JPS63319206A - 金属珪素の製造方法 - Google Patents
金属珪素の製造方法Info
- Publication number
- JPS63319206A JPS63319206A JP15614987A JP15614987A JPS63319206A JP S63319206 A JPS63319206 A JP S63319206A JP 15614987 A JP15614987 A JP 15614987A JP 15614987 A JP15614987 A JP 15614987A JP S63319206 A JPS63319206 A JP S63319206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sio
- zone
- carbon
- furnace
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 16
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 title claims description 7
- 239000010703 silicon Substances 0.000 title claims description 7
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 28
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 26
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 16
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims abstract description 7
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 11
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 8
- 239000004575 stone Substances 0.000 claims description 6
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 24
- 239000003575 carbonaceous material Substances 0.000 abstract description 4
- 239000008188 pellet Substances 0.000 abstract description 4
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 abstract 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 20
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 239000012159 carrier gas Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 229910000519 Ferrosilicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920002472 Starch Polymers 0.000 description 1
- 238000005054 agglomeration Methods 0.000 description 1
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 238000002309 gasification Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 150000002894 organic compounds Chemical class 0.000 description 1
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 description 1
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 description 1
- 239000000741 silica gel Substances 0.000 description 1
- 229910002027 silica gel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 239000008107 starch Substances 0.000 description 1
- 235000019698 starch Nutrition 0.000 description 1
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は金属珪素(以下、単にr金属Si1という。)
の製造方法に係り、詳しくは、純度99.999%以上
の高純度を要求される太陽電池用シリコンを粉状の5t
02等を用いて経済的にしかも効率良く製造する。方法
に関する。
の製造方法に係り、詳しくは、純度99.999%以上
の高純度を要求される太陽電池用シリコンを粉状の5t
02等を用いて経済的にしかも効率良く製造する。方法
に関する。
[従来の技術]
従来から、珪石(Si02)及び炭素から金属Stを製
造する際に、アーク炉を用いて金属Stあるいはフェロ
シリコンを製造する方法が一般的な工業的製造法として
利用されている。
造する際に、アーク炉を用いて金属Stあるいはフェロ
シリコンを製造する方法が一般的な工業的製造法として
利用されている。
この方法では、炉内装入物層での通気の確保や、炉内高
温部でSiの生成反応を効率よく起こさせるために、塊
状の珪石(SiO2)の利用が不可欠である。ところで
、近年、高純度の金属Stが太陽電池等に利用され、そ
の金属Stには99.999%以上という高純度が要求
されている。このような高純度の金属Stを製造するた
めの原料としてはそれだけ純度の高いものが必要となり
、天然の珪石(S i O2)を精製したSiO2が使
用されているのであるが、このような精製した5to2
は粉末状あるいは数mm以下という細かい粒状原料とな
り、従来方法ではそのまま利用できず、更に、塊成化な
どの工程を加えることが必要になり、経済的にも、不純
物の混入の点からも不利である。
温部でSiの生成反応を効率よく起こさせるために、塊
状の珪石(SiO2)の利用が不可欠である。ところで
、近年、高純度の金属Stが太陽電池等に利用され、そ
の金属Stには99.999%以上という高純度が要求
されている。このような高純度の金属Stを製造するた
めの原料としてはそれだけ純度の高いものが必要となり
、天然の珪石(S i O2)を精製したSiO2が使
用されているのであるが、このような精製した5to2
は粉末状あるいは数mm以下という細かい粒状原料とな
り、従来方法ではそのまま利用できず、更に、塊成化な
どの工程を加えることが必要になり、経済的にも、不純
物の混入の点からも不利である。
これを解決する手段として、特開昭57−11223号
に示される方法が提案されているが、この方法でも、炉
に装入するSiO2原料の一部は3〜12mmという塊
状の5i02である必要があり、十分に満足し得る効果
が得られない。
に示される方法が提案されているが、この方法でも、炉
に装入するSiO2原料の一部は3〜12mmという塊
状の5i02である必要があり、十分に満足し得る効果
が得られない。
粉状の5i02を原料として利用できる改良方法として
は、特開昭61−117110号に開示される方法があ
る。この方法は、炭素若しくは炭素含有物質またはこれ
らのうちの少なくとも一方とSiC若しくは5i02の
うちの少なくとも一方との混合物が充填されたアーク炉
内で、その1800℃以上の高温領域、っまり5i02
の還元による金属Siの生成反応が主に起る高温領域に
、5iOpあるいはSiOの細粒あるいは粉末を直接吹
込み、この5i02またはSiOを炭素あるいはSiC
と高温下で反応させて金属Stを製造するものである。
は、特開昭61−117110号に開示される方法があ
る。この方法は、炭素若しくは炭素含有物質またはこれ
らのうちの少なくとも一方とSiC若しくは5i02の
うちの少なくとも一方との混合物が充填されたアーク炉
内で、その1800℃以上の高温領域、っまり5i02
の還元による金属Siの生成反応が主に起る高温領域に
、5iOpあるいはSiOの細粒あるいは粉末を直接吹
込み、この5i02またはSiOを炭素あるいはSiC
と高温下で反応させて金属Stを製造するものである。
この方法によれば、従来の問題点を解決し、高純度の金
属Stの製造に、国産の低品位5102を精製して純度
を向上させた粉状のSiO2を原料として利用できるた
め、従来のガス化法に依存せずに、太陽電池用の高純度
Stを安価かつ効率的に大量生産することができる。
属Stの製造に、国産の低品位5102を精製して純度
を向上させた粉状のSiO2を原料として利用できるた
め、従来のガス化法に依存せずに、太陽電池用の高純度
Stを安価かつ効率的に大量生産することができる。
即ち、アーク炉内で金属SLを製造する際に、総括的に
は次の■の反応によって金属Stが製造されている。
は次の■の反応によって金属Stが製造されている。
S i02 +2C→S i +2CO・・・・・・・
・・・・・■実際には0式の反応は、次の■〜■の各素
反応に分解され、これらの素反応が併行して起って、金
属Siが生成するものと考えられる。
・・・・・■実際には0式の反応は、次の■〜■の各素
反応に分解され、これらの素反応が併行して起って、金
属Siが生成するものと考えられる。
S i 02 +C4S i O+CO・・・・・・・
・・・・・・・・■SiO+2C→S i C+CO・
・・・・・・旧・・・・・■5io2+3c→SiC+
2CO+++z+■S i O+C→S i +CO・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■S i
C+ S i O2→S i + S i O+ CO
−■S i + S i O2→2SiO・・・川・・
・・旧・・・・・■S i O+S i C→2Si+
CO・・・・・・・・・・・・■このような反応が起っ
ているアーク炉において粉状の5i02を使用すると、
この5i02は塊状のSiO2(珪石)に比較して反応
性が良いことから、アーク火点域で0式の反応が起こり
、これにより多量のSiOを発生する。このSiOは蒸
気圧が高く外部に飛散し易いことから、歩留り低下を引
きおこす。更に、残りの5i02は0式の反応によって
SiCとなって炉底に沈積固化して操業トラブルの原因
となる。このため、従来においては、高純度に精製され
た粉状のSiO2から高純度の金属Siを効率良く得る
ことは困難であった。
・・・・・・・・■SiO+2C→S i C+CO・
・・・・・・旧・・・・・■5io2+3c→SiC+
2CO+++z+■S i O+C→S i +CO・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■S i
C+ S i O2→S i + S i O+ CO
−■S i + S i O2→2SiO・・・川・・
・・旧・・・・・■S i O+S i C→2Si+
CO・・・・・・・・・・・・■このような反応が起っ
ているアーク炉において粉状の5i02を使用すると、
この5i02は塊状のSiO2(珪石)に比較して反応
性が良いことから、アーク火点域で0式の反応が起こり
、これにより多量のSiOを発生する。このSiOは蒸
気圧が高く外部に飛散し易いことから、歩留り低下を引
きおこす。更に、残りの5i02は0式の反応によって
SiCとなって炉底に沈積固化して操業トラブルの原因
となる。このため、従来においては、高純度に精製され
た粉状のSiO2から高純度の金属Siを効率良く得る
ことは困難であった。
特開昭61−117110号の方法の如く、アーク炉内
にその炉頂から炭素若しくはピッチあるいは有機化合物
などの炭素含有物あるいはこれらのうちの少なくとも一
方とSiC若しくは5102のうちの少なくとも一方と
の混合物を装入し、しかも、炉内の最高温度を示すアー
ク火点に直接5i02粉末を吹込むと、0式、0式ある
いは0式の反応により金属Siの他にガス状のSiOが
アーク火点付近で生成する。このSiOは炉上部から装
入されるC又はSiC(炉上部より装入される5i02
と炭素の混合物は0式の反応により炉内ではSiCとな
る。)と、■式、0式に示す反応を起こし、SiC又は
金属Stを生成し、ここで生成したSiCは新たに火点
に吹込まれたSiO2又はSiOと再び0式又は0式の
反応によって金属Siを生成するため、金属Siの歩留
りが大幅に改善され、さらに、火点に吹き込む5102
又はSiOの量を調整することで0式又は0式の反応に
より炉底でのSiCの消費量を調整でき、炉底へのSi
Cの沈積固化によるトラブルの防止を図ることができ、
効率的な連続操業が可能となるのである。
にその炉頂から炭素若しくはピッチあるいは有機化合物
などの炭素含有物あるいはこれらのうちの少なくとも一
方とSiC若しくは5102のうちの少なくとも一方と
の混合物を装入し、しかも、炉内の最高温度を示すアー
ク火点に直接5i02粉末を吹込むと、0式、0式ある
いは0式の反応により金属Siの他にガス状のSiOが
アーク火点付近で生成する。このSiOは炉上部から装
入されるC又はSiC(炉上部より装入される5i02
と炭素の混合物は0式の反応により炉内ではSiCとな
る。)と、■式、0式に示す反応を起こし、SiC又は
金属Stを生成し、ここで生成したSiCは新たに火点
に吹込まれたSiO2又はSiOと再び0式又は0式の
反応によって金属Siを生成するため、金属Siの歩留
りが大幅に改善され、さらに、火点に吹き込む5102
又はSiOの量を調整することで0式又は0式の反応に
より炉底でのSiCの消費量を調整でき、炉底へのSi
Cの沈積固化によるトラブルの防止を図ることができ、
効率的な連続操業が可能となるのである。
このように上記特公昭61−117110号の方法によ
れば、高純度金属Stの製造を、ある程度工業的有利に
行なうことができる。
れば、高純度金属Stの製造を、ある程度工業的有利に
行なうことができる。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記の公知の方法では、アーク炉内の火
点域で発生するSi0分圧は火点域の温度によって決定
され、生成Siの収率アップに必要な高いSi0分圧を
得ることは困難である。さらに、公知の方法では、シャ
フト内に存在する未反応カーボンベレットが直接火点域
に落下し■式の反応により火点域のSi0分圧の低下を
引き起こしSiの生成効率が低いものとなっていた。
点域で発生するSi0分圧は火点域の温度によって決定
され、生成Siの収率アップに必要な高いSi0分圧を
得ることは困難である。さらに、公知の方法では、シャ
フト内に存在する未反応カーボンベレットが直接火点域
に落下し■式の反応により火点域のSi0分圧の低下を
引き起こしSiの生成効率が低いものとなっていた。
[問題点を解決するための手段]
本発明は上記従来の問題点を解決するものであって、
5i02又はSiOの吹込用ノズルを有するアーク炉の
上側にシャフト部が設けられ、このシャフト部には加熱
装置が付設されている装置を用い、該アーク炉内にこの
シャフト部から炭素系原料を供給すると共に、5i02
又はSiOを前記ノズルから供給して金属珪素を製造す
る方法において、 該シャフト部の下部に、その上方部位よりも温度の低い
ゾーンを形成し、アーク炉からシャフト部内に流入する
SiOガスの一部を該低温ゾーンにて凝縮させると共に
、 この凝縮したSiOを含む原料を火点域に落下させるこ
とを特徴とする金属珪素の製造方法、を要旨とするもの
である。
上側にシャフト部が設けられ、このシャフト部には加熱
装置が付設されている装置を用い、該アーク炉内にこの
シャフト部から炭素系原料を供給すると共に、5i02
又はSiOを前記ノズルから供給して金属珪素を製造す
る方法において、 該シャフト部の下部に、その上方部位よりも温度の低い
ゾーンを形成し、アーク炉からシャフト部内に流入する
SiOガスの一部を該低温ゾーンにて凝縮させると共に
、 この凝縮したSiOを含む原料を火点域に落下させるこ
とを特徴とする金属珪素の製造方法、を要旨とするもの
である。
[作用]
本発明では、シャフト部下端にて凝縮されたSiOが高
温の火点域に落下される。これにより、該火点域におけ
るSi0分圧が増大され、火点域でのSi生成反応が促
進される。よって、生成Siの収集率が増大する。
温の火点域に落下される。これにより、該火点域におけ
るSi0分圧が増大され、火点域でのSi生成反応が促
進される。よって、生成Siの収集率が増大する。
[実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
明する。
第1図は本発明の実施に好適な横型電極式アーク炉を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
図中、符号1で示すアーク炉は黒鉛るつぼが内装される
か又は黒鉛質耐火物で内張すされ、その内部には黒鉛電
極2及び3が挿入されている。符号5は、黒鉛電極2.
3で形成されるアーク火点4へ向けてSiO2又はSi
Oを供給するためのノズルである。アーク炉1の上部側
にはシャフト部6が立設され、その外部には、加熱装置
として高周波誘導加熱コイル7が設けられている。また
、シャフト部6の下部外周には、別の補助加熱機構8が
設けられている。
か又は黒鉛質耐火物で内張すされ、その内部には黒鉛電
極2及び3が挿入されている。符号5は、黒鉛電極2.
3で形成されるアーク火点4へ向けてSiO2又はSi
Oを供給するためのノズルである。アーク炉1の上部側
にはシャフト部6が立設され、その外部には、加熱装置
として高周波誘導加熱コイル7が設けられている。また
、シャフト部6の下部外周には、別の補助加熱機構8が
設けられている。
かかる構成の装置において、シャフト部6上方より炭素
質原料を供給すると共に、ノズル5からSiO2又はS
iOをAr%H2等のキャリアーガスを用いて吹き込む
と、アーク炉1内では前記■〜■の反応によってSi、
SiO等が生じる。
質原料を供給すると共に、ノズル5からSiO2又はS
iOをAr%H2等のキャリアーガスを用いて吹き込む
と、アーク炉1内では前記■〜■の反応によってSi、
SiO等が生じる。
Siは炉底に溶融Stとして貯留され、適宜抜出口(図
示路)から抜き出される。SiOはアーク炉1内の高温
雰囲気下ではガス状であり、炉体内を上昇し、シャフト
部6内に流入する。
示路)から抜き出される。SiOはアーク炉1内の高温
雰囲気下ではガス状であり、炉体内を上昇し、シャフト
部6内に流入する。
なお、装置の稼動初期には、炭素質原料はアーク炉内に
充満されているが、反応の進行と共に、火点域及びその
局面は空洞域となる。
充満されているが、反応の進行と共に、火点域及びその
局面は空洞域となる。
本実施例では、シャフト部6の下部が例えば1700〜
1800℃程度の低温ゾーンAとされ、それよりも上部
が2100℃程度となるように補助加熱機構8及び高周
波加熱コイル7への通電制御がなされている。そのため
、上記SiOガスの一部は該低温ゾーンAにて凝縮する
。また、残部のSiOガスはシャフト部6内を上昇し、
このシャフト部6内にて炭素質原料と反応し、SiC%
5iOs+等を生成させる。
1800℃程度の低温ゾーンAとされ、それよりも上部
が2100℃程度となるように補助加熱機構8及び高周
波加熱コイル7への通電制御がなされている。そのため
、上記SiOガスの一部は該低温ゾーンAにて凝縮する
。また、残部のSiOガスはシャフト部6内を上昇し、
このシャフト部6内にて炭素質原料と反応し、SiC%
5iOs+等を生成させる。
而して、この低温ゾーンAは例えば所定時間毎にポーキ
ング等によって火点域4へ落下せしめられる。(もちろ
ん、少量ずつ連続的に落下させても良い、)このように
SiO凝縮物を含む炭素質原料が火点域4に供給される
と、Si0分圧が増大し、火点域でのSi0分圧を増大
させ■及び0式によるSi生成反応を促進する。又、シ
ャツ −ト部から落下してきたカーボンベレットによる
Si0分圧の低下も改善され、火点域でのSt生成が促
進されるものと推察される。
ング等によって火点域4へ落下せしめられる。(もちろ
ん、少量ずつ連続的に落下させても良い、)このように
SiO凝縮物を含む炭素質原料が火点域4に供給される
と、Si0分圧が増大し、火点域でのSi0分圧を増大
させ■及び0式によるSi生成反応を促進する。又、シ
ャツ −ト部から落下してきたカーボンベレットによる
Si0分圧の低下も改善され、火点域でのSt生成が促
進されるものと推察される。
なお、2100℃における平衡ガス分圧比P sho
/ P coは約0.6であり、Si0分圧が上記分圧
比に到達するまでシャフト部6内におけるSi生成反応
が進行する。
/ P coは約0.6であり、Si0分圧が上記分圧
比に到達するまでシャフト部6内におけるSi生成反応
が進行する。
具体的な装置稼動例を次に説明する。
以下の条件にて装置を稼動させた。
ノズル5からのSiO2(本例ではシリカゲル)の吹込
量 :50g/min キャリアーガス+Ar(30℃/ m i n )炭素
質原料:カーボンベレット (径13mm、空間占有率約50%) 平均使用アークパワー:50KW 低温ゾーン温度:1800℃ 低温ゾーンの高さ:約30mm 低温ゾーンの上側の温度:2100℃ 低温ゾーンからの炭素質原料の落下作業の頻度:30分
に1回 その結果、火点域4の周面には約1000 c m’の
空洞が形成された。低温ゾーンから炭素質原料をi下さ
せることにより、この空洞内のSi0分圧は約10倍に
高められ、Siが効率良く製造された。なお、火点域で
のP sho / P coは約1.7であった。
量 :50g/min キャリアーガス+Ar(30℃/ m i n )炭素
質原料:カーボンベレット (径13mm、空間占有率約50%) 平均使用アークパワー:50KW 低温ゾーン温度:1800℃ 低温ゾーンの高さ:約30mm 低温ゾーンの上側の温度:2100℃ 低温ゾーンからの炭素質原料の落下作業の頻度:30分
に1回 その結果、火点域4の周面には約1000 c m’の
空洞が形成された。低温ゾーンから炭素質原料をi下さ
せることにより、この空洞内のSi0分圧は約10倍に
高められ、Siが効率良く製造された。なお、火点域で
のP sho / P coは約1.7であった。
本発明の金属Siの製造方法は、上述の如く、SiOの
一部を凝縮させ、これを火点域に落下させること以外は
、従来の方法と全く同様に実施することができる。
一部を凝縮させ、これを火点域に落下させること以外は
、従来の方法と全く同様に実施することができる。
例えば、アーク炉に供給される炭素質原料としては、炭
素及び/又は炭素含有物質、或いは、これらのうちの少
なくとも一方と炭化珪素及び/又は珪石との混合物を用
いることができる。この炭素質原料として炭素等とSi
Cとの混合物を供給する場合には、混合物中のC/Si
Cのモル比が1/2以上、炭素等と5i02の混合物の
場合には、C/ S i O2のモル比が3.5以上と
するのが好ましく、こうすることによって、炉頂からの
SiOとしてのSiロスを15%以下まで低減すること
かできる。なお、炭素又は炭素と5iC1炭素とSiO
2の混合物に利用される炭材、5i02等がともに高純
度に精製されている場合には、一般に粉末となっている
が、砂糖、フェノール樹脂、澱粉等を結合剤として粒状
化したものを利用するのが好ましく、このようにすると
、十分に炉の通気性が確保できる。炉頂から炭素等とS
iCの混合物あるいは炭素等とSiO2の混合物を装入
する場合には、炉内の熱量(ガスの顕熱)の有効利用が
図れ、かつ、アーク火点て必要となる反応熱が減少する
ため、火点の昇温が容易となり操業が非常に容易となる
。
素及び/又は炭素含有物質、或いは、これらのうちの少
なくとも一方と炭化珪素及び/又は珪石との混合物を用
いることができる。この炭素質原料として炭素等とSi
Cとの混合物を供給する場合には、混合物中のC/Si
Cのモル比が1/2以上、炭素等と5i02の混合物の
場合には、C/ S i O2のモル比が3.5以上と
するのが好ましく、こうすることによって、炉頂からの
SiOとしてのSiロスを15%以下まで低減すること
かできる。なお、炭素又は炭素と5iC1炭素とSiO
2の混合物に利用される炭材、5i02等がともに高純
度に精製されている場合には、一般に粉末となっている
が、砂糖、フェノール樹脂、澱粉等を結合剤として粒状
化したものを利用するのが好ましく、このようにすると
、十分に炉の通気性が確保できる。炉頂から炭素等とS
iCの混合物あるいは炭素等とSiO2の混合物を装入
する場合には、炉内の熱量(ガスの顕熱)の有効利用が
図れ、かつ、アーク火点て必要となる反応熱が減少する
ため、火点の昇温が容易となり操業が非常に容易となる
。
[発明の効果]
以上の通り、本発明では火点域のSi0分圧が大幅に高
められ、Si生成反応が促進されるようになり、Si生
成反応の効率が高められる。また、従って、本発明によ
れば高純度Stが大量にかつ廉価に製造することが可能
とされる。
められ、Si生成反応が促進されるようになり、Si生
成反応の効率が高められる。また、従って、本発明によ
れば高純度Stが大量にかつ廉価に製造することが可能
とされる。
第1図は本発明の実施に好適な横型電極式アーク炉を示
す縦断面図である。 1・・・アーク炉、 2.3・・・電極、4・・
・アーク火点、 6・・・シャフト部、71fi
・・・高周波話導加熱コイル。
す縦断面図である。 1・・・アーク炉、 2.3・・・電極、4・・
・アーク火点、 6・・・シャフト部、71fi
・・・高周波話導加熱コイル。
Claims (2)
- (1)SiO_2又はSiOの吹込用ノズルを有するア
ーク炉の上側にシャフト部が設けられ、このシャフト部
には加熱装置が付設されている装置を用い、該アーク炉
内にこのシャフト部から炭素系原料を供給すると共に、
SiO_2又はSiOを前記ノズルから供給して金属珪
素を製造する方法において、 該シャフト部の下部に、その上方部位よりも温度の低い
ゾーンを形成し、アーク炉からシャフト部内に流入する
SiOガスの一部を該低温ゾーンにて凝縮させると共に
、 この凝縮したSiOを含む原料を火点域に落下させるこ
とを特徴とする金属珪素の製造方法。 - (2)前記炭素系原料は、炭素及び/又は炭素含有物質
、或いは、これらのうちの少なくとも一方と炭化珪素及
び/又は珪石との混合物である特許請求の範囲第1項に
記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15614987A JPS63319206A (ja) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | 金属珪素の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15614987A JPS63319206A (ja) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | 金属珪素の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63319206A true JPS63319206A (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=15621409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15614987A Pending JPS63319206A (ja) | 1987-06-23 | 1987-06-23 | 金属珪素の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63319206A (ja) |
-
1987
- 1987-06-23 JP JP15614987A patent/JPS63319206A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1107940A (en) | Process for the preparation of silicon or ferrosilicon | |
AU2007339733B2 (en) | Carbothermic processes | |
US4680096A (en) | Plasma smelting process for silicon | |
JPH0531488B2 (ja) | ||
JP2784595B2 (ja) | ケイ素製錬法及びケイ素製錬炉 | |
US4865643A (en) | Smelting process for making elemental silicon and alloys thereof, and apparatus therefor | |
JPS61275124A (ja) | 金属珪素の製造方法ならびにその装置 | |
US3661561A (en) | Method of making aluminum-silicon alloys | |
US3723608A (en) | Production of phosphorus | |
JPH0411485B2 (ja) | ||
JPS63319206A (ja) | 金属珪素の製造方法 | |
JPS58224132A (ja) | 熔鉱炉法によるアルミニウム製錬法 | |
JPS63147813A (ja) | 金属珪素の製造方法 | |
SE421065B (sv) | Forfarande for framstellning av kisel eller ferrokisel | |
US5104096A (en) | Smelting apparatus for making elemental silicon and alloys thereof | |
US4997474A (en) | Silicon smelting process | |
JPS63129009A (ja) | 金属珪素の製造方法 | |
JP2621443B2 (ja) | 金属珪素の製造方法 | |
AU616181B2 (en) | A method and apparatus for continuously producing liquid silicon from carbon and silica | |
JPS6037053B2 (ja) | 炭化ケイ素の製造法 | |
JPS63129010A (ja) | 金属珪素の製造方法 | |
JPS63170208A (ja) | 金属珪素の製造装置 | |
US4944771A (en) | Method for methane production | |
KR960003800B1 (ko) | 고순도 금속 규소의 제조방법 | |
JPS6024048B2 (ja) | 主としてβ型結晶よりなる炭化珪素の製造装置ならびに製造方法 |