JPS63317762A - 分析成分の分取装置 - Google Patents

分析成分の分取装置

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JPS63317762A
JPS63317762A JP15351587A JP15351587A JPS63317762A JP S63317762 A JPS63317762 A JP S63317762A JP 15351587 A JP15351587 A JP 15351587A JP 15351587 A JP15351587 A JP 15351587A JP S63317762 A JPS63317762 A JP S63317762A
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JP
Japan
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tube
preparative
pipe
injection
socket
Prior art date
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Pending
Application number
JP15351587A
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English (en)
Inventor
Ayaji Nagashino
長篠 綾二
Choichi Kashiwagi
柏木 長一
Noriaki Kuno
久野 範明
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の技術分野」 この発明は、試料を分析し、ガス状の分析成分を吐出す
る分析装置と組合わされ、この分析装置からの分析成分
を各分取管内に採取するための分析成分の分取装置に関
する。
「発明の技術的背景とその問題点」 試料を分析し、ガス状の分析成分を吐出する分折装置と
しては、いわゆるガスクロマトグラフが知られている。
このガスクロマドログラフは、試Hの各成分を例えばガ
ス状にして、且つ、時系列的に分離して吐出する機能を
有しており、これにより、所定の分析成分を高純度でも
って採取することができる。
ところで、上述したように、ガスクロマトグラフによる
試料の分析では、試料の各成分が時系列的に分離して吐
出されることから、これら各成分のうち、特定の有効分
析成分のみを分取管内に採取する際には、その有効分析
成分の分析開始時間及び分析終了時間を考慮しなければ
ならないし、しかも、各分析成分の吐出間隔は、非常に
短い。
このため、従来、クロマトグラフから吐出された有効分
析成分を各分取管に採取する、いわゆる分取作業は、人
手に頼っており、有効成分の分取作業を能率よく行なう
ことができない。
また、ガスクロマトグラフに投入できる試料の量には、
限度があることから、有効分析成分を所要の責まで採取
するには、−々手作業で分取作業を繰返して行なわなけ
ればならず、このことからも、各分取管へのを効分析成
分の分取作業は、能率の悪いものとなる。
「発明の目的」 この発明は、上述した事情に基づきなされたもので、そ
の目的とするところは、分析装置から吐出されたガス状
の有効分析成分を各分取管内に能率的にして、且つ、有
効分析成分の純度を損うことなく分取することのできる
分析成分の分取装置を提供することにある。
「発明の構成」 この発明の分取装置は、ハウジング内に水平方向に配置
された注入管を備えている。この注入管は、軸方向に往
復動可能となっており、注入管の一端は、分析装置の分
析成分吐出部に接続されている。また、注入管の他端は
、ハウジングの外部に露出して開口されている。一方、
注入管の他端開口側におけるハウジングの近傍には、分
取管ホルダが配置されている。この分取管ホルダには、
液化状態で分析成分を収容可能な複数の分取管本体が保
持されている。各分取管本体には、分取管ホルダからハ
ウジングに向かい突出して開口する接続管部が接続され
ている。これら接続管部の突出端は、注入管の他端開口
と同一の水平面に位置し、且つ、所定の間隔を存して配
置されている。
また、注入管の開口した他端には、各接続管部の突出端
を受入れて、これら接続管部と注入管との接続を可能と
するソケット部が取付けられている。
更に、分取管ホルダは、各接続管部の突出端が注入管の
ソケット部と順次対向するように、移動機(14により
間欠的に移動されるようになっている。
そして、注入管のソケット部の近傍には、空気ノズルが
近接して配置されている。二の空気ノズルは、注入管の
ソケット部の直前を横切るようにして空気流を噴出可能
となっており、この噴出空気流により、注入管のソケッ
トから吐出されて、分取管の接続管部に向かうガス状の
分析成分の流れが阻止されるようになっている。
「発明の作用」 上述したこの発明の分取装置によれば、先ず、分取管ホ
ルダにおける所定の分取管本体は、その接続管部の突出
端が注入管のソケットと離間対向して位置付けられてい
る。このような状態でも、分析装置から吐出されるガス
状の各種分析成分は、注入管を通じて、ソケット部から
外部に排出されることになるが、この場合、ソケット部
から分取管本体の接続管部に向かう分析成分の流れは、
上記空気、ノズルからの噴出空気流により、遮断される
ことになる。従って、注入管のソケット部から採取しよ
うとする特定の有効分析成分が排出されたときに始めて
、注入管を分取管ホルダ側に向かって軸方向に前進させ
れば、注入管のソケット部内に、分取管本体における接
続管部の突出端が受入れられ、これら注入管と接続管部
、即ち、分取管本体との間の接続をなすことができる。
この結果、注入管のソケット部から排出される有効分析
成分は、接続管部を通じて、分取管本体内に採取され、
そして、この採取されたガス状の有効分析成分は、冷却
されることにより、液化して保持される。このようにし
て、注入管のソケット部から排出される有効分析成分を
接続管部を介して分取管本体内に採取する際、接続管部
の突出端は、注入管のソケット部内に受は入れられてい
ることから、上記空気ノズルからの噴出空気流が有効分
析成分の採取に妨げとなることはない。
分取管本体内に所望の量の有効分析成分が採取されるか
、又は、注入管のソケット部から所望の有効分析成分が
得られなくなったとき、注入管を軸方向に後退させれば
、これら注入管のソケット部と分取管本体における接続
間部の突出端との接続を解消でき、この接続の解消と同
時に、これら注入管のソケット部と接続管部との間に、
空気ノズルから噴出された空気流を再び介在させること
ができる。従って、上述した接続の解消と噴出空気流の
介在により、分取管本体内へのこれ以上の分析成分の採
取を中止でき、また、分取管本体内への不所望な分析成
分の混入をも防止できる。
この後、分取管本体内に所望量の有効分析成分が採取さ
れた場合には、移動機構によって、分取管ホルダが間欠
的に移動されることにより、新たな分取管本体における
接続管部の突出端を注入管のソケット部に対向させて位
置付けることができ、そして、上述の作動を繰返すこと
により、新たな分取管本体内にも有効分析成分を採取す
ることができる。
一方、上述したように分取管本体内に所望量の有効分析
成分が採取されていない場合には、分取管ホルダを移動
させることなく、上述の作動を繰返すことによって、分
取管本体内に所望量の有効分析成分を採取することがで
きる。
「発明の効果」 」一連したように、この発明の分取装置によれば、分取
管ホルダに予めL48備した反数の分取管本体を保持し
ておき、分取管ホルダの移動及び注入管の進退を機械的
に行ない、各分取管本体の接続管部と注入管のソケット
部とを順次接続して、各分取管本体内に有効分析成分を
採取する構造であるから、人手に頼ることなく、各分取
管本体内への有効分析成分の採取作業を自動化でき、有
効分析成分の分取作業を能率よく行なうことができる。
また、各分取管本体における接続管部の突出端と注入管
のソケット部とが互いに離間対向している状態では、こ
れら突出端とソケット部との管に、空気ノズルからの噴
出空気流が介在されていることから、この噴出空気流に
より、分取管本体内に不所望な分析成分が混入すること
もなく、従って、各分取管本体内に、純度の高い有効分
析成分を採取することができる。
「発明の実施例」 以下、図面を参照して、この発明の一実施例を説明する
第1図には、分析装置と組合わされてなる分析成分の分
取装置が概略的に示されている。この実施例において、
分析装置として、ガスクロマトグラフ1が使用されてい
る。このガスクロマトグラフ1は、公知であるので、こ
こでは簡単に説明する。ガスクロマトグラフ1の上部に
は、例えば、試料の注入口2が設けられているとととも
に、ガスクロマトグラフ1の側面3には、吐出口4が設
けられている。即ち、ガスクロマトグラフ1においては
、注入口2から注入された試料をその内部で分析し、そ
して、そのガス状の分析成分を吐出口4から吐出できる
ようになっている。また、ガロ スクホマトグラフ1の上部には、吐出口4と接続された
排出口5が設けられており、従って、排出口5からもガ
ス状の分析成分を排出できるようになっている。
ガスクロマトグラフ1の側面3と反対側の側面には、計
al11制御部6が配置されており、この計測制御部6
は、吐出口4から吐出される分析成分の種類を検出し、
その結果を記録計7に出力することができる。
ガスクロマトグラフ1の側面3の近傍には、この発明に
係わる分析成分の分取装置8が配置されている。この分
取装置8は、基台9を備えており、この基台9上には、
ハウジング10が配置されている。このハウジング10
の上部は、第2図に1折面にて詳図されている。ハウジ
ング10の上部は、中空のブロック11からなり、この
ブロック11は、底阪12、天板13並びに第2図でみ
て手前側及び向こう側の側板14(第2図では、一方の
み図示)からなっている。従って、ブロック11は、ガ
スクロマトグラフ1の側面3側及び反対側が夫々開口し
た中空の角筒形状をなしている。
更に、ブロワ、り11の両方の開口端は、端板L5.1
6によって閉塞されているとともに、ブロック11内は
、中間板17によって仕切られている。第2図中、18
は、端板15.中間板17を底板12及び天板13の双
方に連結するための連結ねじを示している。
ガスクロマトグラフ1の側面3に近接して位置する端板
15には、この側面3の吐出口4と同軸にして貫通孔が
形成されており、この貫通孔には、筒形状をなしたコネ
クタ19が取付けられている。
このコネクタ19は、一端がハウジング10、つまり、
ブロック11から突出されており、このコネクタ19の
一端は、ガスクロマトグラフ1の吐出口4に接続されて
いる。ここで、コネクタ19と吐出口4との接続につい
て更に詳述すれば、コネクタ19内には、接続孔20が
貫通して形成されており、この接続孔20内に、吐出口
4の接続管4aが挿通されている。更に、第2図に示さ
れるように、コネクタ1つの他端は、ブロック11内に
突出されている。
ブロック11内において、端板16と中間板17の双方
には、端板15の上記貫通孔、つまり、コネクタ19と
同軸上に貫通孔が夫々形成されており、これら貫通孔に
は、摺動軸受21を介して注入管22の両端部が摺動自
在に挿通されている。
この注入管22の一端は、端板16から外側に突出して
、ハウジング10、つまり、ブロック11の外側に露出
しており、また、注入管22の他端は、中間板17から
端板15に向かって突出されている。注入管22内には
、第2図に示されるように、軸方向に貫通する注入通路
23が形成されており、この注入通路23は、前述した
コネクタ1つの他端に接続されている。即ち、注入管2
2の他端は、細径管部22aに形成されており、この細
径管22aは、コネクタ19の接続孔20内に摺動自在
に挿通されている。ここで、細径管22aは、注入管2
2が後述するように軸方向に所定の範囲で往復動されて
も、コネクタ19の接続孔20から外れない程度の深さ
まで、この接続孔20内に挿通されている。また、コネ
クタ19の一端部内には、このコネクタ19と細径管2
2aとの間の気密を保持するOリング24が配置されて
いるとともに、このOリング24は、押えリング25に
よって保持されている。
注入管22の一端部も霞た、その他端部と同様に細径管
22bとして形成されており、この細径管22bの開口
端には、ソケット部26が取付けられている。このソケ
ット部26は、この実施例の場合、ゴムなどの弾性材料
からなる管形状をなし、細径管22bの外周面に外側か
ら嵌合されている。また、ソケット部26における先端
部は、第2図から明らかなように、その内径が外側に向
かって拡径した円錐形状をなしている。注入管22の一
端部とソケット部26との接続部は、キャップ39によ
って覆われている。
注入管22は、往復動機構27によって軸方向に往復動
可能となっており、ここで、この往復動機構27につい
て説明する。先ず、注入管22の外周面において、端板
16と中間板17との間に位置する部位には、送りねじ
部28が軸方向所定の長さに亙って形成されている。こ
の送りねじ部28には、ナツト部材29が螺合されてい
る。このナツト部材29の外周面には、中間板17側に
位置して周溝30が形成されている。一方、ナツト部材
29の下方には、ストッパプレート31が配置されてい
る。このストッパプレート31は、ブロック11の底板
12」二に、ねじ32を介し固定して立設されている。
ストッパプレート31の」二端は、ナツト部材29に向
かって延び、このナツト部材29の周溝30#が嵌合さ
れている。ここで、ナツト部材29の周溝30に対する
ストッパプレート31の上端の嵌合は、ナツト部材29
0回転に妨げとなるものではなく、ナツト部材29の軸
方向の移動のみを阻している。
一方、注入管22の他端外周面には、第2図中に概略的
に示されているように、ビン33が突設されており、こ
のピン33は、中間板17における摺動軸受21の内周
面に軸方向に形成された平行溝(図示しない)に摺動自
在に嵌め合されている。従って、前述したように、注入
管22は、軸方向に移動自在であるが、この注入管22
の周方向の回転は、上記ピン33によって阻止されてい
る。
ナツト部材29の外周面には、更に、ギア部34が一体
に形成されている。そして、ナツト部月29の上方には
、駆動ギア35が配置されている。この駆動ギア35に
おける外周縁の一部は、ブロック11の天板13に形成
した開口を通じて、ブロック11内に延び、そして、ナ
ツト部材29のギア部34に噛み合されている。
駆動ギア35は、サーボモータ36の出力軸に取付けら
れている。このサーボモータ36は、ブロック11の天
板13に一体に形成された立設プレート部37に複数の
連結ボルト38を介して取付けられている。更に、ブロ
ック11の天板13には、駆動ギア35を覆うように、
カバー39がねじを介して取付けられている。
更に、ブロック11の内外には、注入管22及びコネク
タ19を囲む複数の加熱筒40が注入管22の軸方向に
間隔を存して配置されており、これら加熱筒40には、
ヒータコイル41が夫々巻回されている。これらヒータ
コイル41は、図示しない給電源に夫々接続されている
。また、ブロック11内には、注入管22の一端部側に
位置し、この注入管22と平行にしてサーミスタ42が
配置されている。具体的には、このサーミスタ42は、
端板16を貫通し、この端板16の内面に取付けられた
加熱筒40内に延びている。サーミスタ42は、ヒータ
コイル41への通電を制御する制御回路(図示しない)
に接続されている。
ブロック11の近傍、即ち、注入管22のソケット部2
6の近傍には、後述する分取管ホルダ43が配置されて
おり、この分取管ホルダ43は、移動機構により、注入
管22の軸方向と直交する方向に移動可能となっている
。即ち、この実施例での移動機構について説明すれば、
分取管ホルダ43の下方には、第2図に概略的に示され
るように、リニアパルスモータ44が配置されており、
このリニアパルスモータ44の軌道44a (第3図参
照)は、注入管22の軸方向と直交する方向に延びてい
る。リニアパルスモータ44の走行キャリッジには、上
記軌道44 aに沿って延びる長尺な冷却ボックス45
が固定して配置されており、この冷却ボックス45は、
リニアパルスモータ44の駆動により、所定のピッチ毎
に間欠移動可能となっている。
冷却ボックス45の側壁には、上下に位置して、冷却液
の排出接続口46及′び導入接続口47が設けられてお
り、これら排出接続口46及び導入接続口47は、第1
図に示されるように、冷却液源48に接続されている。
従って、冷却液源48から冷却ボックス45内は冷却液
を導いて、この冷却ボックス45内に冷却液を蓄えるこ
とができ、また、この冷却ボックス45から冷却液源4
8に冷却液が戻されるこ左で、冷却液源48と冷却ボッ
クス45との間に冷却液の循環経路が構成され、これに
より、冷却ボックス45内の温度を所定の冷却温度に保
持することができる。尚、冷却ボックス45の導入接続
口47及び排出接続口46と冷却液源48との接続には
、フレキシブルなホース(図示しな)が使用されており
、これにより、冷却ボックス45がリニアパルスモータ
44によって移動された場合でも、冷却ボックス45と
冷却液源48との間の相対的な変位を上記ホースによっ
て吸収することができる。
前述した分取管ホルダ43は、冷却ボックス44と同様
に、上記軌道に沿って延びる長尺な箱体49を備えてお
り、この箱体49の下端部は、第2図に示されるように
、冷却ボックス45内の冷却液中に浸漬されている。ま
た、箱体49の上端部は、冷却ボックス45から液密を
保持して上方に突出されており、更に、箱体49の上端
には、注入管22に向かって突出する突出台部50が形
成されている。
箱体49内には、多数の、例えば、20本の分取管51
が収容されている。これら分取管51は、箱体49の長
手方向、即ち、注入管22の軸方向と直交する方向に所
定の間隔を(r して配置されている。更に詳述すれば
、第2図に示されるように、箱体49における突出台部
50の上面に連なる内面には、箱体49の長手方向に所
定の間隔を存して、20本の保持溝52が形成されてお
り、各保持溝52には、分取管51の分取管本体51a
が嵌め合されている。ここで、この実施例の場合、分取
管本体51aは、第2図に示されるように、U字形をな
しており、分取管本体51aの一方の直線部が保持溝5
2に嵌め合されている。更に、各分取管本体51aにお
ける上記一方の直線部の上端には、接続管部53が一体
に接続されている。
この接続管部53は、第2図に示されるように、箱本体
49の突出台部50の上面に沿うように屈曲され、そし
て、この突出台部50から注入管22側に向かって突出
されている。また、突出台部50の上面にもまた、箱体
49の長手方向に所定の間隔を存して、20個の保持溝
54が形成されており、これら保持溝54に各接続管部
53が嵌め合されている。
ここで、各分取管51における接続管部53の突出端の
間隔P(第3図参照)は、リニアパルスモータ44によ
って間欠移動される冷却ボックス45の移動ピッチと等
しく設定されており、また、各接続管部53の突出端は
、注入管22の軸線を含む水平面内に配置されている。
一方、各分取管本体51の他方の直線部の上端は、箱体
49の上面から所定の長さだけ上方に突出されており、
更に、箱体49の上面には、突出台部50に亙って、蓋
55が取付けねじ56によって取付けられている。従7
て、各分取管51においては、その接続管部53がM2
Sと箱体45の突出台部50との間で挟持され、また、
その分取管本体51aの一方の直線部もまた、箱体45
内の保持溝52によって保持されていることから、各分
取管51は、分取管ホルダ43内に確実に保持されてい
る。
上記蓋55には、箱体49内に連通し、この箱体49の
長手方向に沿って延びるスロット57が形成されており
、これにより、各分取管51において、その分取管本体
51aの他方の直線部の上端は、上記スロット57内に
侵入されている。また、蓋56の下面には、各分取管5
1における分取管本体51aの両回線部間に侵入し、こ
れら直線部の一方を対応する保持溝52に向けて押付け
59を利用して、分取管ホルダ43を分取管51ととも
に、持ち運ぶことかできる。更に、第3図には、冷却ボ
ックス45のための一対のに60をも示されている。
そして、第2図に示されるように、注入管22における
ソケット部26の近傍には、空気ノズル61が配置され
ている。この空気ノズル61は、管路62を介して、圧
縮空気源63に接続されており、また、管路62には、
開閉弁64が設けられている。従って、この開閉弁64
が開かれた状態にあると、空気ノズル61は、圧縮空気
源63からの圧縮空気の供給を受け、そして、注入管2
2におけるソケット部26の直前を横切るように圧縮空
気を噴出する。この実施例の場合、空気ノズル61から
の噴出空気流は、第4図に示されるように、注入管22
の軸方向と直交する垂直面内で、下方に向かって拡開し
、ソケット部26の開口と対応する分取管51の接続間
部53との間を十分に仕切るような扇形をなしている。
第1図には、操作盤65が示されており、この操作盤6
5は、前述したサーボモータ36及びリニアパルスモー
タ44に夫々電気的に接続されており、この操作盤65
からサーボモータ36及びリニアパルスモータ44の駆
動を制御可能となっている。
次に、上述した分取装置の作動を説明する。
先ず、分取装置は、第2図及び第3図に示されるように
、注入管22のソケット部26に対し、1本の分取管5
1の接続管部53を対向させ、また、空気ノズル61か
ら前述したように圧縮空気流を噴出させて、待機してい
る。このような状態において、第1図に示されているガ
スクロマトグラフ1の注入口2から試料を注入し、この
試料の分析を開始する。ガスクロマトグラフ1による分
析によって得られたガス状の分析成分は、このガスクロ
マトグラフ1の吐出口4から吐出されると同時に、排出
口5から排出される。この排出口5から排出された分析
成分は、芒火されて燃焼される。一方、試料の分析成分
は、検出器によって、その量及び種類が検出され、これ
らの結果は、記録計7に出力される。
ガスクロマトグラフ1の吐出口4から吐出された分析成
分は、コネクタ19を介して、注入管22内の注入通路
23に導入され、そして、注入管22のソケット部26
から排出される。ここで、注入管22のソケット部26
から排出されたガス状の分析成分は、空気ノズル61か
ら噴出された圧縮空気流によって、下方に吹き飛ばされ
、これにより、この時点では、注入管22のソケット部
26から排出された分析成分がこのソケット部26と対
向して位置付けられている分取管51の接続管部53内
に導かれることはない。
この後、ガスクロマトグラフ1の吐出口4から吐出され
ている分析成分が所望の有効分析成分に変わり、そして
、この有効分析成分の吐出が上記記録計7の出力結果か
ら確認されると、操作者は、操作盤65を操作してサー
ボモータ36を回転駆動させる。このサーボモータ36
の回転力は、駆動ギアヨ5を介して、ナツト部材2つに
伝達され、このナツト部材29を一方向に回転させる。
このようにしてナツト部材29が回転されると、注入管
22においては、その軸回りの回転がピン33によって
阻止されていることから、この注入管22は、そのソケ
ット部26内に対応する分取管51の接続管部53の突
出端が受入れられるように、分取管ホルダ43側に向か
って前進される。
そして、サーボモータ36の駆動は、注入管22におけ
るソケット部26の内周面に上記接続管部53の突出端
が当接され、これにより、これらソケット部26と接続
管部53との接続が確立された時点で停止される。
上述したようにして、ソケット部26と接続管部53と
が接続されると、ガスクロマトグラフ1から注入管22
内を通じ、ソケット部26から吐出されるガス状の有効
分析成分は、接続管部53を介して分取管51の分取管
本体51a内に導入される。ここで、ソケット部26と
接続管部53との接続点は、ソケット部26内に位置し
、つまり、このソケット部26によって覆われているこ
とから、ソケット部26から接続管部53への有効分析
成分の受渡しが空気ノズル61から噴射されている圧縮
空気流によって阻害されることはない。
分取管51の分取管本体51a内に導入されたガス状の
有効分析成分は、冷却ボックス45の冷却液中に分取管
ホルダ43の下端部が浸漬されていることから、効果的
に冷却されて液化する。そして、分取管本体51aは、
第2図に示されるようにU字形をなしていることから、
液化した有効分析成分は、分取管本体51a内に確実に
保持される。尚、ガスクロマトグラフ1の吐出口4から
分取管51の接続管部53までの分析成分の通路は、前
述したヒータコイル41によって所定の温度以上に加熱
されており、これにより、上記通路内において、ガス状
の分析成分が液化することはない。
上述したようにして、分取管51の分取管本体51a内
に所定量の液化した有効分析成分が蓄えられると、操作
者は、操作盤65の操作により、今度は、サーボモータ
36を逆方向に回転させ、注入管22を第2図に示され
ている初期位置まで後退させる。これにより、注入管2
2のソケット部26と上記分取管51の接続管部53と
の接続が解除されると同時に、これら接続間部53とソ
ケット部26との間には、再び、空気ノズル61から噴
射された圧縮空気流が介在されることになる。従って、
上記分取管51の分取管本体51a内に、有効分析成分
がこれ以上導入されることはない。
この後、操作者は、操作盤65の操作により、リニアパ
ルスモータ44を駆動して、冷却ボックス45とともに
、分取管ホルダ43を前述したピッチPだけ、注入管2
2の軸線と直交する方向に移動させる。これにより、注
入管22のソケット部26には、新たな分取管51の接
続管部53が対向して位置付られることになる。従って
、上述した作動を繰返すことにより、新たな分取管51
における分取管本体51a内にも所定量の液化した釘効
分析成分を採取、つまり、分取することができる。
ところで、ある分取管51における分取管本体51a内
に、有効分析成分を分取している際、ガスクロマトグラ
フ1からの分析成分が所望の有効分析成分ではなくなっ
た場合、注入管22は、前述したように初期位置に後退
され、注入管22のソケット部26と」二足分取管51
における接続管部51aとの間の接続が解消される。こ
れにより、分取管51の分取管本体51a内への不純物
の混入を避けることができる。
この後、ガスクロマトグラフ1の初期化を行ない、その
注入口2から新たな試料を注入して、上述のq効成分分
取作業を繰返すことができる。
このようにして、分取管ホルダ43の全ての分取管51
に有効分1斤成分を分取した時点で、分析装置における
1サイクルの分取作業が終了する。
この後、注入管22は、初期位置にi5j +;?tし
、また、分取管ホルダ43もまた冷却ボックス45とと
もに、第3図に示される初期位置に復帰される。全ての
作業の終了後、空気ノズル61と圧縮空気源63との間
の開閉弁64が閉じられて、空気ノズル61からの圧縮
空気の噴出は、停止される。
この発明は、上述した一実施例に制約されるものではな
い。例えば、注入管の進退機構、つまり、往復機構は、
送りねじ機構に限らず、エアシリンダなどのアクチュエ
ータを利用するようにしてもよいし、また、分取管ホル
ダもまた、多数の分取管を一直線上に配置して保持する
箱形のものに限らず、ターンテーブル形式のものであっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の一実施例を示し、第1図は、ガスク
ロマトグラフと組合した分取装置の概略図、第2図は、
分取装置の断面図、第3図は、分取管ホルダの平面図、
第4図は、注入管のソケット部に対する空気ノズルから
の圧縮空気の流れを示す図である。 10・・・ハウジング、11・・・ブロック、22・・
・注入管、26・・・ソケット部、27・・往復動機構
、28・・・送りねじ部、29・・・ナツト部材、34
・・・ギア部、35・・・駆動ギア、36・・・サーボ
モータ、43・・・分取管ホルダ、44・・・リニアパ
ルスモータ(移動機構)、45・・・冷却ボックス、5
1・・・分取管、51a・・・分取管本体、53・・・
接続管部、61・・・空気ノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 試料を分析し、ガス状の所定の分析成分を吐出する分析
    装置に接続され、この分析装置からの分析成分を分取管
    内に採取する分取装置において、ハウジングと、このハ
    ウジング内に水平方向に配置されるとともに、軸方向に
    移動自在に支持されてなり、一端が分析装置の分析成分
    吐出部に接続され、且つ、他端がハウジングの外部に露
    出して開口する注入管と、この注入管を軸方向に往復動
    させる往復動機構と、注入管の他端開口側におけるハウ
    ジングの近傍に配置された分取管ホルダと、この分取管
    ホルダに保持され、液化状態で分析成分を収容可能な複
    数の分取管本体と、各分取管本体に、一端が夫々接続さ
    れてなるとともに、分取管ホルダからハウジングに向か
    い突出して開口する突出端を有してなり、突出端が注入
    管の他端開口と同一の水平面に位置し、且つ、所定の間
    隔を存して配置されてなる複数の接続管部と、注入管の
    開口した他端に設けられ、接続管部の突出端を受入れて
    、これら接続管部と注入管との接続を可能とするソケッ
    ト部と、分取管ホルダにおける各接続管部の突出端が順
    次注入管のソケット部と対向するように、分取管ホルダ
    を間欠的に移動させる移動機構と、注入管のソケット部
    の近傍に配置され、ソケット部の直前を横切るような空
    気流を噴出し、この噴出空気流により、注入管のソケッ
    トから吐出されて分取管の接続管部に向かうガス状の分
    析成分の流れを阻止する空気ノズルとを具備したことを
    特徴とする分析成分の分取装置。
JP15351587A 1987-06-22 1987-06-22 分析成分の分取装置 Pending JPS63317762A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274552A (ja) * 2004-02-26 2005-10-06 Gl Sciences Inc 分取方法および分取装置並びに液化判定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005274552A (ja) * 2004-02-26 2005-10-06 Gl Sciences Inc 分取方法および分取装置並びに液化判定装置

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