巻戻しの一部がコイル状に復原せず、
張り出し部１ｃとして第３．４図のように突出状となり
、また第５．６図のように押えローラ１５を用いれば、
コイル状に巻戻し分が復原することになり、干渉の有無
、機械のコンパクト化、線材の安全性等の点からは押え
ローラ１５を用いることが有利であるが、張り出し部１
ｃが存在していても作動は可能であり、これらは線材１
の材質、外径大小等によって自由に選択可能である。

ターンテーブル７上の伸線、先付は両作業の終了した後
は、操作スイッチ等によってテーブル７を１８０度転回
定せ、以上の作業が反復されることになる。これらの操
業に当り、矯正送り込み機構１２における各ローラ列１
０，１１においては、何れも油圧、空圧シリンダ等の加
圧部材２２．２４によって線材１に対し圧力を適宜加え
て、その伸線乃至先付けを行なうが、このさい先付は加
工に当っては、先付機１４側の抵抗によりスリップする
ことがあり、このため高圧（例えば３〜５ｋｔｒ／ｃｎ
ｆ）とし、これに対し伸線中は、圧力が高いと線材１が
局部的に扁平化し、伸線ダイスを通過後、真円状態に復
原しないことがあり、伸線時はロール加圧を低圧（例え
ば１〜３に＋ｒ／ｃｎｉ）とするのが適当である。

これらの調圧に当っては、対象線材あるいはシリンダに
よるため、それぞれ各個に設定するが、同一条件の場合
は何れにしても、先付は作業は高圧、伸線作業は低圧の
２段セット方式とするのが実用上便利であり、具体的に
は、第７図に例示するように、空圧シリンダを加圧部材
として用いる場合、コンプレッサ等の供給源からの例え
ば７ｋｇ／−の圧力下に供給される供給管路２８を分配
ヘッダ２９に連結し、同へノダ２９から減圧弁３０を介
して４ｋｇ／ｃｉ圧の高圧管路３１、また減圧弁３２を
介して２ｋｇ／ｃＩ＋！圧の低圧管路３３を電磁弁によ
る切替弁３５に派出連結し、同切替弁３５にターンテー
ブル７側に設けたリミットスイッチによって連動される
自動切替スイッチ３４を設け、切替弁３５より各加圧部
材への給送管路３６を設け、ターンテーブル７にセット
したリミットスイッチを介し、１８０度回動を介して装
置１３が伸線方向を向いた時には低圧、先付は方向を向
いた時には高圧のエアに自動的に切替えるようにし、自
動制御することは容易である。

上記した実施例を用いて、１５φ以上の各種線材の伸線
作業を行なった処、きわめて良好な生産性が認められ、
しかも１人の作業員によって同時に伸線と先付は作業を
並行して行なえ、その効果は生産効率の向上、作業負荷
の省力化の点において顕著なことが認められたのである
。

（発明の効果ン 本発明によれば、伸線機パスラインに対して、ターンテ
ーブル７を介して１８０度転回毎に交番に整合できる一
対の線材供給装置１３．１３を設け、かつ伸線機パスラ
インと平行しかつ１８０度反対方向の位置に先付機１４
を設け、伸線機パスラインと整合した線材供給装置１３
によって伸線作業を行なうとともに、伸線機パスライン
から避退した線材供給装置１３によって新しいコイル状
線材１ａに対する一端１ｂの先付は作業が先付機１４と
の間において、常に同時並行して行なえることが可能で
あり、これによって従来のこの種伸線機におけるオフラ
イン、インラインにおける従来の先付は作業における手
間と面倒、また時間的ロスによる問題点をことごとく解
消できる点において、きわめて有利である。即ち伸″ｆ
／Ａｉパスラインに整合させた伸線供給装置１３および
前記パスラインと至近距離において平行する先付機パス
ラインに整合させた線材供給装置１３の両者を、共通の
ターンテーブル７上で並行同時稼動させるものであるた
め、オフラインにおいて先付けを別の作業者によって行
なうことや、インラインにおいて伸線作業を一時中断し
て先付は作業を行なう必要は全くなく、１人の作業者に
よって容易に保守管理でき、伸線作業が進行している間
に、新しいコイル状線材の補給とその一端の先付は加工
は充分な余裕のもとに円滑に施行できるのである。最初
のスタート等を除けば、後はターンテーブル７の１８０
度転回定、線通しの他に時間的ロスもごく短かく、全体
として連続伸線作業の効率化が顕著に推進できることに
なり、かつその方法としても、必要装置としても格段の
困難はなく容易に実施可能である点においても優れてい
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法並びに装置の押えローラを用いない
実施例の全体平面図、第２図は同正面図、第３図は同押
えローラを用いない場合の巻戻しセ・ノド状態を示す平
面図、第４図は同正面図、第５図は同押えローラを用い
る実施例による巻戻しセット状態を示す平面図、第６図
は同正面図、第７図は高低圧切替作動手段１例の説明図
である。 １−線材、１ａ−コイル状線材、１　ｂ−−−一端、２
・−伸線機本体、３・−巻取ドラム、４，５・−・伸線
ダイス、６−探傷機、７−ターンテーブル、１０−・−
矯正ローラ列、１１−送り込みローラ列、１２−・−矯
正送り込み機構、１３・−線材供給装置、１４・−・先
付機、１５−・−押えローラ。 特　許　出　願人　　株式会社　神戸製鋼所第３図 第４Ｕ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）伸線機本体における線材入口側に１８０度転回に
   よって該入口に交番に整合可能な一対の線材供給装置を
   配設し、一方の線材供給装置における先付け加工済み線
   材の前記入口への矯正送り込みを行なうとともに、他方
   の線材供給装置における未加工線材の一端を前記入口側
   と１８０度反対側に設置した先付機に供給して、該一端
   の先付け加工および加工済み一端の巻戻しセットを行な
   い、前記一方の線材供給装置における線材の供給終了と
   ともに両線材供給装置を１８０度転回し、前記他方の線
   材供給装置を伸線機入口に整合させてその先付け加工済
   み線材の供給、前記一方の線材供給装置にセットした未
   加工線材の一端を前記先付機に供給してその先付け加工
   および加工済み一端の巻戻しセットを、交番に反復する
   ことを特徴とする伸線用線材の供給方法。
2. （２）伸線機本体における線材入口側に１８０度転回可
   能に設けたターンテーブル、同テーブル上の１８０度対
   称位置に配設する一対の線材供給装置、前記線材入口側
   と１８０度反対位置でかつ前記ターンテーブルの外側に
   配置する先付機とから成り、前記線材供給装置は、何れ
   もコイル状線材の保持用サプライと、前記線材を通過可
   能に加圧挟持する複数個のかつ可回動なローラ列による
   矯正送り込み機構とから成ることを特徴とする伸線用線
   材の供給装置。
3. （３）矯正送り込み機構における送り込み側ローラ列に
   おける線材引出方向の後端に巻戻し用押えローラを配置
   することを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の伸線
   用線材の供給装置。