JPS6331913B2 - - Google Patents
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- JPS6331913B2 JPS6331913B2 JP10801085A JP10801085A JPS6331913B2 JP S6331913 B2 JPS6331913 B2 JP S6331913B2 JP 10801085 A JP10801085 A JP 10801085A JP 10801085 A JP10801085 A JP 10801085A JP S6331913 B2 JPS6331913 B2 JP S6331913B2
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- heated
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- Expired
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- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は加熱装置の被加熱物の載置台に係わ
る。
る。
誘導加熱或いは誘電加熱による調理器に於て
は、加熱された鍋或いは被加熱調理物からの熱に
よつ鍋の載置台が高温に加熱される。例えば、第
1図に示すように、誘導加熱調理器においては、
耐熱ガラス板より成る鍋載置台1下に高周波誘導
加熱コイル2が配置される。そしてこの鍋載置台
1上に載せられた磁性鍋3に渦電流を発生させて
これを加熱し、鍋3内に収容された被調理物4を
加熱調理するようになされているが、この場合、
鍋3よりの熱によつて、鍋載置台1が、加熱され
る。ところが、この鍋載置台1は、之が高温にな
つても赤熱されることがないので、例えば調理後
においてこの鍋載置台1が高温に熱せられている
ことに気付かず、誤つて手を触れ火傷を負うこと
が屡々ある。
は、加熱された鍋或いは被加熱調理物からの熱に
よつ鍋の載置台が高温に加熱される。例えば、第
1図に示すように、誘導加熱調理器においては、
耐熱ガラス板より成る鍋載置台1下に高周波誘導
加熱コイル2が配置される。そしてこの鍋載置台
1上に載せられた磁性鍋3に渦電流を発生させて
これを加熱し、鍋3内に収容された被調理物4を
加熱調理するようになされているが、この場合、
鍋3よりの熱によつて、鍋載置台1が、加熱され
る。ところが、この鍋載置台1は、之が高温にな
つても赤熱されることがないので、例えば調理後
においてこの鍋載置台1が高温に熱せられている
ことに気付かず、誤つて手を触れ火傷を負うこと
が屡々ある。
したがつて、このような調理器において、その
鍋の載置台に感温材料を塗布し置き、之が熱せら
れたとき、特に火傷を負うような危険温度の70℃
程度で赤色又は之に近い温色を呈するようになせ
ば、視覚的に熱さを感じ、之に誤つて手を触れる
ような事故は回避できる。
鍋の載置台に感温材料を塗布し置き、之が熱せら
れたとき、特に火傷を負うような危険温度の70℃
程度で赤色又は之に近い温色を呈するようになせ
ば、視覚的に熱さを感じ、之に誤つて手を触れる
ような事故は回避できる。
本発明者等は、諸種の実験考察を重ねた結果、
上述した70℃程度の危険温度で赤色若しくは之に
近い色に変化し、且つ無害な感温材料を見出すに
至つた。
上述した70℃程度の危険温度で赤色若しくは之に
近い色に変化し、且つ無害な感温材料を見出すに
至つた。
この感温材料は、酸化ビスマスに硝酸を作用さ
せて得たビスマス化合物溶液に沃化カリウムを混
合して成る。この感温材料は、之を必要に応じて
例えば空気中で放置して乾燥することによつて粉
状の感温材料となし得る。
せて得たビスマス化合物溶液に沃化カリウムを混
合して成る。この感温材料は、之を必要に応じて
例えば空気中で放置して乾燥することによつて粉
状の感温材料となし得る。
この感温材料は、乾燥前においては、液状状態
で、その全量を100g(グラム)とするとき、酸
化ビスマスと硝酸の混合液によるビスマス化合物
溶液を23〜63g、沃化カリウムを10〜47gの各範
囲内で混合して得ることが望ましい。この混合液
において、上記ビスマス化合物溶液の混合量が余
り少量であると、常温に於ける色が薄く、昇温時
の色との変化が視覚的に顕著でなくなり、又多く
なり過ぎると反応が生じにくいので、上述したよ
うに全量を100gとするとき23〜63gに選ばれる
ことが望ましく、又、沃化カリウムの混合量は、
之が余り少量であると、赤色への反応が遅くな
り、多くなりすぎると塗料自体が常温で橙色にな
つて同様に昇温時との色の変化が小となるがため
に上述したように全量を100gとするとき10〜47
gに選ぶことが望ましい。
で、その全量を100g(グラム)とするとき、酸
化ビスマスと硝酸の混合液によるビスマス化合物
溶液を23〜63g、沃化カリウムを10〜47gの各範
囲内で混合して得ることが望ましい。この混合液
において、上記ビスマス化合物溶液の混合量が余
り少量であると、常温に於ける色が薄く、昇温時
の色との変化が視覚的に顕著でなくなり、又多く
なり過ぎると反応が生じにくいので、上述したよ
うに全量を100gとするとき23〜63gに選ばれる
ことが望ましく、又、沃化カリウムの混合量は、
之が余り少量であると、赤色への反応が遅くな
り、多くなりすぎると塗料自体が常温で橙色にな
つて同様に昇温時との色の変化が小となるがため
に上述したように全量を100gとするとき10〜47
gに選ぶことが望ましい。
次に本発明による上述した感温材料を用いた調
理器の鍋載置台の一例を説明する。
理器の鍋載置台の一例を説明する。
この場合、酸化ビスマスBi2O3100gに対し99.8
%硝酸を500c.c.の割合で混合したビスマス化合物
溶液の43gと、沃化カリウム27gとを混合し乾燥
させた本発明による粉末感温材料を用い、之に例
えばエポキシ樹脂のような接着剤を混合し、之を
例えば第2図に示す如く、650℃で焼成処理した
耐熱ガラス基板より成る鍋載置台3の裏面に所要
のパターンを以つて塗布し、この塗布部5を上記
接着剤としてのエポキシ樹脂を硬化して接着す
る。この硬化は40℃〜80℃の加熱によつて行うこ
とができる。又、接着剤としては水ガラスを用い
ることもできる。又、この塗布部5を有する載置
台3の裏面に、この塗布部5を覆つて白色不透明
のセラミツク材層を塗布し、150〜400℃の熱処理
を行う。
%硝酸を500c.c.の割合で混合したビスマス化合物
溶液の43gと、沃化カリウム27gとを混合し乾燥
させた本発明による粉末感温材料を用い、之に例
えばエポキシ樹脂のような接着剤を混合し、之を
例えば第2図に示す如く、650℃で焼成処理した
耐熱ガラス基板より成る鍋載置台3の裏面に所要
のパターンを以つて塗布し、この塗布部5を上記
接着剤としてのエポキシ樹脂を硬化して接着す
る。この硬化は40℃〜80℃の加熱によつて行うこ
とができる。又、接着剤としては水ガラスを用い
ることもできる。又、この塗布部5を有する載置
台3の裏面に、この塗布部5を覆つて白色不透明
のセラミツク材層を塗布し、150〜400℃の熱処理
を行う。
又、本発明の鍋載置台の他の例について説明す
る。この場合、酸化ビスマスBi2O3100gに対し、
99.8%硝酸50c.c.の割合で混合したビスマス化合物
溶液を43gと、沃化カリウム27gと、ガラス基体
に対する結着剤としての酸化シリコンSiO25g
と、塗料の弾力性を調整するバインダとしてのシ
リコン樹脂3.5gと、粘着性を調整する同様にバ
インダとしてのグリセリン3.5gと、溶剤となり
且つ沸点調整のメタノール10gと、同様の溶剤と
してのイソプロピルアルコール8gとを混合して
塗料を得る。この塗料を前述したと同様に650℃
で焼結した耐熱ガラス基板より成る鍋載置台3の
裏面に所要のパターンを以つて例えばスクリーン
印刷法によつて印刷し、この塗布部5を乾燥す
る。そして、この塗布部5を覆つて台3の裏面に
白色不透明のセラミツク材層を塗着し、150〜400
℃の熱処理を行い、塗布部5とセラミツク材層と
を焼成する。
る。この場合、酸化ビスマスBi2O3100gに対し、
99.8%硝酸50c.c.の割合で混合したビスマス化合物
溶液を43gと、沃化カリウム27gと、ガラス基体
に対する結着剤としての酸化シリコンSiO25g
と、塗料の弾力性を調整するバインダとしてのシ
リコン樹脂3.5gと、粘着性を調整する同様にバ
インダとしてのグリセリン3.5gと、溶剤となり
且つ沸点調整のメタノール10gと、同様の溶剤と
してのイソプロピルアルコール8gとを混合して
塗料を得る。この塗料を前述したと同様に650℃
で焼結した耐熱ガラス基板より成る鍋載置台3の
裏面に所要のパターンを以つて例えばスクリーン
印刷法によつて印刷し、この塗布部5を乾燥す
る。そして、この塗布部5を覆つて台3の裏面に
白色不透明のセラミツク材層を塗着し、150〜400
℃の熱処理を行い、塗布部5とセラミツク材層と
を焼成する。
尚、上述したように、ガラス基板より成る鍋載
置台3の裏面にセラミツク層を例えば全面的に被
着するときは、このガラス基板より成る鍋載置台
3下を上方より観察できないようにして美観を呈
せしめると共に、感温材料の色を引立てる効果を
得ることができる。
置台3の裏面にセラミツク層を例えば全面的に被
着するときは、このガラス基板より成る鍋載置台
3下を上方より観察できないようにして美観を呈
せしめると共に、感温材料の色を引立てる効果を
得ることができる。
又、上述したように感温材料の塗布部5と、セ
ラミツク材との焼結を同一の熱処理工程で行つた
場合であるが、夫々別の工程で行うこともでき
る。
ラミツク材との焼結を同一の熱処理工程で行つた
場合であるが、夫々別の工程で行うこともでき
る。
上述の感温材料、例えば上述した鍋載置台3の
塗布部5は、常温では薄い黄色を呈していて、70
℃程度以上に加熱されると赤色又は赤橙色の温色
に変化する。又、この材料は、−30℃〜400℃の昇
温・降温のヒートサイクルを20万回行つても70℃
程度未満では黄色を呈し、70℃程度以上で赤色な
いしは赤橙色を呈する鋭敏な感温性を示し、この
特性が害われることが認められなかつた。
塗布部5は、常温では薄い黄色を呈していて、70
℃程度以上に加熱されると赤色又は赤橙色の温色
に変化する。又、この材料は、−30℃〜400℃の昇
温・降温のヒートサイクルを20万回行つても70℃
程度未満では黄色を呈し、70℃程度以上で赤色な
いしは赤橙色を呈する鋭敏な感温性を示し、この
特性が害われることが認められなかつた。
第1図は本発明を適用した誘導加熱調理器の略
線的断面図、第2図は本発明による感温材料が塗
布された鍋載置台の平面図である。 1は鍋載置台、2は誘導コイル、3は鍋、4は
被調理物、5は感温材料の塗布部である。
線的断面図、第2図は本発明による感温材料が塗
布された鍋載置台の平面図である。 1は鍋載置台、2は誘導コイル、3は鍋、4は
被調理物、5は感温材料の塗布部である。
Claims (1)
- 1 酸化ビスマス硝酸を作用させて得たビスマス
化合物溶液に沃化カリウムを混合して成る感温材
料を耐熱ガラス基板上に塗布したことを特徴とす
る加熱装置の被加熱物の載置台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10801085A JPS6122818A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 加熱装置の被加熱物の載置台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10801085A JPS6122818A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 加熱装置の被加熱物の載置台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6122818A JPS6122818A (ja) | 1986-01-31 |
JPS6331913B2 true JPS6331913B2 (ja) | 1988-06-27 |
Family
ID=14473697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10801085A Granted JPS6122818A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 加熱装置の被加熱物の載置台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6122818A (ja) |
-
1985
- 1985-05-20 JP JP10801085A patent/JPS6122818A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6122818A (ja) | 1986-01-31 |
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